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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

414ゼロのパーティ:2007/12/05(水) 02:52:43 ID:0fJY6Mrc
と、タバサとキュルケがもう一度、杖をふるった。
それによって、才人とルイズが足から、竜の上へとあがってきた。

「ありがとな」
「あ、ありがとう」
「あ〜ら、ルイズがわたしに礼を言うなんて、明日は雨ね」
「ツェルプストー! あああたしがせっかく礼を………!」

あがってきた才人は一言、タバサへ礼を言う。それに対し、タバサは無言で頷いた。
ルイズの方は、怪我の所為で少し殊勝になったのか、呟くような声でキュルケに礼を言う、が、また、からかわれていつものペースで口論を始める。
広場の時なら兎も角、こんな狭い所でやるのは止めてくれ。6m程度のスペースしかなくてキツいんだ。
第一、今はそれどころじゃないだろう。

「高度を上げる。しっかり捕まって」

タバサの声と共に、景色がぐるりと回る。
ちゃんと座れるような感覚で背びれがついているので、振り落とされるということはないが、これは存分に気分が悪くなるッ!
御陰で口論をしていた二人も、あっさり静かになった。
しかも高度を上げると、ほぼ真上に向かって飛んでいる所為か、周りは雲ばかりで、いまいち自分の位置がつかめないッ!
記憶の中で落ちていく飛行機という感覚を味わったが、これはそれの逆バージョンッ!


と、唐突に顔に当たっていた風が無くなり、視界が安定をする。
どうやら安全な高度まで来たようだ。
大分上がっていたようだが、一体、今どのくらいの位置に居るんだ?
僕は竜から身を乗り出して、辺りを見回した。

正面には塔。
庭の位置からは相当に見づらい塔の頂点が目の前にあるので、100mぐらいの高さといった所か?
次に先程まで僕らのいた庭を見る。
ゴーレムは相変わらず其処にたたずんでいる。
その肩の上に乗っている人影は、辛うじて人間と解る程に小さく見える。此方を見上げているらしいのは解るが、それ以上は無理だ。
暫く此方を見つめていたソイツは、届かないと判断するやすぐさま行動を切り替え、ゴーレムの巨体を再び反転させた。
それを見、いち早くタバサが、次いでキュルケ、ルイズと杖を抜く。
僕も負けじとスタンドを出し、肩にのったヤツに狙いをつける。


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