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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

490ゼロいぬっ!:2008/01/12(土) 19:13:07 ID:ibltYdG6

「ルイズを人質にして使い魔も手駒にしようって言うの!?
どうなのよ! 反論があるなら答えなさい!!」
「貴様如きに語る必要は無いッ!」

ワルドの怒号と共に風竜がその速度を増す。
一瞬にして真横に付けたワルドがルイズへと腕を伸ばした。
瞬間。その手を掠めて風の刃が飛ぶ。
不意に風竜を離脱させ、攻撃の来た方向へと視線を向ける。
そこにいたのは杖を掲げるタバサだった。

有り得ないと、目に映る光景をワルドは否定した。
彼女は既に竜騎士隊との戦いで精神力を使い果たした筈だった。
しかし現実に彼女はエア・カッターを放って見せた。

「……彼女は渡さない」

杖を握るタバサの手にはまだ柔らかな感触が残っている。
魔法薬で心の平静を奪われた時、ルイズに握り締められた両の手。
あの時に告げられた言葉がどれほど私の心を救ってくれたか。
キュルケと同じ……私の大切な親友。
その親友を傷付け、今度は心さえも奪おうというのか。
彼に、私と同じ苦痛を植え付けようというのか。

「貴方達には…二度と渡さない」

許さない。
決して許さない。
今度こそ私が守ってみせる。
あの頃の無力な少女、シャルロットはもういない。
私はタバサ、トリステイン魔法学院二年生『雪風』のタバサ。

沸き上がる怒りを精神力に変えてタバサは立つ。
彼女の眼に映るワルドは憎き仇の姿をしていた。
あるいは彼女は察知していたのかも知れない。
この背後で陰謀を巡らせる“あの男”の存在を…!


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