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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

418ゼロのパーティ:2007/12/05(水) 02:55:35 ID:0fJY6Mrc
「あ!」
「おい!」

才人達は僕の、その唐突な行動に全く反応出来なかったようで、飛び降りてから初めて、何が起きたのか慌てる声が耳に届いた。
しかし僕の身体は既に、順調に重力に支配されている。
身体はかなりの風に当てられ、着ている服がばさばさと波を打つ。
このまま落ちれば、大怪我程度じゃあ済まないだろう。
だが、僕は少しずつハイエロファントの触手を伸ばしながら、身体の減速に勤める。
僕のスタンドは、例え距離が100mあっても人型を保てるスタンド。
自分の身体を減速させつつ降りていくことだって出来るはずだ。

風と重力に身体を支配されながら、僕は竜の首を大きく引っ張る!

「ぎゅいぎゅいッ!」

なにやら悲鳴にも似た鳴き声で竜が鳴く。
重力で加速した僕の体重が首の一点にかかるんだから、仕方がないことだが。
堪えてくれ。後でお肉をやるから。
今暴れられたら僕が落っこちて、地面にグチャァ! となってしまう。

僕は竜が暴れてくれないことを祈りつつ、少しずつ触手を伸ばして地面との距離を詰めていく。
が何度も言うように、僕のスタンドは人間並の力しかでない。
自分の身体を支えるのには、それなりの負担がかかる。
竜が暴れないとしても、油断は出来そうにない。慎重に…

そう考えていた所で、体が軽くなった感覚を覚える。
僕は竜の方を見上げる。
逆光でよくは見えないが、誰かが杖を掲げているのが見えた。
どうやらその誰かが、慌てて僕に魔法を掛けてくれたらしいな。
まだ身体が痛むので、このフォローはありがたい。
僕は心の中で感謝を述べつつ、広場の芝生の上を転がるようにして着地する。

まず、最初の関門はクリアー出来たといった所かな?
さて、後はゴーレムの真上に結界を張り、ヤツが出てきた所をしとめる!


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