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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

28アンリエッタ+康一:2007/06/11(月) 01:22:40 ID:???
互いに睨みあい視線が交錯する。使い魔、広瀬康一とメイジ。
そしてまず均衡を破ったのはメイジだった。

のそりとしたような、しかし俊敏な動きでメイジは体を動かす。
そして呪文を瞬きをするような間に完成させたッ!

だが俊敏なのは康一も同じだった。
剣を弾き飛ばした魔法の威力を見ていても、躊躇うことなくメイジに向かって突っ込むッ!
それを見て取ったメイジは迎撃するべく魔法を解き放った。

風の刃が3つ。康一の正面から飛来する。
だが康一に飛んでくるものは、それだけではなかったッ!

ガキッ!ガキャッ!ガキンッ!

飛んできたものは康一の盾となって身を守った。
カーテンだ。布である薄いカーテンが魔法を弾き飛ばしたのだッ!

「エコーズACT2!!」

康一のスタンドの2番目の形態。
ACT2のしっぽ文字で音の表す物理的効果を表現化する能力。
『ガキンッ』のしっぽ文字。
それを部屋のカーテンに貼り付け、ACT2に投げてよこさせたのだッ!
ACT2はパワーはそれほどないが、元々カーテンは薄く軽い。
鋼のように弾き返す盾でも、布の軽さを持つ盾ならACT2でも投げられるッ!

カーテンを受け取った康一は、そのまま突き出すように構えさらに駆ける。
メイジは自分の姿を見えない状態でありながら、まるで見えているように突っ込んでくる康一に焦り、たたらを踏みながらもすぐさま飛びのいた。

道が開ける。アンリエッタが自分に向かってくる康一を見た。
「アンリエッタさんッ、こっちへッ!」
康一はアンリエッタの手を引っつかみ部屋の奥へと走る。

部屋の奥には
ドアがあり、その先には普段は物を置くための場所になっていた。
メイジは追撃の呪文を唱えようとするが遅い。
奥のドアがひとりでに開いて康一とアンリエッタは薄暗い部屋へと飛び込んだッ!

今度はドアがひとりでに閉まる。
二人の姿はメイジから一枚のドアを境に隠されてしまった。


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