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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

584ゼロのスネイク 改訂版:2008/07/01(火) 20:54:45 ID:7XA4lgj6
「ドウダ? 何カ分カッタカ?」

ルイズの額から抜き取ったDISCを収納しながら、ホワイトスネイクが言う。

「……ええ、分かったわ。すごく……よく分かった」
「ソウカ、ソレハ何ヨリダ」

ルイズは心の奥底からふつふつと湧き上がる感情に驚いていた。
たとえ魔法が全然成功しなくても、たとえゼロとバカにされても、こんな気持ちにはならなかった。

「ソウ言エバ……ソーダナ。モウ一ツ試シタイコトガアッタ」

ホワイトスネイクはそう言ってまたDISCを一枚取り出すと、それをルイズに投げた。
ギーシュの魔法の才能のDISCだ。

ズギュン!

そしてそのDISCは音を立ててルイスの額に差し込まれた。

「一人ノ人間カラ取リ出シタ魔法ノ才能ハ果タシテ別ノ人間ニ扱エルノカ、ッテコトダ。
 イクラ才能トシテ取リ出セテモ、実際ニ使エナケレバ意味ガ……」

そう言うホワイトスネイクの言葉をまるで聞いていないかのように、ルイズは短くルーンを唱えて杖を振る。
するとルイズの目の前の床から、床から一体のワルキューレが一瞬で出てきた。
植物の成長を超高速で早回ししたような感じだった。

「オット、上手クイッタヨーダナ」

ホワイトスネイクが口端に笑みを浮かべて、椅子に腰掛ける。
だがそれを無視して、ルイズはまた杖を振った。
さらに床から二振りの剣が伸びる。
ワルキューレはそれをおもむろに手に取った。


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