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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

593ゼロのスネイク 改訂版:2008/07/29(火) 00:48:23 ID:Amk0UQuY
「ルイズ、無事カ?」
「はぁっ、はぁっ……」
「ルイズ!」
「だ、大丈夫よ。平気。へ、平気だから……」
「ソウカ。見タトコロ怪我モ無イシナ……ダッタラソレデイイ」

それだけ言って室内へとそっと目をやるホワイトスネイク。
直後、ホワイトスネイクの鼻先を何かがかすめた。

「ッ!」
「ホワイトスネイク!」
「気ニスルナ。食ラッタワケジャアナイ……」

そういってホワイトスネイクは腕からDISCを一枚抜き取り、開いた手で自分の背中側にルイズを押しやった。

「ちょ、ちょっと、何して……」
「イイカラ黙ッテイロ……ヤツヲ始末スルンダカラナ」

そう言って強引にルイズを自分の背後に回らせる。

「だ、誰が、あんたなんか、に……」

言いかけて、ルイズはホワイトスネイクの背中を見てはっとした。
ホワイトスネイクの大きな背中に、いくつもの小さな金属の塊が深々とめり込んでいる。
めり込んだ場所にはひび割れのような亀裂も走っている。

(こ、これって……さっき、わたしを守るために?)

思わずホワイトスネイクの横顔を見る。
ホワイトスネイクの注意は依然室内に向けられており、ルイズの視線には気付いていないようだ。

(こいつ、一体何なの? 自分のためだなんて言っておいて、自分を盾にしてまでわたしを守って……)

ホワイトスネイクの真意の在り処を、ルイズは理解しかねていた。


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