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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

725おれは使い魔になるぞジョジョーッ!:2009/06/24(水) 08:32:29 ID:veVAcdUo
ディオはギーシュを甘くみていた。平民が近寄る事すらできないからこそメイジは特権を持ち続けていられるのだ。
だがガンダールヴというルーンはその理を覆し、運命の女神はディオに味方する…

ぼくは使い魔になるぞジョジョーッ! 第六話②

「よく来たな!逃げ出さなかったその度胸だけは誉めてやるぞ!」
ヴェストリ広場で決闘が行われるという噂は瞬く間に学院中に広まり、ディオが広場に来た頃には多くの野次馬が詰めかけていた。
ディオはその中を広場の中央まで歩いてゆくとギーシュと相対する。
早速薔薇の花に紛した杖を上げ、戦闘体制に入ろうとするギーシュだが、ディオはそれに待ったをかける。
「なんだ!まさか戦う前に命乞いじゃないだろうな!?」
「どうだ?ただ決闘するだけじゃ面白くない。ここは一つ賭けをしないか?」
「賭けだと!?」
ディオは頷くと宣言する。「ぼくが負けたら我が主人、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの
三月分の生活費を君に渡し、ぼくも君に土下座をして謝ろう。」

もちろんルイズは驚愕し、怒り出す。
「ちょ、ふ、ふざけないでよ!何勝手に決めてるのよ!」
「お待ちなさいな」
飛び出そうとするルイズの肩を押さえる浅黒い腕。
「面白そうじゃない。それにあのディオって使い魔、かなり自信があるみたいよ。」
「…勝つ気。」
「キュルケ!なんであんたがここにいるの!?」
「この騒ぎだもの、来ない方がおかしいですわ。ね、タバサ」
「…。」
いつの間にかキュルケとタバサがルイズの隣にいた。
「信じてあげなさいな、あなたの使い魔なんだから」
「う…。」
沈黙するルイズ。

ディオは続ける。
「だが!君が負けたらぼくにベッドと今月分の小遣い全てを渡し、八つ当たりでミス・シエスタに無礼を働いた事を詫びて貰おう!」
そして周りに聞こえないよう小声で続ける。
「もちろん受けてくれるよなあ、グラモンくん。もっとも君がぼくに負けるのが怖いというのなら話は別だけどな。」
ギーシュは最初は賭けなど受けない気でいたが、このディオの一言に乗せられる。
「よし、その賭けに乗った!このギーシュ・ド・グラモン、この勝負に負けたら確かにベッドと小遣いを提供し、
そのシエスタとかいうメイドに謝罪しよう!」
この言葉にわっと沸く野次馬達。自分達もと賭けを始めている生徒達もいる。

「それでは改めて始めよう!ああ、言い忘れるとろこだった。僕はメイジだ、魔法で戦う。よもや文句はあるまいね!?」
ギーシュが叫びながら杖を振ると、薔薇の花びらが一枚飛び、見る間に女戦士の形をした青銅のゴーレムになる。
「言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」
「さっきから言い忘れが激しいな!ボケ防止の薬でも飲んだらどうだい?」
「ほざけっ!」
女戦士の形をしたゴーレムがディオに向かって突進する。思わず目をつぶるルイズ。
そしてワルキューレの右の拳が、ディオの腹にめり込……まなかった。

ディオは不思議なポーズを取ると無駄のない動きで後ろに下がり、ワルキューレの拳をかわしたのだ。
「な…に?」
「ふん、なかなか素早いパンチだ。だが!ジョジョの拳に比べると止まって見えるぞッ!」
生徒たちから歓声が上がる。ルイズも呆気に取られて見ている。


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