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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

646ゼロの兄貴:2008/09/28(日) 21:34:02 ID:WUmwiyoA
メーデーメーデー代理を願う、繰り返す、代理を願う。オーバー

「さて……と」
メイジをフーケに任せ、言いながらジジに近付き猿轡を外した。
後はこいつを連れ帰って任務完了といきたいのだが、どうもそうはいかないらしい。
「こ、来ないで……」
ジジが震えながらそう言ったが、その場に妙な沈黙が流れる。
特に気にしないでいたが、後ずさりしてつまづいたのかジジがしりもちをついた。

「おい、お前なんのマネだ」
上から見下ろすようにそう言ったがやはり脅えているかのように震えている。
「はい、そこの物騒なお兄さんこっち来なさい」
その様子を見て、見かねたフーケがプロシュートを呼び、どうしてこうなっているのかを説明する。
たぶんというか、こいつ絶対分かってないから。

「いいかい?あんた、さっきまで人質にとられてた娘に『死んでもいいだろ』とか言った挙句、メイジ相手に銃突きつけてたんだ」
「それがどうした」
ここまで言ってまだ気付かないか……。
悪い意味での天然というやつを見た気がする。
「……ほっんとこういう事は鈍いねー。逆に清々しいよ」
「手短に言え。ただでさえ負け犬ども相手にしてイラついてんだ」
「あー、じゃあハッキリ言うけど……間違いなくあんたも人攫いの類に見られてるね」
「……マジか?」
その問いに無言でフーケが頷く。
タバサを見るが、同じように一回縦に首を振られた。
恐らくここに居ないシルフィードでも、見ていれば同じ反応だろう。
「何も知らない村娘にはそりゃあショックが大きかったろうさ。
  助けが来たと思ったら実は別の人攫いだったなんて。ああ、もう鈍いを通り越して一種の犯罪だよこいつは」
オーバーリアクションを取りながらフーケがそう言ったが、プロシュートはいきなりキレた。
「うるせぇぇぇぇぇ!弁護士を呼べぇぇぇぇぇぇ!!」
あの連中からして、人質を殺してメイジ二人と戦り合うようなやつらではないと踏んだまでで、これでも最大限に気を使った結果だ。
犯罪者には違いないが、あの程度で人攫いと同じにされては笑い話にもならない。
老化に巻き込んでないだけ感謝しろと言いたいぐらいだ。

――誰が人攫いだS.H.I.Tッ!

心の中で思いっきりそう毒付く。
そこで震えてるのが人攫いも狙うような可愛気のある少女だからまだそれだけで済んでいるが
これが男だったら問答無用で殴り飛ばした挙句、蹴りを入れながらの説教コースである。
もちろん老若男女一切合財区別する気なぞ無いのだが、その意味ではジジは運が良かった方だろう。


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