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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板
412
:
ゼロのパーティ
:2007/12/05(水) 02:51:05 ID:0fJY6Mrc
その動きは鈍重なため、落ちて来るまでに身をかわす時間ぐらいはある。
しかし今のように全員が一カ所に固まっている状態では、いくら拳をかわしても、お菓子の周りに群がった蟻を潰すように手を振り回されれば、僕らもやられてしまうだろう。
だが、それでも僕は慌てるつもりはない。
なぜなら此方の方へ、竜に乗ったタバサが滑り込んでくるのが見えたからだ。
蟻を潰すのは難しく無いだろうが、蜂を潰すのは骨が折れる。
ましてあんな鈍重な動きでは、飛んでしまった僕らを捕らえるのは不可能だろう。
と、落ち着いて思考できる人間であれば、余り下手に走り出したりしない方がいいというのは認識できるだろう。
仮にパニックに陥っても、才人やルイズは先程の、僕のエメラルドスプラッシュを受けた所為で、走る事はまだ無理なはずだ。
となれば……心配なのはキュルケの方だが。
僕はキュルケの方へと視線をやる。
キュルケは落ち着いた様子で、身をかわし、タバサの方へと目線をやっていた。
先程の様子を見ている限りじゃあ、もっとあわてふためいていると思ったのだが、それだけタバサを信頼しているということだろうか。
そういう相手を持っていない僕には、其処の所ははっきりとは解らない。
っと、僕も早くここから退かなくては。
僕が身をかわして数瞬後、先程まで僕らがいた場所に、土で出来たゴーレムの拳が振り下ろされた。
足下が揺れ、芝の生えた土が派手にめくれる。
想像以上の衝撃が、身体に伝わる。
少し甘く見過ぎていたッ!
先程の怪我から、忘れていた痛みが身体をかける。
「ぐぅッ……!」
痛みに耐えかねて、膝が笑う。
だが、今へたり込むわけには行かないッ!
今へたり込めば、タバサに回収して貰うことは無理になってしまうッ!
竜の足は二本しかないのだ。
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