3. 武装の最適化
・主砲:155mm連装滑腔砲の弾種更新:
① 対MS-APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾): ザクIIの超硬スチール合金装甲を確実に貫通させるため、高初速・高貫通力の新型徹甲弾を主兵装とする。
② ワイヤー誘導式成形炸薬弾: 射手が発射後もワイヤーを通じてミサイルを操作し、MSの脚部やバックパックなどの弱点を狙い撃つことが可能。電波誘導ではないため、ミノフスキー粒子の影響を受けない。
• 副武装:対MS近接防御兵装の追加:
① 7連装スモークディスチャージャー兼「アンチ・ヒートホーク・フレア」: 通常のスモークに加え、MSのヒート兵器のセンサーを飽和させる高熱源体(フレア)を射出。格闘戦に持ち込まれた際の最終防御手段。
② ワイヤー式アンカーランチャー: 砲塔基部に2基搭載。射出したアンカーをMSの脚部に絡ませ、一時的に動きを封じる非殺傷兵器。
冨永「ちなみに第2巻(第3部の初めの38章)が1933年に刊行され、1938年に第3巻の校正刷(第3部の続き、20章分)が出来るが、同年ナチスドイツがウィーンに侵攻。同書は禁書扱いとなり、ムージルはスイスに亡命。困窮の中で執筆を続けるが、1942年に急死したため未完成に終わる。死後に遺稿が整理され刊行されたんですよ。そこにカカニアがどう関わるかというと、オーストリア=ハンガリー帝国を指すムージル流の略語。Kaiserliche und königliche Monarchie→K.K.に「国」を表わす接尾語を付けたのがそのカカニア、正確に言うとカカーニエンというべきでしょう。」
冨永「『特性のない男』はオーストリアの作家ローベルト・ムージルの小説。ドイツ語で書かれた20世紀文学を代表する作品の一つと評される。1913年から1914年(オーストリア=ハンガリー帝国崩壊前夜)のウィーンを舞台にしている。今やん。名作なんで読んでね。」(四次元方向に顔を向ける)