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架空戦記系ネタの書き込み その149
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このスレは単発ネタも含める関係上、スレタイトルを『中編以上のネタの書き込み【架空戦記版】』から改名いたしました。
そのため単発ネタもOKとなりました。
ですので、単発・連載・嘘予告等を問わす、ミリタリー分多めのネタは、こちらに書き込んでください。
※例:史実準拠の歴史を歩む世界への転生・介入等
憂鬱世界内でのネタ、漫画・アニメ・ファンタジー等の別世界への転生・介入等は、『ネタの書きこみ』へどうぞ。
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その他個別ネタスレがあるジャンルは、個別ジャンルのネタスレへどうぞ。
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投稿にあたってはマナーを守り、常識の範囲内でお願いいたします。
二次創作にあたってはルールのあるものもありますので(例:らいとすたっふルール2004等)そちらも参照ください。
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1.ここは中編以上のネタ用スレなので様々な話が長期に渡って飛び交う可能性があります。場合によっては個人的に好きな内容や嫌いな内容が出る事がありますので、それらを覚悟した上でお読み・書き込みをしてください。
2.ここは中編以上のネタ用スレなので「少々の議論」はともかく、「本格的過ぎる議論」や「相手の価値観を潰す議論」は絶対にしないでください。
以前それが原因で話が失速や潰れたりしています。冷静かつ楽しく書き込みを行って下さい。
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4.「不適切発言」や「暴言」、「高圧的な発言」はしないでください。
5.ネタSSを投稿する際は出来るだけ、前持って投稿宣言をして下さい。いきなりですと動揺や迷惑、SSの分断の元になる可能性がありますのでご協力をお願い致します。
6.ネタSSは原則何でもご自由ですが「生々し過ぎる・性的・残酷すぎる」SSは禁止です。それらを守れれば「自重しないSS」はOkです。後は七つ目を読み、警告を入れましょう。
7.ネタSSが人を選ぶ様な場合はSSの最初に警告で目立つ様に表示してください。
また、ウィキに搭載しても良い場合は警告の時に一緒に供述してください。またこのSSに限り何か禁止、許可したい場合なども警告に一緒に供述してください。
8.他作者の二次創作関連の話は慎重に取り扱いましょう。荒れる可能性が高く、他作者のファンの皆様の機嫌を損なう可能性があります。十分気をつけましょう。
9.産業作品や他作者の二次創作関連も含め、批評などは「きちんとした理由」なしに書き込まないようにしましょう。
元々二次創作などは炎上しやすく、些細な事でここの掲示板に多大な迷惑をかける可能性が高いです。そこら辺もよく考えた上で書き込みましょう。
10.新規SSを投稿する際には議論の混乱を避けるため2015年時点で最も議論されている戦後夢幻会世界か、そうではない全く別の作品かを明記しましょう。
11.戦後夢幻会世界についての新規SSを投稿なさる際には議論の混乱を避けるためにひゅうが様・yukikaze様のルートがベースか否か、又はお二方とは異なるルートかを明記しましょう。
12.みんなで仲良く話しましょう。
※前スレ
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1731198126/l50
架空戦記系ネタの書き込み その147
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1723035353/
架空戦記系ネタの書き込み その146
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1717914443/
架空戦記系ネタの書き込み その145
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1710083804/
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リアルタイムでのちょいちょいとした1レスネタのかけあいで
いつの間にかポルシェティーガーが輸入したことになってる
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硫黄島ダンジョン、更新確認。
高位となった元特攻隊員の戦闘力に、政府と大本営がガクブル状態に(汗)
??「まぁ、そうなるな」
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>>949
ガルパン二次創作だとその二人がやってるカレー屋が大洗にあったw
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>>952
戦前に五・一五事件、二・二六事件、満州事変、各種テロなどが起きていた当時の日本人の気風を見れば個人が強力な戦闘能力を持ったらヤバいことになる可能性が高いからね・・・。
せっかく日本がドイツが降伏したのを機に、米英に講和を申し入れたのに米英は拒否して降伏なら受け入れられると回答しちゃったか。
ソ連参戦の密約に原爆が完成間近だから強気の姿勢だろうけど日本軍によってマリアナ奪還されてB29による日本本土の原爆投下が不可能な状況にw
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硫黄島ダンジョン世界の特攻くずれの意味が別の意味になりそう
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もし憂鬱日本に硫黄島ダンジョンみたいなダンジョンが発見されたら転生者たちは真っ先にノリノリでダンジョンに挑戦しそうだよなw
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個人が国家の制御を振り切って途方もない暴力をふるうってのはやばいですからね…
日本人から見れば鬼畜英米はマジでしたが、日本も大概です。
この時代の国民は現代のような倫理観などもないわけで、悪用する可能性が高いです。
さらに史実を考えれば、日本は一面テロリスト先進国なので、
日本赤軍やらオウム真理教などがその手の技能持ちを取り込んでテロを画策してもおかしくありません。
異能持ちは漏れなく軍属にするか専用の管理機関を設けないと本当に危ない…
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「落第騎士の英雄譚」世界の日本。
突き抜けた個人の武が大国をも凌駕する世界で、表向きは相応に厚遇しているように見えて、実際には個人の善意に最大限に漬け込んで割りかし不義理やらかしている(客観的には)。
作中世界の米国とかそれ以上にアレですが、悪意ある外敵を歴史的にも尽く撃退しているものの、その悪意ある外敵よりも強大な国内の善意の守護者(騎士であれ侍であれ)に対する扱いが…あれ、見限られたら終いなのでは?
それを言うと、あの世界の米国は周辺諸国が騎士道や武士道を堅持しているお陰で存続していますが、そのうち「この人造国家、もう潰した方が世界の為じゃね?」となったらブチっと滅ぼされるし、そうなっても妥当な悪事の山積みなのですが。
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マリアナ奪還戦でファンタジー兵士軍団の存在バレたから大変だろうな
和平結ぶっぽいけど絶対水面下でやらかしてきそうな米英ソ
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硫黄島ダンジョンあっさり終戦
さらには世界各国にもダンジョンがでたことで
日本と硫黄島を争うようなことはなかった。
世界は平和に終わった。日本はめでたしめでたし
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>>960
硫黄島ダンジョンの世界、史実の核兵器みたいに強大な力を持つ高レベル探索者が抑止力として牽制しあう状況になってますね・・・。
保有国が限定されていた核兵器と違って世界各地にダンジョンが出現したことで自国にダンジョンがある多数の国々が高レベル探索者を保有している状況というね。
ソ連とかは東欧の国々に出現したダンジョンを自国の管理下にすべく東欧に軍事介入しそうだけど。
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あの世界で興味深いのは、共産主義は生き残れるか?という点ですね
ダンジョンの中で(今のところは)尽きることなく収穫品があるわけで、
共産主義の根本的な弱点を補える可能性があります
まあ、収穫があったところで分配するのは結局人なので、いずれは妥当な末路を迎える可能性もあるんですがね
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無限の資源があっても取ってくるための時間、労力には限界があり、更には取ってきたものを過分なく平等に配布するには更に労力が必要ですものなぁ。
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硫黄島ダンジョンは何とか日本は講和したけど史実ほどではないにしても改革不可避でしょうね
特攻兵らの中にも小作農出身とかもいるだろうし下手に渋ると簡単にプチッとされるだろうし
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>>962
思想的には人間の個性を軽視して遺伝子学を認めない共産主義に対して超人は対極というべきか、
後天的な努力で何とかなるのでセーフなのか?
一番相性がいいのはナチだろうけど、出現は遅すぎたか。
戦前ドイツに出現したらまさにナチにとってグラズヘイムだった。
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>>963
結局のところ、共産主義はそこを無視しているんですよね >労力
理論値や計算上ではできることでも、実際にできることではないわけで、どうしても破綻する
ついでに言えば、分配者が必ずしも平等に分配するとも限らないですしね
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>>965
誰もが努力すれば平等に結果は得られるので、合致はするでしょうね
>一番相性がいいのはナチ
割とトンチキ科学に嵌っていたのもありますから、即順応しそうなんですよね…
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>>966
結局のところ赤い貴族が誕生しただけですからのぉ…
美味しいアイスクリームのための規定を定めた努力は認める。
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>>968
革命前と何一つ変わっていないのだ…
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>>838
同じく
異名的に艦これでサラトガ実装の報が来た時、絶対シスターになると思ってたのに当てが外れた感ありました。
>>861
日本の装甲巡洋艦は一番後発故に船体も主砲も大型化し過ぎて、世間的にも外国的にも装甲巡洋艦ではなくて巡洋戦艦扱いですか
あの世界での艦これの分類でも艦種はどっちになるのやら
軍が主張してた装甲巡洋艦と、世間が認知してた巡洋戦艦とで。
潜水艦ってコスパ悪いんですか
ドイツとかめちゃんこ造ってましたけど
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謎に書き溜めてるネタ
・YS-11
・ボーイング720
・艦載核攻撃機部隊
・戦後夢幻会世界日本競馬史
・Yシステム輸出ネタ
・日本軍F-111
・橘花
・流星
・ソ連崩壊で日本海軍に鹵獲されたソ連艦艇
・朝鮮戦争で日本海軍に鹵獲されたソ連艦艇
・香港・マカオ問題
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書き溜め多いですなw
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>>970
「”シスター”サラ」って『修道女』ではなく、『レディ・レックス(レキシントン)の妹』
という意味なのです。
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転生しても戦争だった。
昨日の更新、架空戦記で本当に吐き気を感じる羽目になるとは…
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>>974
東条チカ先生の理想がつまってたな(大嘘)
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>>974
元々パーフェクトな奴(比喩的表現)を、更にパーフェクトにしてしまうとは思わんかった(汗)
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何しろ史実のアレがアレで幼女戦記もアレだったからもう上はないだろうと思ったら
斜め上にロケットブーストでしたからね(乾いた笑)
取りあえずあの作品のソ連は滅ぼさねばならぬ(ミントブルーの意志)
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>>976
あれは茶化すことが出来ないレベルで恐ろしかったです、本当に…
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ようやくできたぞ山城型戦艦。結果的に面白みの欠片もない艦に。
山城型戦艦
常備排水量 46,000 t
満載排水量 49,500 t
全長 242.0m
最大幅 34.2m
吃水 8.6m
主缶 ロ号艦本式重油専焼缶 8基
主機 技本式オール・ギヤード・タービン 4基4軸
出力 132,000hp
最大速力 27.5ノット
航続距離 18ノット/8,000海里
乗員 2,400名
兵装 45口径42cm連装砲 4基
50口径12cm連装両用砲 10基
装甲 舷側 340mm(20度傾斜)
甲鈑 130mm(中甲板)+20mmバックプレート
※ 機関部は100mm+20mmバックプレート
主砲防盾 450mm(前盾)220mm(側盾)200mm(天蓋)
※ 砲塔には、それぞれ30mmの被帽破砕装甲を装着
同型艦 『山城』『呂宋』『南天』(4番艦は計画破棄)
(解説)
日本海軍が金剛型代艦として1931年度海軍整備計画で建造した戦艦である。
想定よりも金剛型の寿命が尽きることが早いことが判明したため、摂津型戦艦の改良型と言う、
日本海軍にとっては妥協の産物となっていたものの、運用実績は良好であり、第二次大戦にお
いても海軍砲戦部隊の一翼を担うことになる。
1923年に行われたセレベス海海戦において、イギリス海軍相手に大勝利を挙げた日本皇国海軍
であったが、彼らの顔は憂色に包まれていた。「大勝利したのに頭を抱える」という、普通な
らば起きえないことではあるのだが、彼らの前に置かれた報告書を読めば、そうなるのも無理
はなかった。
まず彼らが頭を抱えたのは、自軍の損耗である。
戦艦4隻、装甲巡2隻、軽巡6隻、駆逐艦13隻を完全損失。
そして同程度の艦艇が大〜中破である。
日英併せて100隻近い大艦隊の決戦であり、イギリス海軍は、ほぼ全艦消滅した(生き延びて
撤退できたのは、戦艦3隻、大型軽巡洋艦1隻、軽巡洋艦3隻、駆逐艦8隻であり、その殆ど
が後に自沈もしくは撃沈され、アドミラルティW級の2隻だけが本国に帰れた)ことを考えれ
ばむしろ被害が少ないともいえるのであるが、戦艦はともかく、自信を持っていた装甲巡(史
実古鷹型重巡洋艦。砲は史実新造時の形式)及び球磨型軽巡洋艦(史実パース級軽巡洋艦)の
損耗が想定以上であり(イギリス海軍の軽巡洋艦がスペック的に劣っていたC級やD級であった
ことから)、戦前より格段に拡がった海域を守る巡洋艦の数が全く足りない状況であった。
次に彼らが頭を抱えたのが、同海戦の砲戦距離と主砲の命中率である。
同海戦については、鈴木大将が積極的という言葉すら生ぬるいレベルでの踏み込みと、水雷部
隊の砲撃が敵旗艦に当たり誘爆し、予期せぬ機動を取り、最も短い距離で1万メートル付近で
の殴り合いが発生するという、日英共に想定外の状況になったのだが、調査の結果、以下のこ
とが判明することになる。
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1 2万メートル以遠での砲撃命中率は、かなり悪い。
2 命中率が劇的に向上するのは1万5千メートル程度。
3 ただし、敵水雷部隊の突撃の間合いでもあり、余程護衛戦力に差がない限り、突撃を完全
に阻止するのは困難
4 突撃を防ぐには2万メートル以遠で砲撃が必要。1及び敵艦への一定数のダメージからの
逃走により戦果僅少の可能性が高い。
日本海軍にとってみれば「戦艦をどう運用すればいいというんだ」という気分であっただろう。
戦艦の価値と言えば、何といっても圧倒的な攻撃力と防御力である。
故に戦艦は「海の女王」として君臨できたのである。
だが、セレベス海の戦訓は、主砲射撃管制システムの技術的な制約から、戦艦はその主砲の長
射程を有効活用することはできず、確実に戦果をあげたいのならば、接近しての殴り合いしか
ないが、その場合、高価な戦艦を損失するリスクが高いことを示していた。
日本海軍にしてみても、相手がほかの国ならば「相手が下手糞」と切り捨てたかもしれないが、
相手は世界最高クラスの練度を誇っていたイギリスである。少なくとも、同海戦時の艦隊機動
及び艦艇の敢闘能力を見れば「相手が下手糞」などという評価を下すのは不可能であった。
では「高価な戦艦など不必要」で済むかと言うと、それはまた極論であった。
水雷戦隊の突撃により、戦艦部隊が射撃の邪魔をされたのも事実であるし、更に言えば雷撃に
より戦艦を屠れたのも事実であった。
しかしながら、相手に戦艦がいてこちらに戦艦がいなかった場合、味方の水雷部隊は、相手の
戦艦や水雷戦隊から集中砲火を食らうのである。
セレベス海で水雷部隊の攻撃で失われた戦艦が、敵の集中砲火を浴びて中破以上の状況であり
対応を取ることが難しかったという事実もまた、戦艦不要論に対する有力な反証となっていた。
結果的に日本海軍が選択した回答は「既存戦艦を改装してプレゼンスを維持する」という、あ
る種消極的な選択肢であった。
後世の目からすれば「先送り」にしか見えないのだが、現時点では主砲射撃管制システムの劇
的な改善は不可能であり、42センチ砲を超える大口径砲は影も形もなく、更に言えば予算も資
材も制限がある以上、既存艦艇の改装でお茶を濁すしかなかったと言える。
が・・・この海軍の判断は、金剛型戦艦の現況調査の報告書の前に霧散する。
先の海戦において、もっとも損害が大きかったのは金剛型の2隻であり、海軍としては同戦艦
を修理がてらアップデートを(適正な価格と資材で)行おうとしたのだが、船体に与えられた
ダメージは想定以上のものであり、当初計画の予算と資材で改装したとしても、30年代中ごろ
には退役待ったなし。40年代以降まで持たせるのならば、それこそ新造に近い予算と資材をか
けないといけない状態であった。
残り2隻の金剛型はまだマシではあったが、こちらはこちらで、当初計画の予算と資材の範囲
での改装を行ったとしても、性能向上は限定的である(防御性能は上がるが、攻撃力は変わら
ず、トラファルガー級とは何とか渡り合えても、アドミラル級や元帥級相手だと苦しい)こと
や、何より金剛型2隻が早期退役する状況下で、残り2隻しかない金剛型をどう使うのかとい
う用兵上の問題が発生するのである。
これが摂津型であれば、42センチ砲搭載艦なので、予算と資材をかけても惜しくはないと判断
できるが、金剛型の主砲は36センチで、列強保有戦艦の中では下の方。
海軍が金剛型改装について急速に熱意を失うのも仕方がないことであった。
最終的に海軍は、金剛型の改装を諦め、「改摂津型の建造」「改摂津型で試した技術を摂津型
にフィードバックする」という方針に改めざるを得なくなる。
この方針転換に日本政府は嫌な顔をしたものの、戦艦が未だ列強における戦略兵器であり、戦
艦の純減は問題があるという観点から、最終的には1931年度海軍整備計画で改摂津型戦艦2隻
の建造を認めることになる。(ただし海軍が望んでいた20センチ砲巡洋艦や1万5千トン級航
空母艦の建造は、戦艦建造の代わりにバーストすることになる)
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以下、本型の性能について解説する。
主砲については、摂津型と同様、45口径42センチ砲8門のままである。
当初は連装5基10門艦にしてはと言う意見も出たが、建造費用の圧縮が謳われている状況では
認められるはずもなかった。
砲弾についても従来通りであるが、砲塔動力用の水圧機強化や、砲塔内部の主砲発射後のガス
滞留を防ぐための排気通風機の強化など、安定した主砲戦闘ができるような細かい工夫がなさ
れている。
副砲については、『美濃』喪失の要因が、副砲弾薬庫の誘爆により、シャフトが圧し折れ、そ
こから流入した浸水によって失われたという観点から、思い切って15.5センチ副砲塔を全廃し
代わりに両用砲として開発していた「50口径12センチ砲」を、連装10基20門備えている。
実のところ、この副砲による誘爆の原因は、弾薬庫から装薬を砲塔にあげる揚薬装置が、「押
し上げ式」という装薬の帯が弾薬庫までつながっているに等しい形態であり「砲塔に被弾して
火災が発生した場合、揚薬装置の装薬が連鎖爆発して副砲弾薬庫にまで到達する危険性がある」
というものであり、改球磨型軽巡で採用された「釣瓶(つるべ)式」にすることで、万一砲塔
に被弾しても、被害をそこにとどめ、弾薬庫には波及しないよう配慮することも可能であった
のだが、副砲弾薬庫が誘爆した際の被害拡大を嫌い、ある程度弾薬庫を縮小できる小口径砲を
採用することになる。
同両用砲は、元々駆逐艦の主砲であった45口径12センチ砲を原型としている。
同砲は元々軽量であったことから、高角砲への転用を行うことが進められていたものの、この
時は予算の都合上断念されていた経緯がある。
その後、セレベス海海戦の戦訓から、45口径12センチ砲の打撃不足が取りざたされ、海軍は駆
逐艦の新主砲として50口径12.7センチ砲の開発が求められたものの、予算不足により開発は中
止。そのため、「45口径12センチ砲を改良して、主砲と高角砲を両立させる」という、「あく
まで既存砲の改良」という、議会で新規開発よりも予算を通しやすい理由を打ち出すことで、
ようやく開発にゴーサインが出た経緯がある。
同砲は、45口径12センチ砲の改良型とされているが、実際には新造に近い改良である。
まず砲弾については、分離装薬筒式にしているが、その際、砲弾重量を23kg、装薬重量を11.5
kgと、従来の砲弾重量の20kgを上回りつつ、砲員の体力消耗により発射速度が低下することを
抑えるため、弾薬包の重量を35kg以下に抑えている。
無論、このままだと45口径12センチ砲と比べて初速が落ちる訳だが、初速を稼ぐために、45口
径から50口径に砲身を延長し、初速を825m/sと、従来砲と同レベルを維持している。
高角砲としての役割もあるため、尾栓は閉鎖速度の速い横鎖栓式に変更し、俯仰速度を15°/s
旋回速度も20°/sと、従来型の高角砲が軽量化の代償といて人力操縦であったのを、動力操縦
に切り替えたことで、航空機に対する照準が格段に早くなっている。
また、揚弾路を砲塔旋回半径内にした(一方、誘爆を防ぐために、砲塔直下に即応弾薬室は配
置されているが、即応弾薬室と砲塔、即応弾薬室と主弾薬室とを繋ぐ楊弾機、楊薬機ともに別
々になっており、砲塔での火災が、即、主弾薬室までに延焼しないようになっている)ことで
発射速度は毎分15発を(砲塔の給弾要員の体力が続く限りは)維持できている。
もっともこの代償として、装甲のついた連装砲塔タイプは70t。波浪防止用の簡易シールドの
みの単装砲でも20t弱と言う重量を有しており、更に言えば、高角砲としては、最大射高が約
12,000mと及第点であるのだが、被害半径が想定よりも狭く、砲身命数も750発と長砲身且つ
比較的高初速であったせいか、他国の高角砲と比べるとやや短い。
なにより、高角砲としてはともかく、対水上艦艇用の副砲としては、45口径12センチ砲と比
べると打撃能力は上がっているものの、あくまでそれは12センチ砲の範囲内であって、摂津
型の15.5センチ砲は当然、社会主義連合が新たに小艦艇搭載砲とした13.3センチ砲と比べて
も威力は劣っており、海軍は巡洋艦の砲火力増強に注力することになる。
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防御については、水平防御の舷側部分が傾斜していたのを、特に影響はなかったとして、水
平に戻している。また、金剛型や摂津型で見られた集中防御様式がやや緩和され、艦首艦尾
に薄い装甲帯が追加されている。
むしろ同型で重要視されたのは間接防御であり、各種注排水装置の強化もだが、機関を日本
戦艦で初めてシフト配置にすることにより、雷撃での機関の抗湛性能を高めるようにすると
ともに、発電機用の小型ディーゼルも増設し、注排水装置の電源が途切れないようにしてい
る。あと、目立たないところでは、各種電線回路の二重化、主連絡通路の装甲化など、被弾
による砲弾での破片への安全性を高める努力も行っている。
ただ摂津型での非装甲部分にも防御重量を割り振った結果、常備排水量が9,000t近く増え
ており、その重量増に対応するためにバルジを拡大。結果的に、この時期以降、日本海軍の
1万トン級以上の軍艦の心臓となる新型タービンをデチューンしたものを採用したお陰で、
摂津型とそう変わらない速度は維持できたものの、1940年代の列強の新型戦艦に対しては
やや速度が遅い状態であった。(これは長門型も同じ)
ただし、空母機動艦隊とも普通に艦隊行動が出来たのも事実であり、戦時中もとくに運用面
でどうこうということはない。
むしろ、対空火器を満載していたことで、空母部隊の最後の番人のような扱いを受けており
空母部隊の将兵からは非常に人気のある艦でもあった。
同型は、1931年度に予算が成立したものの、1934年度計画では、議会の反対を受けて建造予
算案は否決。これに呂宋や南天(旧オセアニア)の住民からの献金運動が起きたことで、何
とか1隻は復活できたものの4番艦は取りやめのままになるなど、戦間期における軍縮の影
響をもろに受けた艦となっている。
海軍も、呂宋や南天の住民には非常に感謝しており、イギリス社会主義共和国連邦が「オセ
アニアもイギリスの一部である」と公式に明言したことへの意趣返しとして、3番艦の艦名
を『南天』として、イギリスの神経を逆なでしている。
同型は、1940年度中期に長門型が就役するまでは、日本海軍最強の戦艦であり、摂津型4隻
と併せて『ビッグ・セブン』『帝国海軍の七本槍』と、日本国民の自慢になっている。
第二次大戦中も、積極的に前線に出ており、損傷を受けることはあっても、遂に撃沈される
艦はおらず(2番艦『呂宋』は、撃沈寸前にまで追い込まれたが、制海権を日本海軍が握っ
ていたことで、何とか港について大破着底の後、半ば意地で復帰させ、大戦を乗り切った)
『不屈の不沈戦艦』と呼ばれることになる。
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投下終了
終わってみれば「摂津型を可能な限り安価でリファインした戦艦」という全く面白みのない艦に。
変更点としては
1 副砲を取り外して副砲弾庫の配置見直して、代わりに両用砲搭載。
2 非装甲区画の浸水対策として、艦の前後に軽度の装甲と、敵弾が命中した時の断片防御&注排水装置の強化
3 新型機関(デチューンして信頼性と維持費用の向上)採用とシフト化による抗湛性能向上
4 重量増にはバルジの拡大を行い、浮力の確保&被雷時の被害極限
基本的に摂津型で防御構造完成されていますので、史実アメリカ戦艦ナイズして強化するだけなんですよねえ。
FCSについても、この時期にはレーダー射撃など影も形もなし。ただし注排水装置のために電源供給強化をしたお陰で
第二次大戦中は長門型に準じた優秀な射撃レーダーを配備できますが。(摂津型は電力問題でやや劣る代物を搭載)
両用砲は、13センチ砲にするかで悩みましたが、こちらも予算不足やら何やらで既存設備が使える12センチ砲に。
ダンケルク級見ると、13センチ砲は13センチ砲で微妙な性能だったのが。
なお発射速度やら何やらあって、長門型や秋月型(後期型)は、更に新型砲搭載(長12センチ砲)搭載になりますが。
何というかはっちゃけようにもはっちゃけず、非常に地味な艦になったなあと言うのが。
まあ長門型が出るまでは間違いなく最強ですので、山城も満足はしているでしょう。
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立て乙&投稿乙です。
防御力としては甲板装甲130㎜・垂直装甲340㎜だと42㎝砲に対しての安全距離ないのではと思いますが、そこはもう妥協して巡洋戦艦に近いのですかね?
1931年だと水上機の航空観測も実用域ですが、転生者の先知恵で過度な期待はしていないとかかな。
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乙です。
妥協案故に傑作とはいかないまでも運用面や防御力など見ると後世良作と評される戦艦ですな。
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>>984
一応、垂直装甲は20km圏内までは安全よ。
水平装甲で言えば、27km位まではギリギリ耐えられる程度。
まあアメリカみたいな超重量弾来たらちょいあやしいけど。
問題は、現時点で命中が高まる15km圏内では、水平装甲はともかく垂直装甲はガチで抜かれることなのよなあ。
>>985
なお他国からすれば「贅沢抜かすな」という攻防性能です。
アメリカの2か国なんて、この時点でも14インチ砲戦艦が主力で、ようやっと16インチ砲採用するかどうかという状態ですし。
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乙です。
同型艦3隻では、運用にクセがありそうですね…。
そして「妥協の産物」とは言いつつも、フランスの「元帥」級を全体的に優越しているという。
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>>987
せめてもの救いは、金剛型が練習戦艦に引っ込んだことで、日本海軍の現有戦艦7隻が42センチ砲で統一。
これに天城型も42センチ砲ですので、砲の統一射撃が凄く楽になります。
同型艦3隻ですが、ここら辺は割り切らざるを得ないというか。
なので海軍では「天城型2隻よりこいつ1隻の方がよくないか」と言う意見も出ることに。
フランスにしてみれば「めんどくせえなマジで」と言う気分です。まあ友好国の艦隊が強ければ
カナダへの牽制にはなるので良し悪しなんですが。
逆に日本海軍はラサール級や大元帥級でフランスに「めんどくせえなマジで」と毒づきます。
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投下乙でした。
摂津型は弱点も露呈しましたが、一つの戦艦の完成形でしたし実績も残してますから、
その弱点を丁寧に潰したリファインモデルは、この時の日本海軍としては最良じゃないでしょうか。
何より3隻という数が建造できてますから、既存の近代化された摂津型と併せれば、かなりの兵力に。
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乙です、なまじっか決戦型海軍から海洋海軍に変貌する過渡期故に
色々と問題発生しちゃったのか…3隻かあ運用がすげえ面倒くさいだろうな
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乙です
貧乏性&色物改装好きとしては廃艦艦予定の金剛型の船体が船としてまだ使えるなら空母に改装してぇなぁと思った次第。
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乙。ある意味進化の袋小路ともいえるけど実用でも財布事情にも優しい戦艦に。
そしてイギリスは赤くなってもやらかしてくるか
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WW2では日仏VS米英だっけ?
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>>989
何気に40センチ砲以上保有している国は「日、仏、英、加」ですけど、
フランスは隻数こそ1隻多いですけど主砲口径では負けており、英、加は主砲口径は上ですけど隻数は日が上。
割と絶妙なバランス保っています。
>>990
順同型艦の摂津型も含めれば7隻ですので、山城型3隻就役後は、摂津型を1隻づつ大改装でしょうねえ。
>>991
船体の寿命が微妙になっていますからねえ。あとはまあ機関馬力の関係で空母改装しても25ノット程度になるのが。
>>992
旧オセアニアの面々が南アフリカで自立行動やっていたのでそれ対策ですね。結果的に日本ぶちぎれましたが。
>>993
日仏加墨伯清露VS英北米ソ中印馬来アルゼンチンVS南部連合、ドナウ、南アの3極戦争ですねえ。
ちなみにバルト帝国とトルコは中立(まあどっちかというと日寄り)、北中国は清と中華人民共和国の代理戦争中。
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まじで世界中で大戦争か…戦勝国も戦後頭抱えそう
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梅
零戦を崇めよ!
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竹
零戦の戦闘爆撃機運用には特攻以外にも可能性を感じる
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松
元々生産が追い付かない艦爆の代用だしな
爆弾を投下したら戦闘機になれると一石二鳥と思われたんだ。
また、反跳爆弾の研究もやってて、その資材と実戦の為の機体は特攻に使われてしまった辺り因果やなあと。
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松
隼みたいに主翼にハードポイントが有ればロケット弾攻撃とか出来て前衛の露払いとか浪漫があるんですけどね
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>>1000なら代筆でレッドサンブラッククロスと信長新記と皇国の守護者と帝国宇宙軍とエルフ完結
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