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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

818反省する使い魔!:2010/08/03(火) 00:47:54 ID:cN2.i/sU
「お、おい、あいつだぜ」
「ば、馬鹿!目を合わせるな!ギーシュの二の舞になるぞ!!」
「なんであんな野蛮人を先生たちは放っとくのよ……」
「ちょ、ちょっと…声が大きいって!聞こえたら殺されるわよ!」
「平民のくせに…………」
「あんな強力な亜人を操れる奴が平民なわけないでしょうッ!?
きっとエルフが魔法を使って化けてるのよ!」
「なんであんなのがルイズの使い魔なんだよ…………」

そんな陰口が食堂に充満していく有様だが、
席に向かうルイズの後に音石が続いて歩くと
机と机の間に立っていたり、椅子に座っていたり
している生徒たちは音石が近づいてくると
立っている生徒は怯えながら机に張り付くように道を譲り
座っている生徒は椅子に身を伏せていた。
なかには震えている生徒までいる始末だ。
学院長室から部屋に向かう途中の事といい、
この食堂での今といい、どうやら音石は
かなり生徒たちから恐れられているらしい。

どうやら『レッド・ホット・チリ・ペッパー』だけでなく
ギーシュを半殺しにしたことがよほど効果的だったらしい、
しかし元よりそのつもりでギーシュを必要以上に痛めつけたのだ。
音石としてはどこか奇妙な達成感を感じていた。

対してルイズは自分の使い魔が噂されるほど
優れている事に胸を張ればいいのか、
まるで自分が音石に相応しくないような
物言いをしている生徒に怒ればいいのか
どこか複雑でどこか悲しい気分のまま席に座ったが、
ポンッと肩を叩かれ、振り返り見上げてみると
音石が自分の心情を察してくれたのか

「言いたい奴には言わせておきゃあいい…
まっ、気に入らねー奴がいたら教えな
変わりにブッ飛ばしてやっからよぉ〜〜…」

と悪ガキのように笑いながら言った。
そんな音石の笑顔を見ていると
ルイズも陰口でブツブツ言っているだけしかできないような
奴らにいちいち反応している自分が馬鹿らしく感じた。


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