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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

233ヘビー・ゼロ:2007/07/13(金) 20:50:59 ID:4CYzC2CM
「何するのよ!」
「朝起こせと言ったのはお前だろう・・・俺に落ち度はないはずだ」
「う・・・」
「理解できたなら顔を洗い着替えろ。朝食を食いっぱぐれるぞ」
ルイズは言われた通り起き上がり顔を洗う。ちなみに本来ならば桶に水を張って持っておくものだが、ウェザーの場合は桶の上に雨を降らせることで手間を省いている。顔を洗ったのを確認したらウェザーは廊下に出てルイズの着替えが終わるのを待つのだ。
こうして新しい一日が始まる。

教室の扉が開き、長い黒髪と漆黒のマントという不気味な出で立ちの男が入ってきた。
「では授業を始める。知ってのとおり私の二つ名は『疾風』、疾風のギトーだ」
ウェザーは第一印象から何だか好きになれそうにないやつだと思った。
「さて、最強の系統をご存知かな?ミス・ツェルプストー」
「『虚無』じゃないんですか?」
「伝説に夢を馳せるのは構わないが私は現実の話をしているのだよ」
回りくどく陰険な物言いは聞いているだけで相手を不快にさせる。直に言われたキュルケならばいわんや何をや、である。
「『火』に決まってますわ。ミスタ・ウイロー」
「ギトーだッ!白黒抹茶あがりコーヒー柚桜でもないッ!・・・取り乱したなスマナイ。電波を受信してしまったようだ」
青柳・・・もといギトーが咳払いをして仕切り直す。
「で、どうしてそう思うね?」
「すべてを燃やしつくせるのは、炎と情熱。そうじゃございませんこと?」
「残念ながらそうではない」
ギトーは腰に差したういろうではなく杖を引き抜くと言い放った。
「試しに、この私に君の得意な『火』の魔法をぶつけてきたまえ」
なるほど、生徒の魔法を撃ち破ることで自分の力を見せつけたいわけだ。さしずめキュルケは生け贄と言うわけだ。
「・・・気に食わないな」
そう思ったのはウェザーばかりではないらしく、周りからもぶちぶちと文句を言う声が聞こえてきた。
(どうするかな・・・)
ウェザーが思案している間にキュルケは少し躊躇ったが挑発に乗ったようだ。


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