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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

658ゼロのスネイク 改訂版:2008/11/05(水) 21:52:37 ID:F0IDHUXM
「しかし……まさかここまでタフだとはな……」

一方、全身に銃創を作りながらもなお立ち続けるホワイトスネイクに、ラングラーは思わずそう呟いていた。

「ひょっとして……アイツ自身がスタンド使いだ……なんてオチじゃあねーだろーな……。
 あんだけボロボロになって……それでスタンド本体が無事だとは考えられねーからな……」

ラングラーがそう思うのも無理はなかった。
もう残弾が少ないのだ。
そんなにキツい仕事になるなんて思ってなかったから、あまり鉄クズをもってこなかったのが災いした。
補給はさっきので終わってしまったので、今腕輪に入ってる分が無くなれば打ち止めだ。
だからさっさとヤツを始末して仕事を終えたいのだが……

「ん?」

そのとき、ラングラーの目に何かが映った。
ドア枠の右、2〜3メイルのところがじわりと黒ずみ始めたのだ。
黒ずみはどんどん大きくなり、やがてぶすぶすと煙を上げ始めた。

「コゲてる……のか? さっきの火のメイジのアマが何か考えてやがるってか……なら!」

そこにJJFの腕を向け、一発鉄クズを撃ち込む。
放たれた鉄クズはコゲた壁を簡単に貫いて、ビシッと音を立てた。
どうやら向こう側の壁に着弾したらしい。
人には当たらなかったようだ。

やがて壁はメラメラと炎をあげて燃えはじめ、それからしばらくして壁は崩れ落ちた。
それによって開いた穴は縦1メイル、幅1メイルほど。
崩れた壁の先にはやはり誰もおらず、向こう側の壁が見えるだけだ。


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