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ゼロの奇妙な使い魔 対サル用書き込みリレー依頼板

198ヘビー・ゼロ:2007/07/10(火) 16:51:30 ID:826wy/uY

ウェザーがタバサを運んでいる時、ルイズは自室で考えていた。シエスタとキュルケとタバサの作戦の失敗を見て知っているルイズは考える。
(三人の失敗は他力本願なところ。やはり最後にものを言うのは自分の力よね)
しかしルイズが作戦を練っている途中でウェザーが帰ってきてしまったのだ。徐々に開いていく扉。
「今日は災難だったな・・・」
(マズイ!まだ作戦が固まってないのに!や、やるしか・・・当たって『砕けろ』よルイズ!)
ルイズは椅子の上にかけ上がるとウェザーに向かい飛んだ。
「かかったなアホが!稲妻十字空烈刃!」
「何ィッ!」
ルイズが腕を交差してウェザーに体当たりを敢行するがウェザーもさるもの、咄嗟にルイズの足を払いかわす。それによってルイズは顔面から床に墜落したが。
「大丈夫か?」
ウェザーはしまったと思いながらルイズを助け起こそうとした。するとルイズが片方の鼻の穴を塞ぎ、フンッと鼻に息を通し鼻血を飛ばしたのだ。
「ぬうぅッ!」
「ふふふ・・・鼻血入りの目潰しは痛かろう・・・そしてどうだ!この鼻血の目潰しはッ!勝ったッ!死ねいッ!」
目が見えないウェザーに冷酷なるルイズの蹴りが飛ぶ!
しかしルイズの蹴りはウェザーの帽子を蹴り飛ばす直前で止まった。いや、止められた!
「バカなッ!貴様は目が見えぬはずッ!」
「忘れたのか?俺の能力を。お前程度なら空気の乱れで動きは読める!」
ウェザーの拳がルイズの鳩尾に決まった。
「ば・・・ばかなッ!こ・・・このルイズが・・・!このルイズがァァァァァァ〜ッ!」
「てめーの敗因は・・・たったひとつだぜ・・・ルイズ・・・たったひとつのシンプルな答えだ・・・『てめーは我を忘れすぎた』」
「きゅう」
実際には触れる程度の拳なのだが何かがとり憑いたルイズはそのまま床に倒れてしまった。
何だかどこにいても身の危険に晒されそうな気がしたウェザーは、ルイズをベッドに寝かせると外へ出た。


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