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架空戦記系ネタの書き込み その140
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※前スレ
架空戦記系ネタの書き込み その138
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1683352030/
架空戦記系ネタの書き込み その139
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1685161430/
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メモ書き おフランス製戦車のあれこれ
AMX-30
ロシア戦役開始時の主力戦車。
全般的シルエットは史実AMX-30。ただし車高は幾分高い。
理由としては「水平対向エンジンではなくV型エンジン採用のため」
主砲は50口径75mm砲で、これは対戦車砲に合わせたもの。
本来ならば90mm〜105mm積みたかったのだが、開発の遅れから妥協の産物。
まあ・・・ロシア戦車相手なら圧勝だった訳だが。
あとガソリンエンジンのため航続力が低いのも数少ない弱点の一つ。
AMX-30(B型)
ロシア戦役中盤から登場。バランスの問題から最終的に90mm砲を搭載した代物。
また、ガソリンエンジンではあるが、出力を強化し、幾分装甲も厚くしたことで、
日本の40式戦車(史実T-44の90mm砲ver)とならんで、当時最良の戦車扱いされて
いる。ロシアが繰り出した守護聖人シリーズ相手にも終始優位に立っており、戦後も
主力戦車の地位を確立している。
AMX-40
フランス陸軍の次期主力戦車。念願の105mm砲搭載兼ディーゼルエンジン搭載。
イメージ的にはヴィッカーズMk.1/Mk.3戦車の装甲強化Ver。
なお砲塔はフランスお得意の鋳造砲塔となっている。
ただしエンジンだけは水平対向ディーゼルにしたお陰で、トラブルが連発し、
同戦車の弱点となってしまっている。
とはいえ、同戦車は発展性があったことと主砲の威力が強力だったお陰で、
長い期間、主力戦車として活躍することになる。
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>>950
中間弾薬の分隊支援火器は別枠ですかな。
ミニミかIARか。
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60式自走無反動砲みたいな車両なら水平対向エンジンは車高低減出来るだろうけど、どのみち砲塔分の車高が必要な戦車で有効なんだろうか?
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>>950-951
作成乙です。
日本陸軍は弾薬の合理化と機関銃の先進化に成功してますが…小銃はボルトアクションのままなんですね。
大陸事変も関わっておらず、史実より数段工業力がある割には控えめなんでしょうか。
そしてAMX-30シリーズは本当、この時代なら最良の中戦車として君臨してますねえ。
最後に水平対向エンジンで難儀してますが…V12とかじゃ駄目だったんですかね。
何にせよこの時代、105ミリ戦車砲を持つ快速MBTは本当に優秀で恐ろしいなあって。
>>945
作成乙です。
あのフランス製カービン銃、この世界では見事実用化を果たしましたか。
長く重い本体と中間弾薬がいい具合にマッチしてますね。
改良型などが生まれれば、かなり輸出市場でも好調な売れ行きが期待できそうです。
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>>952
イメージ的にはRPK軽機関銃ですかねえ。
>>953
車高が高いとその分発見率が高くなりますからねえ。
低くできるのならばそれに越したことはないかと。
>>954
弾薬の形態を変える訳ですから、相当に議論がなされることになります。
イギリスを巻き込んだのも、最終的には「日英共通弾薬にすることで、
アメリカが余計な口出ししないようにすることと、量産効果による弾薬
コスト削減」という目的ですし。
史実と違い、平時の軍事予算が抑制的なのも大きいのですが。
エンジンについては、V型ディーゼルの意見も大きかったのですが、
機関室の容積をコンパクト化することによる、他の部分の防御力の
強化等の意見が大きかったのが。まあ史実の面々が水平対向エンジン
になれていたというのも大きいのですけど。
整備のしにくさとか、エンジンの余裕のなさとかいう問題は付きまとい
ましたけど、『きちんと整備できていれば』稼働率がそんなに悪くない
というのが・・・
なおAMX-55でも「コンパクトエンジンに拘り過ぎて、性能はいいんだが
色々と問題がある」ことやらかしていたので、ここら辺はもうフランスの
癖としか。
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ある意味名戦車なAMX13は揺動砲塔ともども生まれてこれないかな。
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まあ転生者知識があっても何でもかんでもうまくいくわけではないか
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>>956
汎用装甲車のシャシーとしては使われてそうですけどねえ。
どっちかというとERC戦闘偵察車に近い車両の開発やってそうです。
(中小国的にはこっちの方が維持費的に安価だし)
>>957
知識として知っていても、それが実現できるかどうかはまた別問題ですし。
ここら辺はトライ&エラーはどうしても発生しますから。
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>>958
たしかに装輪装甲車に大火力ってコンセプトにあってますよね揺動砲塔。
>>959
T64もちゃんと整備すれば高性能2.5世代戦車の先駆けですしね。
HESHやHEATが持て囃された当時なら特に。
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>>947
このデザインがAK-47の30年前に存在していたのがフランスなのだ。
>>948
距離200-400mではドイツ軍やイタリア軍はなすすべもないでしょうな。
>>949
まあ、最初から何もかもうまくいくことは無いから……。
>>950
第一次世界大戦で「決戦射撃距離」という幻想は粉砕されましたからな。
>>954
死の商人はフランスのお家芸ですからね>輸出
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>>951
>フランス戦車
あ、AMX社製になるんですか?
「委員会」が戦前から暗躍しているのならば、国有化せずに普通にルノーやソミュア社が続行すると思ってましたが
(「破壊的イノベーション」は民間企業から生まれるのだ)
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ちなみに1945年くらいにはロシア戦役もEU勝利で終了する予定。
これによって、ロシア共和国は、史実ロシア連邦よりも領土を削られ
(北西連邦管区がフィンランド、南部連邦管区や北カスカフ連邦管区も
ウクライナ等に割譲)、巨額の賠償等も課せられて、国家として低迷。
特に戦犯となった旧ドイツ第二帝国軍人は、悉くが戦争犯罪人として
処刑される羽目になります。
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>>960
フランスのエスプリというやつですか。
『フルール・ド・リス』世界ではモーゼルやワルサー、ラインメタルなんかはマニューリン辺りが自社に吸収してしまって消滅してるかな?
中間弾薬的なものとして日本も強化SMG用的な試製九五式実包(6.5×30)というやつを作ってはいるんですが、どうも要求性能が過大だったか性能に難ありだったのか日の目を見ずに消えました。画像すら見つかりません。
(要求は距離700mの防寒服を着た兵士を殺傷できる能力、後に500mに変更)
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>>955
小銃、機関銃の弾丸は歩兵が最も多く消費する弾薬ですからね。
アメリカが変な欲を出さないようにというのも、この世界でなら確かに…としか。
きちんと動けばコンパクトで理想なエンジンですが、如何せん凝り性ですよね。
恐らくルクレール相当のAMX55も、ガスタービンとディーゼルのハイブリッドとかですかね。着眼は優れてるんですけど。
>>960
そういえばフランスは昔から武器輸出大国でしたね。
日本陸軍の機関銃、野戦重砲もかなりがフランス式でございますし。
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>>961
兵器に関しては、基本国有化ですねえ。
正直、民間に関しては乱立しすぎていて、競作やっても非効率(主に生産問題)
というのと、EU傘下国等のコントロール。
シュナイダーとタレス、ダッソーくらいですかねえ。まあタレスとダッソーの
大株主はフランスですけど。
>>964
フランスの兵器は優秀なんですけど、どこか癖がある扱いです。
それでも砲は世界最優なんですけどねえ。
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フランス「だからって、ホチキス機関銃を第二次世界大戦まで改良し続けるとは思わなかったわい(真顔)」
いや、97式機関銃をどこかで見切りつけれなかったのかなと思って。
M2の日本陸軍版ホ103を採用するなら、それを地上用にも使えなかったのかなと
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12.7mmは地上戦では中途半端だと拒否したんだよ
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>>965
何気に砲熕技術は優秀ですからね、さすが陸軍大国だけあって。
特に120ミリ重迫なんかは陸自でもすっかりお気に入りの傑作です。
ルクレールも交換プログラムで乗ったドイツ戦車兵が、こういうのが欲しかったと絶賛したそうで。
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>>966
史実日本陸軍の場合だと、軽機関銃の性能がイマイチ(11年式軽機)
だったおかげで、92式重機関銃を運動戦に利用するドクトリンに
なりましたからねえ。
お陰で日本陸軍の機関銃『弾幕で敵兵を薙ぎ払う』ではなく『遠距離で
敵機関銃の拠点をピンポイントで叩き潰す』になったため、12.7mmは
『運動戦に追いつけない』という時点でアウトだったんですわ。
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>>968
大砲を作らせたら自分たちが世界一だと確信してる国トップ3が揃い踏みですからね。>フルール・ド・リス世界のフランス
(仏・伊・独)
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シュナイダーに設計してもらった90式野砲もソ連の1936年式と同じくウェスターベルト委員会の提言を具現化したポスト第一次世界大戦型野砲なんですよね。
ウェスターベルト委員会でも対戦車戦闘にも使える・対空砲にもなる・長射程で防御されてない後方を叩くなら75mmでもよいと野砲復権派が頑張っていたとか。
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なお日本の砲兵は、シュナイダーM1917C 155mm榴弾砲をライセンス生産できた
影響で「塹壕戦で相手を叩きのめすんなら、155mm砲クラスじゃないと意味なくね?」
という大変に極端な思考にたどり着いちゃって、1940年代の改編時に師団砲兵が
D-20 152mm榴弾砲に近い代物が配備されることに。(155mmですけどね)
イギリスからは「あいつら毎度のことながら極端な方向に突っ走る」と、溜息つかれます。
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まあフランスはフランスで、ロシア戦役利用して、M50 155mm榴弾砲生産してからの
装備更新かけているんですけどねえ。
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>>970
そうでした。シュナイダーにオート・メラーラ、ラインメタル…
欧州の名だたる砲熕メーカーがずらりですものね。
>>972
一足とびに陸自師団特科みたいになりましたねえ。
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そんなフランスも日本が疾風導入したらどんな狂騒みせてくれるのかな?
セイバーモドキ運用してそうだけど
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>>975
ミステールの登場が早まるだけでは?
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ミステールじゃねえ、ウラガンのが先だった。
何だかんだ言っても。史実フランスは自力で戦闘機を開発配備出来る国だった。
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とりあえず、そろそろフランス空母を仕上げますわ。
>>975
それほど時期がズレずにジェット戦闘機は投入すると思われる。
艦載機は向こうも経験がそんなにないんで苦労するだろうけど。
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>>978
名前は「ジョッフル」級ですね、分かります。>史実フランスの未成空母
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アンペラールナポレオンとかサントジャンヌダルク見たいな艦名付けられてそう
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元々空母艦載機技術は日米英しか持っておらず、アメリカはぐっだぐだのせいで
段々で遅れて、イギリスはいつもの大迷走をかまし、精々先進的なのは日本ぐらいしかないのが
確か史実3、40年代のフランス航空機業界もイギリス笑えないぐっだぐだなんだよなあ
総統も立て直すのめっちゃ苦労したんだろうな
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アメリカグダグタやったん?
TBDとかTBFとか開発時期とか早いし
F4Fも性能不十分ながらも防弾とか折り畳みなど充実はしてるが
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フランス艦の命名基準って何かあったっけ?
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>>982
yukikaze氏の世界の話、あの世界フランスの艦載機事情結構大変だと思う
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ようし完成したぞ。この世界のフランス空母第一弾。
リベルテ級航空母艦
基準排水量 23,000トン(公称:実際は25,000t)
満載排水量 29,000トン(公称:実際は32,000t)
全長 237.21m
最大幅 44.42m(飛行甲板:船体幅は31.0m)
吃水 9.44m
機関 インドル式重油専焼水管缶6基3軸
出力 90,000馬力
最大速力 29.0 ノット、
航続距離 15ノットで8,500海里
乗員 1,200名
兵装 1933年型37mm連装機関砲 10基
装甲 舷側:76mm(水線部)
飛行甲板:76mm(格納庫上面)
搭載機数 36機(公称:実際には露天繋止も含めると52機)
同型艦 『リベルテ』『エガリテ』『フラテルニテ』
(解説)
フランス海軍が1932年度計画で建造を開始した艦隊型空母。
世界で最初の装甲空母であり、イタリア戦役等では、海上航空基地として神出鬼没の働きを示し
空母運用において一石を投じている。
フランス海軍における空母運用の研究については、日米英海軍と比べると遅く且つ低調であった。
ここら辺は、フランス空軍の発言力が高かったことや、海軍内部でも水上砲戦派が主流派であった
こと、更には第一次大戦以降、フランスの軍事費が年々低下しており、海のものと山のものと付か
ない航空母艦に予算を割く余裕がなかったことが大きかった。
こうした事態が改善されるのは、いわゆる『フルール・ド・リス』と呼称する政治団体が名実とも
にフランスを牛耳って以降となる。
元々は第一次大戦の退役将校や兵の親睦団体だった同協会は、いつのまにかフランスの政財軍の中
堅や俊英の人材が集まる依り代となり、気づいた時には、軍の退役将兵だけでなく、現役将兵やそ
の家族を強固な支持基盤とした一大勢力と化していた。
そんな彼らが表舞台に立ったのは、1926年のドイツ戦役であり、ヴェルサイユ条約の破棄だけでな
く、周辺諸国にテロと政治的策謀をまき散らすだけであった、共産ドイツ政府及びドイツ右派団体
に対して強硬姿勢を取るよう主張し、最終的に彼らの定義した『電撃戦』によって、極めて短期に
ドイツを制圧したことで、フランス国民の彼らに対する信頼が一気に高まり、最終的には同協会の
若き指導者が、1929年に大統領(最終的には首相と権限を併せた『総統』に就任)に選出される
までになる。
政権を取った『フルール・ド・リス』が海軍に対して行ったのは、航空母艦に対する研究の促進と
それを守る巡洋艦や駆逐艦の整備であった。
海軍側としては、最強戦艦がプロヴァンス級戦艦であったことから、これを上回る新型戦艦建造を
求めていたのだが、同組織からは「3万5千トン級では満足できる戦艦を建造できるのは不可能」
というにべもない回答を出され、内心不満を抱きながらも、同団体の勧告に従うことになる。
(もっとも、この時に建造された『ラ・ガリソニエール級軽巡洋艦』は、当初予定とは大きく異な
り9,000tにまで排水量を増加させたことで、対空火力の大幅増強に成功しており、汎用駆逐艦の
ゲパール級、対潜駆逐艦のル・ノルマン級とともに、フランス海軍機動部隊の屋台骨を支えた
名艦となっている。)
彼らがここまで航空母艦を重視したのは「洋上の飛行場である航空母艦は、機動戦力として
長大な投射能力を持つ」が故であったのだが、一方で彼らは「瞬間的な攻撃力よりも持続的な攻撃
力」を重視したことが、これ以降のフランス空母の性格を決定づけることになる。
以下、本級の性能について解説する。
本級の最大の特徴が、飛行甲板に75mmの装甲を貼ったことである。
一発の被弾で航空攻撃が妨げられることを嫌ったが故であり、未だ根強い大艦巨砲主義者達も、
艦隊のエアカバーを継続して行うには必要であるとの認識から、最優先で決められている。
勿論、トップヘビー防止の観点から、飛行甲板の高さは高くならないように制限されているものの
格納庫の高さ自体は5.3mと大きく、新型艦載機の運用にも問題は生じていない。
本級のもう一つの特徴が、日本の蒼龍型でも取り入れられた斜行式飛行甲板と舷側エレベーターを
取り入れた事である。特に舷側エレベーターについては、艦橋前後に2基設置されており、未だ
前部エレベーターが中央線上にあった蒼龍型と比べても割り切っている。
また後年の改装では、艦首部に油圧式カタパルトを組み込むことで、航空機の発艦の容易さを
実現させている。
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これ以外の特徴として挙げられるのが、航空機兵装の搭載量の多さである。
航空機用ガソリンは700t、500kg爆弾が100発、250kg爆弾が200発近くと、正規搭載機数36機に対し
てかなり多い。これは戦時においては露天繋止で機数を稼ぐことや、長期間にわたって空爆を行う
必要性があることから、継戦能力の維持を重要視していたからではあるが、その一方で、1t爆弾
は24発。魚雷に至っては1発も搭載していない。
これは航空魚雷の開発にまだ成功していないこともさることながら、『フルール・ド・リス』の
メンバーの対艦攻撃方法が「スキップボミング」か「ロケット弾」を重要視しており、投下時に
速度を落とさざるを得ない魚雷攻撃に懐疑的であったことがあげられる。
こうした一方で、飛行基地能力『以外』については徹底的に簡素化されている。
直接防御力については「巡洋艦と殴り合いするわけではない」ということで、当初は舷側装甲は
付けられる予定はなく、至近弾や魚雷防御として舷側装甲は認められたものの、76mmと最小限度の
ものでしかなく、水平装甲も、機関部に50mm程度の装甲が貼られているのみで、それ以外について
は弾片防御程度のものでしかなく、魚雷防御についても、液層防御が2層あるだけというもので、
全般的に飛行甲板以外の防御は限定的であった。
また機関についても、機関重量の削減のために3軸となっており、機関馬力と船の安定性を重視
したことからやや寸胴な船体になったことから、速度は30ノットを切った状態となっている。
勿論、攻撃力も削減対象であり、37ミリ連装機関砲10基以外は備えていない。
高角砲装備の意見については「艦載機で対応するのが一番確実」といって、個艦防御(しかも
敵機への嫌がらせ)以外考慮に入れていない。
彼らがここまでケチったのは、勿論ロンドン海軍軍縮条約の縛りによるものであり、日英などは
「超過しているだろこれ」と思いつつも、自身も多かれ少なかれやっていることと、船としての
攻防性能が低いことから見過ごすことにしている。
なお同空母が就役した時の艦載機については、艦上戦闘機がD.373。艦上爆撃機がHs123類似の
爆撃機がそれぞれ16機搭載されており、日米英と比べると幾分劣っている状態であった。
勿論、フランスもそのことは重々承知していたのだが、やはりこれまでの遅れを取り戻すには
予算も時間も足りない状況であった。(フランスが一番重視していたのが、空軍の戦闘機の
近代化及びレーダー網の設置であったのも大きかった)
とはいえ、イタリア戦役では、就役していた『リベルテ』『エガリテ』を基幹とする機動艦隊が
ヒットエンドラン戦法を使っての神出鬼没の攻撃を行い、砲戦能力の勝るはずのイタリア艦隊は
各地に分散して哨戒行動をとらざるを得ず、結果的に戦力劣勢の筈のフランス艦隊に各個撃破
されるという失態を犯すことになる。
特にターラントにいた2戦艦が、戦役序盤で空母機動艦隊の夜間空襲(出撃した24機の攻撃機の
内、1/3を失うという被害はあったが)によって中破してしまい、以後、戦力外になったことは、
イタリアの戦争計画を狂わせる要因になっている。
同空母は、後継艦である『ラファイエット』級航空母艦就役までフランス海軍機動部隊の屋台骨
を支えていたが、やはり条約型空母であったため、発展には限界があり、ジェット艦載機の搭載
も見送られる予定であったが、空母数の問題から、1950年代後半まで艦隊の第一線で使われる
ことになる。
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投下終了。
条約上の縛りを可能な限り守るために、航空機運用能力及び長期航空攻撃以外を
切り捨てた艦を作成。空母機動艦隊戦舐めてんのかこいつと思った人正解。
まあぶっちゃけた話、転生者的には、なまじ空母の運用を見ていたことから「艦隊決戦用」
というよりも「海洋プレゼンス及び敵地に対する軍事的懲罰行為としての手段」を常識と
して捉えている面々が多く、だからこそ「一発の被弾ですべてがダメになるのを防ぐ飛行甲板」
&「長期間艦載機を作戦行動できるだけの航空機燃料及び爆弾搭載数」を重視した訳。
まあ史実ではフランス海軍きちんと航空魚雷持っているのですが、使用できる機体が骨董品
レベルであんなんどうやって使えと。結果的にドイツ技術者使って作った複葉式の艦上爆撃機
をでっちあげることに。
一応、これ以降は戦闘爆撃機にも使える機体で統一しつつ、本命の主力空母と戦艦を作る状況
ですねえ。日米英に差を付けられた分、その差を少しでも縮めようと躍起になっています。
なお艦名はフランス共和国の標語から。
正直、フランス海軍の艦名って、イギリス以上になんでもありなんですよねえ。
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乙でした。
結果的にイラストリアス級のコンセプトでトコトン航空機運用しやすくしたみたいな艦になったというべきか。
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まあ次への繋ぎとして割り切って作ったから悪くないと思う、乙です
これダンケルク級やリシュリュー級作られるのかな?
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次スレ建てます。
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架空戦記系ネタの書き込み その141
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1691852070/
>>980氏が建ててなかったので建てました。
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乙色々割り切った分使い勝手は良さそうだが要になる艦載機さえなんとかなればなあ
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立て乙です。
そしてyukikaze氏も乙です。
フランス最初の正規空母としては、まずまずの出来だったのではと思います。
少なくとも取捨選択がとても分かりやすく、今後のフランス空母の道標としての役割は果たせたのではないかと。
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yukikaze先生乙です。
「正解」と言うものはその時々の状況によって変化するものと言います。
太平洋での艦隊決戦では使えないかもしれませんが
当時のフランスの戦略環境ではこれがベターでしょうね。
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yukikaze氏乙です。
すごく乱暴にまとめさせていただくと飛行甲板の装甲を厚めにして船体を寸詰まりにしたクレマンソー級ってところでしょうか?
垂線長や水線幅が概ね一致しているのはドックとかの関係かな。
結果として格納庫の天井が低くなったり、狭くなったりはしているようですが、数はともかく(一桁ずつぐらい?)クルセーダーやシュペルエタンダールクラスは運用可能となりそうですね。
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スレ立て乙です、そして新型空母作成乙です。
やや小ぶりではありますけど、かなりエポックメイキングな空母ですね。
今後の新型空母の雛形としては十分ですし、艦上機が新しくなれば十分有用そうな。
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>「3万5千トン級では満足できる戦艦を建造できるのは不可能」
史実リシュリューでも基準排水量3万7000トン超えてますからね。
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>>997
ビスマルク「最初は三万五千トン作るつもりだったんですよ!本当なんです!信じてください!!」
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>>998
でもまあ、これに関しては
「戦艦なんかより空母優先しろ」
という『委員会』のごり押しが裏に透けて見えるような気がしなくも無いです…。
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1000なら『フルール・ド・リス』世界に6万トン級フランス戦艦が。
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