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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

375ゼロのスネイク26/31:2007/10/10(水) 22:00:24 ID:WrIOBjBA
完全に追い詰められた状況ッ!
そしてラングラーが、そこから脱出を図るッ!

「ジャンピン・ジャック・フラッシューーーーーーーーッ!」

ラングラーの絶叫とともに、JJFが部屋の壁に拳のラッシュを叩き込むッ!
追い詰められ、生きることへとしがみつこうとする精神によって昂ぶり強化された拳は、
壁を一瞬にしてベコベコに破壊し、そしてひび割れさせていくッ!

そしてラッシュが始まってから一秒経ったか経たないか、それだけの時間で、壁に大穴が空いた。
そこにラングラーは這いずるようにして逃げ込む。
ホワイトスネイクはそれを上から押さえつける。
だがダメージのためにホワイトスネイクはフルパワーを発揮できない。
反対に極限状況のために暴走に近い強化を受けたJJFのパワーは強く、そして荒々しい。
そしてラングラーの体がルイズの部屋から、空中に放り出された。
この瞬間を、ラングラーは待っていた。

ジャンピン・ジャック・フラッシュ解除ォーーーーーーーーーーーーーッ!!」

ラングラーの絶叫とともに真空が解除されるッ!
そして周囲の気圧は突然正常に戻り、ホワイトスネイクとラングラーの身体は、
その周囲にあった真空地帯へ吹き込んだ風に、木の葉のように吹き飛ばされるッ!
ラングラーの身体は上空へ吹き飛ばされ、ホワイトスネイクの身体は地上へと、一気に叩き落されるッ!
しかしホワイトスネイクは抱きかかえる3人の身体を手放しはしないッ!
手放す前に、やらねばならないことがあるからだ。

(解除・・・ダトッ!? マズイゾッ! コノママデハ、外気圧ニマスタータチノ体ガ潰サレルッ! ソノ前ニッ!)

ホワイトスネイクは素早くルイズの頭部から命令のDISKを抜き取る。
そしてキュルケ、タバサの頭部からも命令のDISKを抜き取り、3人の体内気圧を正常に戻す。

だがまだ油断は出来ない。
地上が、眼前に迫っている。
今の加速した状態で地面に叩きつけられれば、並の人間はただではすまない。
ましてや今の状況では重傷を負った人間が二人もいるのだ。
ホワイトスネイクが手を離し、勢いのままに地面に激突したならば、間違いなく死ぬ。

ホワイトスネイクは何も持たない状態なら自由に空中を移動できる。
そして軽いものならば抱えたままで空中を移動できる。
だが今ホワイトスネイクが抱えるのは、三人の人間。
抱えたまま空中に留まるのは不可能だ。

そうである以上、着地はホワイトスネイクがやらねばならない。
しかしホワイトスネイクの両足はJJFの射撃でダメージを受けている。
着地の衝撃に耐えられるかどうかは怪しい。
出来るか。
ホワイトスネイクは現在の自分の状況に相談し、そして覚悟を決めた。

その直後、ホワイトスネイクは3人を抱えたまま、地面に着地した。
そして着地の衝撃がホワイトスネイクの両足を襲う。
無重力解除による風圧、そして人間3人分の重力が生んだ衝撃が、ホワイトスネイクの足をズタズタに破壊してゆく。
だがホワイトスネイクは膝を突かない。
膝を突かず、衝撃に耐え、着地したままの状態を保ち続ける。

そして、耐え切った。
そのことを実感すると、ホワイトスネイクは3人の身体をそっと地面に横たえた。

ホワイトスネイクの身体に新たな衝撃が走ったのは、その瞬間だった。


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