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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

404アンリエッタ+康一:2007/11/24(土) 03:07:42 ID:uU8zJoy.
詠唱が完成。開放された魔法は氷の矢へと変換され、康一とマザリーニの背後から迫る。
氷の矢は、皮を裂いて肉を貫く。容赦などありえない魔法が二人を襲ったッ!
「エコーズACT3ッ!」
康一は咄嗟にACT3を発現して、その拳と体の面積での防御を試みる。

唸る連弾の拳撃ッ。超人的なパワーの篭った拳はいとも容易く氷の矢を砕くッ!
しかしこの距離で同時に降り注ぐ、全ての氷の矢を破壊出来るほどのスピードはACT3には無い。
当然ながら防御できる範囲には限りがあり、その範囲外の攻撃は二人に到達するッ!

「うぐぅッ!」「ヌおぉッ!」
到達した氷の矢は二人を簡単に引き裂く。
しかし不幸中の幸いなのか、ACT3が二人を体で庇ったお陰で致命傷となる傷は無い。
その為、何とか走ることは可能。逃走は続行できる。

そして二人は燃える絨毯の上を転がるように飛び越し、曲がり角を曲がれた事で敵の視界から姿を消した。
視界に入っていない対象に魔法を掛けるのは難しい。
文字通り、火事場の馬鹿力。これで一旦追撃を逃れる事に康一とマザリーニは成功した訳だ。
しかし当然だが、黙って二人を逃がすほどコイツ等は甘くは無い。

三人は表情を一片たりとも変えずに追撃を開始する。
そう、一片たりとも変わらない。その表情にも、瞳にも、感情は無い。光は無い。
まるで生気を感じさせない三人は、それぞれ同時に走る。チープだが、まるでそれは機械の在り様。

ただ手に持った杖だけが、生きている事を証明するかのように輝いた。


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