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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

513アンリエッタ+康一:2008/01/21(月) 12:53:36 ID:7qBnfuH2

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


杜王町で普通に暮らしていても一生の内、直に拝む事は無いかもしれない
しかし康一はこの異世界に来てから、正直見慣れてしまった感がある。
初めてメイジと戦った時に康一はコレを使いもした。
何度かアニエスや軍人の訓練を目撃した時にも使われていた。

剣だ。

長細い柄の部分が康一の顔面を捉えるように傾いで、廊下の床に突き刺さっている。
康一には一瞬、その様子が自分を威嚇している蛇のように見えた。
先ほどの鋭い何かが切れたような音は、つまりこの突き刺さった剣からでたのだろう。
そして康一の頬を汗が流れ落ちる。無意識に康一は頬を拭い、しかしそれが汗で無い事に気付く。
手の甲が赤く染まっていた。それが自分の血であると気付いた瞬間、頬の痛みを康一は自覚する。

「痛ッ!」
『康一様ッ!上デスッ!!』
ACT3の叫びが聞こえて、康一は言われた通り上を見上げた。
石造りの天井。そこから、何かが吊り下がっていた。

鋭い突起がツララのように何本も恐るべき速度で生えてくる。
鈍く輝く鋭い突起、康一はその正体を知る。
「………何で、剣が天井から生えてくるん、だ?」
あまりにも不可思議な光景に疑問が先に出た。

そして天井から剣の刀身が半ばまで生えた時、僅かにその成長が止まる。
「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいッ!」
『来よるぞ、康一君!』
僅かに成長を止めたのは、更なる爆発的な成長を手に入れる為の大きな助走。

僅か一夜で成長するような植物のように、剣は一瞬で完全に成長しきった。
その成長により、根を必要としなくなった剣は天より康一達へ降り注ぐッ!
「ACT3ッ!」
『ワカッテイマスッ!』


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