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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板
391
:
アンリエッタ+康一
:2007/10/25(木) 18:52:05 ID:5DkJdK06
それはいけないと、アンリエッタはパッと最後に衣装を確認して、良しと一つ頷く。
「それではアニエス殿、コーイチさんの事はよろしくお願いします」
「かしこまりました」
アニエスはそう言ってから、康一に向かって微妙に一つニヤリ。
康一は、間違いなく扱き使う気だ…、と思ったがアンリエッタの前なので何も言わない。
そんな感じでアンリエッタは扉の前にスラリと立った。
扉越しに聞こえてくる呼び出しの声。
康一は手順の邪魔をしないように後ろへと下がった。
アンリエッタと康一が、互いに手を軽く振って離れる。
そして一際呼び出しの声が大きくなり、広間から盛大な拍手が鳴り響く。
同時にアンリエッタの前の重厚な扉が重々しく開き、彼女の為の道を作る。
絶え間なく迎えの拍手は鳴り響き、最早引き返す事はかなわない。
康一と話していた時よりも、ずっと引き締まった表情でアンリエッタは扉をくぐる。
優雅に歩くアンリエッタの後姿を見つめる康一だが、ゆっくりと扉が世を隔てるように閉じられた。
ズン、と重みの篭った音で閉まった扉を、更に何秒か康一は見つめる。
そしてもう見えなくなったアンリエッタの後ろ姿を思い出して、背を翻した。
不思議な感覚が康一の身を包む。何だか寂しいような、アンリエッタが心配なような。
僕ってこんなに心配性だったっけ?、と思う康一。
何だか…今夜は長くなりそうな予感がした。
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