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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板
538
:
ゼロと奇妙な隠者
:2008/03/07(金) 02:18:10 ID:k/DuFyLI
背後から急接近する風竜は、幾らグリフォンと言えども阻めるものではない。
全くスピードを緩めず突っ込んでくるシルフィードにタイミングを合わせ、二人は完璧なタイミングで跳躍して飛び乗った。
水色の背の上にウェールズを寝かせ、左手にハーミットパープルを這わせると両手でデルフリンガーを握り直す。
たったこれだけの行動を終えるまでの僅かな時間で、全く飛行速度を殺すことのなかったシルフィードは岬の上から離脱していた。
「タバサ、ここでヤツと決着を付ける! アイツを見逃すのは……イヤァな予感がするんでなッ!」
ちらりとジョセフを見たタバサは、微かに走った逡巡の色を拭うように手綱を引いた。
短い付き合いではあるが、切羽詰った状況でジョセフが何の考えもなく行動する間抜けな事はしないとタバサは理解していた。
手綱に合わせて急旋回したシルフィードは、グリフォンへ向けて突き進んでいく。
「タバサ」
急速に互いの距離を縮めていく中、ジョセフは静かに言った。
「もしわしが失敗したら、王子様を連れて逃げてくれ」
「判った」
その返事を聞き届け、ジョセフは真正面にワルドを見据えた。
シルフィードに飛び乗られた時点で追撃を諦めていたワルドは、再び岬へと戻ってくる風竜を一瞥し、口端を歪ませた。
手に持った杖は既にエアニードルを絡ませている。ワルドも手綱を操り、向かってくる風竜へ向けてグリフォンを奔らせていく。
相対速度にして時速数百リーグにもなる超スピードの中、ジョセフは注意深くタイミングを計る。タバサも小さく呪文を唱える。
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