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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板
60
:
奇妙なルイズ
:2007/06/19(火) 23:33:24 ID:???
窓から別荘の廊下を見たタバサは、風を使うメイジとルイズが戦ったのではないかと分析した。
キュルケは、ルイズは前兆のない『爆発』を起こせると知っているので、タバサの考えに異論を挟まなかった。
ほかの生徒たちはルイズが何をしたのかまでは知らされていないが、おそらくルイズがほかのメイジと戦えば惨敗すると思ってい
るだろう。
何よりも驚いたのは、オークに立ち向かうルイズの話だ。
杖のないメイジがオークに立ち向かうのは自殺行為と言える、しかし、シエスタを守ろうと自ら危険な役を引き受けたという。
キュルケにとって、ルイズを含むヴァリエール家は宿敵だが、ルイズに対しては友情に近い感覚が芽生えている、すでに彼女は『
ヴァリエール』ではなく『ルイズ』と呼んでいるのだから。
もっとも、本人はそれを否定するだろう、素直になれない友人に、少しだけ苦笑いするタバサだった。
「…いけない」
突然、タバサが立ち上がった。
タバサの表情は変わらなかったが、いつになく緊迫した雰囲気が漂っている。
その様子に驚いた三人は、タバサから目が離せなかったが、遠くから響く夕食終了の鐘の音を聞いて、慌てて食堂へと移動した。
「あちゃー、片づけられちゃったわね」
そう言いながらテーブルを見渡すキュルケ。
タバサは誰かが食べ残した食事を見て、自分の好物が無惨にも残されているのに気づき、少し腹が立った。
ルイズも空腹感はあったが、ちょっと疲れているので、いつものコッテリとした夕食を思いだし、食べなくても別に良かったかな
と考えた。
そんな三人にシエスタは、おそるおそる話しかける。
「あの、私、料理長に掛け合ってみます」
「いいわよ、遅れたのが悪いんだし、規則は守らなきゃね」
ルイズはシエスタを庇うように言う、そうでもなければシエスタは自分のせいだと思いこんでしまうからだ。
「あら、いいじゃない、たまにはぬるいスープじゃなくて作りたてを食べたいわよ」
「ハシバミ草大盛り」
キュルケとタバサの遠慮のない言葉に苦笑いするルイズだったが、シエスタは嬉しそうに微笑んでいた。
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