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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

517アンリエッタ+康一:2008/01/21(月) 12:56:10 ID:7qBnfuH2
『早くこっちへ逃げ込むんじゃ!康一君っ!!』
そして、声と同時に、ドアが開いた。
康一が声のする方を見ると、ドアノブに何か小さなもぞもぞするモノがくっついている。
小さくて、白い、しっぽのある動物。

「オスマンさんッ!」
モートソグニルの体を通してオスマンが康一へ叫んでいた。
『HO!チョット、カッコイイトコロ見セスギジャアナインデスカネ?』
康一の視線を通して見ていたACT3がぼやいた。

そしてACT3は更にスピードを上げて落下してくる剣を叩き落す。
少しだが康一に活力が戻ってきたのだ。スタンドは精神の力。
つまり精神力が強ければ強いほど、スタンドの力も上がってくるッ!

康一は開いたドアからエレオノールを力を振り絞って部屋の中へと引き込む。
そしてエレオノールの体が全て部屋の中へ収まった時、すかさずACT3がドアを閉めた。
部屋の外でドカドカ鳴っている音が次第に弱まり、遂には止んでしまった。
それを確認した康一は尻餅をつくように、どんっと勢いよくへたり込んだ。

「はああぁああぁ…危なかった―――。
ホント助かりましたよ。オスマンさん、モートソグニルも」
『礼には及ばんよ。ワシは学院長なんでのー、若いモンを助けるのが仕事じゃよ』
その言葉の後にチュッチュと鳴いた。後の方はモートソグニルだったようだ。

『しかしここは…』
「ええ、仕立て部屋らしいです」
部屋の中に一面に置かれた衣装の数々。
ほぼ全てが、城の主アンリエッタの持ち物なのであろう。

この前、今夜の舞踏会用のドレスの為にアンリエッタが来た場所。
そしてアニエスを酷く傷心させた、忌まわしき場所。
数日前に来たとき入室はしなかったため、中の様子を見るのはこれが始めてだった。
しかし女物の服ばかりなので、康一の気分は女性服売り場に来たような感じで微妙に気恥ずかしい。


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