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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

295アヌビス神:2007/08/01(水) 06:40:43 ID:axr99nB6
 オラオラルイズは怖いが、甘々な口説きセリフの連呼には耐え切れず、精神衛生を保つ為にアヌビス神は鼻歌でも歌うことにした。
「……lessly That's the way it was Happened so naturally I did not know it was love The next thi……」
 ちなみに本邦初公開らしい。なぁに、ちょっと昔どこかで覚えただけの話しだとかなんとか。
「おや?きみの使い魔は歌が随分と上手じゃないか。成る程、武器として連れているとも限らない訳だね」
「そ、そそそ、そ、そうなの。や、やはり専門の楽士ぐらいは連れていく余裕は、貴族として当然よ」
 知らなかった癖に見栄を張るルイズ。妙に二人の雰囲気が一層良くなってしまった。
 アヌビス神は今までの仕打ち以上に何か堪えた、これはきつい。実に耐え難い。馬鹿ップルに縛り付けらている状況は拷問に等しい。
 しかも愚痴を聞いてくれそうな相棒は、忌むべき暗黒物質で封印されている。
「ケッ、さっさと移動しようぜ!一応急いでるんだろうがよォー」
 堪らず移動を提案した。
 正論だったので、その案は通りアヌビス神はホッとした。

 ホッとしたのも束の間の出来事だった。
 グリフォンの上で今度は、婚約者だの結婚だの好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしらとか話し始めた。
 今はワルドがルイズの肩を抱いて、愛を語り始めている。
「僕はきみのことを忘れずにいたんだよ。覚えているかい?僕の父がランスの戦で戦死して……」
 ルイズも何だか頷いて返している。アヌビス神は心の中で『青い青い青臭い』と繰り返していたが、今度は昔語りなったようで少し安心した。
「母もとうに死んでいたから、爵位と領地を相続してすぐ、僕は街に出た。
 立派な貴族になりたくてね。陛下は死んだ父のことをよく覚えていてくれた。
 だからすぐに魔法衛士隊に入隊できた。最初は見習いでね、苦労したよ」


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