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テスト2

1:モントゴメリー:2022/12/04(日) 21:31:14 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
テスト書き込みです。

544:名無しさん:2026/07/24(金) 20:23:42 HOST:pda6eca9a.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
バ火力脳日本陸海軍と夢幻会の憂鬱 99式艦上爆撃機・0式艦上攻撃機

99式艦上爆撃機
・諸元
乗員:二名
全長: 10.34m
全幅: 14.55 m(主翼折畳時7.95 m)
全高: 3.06 m
主翼面積: 30.58m²
自重: 2,660 kg
全備重量: 4,285 kg
エンジン: 三菱金星五一型 空冷星型14気筒エンジン1600HP×1
最大速度: 480 km/h
航続距離: 2,100km
爆装:500㎏爆弾×1
   250㎏爆弾×2
   60㎏ロケット弾×8
機銃:翼内13.2㎜機銃×2
   後席13.2㎜機銃×1

0式艦上攻撃機
乗員:二名
全長:10.865 m
全幅:14.894 m(主翼折畳時7.1935 m)
全高:3.820 m
主翼面積:37.202m²
自重:3,223 kg
全備重量:5,200 kg
エンジン:三菱火星二五型空冷星型14気筒エンジン2000HP×1
最大速度:480km/h
航続距離:2,400km
爆装:1.2t魚雷型爆弾×1
   800㎏爆弾×1
   500㎏爆弾×2
   250㎏爆弾×4
   60㎏ロケット弾
機銃:後席13.2㎜機銃×1

549:5-87★:2026/07/29(水) 22:05:22 ID:???
test

550:名無しさん:2026/08/03(月) 13:48:06 HOST:sp49-109-2-92.smd01.spmode.ne.jp
ブライトン

551:モントゴメリー:2026/08/09(日) 00:10:14 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——TGV-650の派生車両①——

・TGV-650 Duplex-16
編成:16両(内食堂車2両)
定員:1250名
重量:約350トン
モーター出力:80MW
(その他はTGV-650 Duplexに準じる)


TGV-650 Duplexの「12両編成・900席」という構成は、速度と重量、そして運用性が高い水準で釣り合っている良好な編成である。
しかし、900席という搭乗人数は世界の高速鉄道の中では少ないとは言わないが若干見劣りするのも事実であった。
例えば日本の電磁浮上式の「中央新幹線」は16両編成で1300人以上の乗客を乗せることができる。
そのためFFR国鉄は(政府からの強い要望を受けて)TGV-650 Duplexの長編成版の設計を決定、その結果生まれたのがTGV-650 Duplex-16である。
その名の通り車両数を12両から16両に増やし、乗客数を1200名まで増加させた。
当初はモーター出力などはそのままにし、営業速度を500km/h前後まで緩和させる方針であった。
しかし、それに対し現場で運行を司る「スジ屋」たちが猛烈に反対した。
彼ら曰く、同一路線に500km/h列車と650km/h列車という速度差が150km/hもある編成を混ぜると必ず前者に後者が追いつく状況が生まれる。
そうなると追い越し設備を設けるか、ダイヤに大きな余裕を持たせる必要が発生し折角の超高速TGV路線の処理能力(1時間あたりの本数)が落ちる可能性が大である。
一方で全てを650km/hで統一すれば、ダイヤ作成も容易となり運転間隔も一定にできる。
更に保守や教育なども一元化でき、30年などの長期的視野で見た場合はモーター強化など設計変更をしたとしてもこちらの方が費用は抑えられるというのだ。
こうした声を受けてFFR国鉄上層部も方針を転換し、「16両編成で650km/h」の車両とすることにした。
具体的にはモーターの単体性能は維持したまま搭載数を増やして編成総出力を80MWへ強化し、同時にパンタグラフなどの集電機能も強化させた。
こうして生まれたTGV-650 Duplex-16はパリ-ダカール路線など需要が高い路線にのみ少数が運行されている。
これは「16両編成を少数運行するより12両編成を高頻度で運行させた方が効率がいい」という、本車両の存在意義を根底から揺るがす運用的結論に至ったためである。
されどその希少性から本車両そのものを目当てとする観光客なども集まり出し集客効果は当初の予想を超えることになる。



以上です。
ウィキ掲載は自由です。

TGVの派生車両でございます。
政府からの「900名ってヨソと比べると少なくない?もっと増やせや!」という圧力と、現場のスジ屋たちの「ダイヤを乱すんじゃねぇ!?」というプライドが衝突した末に誕生した

「FFRのフラッグシップ長編成列車」

でございます。

552:モントゴメリー:2026/08/09(日) 22:37:38 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——TGV-650の派生車両②——

・TGV-650F
編成:12両
重量:約240トン
積載量:標準約350トン
(その他はTGV-650 Duplexに準じる)

TGV-650 Duplexの設計を流用した超高速貨物列車である(Fret:貨物)。
こちらはTGV-650 Duplex-16と異なりFFR国鉄の自主開発である。
「旅客のみならず、航空貨物の需要にも食い込む」という意気込みで開発された。
車体設計はジェット貨物機のような内蔵式である。
外見は旅客型のDuplexとそれほど変わらない(窓が少ない程度)が、側面が開閉式となっておりそこから荷物を搬入する。
この際使用するのが「UFGV(Unité de Fret à Grande Vitesse:高速貨物ユニット)」である。
これは長さ約4.0mで幅が約2.5m、高さ約2.4mのコンテナであり最大重量は5トンである。
これを駅で1個につき「約20秒」でかつ「全自動」で積載できる。
(主要都市の駅ならば専用設計の作業機械が採用されているが、地方都市ではラ・ピュセルたちによって代替される)

主に想定される貨物は「軽く、かつ早く運ばなければならない物」である。
具体的には外交や行政文書(いわゆる「クーリエ輸送」)や民間の郵便物を中心として、医薬品や半導体、精密機械などの高度工業製品である。
加えて各地の名産である生鮮食品なども取り扱っている。

このF型の登場により、民間航空におけるジェット旅客機改装の輸送機はその存在意義を問われるほどの打撃を受けることになる。
単純計算であるが、搬入や空港からの輸送を考慮すると「最大1500㎞圏内」ではF型の方が“早く”荷物を届けることができるのである。
そして積載量350トンは大型輸送機2機分に匹敵するにも拘わらず、エネルギー効率は遥かに高かった。
これはDuplexの時は「棲み分けができる」と余裕綽々であった複合飛行船部門にとっても衝撃であった。
(主力である250トン級よりも積載量が多いのである!)
とは言えF型も万能ではない。
当たり前だが線路がある所にしか輸送できない。
加えて、日中は旅客輸送が最優先であるため運航は午後や夜間が主となるためやや融通が利かない。
この点で複合飛行船とは「棲み分け」が可能であった。
(なお輸送機部門は除く)


・TGV-650FS
編成:16両
重量:約310トン
積載量:標準約550トン
(その他はTGV-650 Duplex-16に準じる)

こちらも貨物輸送型であり、TGV-650 Duplex-16を基にした「大容量(Surcapacité)」仕様である。

「政府の圧力に負けて作っちまったんだから、少しでも投資を回収するためにこっちの設計も流用や!!」

というFFR国鉄上層部の思惑から生まれた。
とは言えその性能は本物であり、積載量550トンは往年の通常貨物列車に匹敵する。
そして通常貨物列車の速度は100㎞/h前後であるため、輸送効率は単純計算では約6倍となる。
勿論F型と同様の自動搬入システムも装備しているため荷下ろしの効率もかつての貨物列車の比ではない。
(とは言え、通常貨物列車の方も技術革新により1編成当たりの輸送量は飛躍的に向上しているため単純な比較は意味をなさない)
500トン級をも超える積載量を有するこのFS型の登場に複合飛行船業界は顔を青くしたが、やはりF型と同様の理由で「棲み分け」ができたため胸を撫で下ろしたという。
(その一方で通常輸送機部門は半ば死命を制された…)
FS型はDuplex-16とは異なり一定数が運行されている。
これはそもそも貨物部門が使える運行枠が限られているため、大容量編成の重要度が旅客部門より高いためである。

554:名無しさん:2026/08/13(木) 10:40:48 HOST:p220208178104.tcnet.ne.jp
富山県高岡市福岡町赤丸向野に住んでいる12月生まれの60代男性が、生前の父親の頭を鋭利な鈍器で何回も強く殴打して頭上から滝のように出血させて、殴る蹴るの暴行を繰り返して血塗れにして、母親にも頭や身体に殴る蹴るの暴行を繰り返して挫傷させている。

555:にほんばれ★:2026/08/13(木) 21:06:46 ID:???
テスト

556:にほんばれ★:2026/08/13(木) 21:09:25 ID:???
テスト

557:名無しさん:2026/08/15(土) 11:50:37 HOST:pda6eca9a.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
バ火力脳日本陸海軍と夢幻会の憂鬱 海洋師団

・編成表
・師団本部
 ・歩兵連隊(汎用)×2
  ・歩兵大隊
    ・歩兵中隊×3 徒歩または臨時自動車化 中機関銃×2 無反動砲×2
    ・迫撃砲中隊 92式重機関銃×6 81㎜中迫撃砲×6
    ・速射砲中隊 70㎜高低圧砲×4
    ・作業中隊 戦闘砲兵
  ・重迫撃砲大隊 120㎜重迫撃砲×18
  ・突撃砲中隊 75㎜突撃砲×12
  ・機関砲中隊 20㎜機関砲×6 大戦後期より二式30粍対空機関砲×6
・工兵中隊 機械化
 ・機動連隊×1
  ・機動大隊×3
   ・戦車中隊×2 99式水陸両用戦車×12
   ・歩兵中隊×2 LVT機械化歩兵
   ・自走中迫撃砲中隊 自走81㎜中迫撃砲×6
   ・作業中隊 機械化戦闘工兵
  ・自走重迫撃砲大隊 自走120㎜重迫撃砲×18
  ・工兵中隊 機械化
 ・砲兵大隊 96式15㎝榴弾砲×18
 ・師団捜索隊
  ・捜索中隊 徒歩あるいは自転車化
  ・オートバイ捜索中隊
 ・師団対戦車隊
  ・突撃砲中隊
  ・歩兵中隊 対戦車火器増強
 ・師団防空隊 57㎜機関砲×8
 ・師団輜重隊

558:モントゴメリー:2026/08/15(土) 18:22:38 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——Groupe de Combat Mobile ——

【概要】
Groupe de Combat Mobile(機動戦闘群:GCM)は、フランス連邦共和国(FFR)陸軍に存在する高速展開型の諸兵科連合戦闘部隊である。
その最大の特徴は、TGV-650シリーズの軍用型であるTGV-650M及び大容量型のTGV-650MSを用い戦車・装甲兵員輸送車・砲兵・防空・工兵・補給部隊などを一体として戦域へ高速展開できる点にある。
GCMは中隊や大隊といった固定編制の兵員や装備を有するのではなく、任務に応じて編成を変更できる「任務部隊」方式の戦闘群として運用される。
そのため、平時には一定の標準編制を維持しつつも実際の作戦時には戦況・地形・敵情に応じて各種支援部隊を増減させて各種状況に対応することが可能である。

【計画】
TGV-650 Duplex、及びその輸送列車型であるF型はFFRの鉄道技術の粋を極めた傑作であり各所から大いに注目と称賛を集めた。
そして、その中には(当然と言うべきか)軍部も含まれていた。
彼らには、TGV-650は大いなる「可能性」に映ったのである。

——これを用いれば、航空輸送が不可能な状況でも、部隊を迅速に戦域へ送り込むことができる。

輸送機による航空輸送は速度という点においては最高である。しかし、航空優勢が我が方になければ実施は非常に困難な手段でもある。
そしてFFR軍上層部(特に陸軍)は、OCUと戦端を開いた場合には航空優勢は確保できないという諦観を共有していた。
空軍閥は異を唱えているが、FFR創世記(第二次世界大戦)におけるフランス空軍の活動から全く賛同を得られていない。
そんな中で生まれたのがTGV-650シリーズである。陸軍はこれに飛びつき、軍での使用を前提としたM型を設計し運用することにした。
このM型(及びMS型)での運用を前提に編制されたのがGCMである。
その理念は「鉄道網が生きている限り戦力を送り込める高速地上戦力投射システム」である。
TGV-650M/MS型は単なる軍用輸送列車ではなく、GCMという戦闘単位を戦域へ投射するための「戦略機動手段」なのである。

559:モントゴメリー:2026/08/15(土) 18:23:09 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【編成例】
〇標準編成
 M型1編成で運用されることを想定された編成である。
規模的には「機械化大隊戦闘群」と言っても良い。具体的には

1.戦闘車両
• 「ビジャール」軽戦車:4両
• 装甲兵員輸送車:4両
• 防空車両:1両
• 工兵車両:1両
• 回収車:1両

2.砲兵部隊
• 「ヴァレ」155mm簡易自走砲:4門
(携行弾薬:通常弾約240発、ロケット補助弾約40発、煙幕・照明弾各40発)

3.兵員
 ・約200名
 (司令部要員から各種車両乗員まで含む)


〇強化編成
 MS型1編成を用いた編成。
こちらは小規模な旅団戦闘団に近い戦力を有する。具体的には

1.戦闘車両
• 「ビジャール」軽戦車:8両
• 装甲兵員輸送車:8両
• 防空車両:2両
• 工兵車両:2両
• 回収車:2両

2.砲兵部隊
• 「ヴァレ」155mm簡易自走砲:6門
(携行弾薬:通常弾約360発、ロケット補助弾約60発、煙幕・照明弾各60発)

3.兵員
 ・約300名
 (司令部要員から各種車両乗員まで含む)


【運用思想】
上記及びその他の編成に共通するのは

「一編成で最低限の自己完結戦闘能力を輸送する」

という運用思想である。
輸送効率を重視するならば、第一陣で戦闘部隊、第二陣で支援部隊を運び第三陣で弾薬を運ぶといった運用の方が良い。
しかしその場合、敵に線路を破壊され後続が到着できなければ戦闘部隊はその能力を損失する。
その「最悪」を避けるために多少の非効率を看過しつつ、1編成で最低限の自己完結能力を保持できる編成を組むのである。

【運用方法】
GCMは「単独で最低24時間の戦闘を継続できる」ことを前提に編成される。
(なお最長でも72時間までしか考慮されていない)
目的地に到着次第、部隊は30分以内に下車・展開を完了し戦闘行動に移行できる。
またM型・MS型には編成内に指揮通信設備と簡易野戦病院機能も内包しているため「走る野戦指揮所」としての能力も保持している。
具体的な投入状況は、第一に鉄道や街道などの交通結節点などの確保が上げられる。
また敵の侵攻が予測される空港や港湾、都市などへの増援としての任務もある。
要するに主力部隊が到着するまでの拠点防衛である。
「1編成のみ」ならばこの程度が限度であろう。

しかし、複数編成を集中させることができれば話は別だ。
2編成あれば限定的な攻勢作戦も可能であるし、5編成も揃えば旅団戦闘団に匹敵する規模となる。
敵からすれば想定外の戦域に旅団規模の機械化部隊が現れるようなものである。戦略の幅は大きく広がる。
(歩兵や弾薬が心許ないが、そこは編成の工夫や現地守備隊との連携など取れる手段はいくつもある)

【結言】
GCMはFFR軍の戦略機動戦力の中核として大きな役割を担っている。
通常は各方面軍直轄として存在し、有事の際は真っ先に現場へ投入される。
また災害派遣などでも支援部隊を中心に活動している。

560:モントゴメリー:2026/08/15(土) 18:23:41 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
・TGV-650M
編成:12両
重量:約260トン
積載量:標準約300トン(最大搭載量は任務により変動)
車内構造:重量物対応強化床、車両固定装置装備
積載方法:自動荷役・車両自走積載併用
その他特徴:対電磁波対策・各種冗長化対策を採用
(その他はTGV-650Fに準じる)

TGV-650シリーズの派生型(M :Militaire)。
GCM(Groupe de Combat Mobile:機動戦闘群)を運用するために開発された。
主な変更点は各種車両などの重量物の積載に対応できるように床の強度を上げ、車両積載用の装備を追加している。
その上でF型に対し90%以上の互換性を有している。
また、12両の内1両には指揮通信設備、1両には野戦病院設備が備わっているため「走る野戦指揮所」としても運用できる。
平時は災害派遣などに運用され、各種救援物資や建設重機などを被災地へ急速展開させる任務に従事している。
(これはFFR国内のみならず、国際救助任務においても同様である)


・TGV-650MS
編成:16両
重量:約330トン
積載量:標準約500トン
(その他はM型及びFS型に準じる)

FS型をM型相当に改設計した軍事用輸送列車。

561:モントゴメリー:2026/08/16(日) 23:45:36 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
フルーレ級駆逐艦
常備排水量:1,900トン
全長:115.0m
全幅:11.2m
吃水:約3.8m機関出力:50,000馬力
最大速力:37.8ノット
航続距離:4,800海里/15ノット
乗員:約180名
兵装:
• 50口径130mm連装砲 2基(計4門)
• 55cm三連装魚雷発射管 2基(計6門)
• 37mm連装機関砲 1基(計2門)
• 25mm単装機関砲 4基(計4門)
• 対空・対水上レーダー(初期型)

【概要】
ボナパルト朝フランス帝国が建造した駆逐艦である。
カサール級嚮導駆逐艦が率いる水雷戦隊の主力をなし、広大なフランス勢力圏の海上交通を維持することを目的として設計された。
本級最大の特徴は、「必要十分な性能を、可能な限り安価に実現する」という設計思想にある。
カサール級が水雷戦隊の旗艦として高い指揮能力と強力な砲雷兵装を備えた高性能艦であるのに対し、本級はその指揮下に入って戦闘を担うことを前提としている。
そのため、船体は大西洋の荒天下でも継続的に作戦可能な大きさを確保しつつ、装備を可能な限り簡略化。
過剰な航続距離や重武装、複雑な機関配置などを避け、建造期間と取得費用を抑えることで、短期間に多数を整備することを目指した。
フランス海軍では本級を指して

「ステック・フリット(カサール級)は週に1度で良いが、クロック・ムッシュは毎日必要だ」

と評価している。
艦名の「フルーレ(Fleuret)」はフランス語で細身の剣を意味する。
(すなわちフェンシングで使うアレである)
重い剣ではなく、軽快に動き、隙を見つけて突く武器であることから、軽快さを重視した本級の性格に相応しい名称として採用された。

【計画】
ラサール級装甲巡洋艦、マルセイユ級航空巡洋艦、そしてカサール級嚮導駆逐艦。
これらの艦艇が整備されたことで、フランス帝国海軍は近代化を成し遂げ「新世代」の艦隊の骨格を構築することに成功した。
そして骨格の次は「筋肉」、すなわち艦隊の主力を担う駆逐艦を用意する番である。
その命題に対して海軍が求めたのが

「必要十分な規模の駆逐艦を大量に作る」

という、戦略の王道を成す回答であった。
本級の開発に際して海軍が掲げた要求は明快であった。
第一に、大西洋で行動できるだけの航洋性を持つこと。
第二に、カサール級や巡洋艦に随伴できる速力を持つこと。
第三に、敵駆逐艦と交戦できる砲火力を持つこと。
第四に、敵大型艦に対しては魚雷による一撃を加えられること。
そして最後に、

「これ以上のものを要求しないこと」

である。
こうして本級の設計は「大西洋で問題なく運用でき、敵駆逐艦を追い払い、敵大型艦に魚雷を叩く込めればい良い」という極めて現実的(悪く言えば保守的)なものに落ち着いた。
これは、どうせ性能を追求しても『節制帝(海軍の一部で流行したナポレオン6世の異名。流石に『吝嗇帝』とは言えなかった)』が削ってくるから最初から必要十分にしよう、というある種の諦観も含まれていた。
しかし結果として完成した本級は、最低限の個艦性能を保持しつつ建造費と建造期間を大幅に削減することに成功。
フランス海軍における戦時量産型駆逐艦の標準となった。

562:モントゴメリー:2026/08/16(日) 23:46:10 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【船体全景及び上部構造物】
船体は全長115m、全幅11.2mと、1,900トン級の駆逐艦としては比較的大型である。
これは大西洋での運用を前提としたためである。
地中海の比較的穏やかな海域だけであれば、より小型の駆逐艦でも十分な性能を発揮できるが、大西洋では高い波浪と荒天が日常的に発生する。
そのため、本級では過度な軽量化を避け、十分な乾舷と船体強度を確保した。
艦首には1番主砲塔を配置し、その後方に艦橋が設置されその後方に煙突を置くという、単純な配置となっている。
船体中央部には魚雷発射管を配置し、その周囲に対空火器を配置。
後部には2番主砲塔があり、更に艦載艇などを収容するためのスペースが設けられている。
本級ではカサール級のような大型の司令部施設を必要としないため、上部構造物は小型化されている。
また、建造艦ごとの仕様変更を極力禁止し、艦橋、煙突、機関区画などの配置を可能な限り統一した。
これによって建造所ごとの設計変更を減らし、戦時下でも複数の造船所で同時並行して建造できるよう配慮されている。

【兵装】
主砲にはカサール級にも採用された50口径130mm連装砲を2基、計4門搭載する。
これは敵駆逐艦との砲戦を主任務として設計された標準的な主砲であり、駆逐艦相手であれば十分な打撃力を発揮する。
2基の砲塔は艦首・艦尾に配置され、前後双方に火力を指向できる。
主砲塔については、カサール級のような複雑な密閉式砲塔を採用するのではなく製造容易性を優先した簡略型とする案もあった。
しかし荒天下での居住性・作業性を考慮し、ある程度の生産性の低下を看過して密閉式砲塔を採用している。
水雷兵装として55cm三連装魚雷発射管を2基、計6門搭載する。
これは本級が単なる船団護衛艦ではなく、艦隊決戦における『槍』の役目も担っていることの証である。
カサール級と比較すれば雷撃力は低いものの、敵巡洋艦や大型艦に対して一撃を与える能力としては十分であり、複数艦による雷撃を組み合わせれば相応の脅威となった。
なお、本級では建造費削減のため魚雷発射管の配置を極力単純化し、甲板上の構造物を減らしている。

【対空兵装】
対空火力については、37mm連装機関砲1基と25mm単装機関砲4基を搭載する。
これは開戦前の標準的な駆逐艦としては必要最低限の装備であり、敵航空機の単独攻撃に対する自衛能力を確保することを目的としている。
しかし戦争が続くにつれ航空機の性能が急速に向上すると、本級の対空火力では不足する場面が目立ってきた。
そのため、大戦後半には対空火力の向上を目的とした様々な改装が施されている。
(一例として、後部砲塔を高角砲に換装した艦も存在する)
もっとも、本級に求められたのは個艦防御であり、艦隊防空については巡洋艦や航空母艦に任せることになっていた。

563:モントゴメリー:2026/08/16(日) 23:46:47 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【機関】
機関出力は50,000馬力。
1,900トン級の船体に対しては十分に大きな出力であり、最大速力37.8ノットを発揮する。
この数値だけを見れば決して低性能ではないが、これは高速力を維持するために必要な最低限の出力として設定されたものである。
本級ではカサール級のような大型艦隊への追随を前提とした高出力機関を採用せず、既存技術を可能な限り流用した。
ボイラーやタービンについても、既存艦艇との部品共通化を進めることで、製造設備や整備部品の種類を減らしている。
また、機関部そのものについても過度な軽量化を行わず、多少の重量増加を許容して信頼性を確保した。
これは戦時量産艦において極めて重要な判断であった。
一隻あたり数百馬力を削って建造費を下げるよりも

「故障せず、長期間動き続ける」

ことの方が戦争全体では重要だったからである。

【機動力】
最大速力は37.8ノット。
カサール級の37.5ノットをわずかに上回るが、本級では大型嚮導駆逐艦との競争を目的としているわけではない。
37ノット級という速力を確保したのは、ラサール級やマルセイユ級などの巡洋艦部隊に随伴する必要があるためである。
また高速力を確保することで、敵艦隊との交戦時に雷撃位置まで接近し、攻撃後に離脱する能力を確保している。
一方、旋回性能についてはカサール級のような問題はなく、船体規模に相応しい俊敏な身のこなしを会得している。
ただし高速力を重視した結果、低速域での取り回しにやや難があり港湾などでの操艦には注意を要した。

【電子装備】
本級はフランス帝国海軍の駆逐艦としては比較的早期から対空・対水上レーダーを搭載した艦である。
ただし、これは大型艦に搭載される高性能な艦隊用レーダーではなく、初期型の簡略化された装備であった。
本級では高価な射撃指揮装置との完全な連接は行われず、主として敵艦や航空機の早期発見を目的として使用された。
これにより、夜間戦闘や悪天候下での索敵能力を向上させることができた。
また、電子装備の搭載を前提として艦橋周辺に若干の余裕を設けており、後年にはレーダーの更新や通信設備の強化も行われている。

【建造・量産性】
本級最大の特徴は、その性能ではなく「量産性」にある。
カサール級では水雷戦隊旗艦としての能力を追求した結果、複雑な艦内設備や大型の主砲塔、司令部施設などが必要となった。
これに対し本級では、それらを可能な限り排除した。
艦内設備は標準化され、艤装品の種類も削減。
その結果、国内の中小規模の造船所でも建造することが可能となった。
海軍関係者の間では、

「カサール級を一隻作る予算でフルーレ級を二隻作れる」

という言葉が冗談交じりに語られたという。
もっとも、これは本級の性能がカサール級の半分という意味ではない。
カサール級が「水雷戦隊を率いるための艦」であるのに対し、フルーレ級は「その水雷戦隊を構成するための艦」である。
両者はそもそも求められている役割が異なっていた。

【運用】
本級は就役後、各水雷戦隊に配属され、カサール級嚮導駆逐艦の指揮下で運用された。
平時には大西洋の哨戒、船団護衛、海上交通路の警備などに従事。
戦時には巡洋艦部隊の前衛として索敵を行うほか、敵駆逐艦部隊との交戦、雷撃、輸送船団の護衛など幅広い任務に投入された。
特に大西洋の荒天下で活動できるだけの船体規模を持ちながら、1,900トンという比較的小型の船体にまとめられていたことから、遠隔地の基地でも運用しやすく、フランス帝国海軍の各地の水雷戦隊に配備された。
一方で、敵巡洋艦以上の大型艦と正面から砲戦する能力は持たず、航空機に対する防御力も限定的であった。
そのため、敵主力艦を発見した場合には、魚雷攻撃を本分とするが不利と見るや煙幕や高速力を利用して離脱することが基本とされた。
本級は決して「最強の駆逐艦」ではなかった。
しかしフランス帝国海軍の戦時体制を支える主力駆逐艦として長く使用されることになる。
ラサール級が敵の巡洋艦を駆逐し、マルセイユ級が敵の姿を探し、カサール級が水雷戦隊を率いるならば、その周囲を埋め尽くして戦うのがフルーレ級であった。
派手さこそなかったものの、第二次世界大戦におけるフランス帝国海軍の勝利を支えた「軍バ」として本級は高く評価されることになる。

564:635:2026/09/07(月) 12:03:53 HOST:119-171-248-100.rev.home.ne.jp
大型ASEV(仮)/戦略防空打撃艦

1. 基本諸元
艦種: イージス・システム搭載大型護衛艦/戦略防空打撃艦
艦種記号: CG将来的にBBG相当
全長: 218m
最大幅: 28.5m
深さ: 約15〜16m
喫水: 約8.5〜9.0m
基準排水量: 約18,000t
満載排水量: 約23,000〜24,000t
最大速力: 約30kt
航続距離: 約7,000〜8,000海里/18〜20kt
乗員: 約300名
航空要員等を含む最大運用人員: 約320名

大型化によって現行ASEVより大幅に余裕のある居住区・機関区画・弾薬庫・電力設備・将来装備用区画を確保。

主機:MT30×4基(発電量120MW級)
推進システム:統合電気推進

レーダー:SPY-7(V)1 ×4面
C4ISTAR:イージス武器システム J7.B
:AN/SQQ-89A(V)15対応水中戦闘システム
ソナー:OQQ-21改
MFTA
艦載機:SH-60K、UAV、UUV、USV他無人ドローン
  
兵装

280mm超長射程砲 ×4門
Mk41VLS ×128セル(SM-3/SM-6/ESSM等)
127mm砲 ×1門
12式SSM能力向上型 ×16〜24発
CIWS ×2〜4


2. 船体・設計思想

現行ASEVの「長期間洋上でBMD任務を継続する大型イージス艦」という思想をさらに発展。

特に、

高い耐洋性
長期洋上滞在能力
大量のミサイル搭載能力
大型レーダー搭載能力
高い電力余裕
将来兵器への拡張性
高い居住性
戦闘損傷後の抗堪性

を重視。
艦体中央部艦橋前後には将来の280mm戦略砲およびレールガンへの換装を考慮した大規模な構造余裕を確保。

3. 機関
主機

MT30ガスタービン×4基

日本仕様の大型統合電力・推進システムに接続。

総発電能力 約120MW級

通常航行時には必要な発電機のみを使用し、戦闘時には複数のMT30を高出力運転。
将来的なレールガン・高出力レーザー等への電力供給余力を確保。

4. レーダー
AN/SPY-7(V)1 4面固定式AESAレーダー

現行ASEVと同様、4面のSPY-7を中核とする。
2026年現在、実際のASEV用システムも4面SPY-7、レーダー処理装置、電源・冷却装置、イージス戦闘システムを統合した状態で検証されている。

5. 戦闘システム
イージス武器システム ベースラインJ7.B

日本のイージス艦との共通性を重視。
外部センサーからの目標情報を利用したネットワーク交戦にも対応。

6. ミサイル発射装置
Mk41VLS:128セル

艦首・艦尾に分散配置。

主な搭載兵器
SM-3 Block IIA
SM-6
SM-2系列
ESSM
トマホーク
国産長射程巡航ミサイル
12式SSM能力向上型
将来型迎撃ミサイル
その他将来開発兵器

565:635:2026/09/07(月) 12:04:50 HOST:119-171-248-100.rev.home.ne.jp
7. 主砲

日本製鋼所製280mm超長射程戦略砲

280mm連装砲塔×2

計4門

艦首・艦尾に配置。

用途
超長距離対地攻撃
長距離対艦攻撃
長距離防空
高速滑空弾運用
HVP運用
射程
通常超長射程弾:1,000km級
改良型:1,200km級
HVP:300〜500km級
高速滑空弾:超長距離
弾薬:約240〜300発


8.副砲

127mm単装砲×1

用途:対水上、対地、警告射撃、限定的な対空射撃

280mm戦略砲を搭載する場合でも、通常の艦砲射撃用として残す。


9. 対艦兵装
12式SSM能力向上型艦載型×16〜24発

複数の4連装発射筒等に分散搭載。
280mm長距離砲と組み合わせ、

数百km級:HVP・SSM
1,000km級:長距離砲

という多層的な対艦攻撃能力を形成。

10. 水中戦闘システム
艦首ソナー

OQQ-21改良型

OQQ-21をベースにバイ/マルチスタティック探知、高度信号処理、複数艦艇との協調探知、UUVとの連携、哨戒機との連携を強化。
水中戦闘システムAN/SQQ-89A(V)15に対応。
日本独自のOQQ-21改と米国系水中戦闘システムとの連接を可能とする。

曳航ソナー

MFTA

長距離・低周波探知を担当。

ASWネットワーク

OQQ-21改+MFTA+SH-60K+UUV+僚艦+航空機によるマルチスタティック対潜戦闘を実施。

11. 対潜兵装
324mm短魚雷発射管×2基
SH-60K×1
MFTA
UUV
対潜ミサイル
水中無人機

大型艦でありながら、艦隊行動時の自衛対潜能力を確保。

12. 航空機運用
艦載機

SH-60K×1
複数のUAV・UUV・USVを運用。
特にUUVをソナーシステムと連接し、艦から離れた位置にセンサーを展開可能。

13. 近接防空

20mmファランクス×2基以上

その他
SeaRAM等
30mm遠隔操作機関砲
高出力レーザー(将来装備)

566:635:2026/09/07(月) 12:09:53 HOST:119-171-248-100.rev.home.ne.jp

14. 電子戦
電子支援装置
電子攻撃装置
チャフ
フレア
曳航式デコイ
対魚雷デコイ
ソフトキルシステム

イージス戦闘システムと統合。

15. センサー融合

本艦単独のセンサーだけでなく、
F-35、E-2D、SH-60K、UAV、UUV、僚艦、地上レーダー、衛星、同盟国艦艇からの情報を統合。

特に280mm砲・HVPでは「自艦レーダーで見つけて撃つ」だけではなく、
「他のセンサーが発見 → データリンクで本艦へ送信 → J7.Bが射撃解を算出 → 280mm砲/VLSから攻撃」
というネットワーク交戦を基本とする。

16. 指揮能力

大型艦体を利用し、通常のDDGより大規模な指揮区画を設置。
必要に応じて艦隊旗艦として運用可能。

17. 防御・抗堪性

NBC防護
区画細分化
多重冗長電源
機関区画分離
弾薬庫防爆
自動消火装置
浸水対処システム
戦闘指揮所冗長化
電子戦
デコイ
CIWS
多層ミサイル防御

特に280mm砲弾薬庫とVLSを分散配置し、一箇所の被弾による全火力喪失を避ける。

18. 電力・冷却

将来兵器を考慮した大容量電力システム。


19. 将来改修余地

艦体建造時から以下を考慮。

第1段階 280mm戦略砲+HVP
↓
第2段階 高速滑空弾能力強化
↓
第3段階 高出力レーザー追加
↓
第4段階 280mm砲を電磁レールガンへ換装

20. 想定任務

統合防空・ミサイル防衛
長距離火力投射
艦隊防空
対地対水上長距離火力投射
艦隊指揮
A2/AD環境下での長距離打撃

21. 性格

本艦は従来型の戦艦ではなく、
「ASEVを大型化し、Aegis防空艦・BMD艦・長距離火力艦・将来レールガン艦を統合した大型水上戦闘艦」
として設計される。
現行ASEVの基本思想である、
「長期間洋上に展開して弾道ミサイル防衛を担当し、既存イージス艦をBMD任務から解放する」
という役割を維持しつつ、長距離砲と大型船体を利用して攻撃能力を大幅に拡張する。
コンセプト

「日本版ASEVを基礎に、戦略砲を加えた21世紀型巡洋戦艦」

ただし、その本質は戦艦ではなく、

Aegis IAMD艦
+
BMD艦
+
長距離火力艦
+
対艦攻撃艦
+
対潜艦
+
将来レールガン艦

を一つの大型艦体に統合した、多任務型大型水上戦闘艦である。

567:ひゅうが@スマホ:2026/09/07(月) 21:33:30 HOST:104.28.83.165
テスト

568:ひゅうが@スマホ:2026/09/07(月) 21:34:24 HOST:104.28.83.165
テスト

569:635:2026/09/09(水) 16:44:18 HOST:119-171-248-100.rev.home.ne.jp
ttps://web.archive.org/web/20160618071718/ttp://blog.mizuirochang.jp/2007/08/21/#000182

570:635:2026/09/09(水) 18:00:43 HOST:119-171-248-100.rev.home.ne.jp
ザックリUGSF年表(´・ω・`)
一部スパロボ用語に直したり作品の設定鑑みて文章追加したりしてます。


2040年 AC3エレクトロスフィア。特記事項:別記事ですがストレンジリアルとUGSFのエスコン3エレクトロスフィアは平行世界とのナムコよりの公式発表

2067年 サイバースレッド 多脚戦車の興行が盛んとなる。特記事項:エスコン8のプレプレイ内において多脚戦車の目撃報告アリ

2090年 連合政府設立。同年、アイランド3型宇宙コロニー「ウラヌス」をガローフ社に発注。政府連合の秩序維持を目指し、旧制各国家軍を解体、政府連合下に全軍再編。サイバーコマンド設立

2098年 サイバーコマンド 島3号コロニーウラヌス完成。同コロニーにて反乱コロニー落としの危機。同コロニーを廃棄

2100〜2200年 フォトン・ドライブ(亜光速航法?)実用段階に。太陽系開発及びアルファ・ケンタウリ含む10光年以内に世代間探査船派遣。第一次宇宙開拓時代到来。
       ケンタウルス座アルファ恒星群(恒星トリマンおよびプロキシマ)、エリダヌス座イプシロン(恒星オズマ)、はくちょう座61番(恒星エクシア)方面に派遣した探査船が居住可能な惑星コーネウス、テラフォーミング可能惑星エクシア等発見
       本事業を記念してAG(AFTER GLACTIC)歴が開始。2100年以降、西暦と併用。

2189年 バーニングフォース 天現寺ひろみ卒業試験に挑む。卒業後UGFS所属

2200年 初期超光速航法ワープ・ドライブ(空間歪曲機関)実用段階に。第二次宇宙開拓時代到来この頃よりギャラクシアンを名乗り始める
    政府連合(United Government)解体、銀河連邦(United Galaxy)へと再編

2243年 ギャラクシアン3プロジェクトドラグーン エリダヌス座イプシロン星域で、初の外宇宙物体、通称ライブ・ウェポン正式名称未確認知的機械種UIMS(UIMS Unknown Intellectual Mechanaized Species)に遭遇
    同年、惑星ドグマスに設置されたキャノンシードを破壊、同ドグマス崩壊。UIMS撤退。

2245年 ギャラクシアン3ザ・ライジング・オブ・ガーブ UIMS派生種、UIMSΔが惑星コーネウスに侵攻。
    UIMSΔの重要塞コードネーム「ガーブ(GOURB)」を破壊。ガーブ、コーネウスと共に崩壊。UIMSΔ撤退。

2250年 「D計画」発動(後のギャラクシップ開発計画含む軍拡と思われる)UIMS、UIMSΔ使用技術習得、以後航宙機は小型化・大出力兵器搭載傾向に。

2260年 UIMS技術を用い、銀河系各星系に対し大々的な移民、惑星改造を実施(例:エヴァグレネス)

2279年 ギャラクシアン 初の外宇宙生命体(ETI)となる「エイリアン」と遭遇(第一次エイリアン侵攻)。小型かつ多数の生命体であったため大型艦が投入できず、試作小型航宙機「ギャラクシップ」を投入。
    戦訓から、これ以降は小型航宙機によるISA戦術がUGSFの基本方針となる。

2281年 ギャラガ エイリアンの第二次侵攻。UGSFはエイリアンのコードネームをギャラガと命名。太陽系を中心に防衛線を構築。
    事前に対エイリアン戦開発比重を高め新型航宙機をギャラクシップに変わる新戦力として投入。
    この時点でエイリアンは戦闘経験により第二世代に進化した模様。

571:635:2026/09/09(水) 20:09:15 HOST:119-171-248-100.rev.home.ne.jp
ザックリUGSF年表(´・ω・`)
一部スパロボ用語に直したり作品の設定鑑みて文章追加したりしてます。


2040年 AC3エレクトロスフィア
 ・特記事項:別記事ですがストレンジリアルとUGSFのエスコン3エレクトロスフィアは平行世界とのナムコよりの公式発表

2067年 サイバースレッド
 ・多脚戦車の興行が盛んとなる。特記事項:エスコン8のプレプレイ内において多脚戦車の目撃報告アリ

2090年
 ・連合政府設立。同年、アイランド3型宇宙コロニー「ウラヌス」をガローフ社に発注。
 ・政府連合の秩序維持を目指し、旧制各国家軍を解体、政府連合下に全軍再編。
 ・サイバーコマンド設立

2098年 サイバーコマンド
 ・島3号コロニーウラヌス完成。同コロニーにて反乱コロニー落としの危機。同コロニーを廃棄

2100〜2200年 
 ・フォトン・ドライブ(亜光速航法?)実用段階に達し太陽系開発及びアルファ・ケンタウリ含む10光年以内に世代間探査船派遣。第一次宇宙開拓時代到来。
 ・ケンタウルス座アルファ恒星群(恒星トリマンおよびプロキシマ)、エリダヌス座イプシロン(恒星オズマ)、
  はくちょう座61番(恒星エクシア)方面に派遣した探査船が居住可能な惑星コーネウス、テラフォーミング可能惑星エクシア等発見
 ・本事業を記念してAG(AFTER GLACTIC)歴が開始。2100年以降、西暦と併用。

2189年 バーニングフォース
 ・天現寺ひろみ卒業試験に挑む。卒業後UGFS所属

2200年 
 ・初期超光速航法ワープ・ドライブ(空間歪曲機関)実用段階に。
 ・第二次宇宙開拓時代到来この頃よりギャラクシアンを名乗り始める
 ・政府連合(United Government)解体、銀河連邦(United Galaxy)へと再編

2243年 ギャラクシアン3プロジェクトドラグーン
 ・エリダヌス座イプシロン星域で初の外宇宙物体未確認知的機械種UIMS(UIMS Unknown Intellectual Mechanaized Species)に遭遇
 ・同年、惑星ドグマスに設置されたキャノンシードを破壊、同ドグマス崩壊。UIMS撤退。

2245年 ギャラクシアン3ザ・ライジング・オブ・ガーブ
 ・UIMS派生種、UIMSΔが惑星コーネウスに侵攻。
 ・UIMSΔの重要塞コードネーム「ガーブ(GOURB)」を破壊。ガーブ、コーネウスと共に崩壊。UIMSΔ撤退。

2250年 
 ・「D計画」発動(後のギャラクシップ開発計画含む軍拡と思われる)UIMS、UIMSΔ使用技術習得
 ・以後航宙機は小型化・大出力兵器搭載傾向に。

2260年
 ・UIMS技術を用い、銀河系各星系に対し大々的な移民、惑星改造を実施(例:エヴァグレネス)

572:モントゴメリー:2026/09/13(日) 12:21:18 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
パナール AP 40 「ボーモン」

重量:約9.0 t
全長:4.34 m
全幅:2.00 m
全高:1.80 m
乗員:2名(後部操縦席に1名配置可能)
エンジン:パナール製6気筒ガソリンエンジン(出力:約85 馬力)
出力重量比:約9.4 hp/t
最高速度:約80 km/h
主武装:25 mmカノン砲
副武装:7.5 mm機関銃
駆動方式:8輪式(うち中央補助輪 4輪は格納可能)
装甲:最大60 mm(車体前面)

【概要】
パナール AP 40「ボーモン」は、ボナパルト朝フランス帝国陸軍が策定した「強力装甲車(Automitrailleuse Puissante)」計画に基づき、パナール社が開発した8輪式装甲偵察車である。
その最大の特徴は、単純な8×8装輪方式ではなく、通常の道路走行用車輪4輪に加えて、悪路走行時のみ接地する中央部の補助輪4輪を備える独特の走行装置である。
それを駆使した従来の装甲車とは一線を画する高速性能と、・重防護・高火力型偵察車として完成した。
名前は、アンシャン・レジーム期からナポレオン一世期のボナパルト朝フランス帝国で活躍した騎兵将校(特に竜騎兵)であるマルク=アントワーヌ・ド・ボーモンから採られている。

【開発】
戦前のフランス陸軍では、装甲戦闘車両の開発において主に二つの潮流があった。

・胸甲騎兵派:防御力と火力を兼ね備え、かつ装軌式により高い不整地突破力を確保した機動突破作戦の主力
・竜騎兵派:装輪式による高い高速性能で戦場を駆け巡り偵察や敵の弱点を突く遊撃戦力

そして胸甲騎兵派は技術の進歩と共に順調に発展していたのであるが、竜騎兵派はいささか迷走していた。
まず従来型の装甲車に対して二つの問題が認識されていた。
第一に防御力が不足していること。
第二に装輪車としての高速性を優先すると、泥濘地や砂地などの不整地で機動力が急激に低下することである。
上記の問題は共に装輪車両の宿命と言えるものであり、特に4輪車両では避けられない問題でもあった。
実際当時のフランス軍はパナール178をはじめとする高速装甲車を運用していたが、この『高速』はあくまで道路上での話である。
砲弾で耕された戦場では、その能力を十全に発揮することは難しかった。
そこで1938年、フランス陸軍は既存の偵察装甲車よりも強力な防御力と火力を備え、なおかつ装輪車としての高速性を維持した「強力装甲車(Automitrailleuse Puissante)」の開発を各社に要求した。
これに対してパナール社が提示したのがAP 40である。
パナールが導き出した答えは単純明快だった。

「道路では軽快な4輪車として走り、悪路では8輪車になる」

というものである。
さらにエンジンを車体中央部に配置し、車体前後に操縦スペースを設けることで、車体を極端に低くすると同時に、前進・後退双方で高い機動性を確保した。

573:モントゴメリー:2026/09/13(日) 12:21:58 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【車体】
本車両は全長4.34 m、全幅2.00 m、全高1.80 mという9 tという軽量車両としても非常にコンパクトな車体で構成されている。
車体は強く傾斜した装甲板によって構成され、最大装甲厚は60 mmに達する。
また、車体高を抑えることで、被発見率の低下や被弾面積の縮小、重心の低下や偵察任務における地形を利用した遮蔽のしやすさなどを実現している。
特に側面から見た場合、全長に比して車高は非常に低く装輪装甲車としては異例のシルエットとなっている。
その他の特徴として「完全な前後対称」で構成されており、後部にも操縦席が設けられている。

【走行装置】
本車両最大の特徴である。
車体には左右4輪、合計8輪の車輪が配置される。ただし、8輪すべてが常時接地するわけではない。
通常の道路走行時には前後のゴムタイヤ4輪を使用し、車体中央部に配置された4輪は車体側へ引き上げられる。
つまりこの状態では「4輪車」として高速走行が可能である。
一方、泥濘地・砂地・軟弱地盤などでは中央部の2軸4輪が降ろされ接地する。
これにより8輪の高接地圧分散状態となり、軟弱地盤での走破性が大幅に向上する。
中央2軸4輪はゴムタイヤではなく特殊な金属製グローサーが設けられており、悪路走行時の駆動力を積極的に地面へ伝達する。
(なお、伝達軸の関係上この中央4輪は引き上げられた状態でも駆動した状態となる)
この方式によって本車両は整地では4輪駆動での高速性能を、不整地では8輪駆動による高い走破性を両立できるのである。

【機関】
エンジンにはパナール製6気筒ガソリンエンジンを搭載し、最大出力は約85 馬力を発揮する。
戦闘重量約9 tに対する出力重量比は約9.4 hp/tとなり、現代的な感覚では決して高出力とは言えない。
しかし小型・軽量な車体と道路走行時の4輪駆動を組み合わせることで、最高速度約80 km/hを実現している。
また駆動系には前後方向への走行を可能とする特殊な機構が組み込まれており、偵察車両として重要な高速離脱能力を確保している。
すなわち偵察時に敵に発見された場合は旋回することなく、操縦手が後部操縦席に乗り移るだけで最大速度での離脱が可能となるのである。
(実際の運用では予め後部操縦席に副操縦手を乗せて更なる離脱速度の向上が図られる事も多かった)

【機動力】
本車両の最高速度は約80 km/h。
当時の装輪装甲車としては非常に高速であり、偵察部隊の先頭に立って敵情を探るには十分な性能を備えている。
一方、悪路では中央4輪を展開することで接地面積を増加させ、通常の4輪装甲車では進入困難な地域への進出を可能とした。
これにより下手な装軌式車両よりも高い不整地突破力を備えている。

574:モントゴメリー:2026/09/13(日) 12:22:58 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【武装】
主砲として25 mmカノン砲を搭載する。
これはオチキス社製の25mm対戦車砲の砲身を短縮したもので、初速は880m/sを発揮し距離500mで40㎜の装甲板を貫通可能である。
この数字はドナウ連邦軍のⅢ号戦車の初期型が相手ならば砲塔正面ですら貫通可能であり、後期型や新型のⅣ号戦車が相手であっても車体側面に対してならば有効であった。
とは言え、本車両はあくまで「竜騎兵」である。敵の胸甲騎兵である戦車と正面から戦闘することは本義ではない。
本車両の任務は偵察や側面からの襲撃であり、その火力はあくまで「進路を妨害する敵(軽車両や歩兵部隊)を排除するための火力」である。
なお副武装には7.5 mm機関銃を装備し、主砲と同軸配置とする。
また、開発段階ではより大型の砲を搭載する可能性も検討されており、将来的な武装強化余地も残されていた。

【砲塔】
本車両の外見的特徴である砲塔にもパナール社の独自技術が採用されている。
それは後のフランス軍装甲車でも受け継がれている揺動式砲塔の思想である。
揺動式砲塔とは大まかに言って上部構造と下部構造に分かれており、砲身だけを俯仰させる通常の砲塔に対し砲を固定した上部構造そのものを上下させるのが特徴である。
これによりターレットリングと砲閉鎖機が干渉しづらくなり、小型のターレットリングでも比較的大型の火砲を搭載できるようになる。
それにより砲塔容積を縮小でき、車高も低くすることができた。
この方式を採用することで、わずか9 tの車体に対して比較的大型の火砲を搭載することが可能となったのである。
欠点としては仰角を取れる範囲が狭くなり、砲塔そのものの強度が確保しにくいなどもあるが看過された。
(これに加えて「砲塔の密閉ができない」のでNBC防御が困難というものがあるが、それは戦後の話である)

【乗員】
本車両の乗員2名であり、車長兼砲手と操縦手で構成されている。
これは本車両の最大の弱点とも言われ、車長は、周囲の監視から目標の捜索、砲塔操作からの射撃や無線連絡まで一人で担当する必要がある。
これは偵察車両として考えても明らかな負担であり、一度戦闘となったら車長の作業量が極めて大きくなる。
一方で、乗員を2名に抑えたことで車体の小型化・軽量化と前方投影面積の縮小、さらに装甲重量の確保が可能となったのも事実である。
本車両の設計は、乗員の負担を半ば甘受した上での産物なのである。
なお実際の現場では後部操縦席に副操縦手を乗せて後方索敵と無線操作を分担する運用もよく見られた。

【防御力】
本車両はその車体規模としては異例の重装甲を持つ。
最大60 mmに達する傾斜した車体前面装甲は、同時代の一般的な装輪戦闘車両はおろか装軌式戦車と比較しても同等か上回るものである。
低い車高を活かした「見つからない」運用だけではなく、「見つかっても一撃で撃破されない」装甲により高い生存性を発揮する
ただし9 tという車重を考えれば装甲厚には当然限界があり、側面・後面の装甲は弾片防御が精々である。

【運用】
本車両は主に偵察用として機械化部隊に配備された。
開戦後は想定通り偵察に活躍したが、「竜騎兵」として側面警戒や逆に敵側面への襲撃などにも活躍している。
またその優れた火力と正面防御力を活かして歩兵直協任務にも活用された。
その名の通り「胸甲騎兵」たる戦車を補佐する「竜騎兵」として戦場を駆け巡ったのである。

575:モントゴメリー:2026/09/20(日) 00:07:41 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
リシュリュー戦記世界——カステルノー級防空空母——

基準排水量:約1万5000トン
満載排水量:約1万7500トン
全長:205m
全幅:24.5m
最高速力:約32ノット
機関出力:約12.5万馬力
推進軸:4軸
航続距離:16ノットで9000浬
乗員:約1,100名
搭載機:定数36機(+補用4機。露天繋止含まず)
武装:65口径10.5cm連装高角砲 6基12門
    37mm連装機関砲 8基16門
    25mm単装機銃 18挺
装甲:飛行甲板25mm
格納庫甲板25〜40mm
   舷側25mm
重要区画40〜50mm
備考:対艦用爆弾・魚雷格納庫は無し(将来増設余地のみ確保)
同型艦:開戦時9隻が就役(その他独・伊で各3隻が就役)

1. 概要
フランス帝国海軍が建造した開戦時の主力空母である。
その最大の特徴は、航空攻撃能力を持たないことである。
この空母は、フランス戦略方針である「制空権下での艦隊決戦」を実現するために生まれた防空専用空母なのである。
その搭載機は若干の偵察・観測機を除いてすべて戦闘機である。
(ただし、就役後の改装で攻撃能力が追加された艦はある)
戦闘機をリシュリュー級戦艦に追随できる32ノットの高速力で運び、敵航空隊から艦隊を守る。
それが本級である。後世の研究者からは、

「空母というより、飛行機を積んだ高速防空艦」

と評されることもある。
だが当時のフランス海軍にとっては、それこそが必要な空母だった。

576:モントゴメリー:2026/09/20(日) 00:08:26 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
2. 背景
フランス海軍は「次の戦争(WW2)」を大艦巨砲主義で戦い抜く覚悟を決め、リシュリュー級戦艦の『量産』を断行したことは以前述べた。
しかし、それは航空母艦の保有を否定することにはつながらなかった。
「制空権下での艦隊決戦」には、戦艦に追随できる艦隊型空母は絶対に必要なのである。
陸上の基地から飛び立つ空軍部隊だけでは『傘』は形成できない。
そうした健全な思考の基、航空母艦の設計が決定された。
しかし、その前途には大きな問題があった。
大型艦を建造できる造船所はリシュリュー級の建造に全て振り向けられていたため、空母に回せるリソースは残っていなかったのである。
これに対し、当初は商船改装の小型空母を量産するという計画が立てられたが「速力」の問題から却下された。
この空母は最大32ノットを発揮するリシュリュー級戦艦が率いる主力艦隊に追随しなければならない。
それに対して、商船改装では20ノットを出せれば御の字である。それでは話にならない。
求められていたのは

「量産可能な規模と、戦艦についていける速力を併せ持つ空母」

であった。
こうして専用設計のカステルノー級の設計が決定された。

3. 設計
3.1 船体全景
全長205m、全幅24.5m。基準排水量は約1万4500〜1万5000トンとされた。
空母としては決して大型ではない。
しかし、求められた任務を考えればこれで十分だった。
艦橋は右舷側中央部に配置され、その後方には煙突を一体化した構造物が続く。
飛行甲板は全通式とし、艦尾まで可能な限り広い発着艦スペースを確保した。
リシュリュー級ほど徹底した直線化ではないものの、商船建造設備を利用するため船体構造は可能な限り単純化されている。
設計上に特記すべきことは少ないが、それも

「一隻でも多く・早く造れること」

を優先した結果である。

3.2 船体規模
本級の1万5000トンという規模は、偶然決まったものではない。
これ以上小型化すると、必要な航空機搭載数か最高速力のどちらかを達成できなくなるギリギリの数字である。
また十分な航空燃料搭載量と対空兵装の数も諦めなければならない。
しかし、逆にこれ以上大型化すれば性能は向上するものの建造可能な造船所が減ってしまう。
1万5000トンと言う数字は、上記の各種条件の最大公約数なのであった。
またこの規模ならば、フランス各地にある中規模造船所でも対応できる。
本級の規模は、こうした「割り切り」から導き出されたのである。

4. 兵装
4.1 高角砲
高角砲としてリシュリュー級にも採用された65口径10.5㎝連装高角砲が片舷3基の計6基搭載された。
これはドイツ製高角砲であり、欧州標準化の恩恵を受けた装備である。
弾丸重量は15.1kg、最大射程は17700m(仰角45度)、最大射高12500m(仰角80度)であり、発射速度は15〜18発/分、初速は900m/sである。
弾丸は人力装填式(補助装置有り)だが、ドイツ艦載砲の特色である砲架のジャイロ制御装置を備えており、艦が揺れても常に水平を維持できる。

4.2 機関砲
近距離防空用として37mm連装機関砲を8基16門、さらに25mm単装機銃を18挺搭載する。
37㎜はイタリア製で、25㎜はフランス製である。
配置は艦橋周辺、飛行甲板両舷、艦尾など、可能な限り広い射界を得られるよう考慮された。
もっとも、これらはあくまで最後の防衛線である。

577:モントゴメリー:2026/09/20(日) 00:09:50 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
5. 防御力
5.1 船体防御
本級の装甲は、軽空母としても驚くほど薄い。
舷側装甲は基本25mmであり、機関部や対空火器用弾薬庫、航空燃料保管庫などの重要区画についても40から50mm程度の厚みしかない。
また飛行甲板も25mm、格納庫甲板でも25から40mm程度である。
これは、リシュリュー級の量産でフランス海軍の装甲板製造能力が逼迫していたのが原因である。
1隻や2隻ならばともかく、本級も量産するつもりならば確保できる装甲板はこの規模が限界であった。
そのため本級の防御は、装甲による直接防御ではなく後述する誘爆対策や消火設備の冗長化、燃料区画の防護などの間接防御などが重視された。

5.2 誘爆対策
本級最大の特徴は

「対艦攻撃用航空兵装を積まないこと」


である。
通常、航空母艦にとって航空爆弾や魚雷は必要不可欠な装備である。
しかし同時に、敵弾が命中した際には誘爆の原因となる巨大な危険物にもなる。
そして上記の通り、本級の装甲防御力は非常に弱体である。
そこでフランス海軍は発想を転換した。

「逆に考えよう。弾薬を積まなければ誘爆することはない、と」

攻撃用爆弾・魚雷の専用格納庫を設けず、搭載機は戦闘機と若干の偵察・観測機のみとしたのである。。
これによって敵弾が飛行甲板を貫通した場合でも、艦内で大規模な二次爆発が発生する危険を大幅に減らすことが期待された。
もちろん、この非常に思い切った措置には異論もあった。
戦争…否、闘争の本質は「攻撃」である。防御だけでは勝てない、と。
しかしその意見に対しては、「攻撃」を行う『剣』はリシュリュー級が担う。本級はその剣が敵に届くまで守る『盾』である、として看過された。
されど反対意見も尊重され、設計には弾薬庫を増設できる空間も確保された。
実際、ドイツとイタリアで建造された準同型艦である「ヴェーゼル」や「スパルヴィエロ」などには攻撃能力が追加されている。
(某ドゥーチェ「防空に振り切った漢気は認める。せやけど地中海は狭いんや!いざという時反撃できないんは困る!!」
某戦艦大好き皇帝「やっぱり、必要な時に地上部隊を掩護できる能力は欲しいなぁ…」)


6. 機関
カステルノー級にとって、機関は装甲よりも重要だった。
本級はリシュリュー級と同じ戦場で追随できなければならない。
そのために妥協はできなかった。
そのため、本級の機関出力は約12.5万馬力という強力なものになっている。
当初はリシュリュー級の機関構成の半分を流用した2軸推進が提唱された。
この方式ならばリシュリュー級の機関を流用でき、量産効果を発揮することができる。
しかし戦艦用として設計された機関は、この船体には重量・容積ともに過大であり、機関室配置にも無駄が多かった。
また2軸推進では被弾時の冗長性が確保できないとして却下された。
そのためこの船体規模には相応な4軸推進が採用された。

7. 航洋性能
最高速力は32ノット。
この速度によって本級はリシュリュー級と行動を共にすることができる。
また大西洋を主戦場とするフランス海軍にとって、単純な高速力だけでなく航続距離も重要だった。
そのため、航続距離も16ノットで9000浬が確保されている。

578:モントゴメリー:2026/09/20(日) 00:10:39 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
8 航空艤装
艦載機の搭載数は、常用36機に補用4機である。
そのほぼ全てが基本的に戦闘機である。
これは一般的な空母と比較すれば異様な編成である。
しかし、そのおかげで爆弾・魚雷用クレーンなどの艤装を簡略化でき量産性が向上している。

9 電波兵装と航空管制
本級ではレーダーなど索敵機能も重視された。
敵航空機を目視してから戦闘機を飛ばしていては遅い。
艦隊防空には敵機を遠距離で探知し、その位置を把握して迎撃機を発進させてその情報を艦隊各艦へ伝達する必要がある。
そのためのシステムが本級には備わっているのである。
そのため本級は空母であると同時に巨大な航空管制指揮所としての性格も強かった。
艦内部には航空管制区画が設けられ、レーダー情報と艦載機からの報告を統合し迎撃機を効率的に誘導することができた。
これによって本級は、自艦だけでなく周囲のリシュリュー級、巡洋艦、駆逐艦まで含めた艦隊全体の防空を担うのである。
後世の歴史家は

「カステルノー級の価値は、搭載機数そのものよりもその搭載機を有機的に艦隊全体の防空戦力として運用する能力にあった」

と評価している。

10. 建造数
本級は開戦時までに9隻の建造が間に合った。
加えて、ドイツ・イタリアでも各3隻が建造された。
また開戦後も建造が継続され、最終的には3国合計で20隻以上が建造されている。

11. 運用
開戦時の本級は、3隻を一個戦隊として三個戦隊体制で運用された。
これにより、常に海上に一個戦隊が展開できる体制が確保された。
リシュリュー級6隻の傍らには、常に本級が侍っていたのである。
(リシュリュー級も基本的には2隻で一個戦隊を編成し三個戦隊体制であった)
これによりフランス海軍の防空体制は

・カステルノー級の艦載機
・コルベール級防空巡洋艦
・リシュリュー級固有の防空火力

という三層構造となったのである。
第三次レイキャビク沖海戦においては10隻のリシュリュー級姉妹と従姉妹たちを守るために本級も稼働する全艦が出撃、防空任務に就いた。
大英帝国海軍の航空攻撃も熾烈を極め、本級も多くが傷つき、撃沈された艦も複数発生したが最後までリシュリューたちを守り抜いている。
後世の歴史家は、彼女たちについてこう記している。

「カステルノー級は、一隻の戦艦も沈めなかった。
しかし彼女たちがいなければ、十隻の戦艦もまた存在しなかった。」

と。

579:モントゴメリー:2026/09/21(月) 20:17:06 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
age

580:モントゴメリー:2026/09/21(月) 20:19:44 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
リシュリュー戦記世界——VG.41M 艦上戦闘機——

全長 約9.0 m
全幅 約11.0 m
全高 約3.4 m
翼面積 約18.0 m²
自重 約2,200 kg
通常戦闘重量 約2,850 kg
最大離陸重量 約3,050 kg
エンジン イスパノ・スイザ 12Z-M ×1
出力 約1,500 hp
プロペラ 3翅・定速可変ピッチ
最高速度 約650 km/h
巡航速度 約450〜470 km/h
実用上昇限度 約12,000 m
航続距離 約1,500 km
渡洋・回送航続距離 約1,600〜1,800 km
兵装 20mm機関砲 ×2、13mm機関銃 ×2
構造 木製・金属複合構造
防御装備 自動防漏燃料タンク、操縦席装甲、防火隔壁
主任務 艦隊防空・爆撃機迎撃
副任務 長距離哨戒・護衛・偵察


【概要】
VG.41Mは、フランス帝国海軍が開発した艦上戦闘機である。
艦隊の防空能力を強化するために生まれた「艦隊防空専用戦闘機」であり、Arsenal de l'Aéronautique(アルスナル航空工廠)がVG.39陸上戦闘機系列を基礎に設計し、Dewoitine(デヴォアティーヌ)社が艦載機用に調整し製造を担った。
その設計思想は、

「敵攻撃隊が艦隊に到達する前に迎撃し、短時間の射撃で撃墜する」

ことを第一の任務としている。
その性格は従来の艦上戦闘機というより、「艦隊に随伴する局地戦闘機(迎撃機)に近い。
特に特徴的なのが、Arsenal VG.39系列から受け継いだ高速戦闘機としての設計思想と、Dewoitineが蓄積してきた艦上機運用技術の融合である。

【開発】
WW2開戦時、フランス海軍の主力艦上戦闘機はデヴォアティーヌ社のD.790であった。
これは同社のD.520陸上戦闘機を艦載機化したもので、性能そのものは悪いものではなかった。
しかし同盟国である大日本帝国海軍が開発した艦上戦闘機「烈風(憂鬱烈風)」はそれをはるかに凌ぐ性能であったため、開戦後にはフランス海軍でも導入されることになる。
だが実際に運用してみると、烈風はフランス海軍が求める艦上戦闘機の姿とは乖離していることがわかった。
670km/hを超える最高速度は素晴らしいが、爆装1.5トンはフランス海軍的には「無駄」でしかなかった。
(カステルノー級には積むべき爆弾はないのだ)
それでいて自重も3トンを超える重量級では、運用側としては色々言いたい事も出てくるのは自明の理である。
フランス海軍が求める艦上戦闘機は「汎用機」ではない。敵攻撃隊を撃退することに特化した「迎撃機」なのである。
そこでフランス海軍上層部は独自設計の艦上戦闘機開発を決定、アルスナル航空工廠に設計を依頼した。
(なお、カステルノー級に弾薬庫を増設した独・伊両国では烈風は一定の支持を受けていたことも明記する)

581:モントゴメリー:2026/09/21(月) 20:20:54 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【設計】
1.機体概観
VG.41Mは低翼単葉・単発・単座式の戦闘機である。
その起源は、アルスナル航空工廠が開発したVG.30系列にまで遡る。
VG.30系列は木製・金属複合構造を採用し、フランスの工業力と資材事情を考慮しながら高速性能を追求した戦闘機として設計された。
VG.39では1200馬力級エンジンで最高速度625km/hを発揮するという優れた速度性能を示した。
それから発展した本機は全長約9m、翼幅約11mという比較的小型の機体であり、空母の格納庫・エレベーターへの収容を容易にするとともに、必要なエンジン出力を抑えて高い出力重量比を確保している。
通常戦闘重量は約2.8トン。
約1,500馬力の12Z-Mを組み合わせることで、出力重量比は約0.53hp/kgとなっている。
これは同時代の艦上戦闘機として十分に高い水準であり、特に上昇性能を重視した本機の性格に適していた。

2.エンジン
エンジンにはイスパノ・スイザ12Z系列を採用し、想定出力は約1,500馬力である。
このエンジンはVGシリーズを通して採用され続けたものであり、機体の更新と共に出力も順次強化されていった。
フランス海軍・空軍では慣れ親しんだエンジンであるため、運用も比較的容易であるため引き続き採用された。
液冷エンジンである12Zの冷却器は、主翼付け根付近に左右分散して配置した。
これは単なる空気抵抗低減だけを目的としたものではない。
単一の大型ラジエーターを胴体下面に配置した場合、被弾によって冷却能力を失いやすい。
そこで左右に分散することで、左右どちらか一方の冷却系が損傷しても、直ちに全冷却能力を喪失しない構成とした。
もちろん、これは「片側だけで無期限に飛行できる」という意味ではない。
しかし、艦上戦闘機にとって重要なのは

「被弾してから母艦まで帰還する時間を稼ぐ」

ことである。
そのため、本機では冗長性そのものを防御力の一部として扱った。

3.航続力
内部燃料だけで最大約1,500kmの航続距離を確保した。
これは単純な「長距離飛行」のためだけではない。
艦隊防空では上空で待機し「敵を待ち受ける時間」が必要になる。
敵編隊を発見してから発艦し、上昇し、迎撃し、母艦へ帰還する。
この一連の行動には相当量の燃料を必要とする。
したがって本機の航続力は長距離護衛戦闘機としてではなく、艦隊防空戦闘機として必要な滞空余裕を確保するためのものである。

4.主翼
主翼はVG.39系列の高速性を維持しつつ、艦上機として翼面積を拡大した。
翼面積は約18m²であり、これは陸上戦闘機としての最高速度だけを考えれば必ずしも有利ではない。
しかし空母では着艦速度を下げられるかが極めて重要となる。
そのため本機では大面積フラップと組み合わせることで低速時の揚力を確保し、空母への安定した着艦を可能にした。
外翼は上方へ折り畳む方式とし、格納時の占有面積を縮小している。

582:モントゴメリー:2026/09/21(月) 20:21:25 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
5. 艦上機装備
艦上戦闘機として必須の着艦フックやカタパルト牽引装置はもちろんとして、主脚や胴体の強度増大や主翼の折り畳み機構を追加している。
これらの措置は、D.790の設計経験があるデヴォアティーヌ社が主に担当した。
これらの措置の結果、VG.41Mは陸上型より若干重量が増加したが木製・金属複合を活用することで増加量を可能な限り抑えた。

6.機体構造
VG.30系列最大の特徴として、木材を積極的に利用した軽量構造であることがあげられる。
大英帝国の「モスキート」のように、木製でも優れた性能を発揮する航空機が生まれることは広く知られている。
しかし、それは陸上機の話であり、海水・湿気・塩害にさらされる空母艦載機としては木製は相性が悪いように思われた。
そこで本機ではVG.39の構造をそのまま流用するのではなく、木製構造と金属構造を組み合わせた複合構造となった。
主翼や胴体の基本構造には木材を活用しつつ、強度が必要で腐食が心配となる部分(エンジン周辺や主翼折り畳み機構周辺など)には金属構造を集中させた。
木星部分についても接着剤の防水能力強化や防水塗装、排水経路を徹底し艦内格納庫での定期点検を前提とした。
これにより本機は、木材の軽量性を利用しながら海軍仕様の耐久性を確保した戦闘機となった。

【武装】
主兵装にはイスパノ・スイザHS.404を改良したHS.404M 20mm機関砲を採用した。
敵爆撃機・雷撃機を迎撃する際、接近して射撃できる時間は短い。
そのため、短時間の射撃で機体に致命的損傷を与えることが重要になる。
HS.404は20×110mm弾を使用し、重量のある20mm弾を高初速で発射できるため、この任務に適している。
本機ではこれを左右主翼に1門ずつ、合計2門搭載する。
そして艦上運用を考慮して防錆処理や給弾機構の改良などを施した海軍仕様が採用された。
補助兵装としてドイツのラインメタル社製MG 131 13mm機関銃も2挺搭載している。
艦艇の装備において3国の装備の相互利用が既に進んでいたため、これに関してはほとんど問題にならず決定されている。
20mm機関砲だけでは、弾薬搭載量と発射機会の問題が生じる。
対して13mm機関銃は20mm砲ほどの破壊力を持たないが多くの弾薬を搭載でき発射速度を高く、かつ軽量であるという利点がある。
これによって20㎜機関砲を温存することが可能となる。

【運用】
本機は設計が完了後、デヴォアティーヌ社で生産が開始された。
そしてカステルノー級の主力艦載機として艦隊防空の任についた。
基本的な運用は敵編隊をレーダーや索敵機によって遠方で発見し次第即座に発艦し最大出力で上昇、敵編隊の予想進路へ向かう。
そして高高度から敵編隊へ接近し敵爆撃機や雷撃機を一撃離脱戦法で優先的に攻撃。
短時間の集中射撃で撃破してそのまま敵編隊を突破、上昇して再攻撃するというものである。
重要なのは、敵戦闘機と格闘戦をすることではない。
確かに本機は旋回性能を犠牲にした戦闘機ではない。しかし敵戦闘機との長時間の格闘戦よりも、高速性能と上昇力を利用した一撃離脱戦法の方が艦隊防空という任務には適していた。
敵攻撃機を撃破することが何よりも優先されるのだ。
本機は、「艦上戦闘機」として見た場合必ずしも当代最強とは言えなかった。
日本海軍の「烈風」と一対一で戦った場合、遅れを取る場面もあるであろう。
しかしこれは設計上の欠陥ではなく、明確な優先順位によるものである。
例えば敵戦闘機との格闘戦では、軽量・大馬力の純粋な制空戦闘機に劣るかもしれない。
しかし、

「敵攻撃隊を発見してから、どれだけ早く迎撃位置へ到達するか」

という状況では本機の真価が発揮される。
650km/h級の最高速度、約1,500馬力のエンジン、良好な上昇力、20mm機関砲2門という組み合わせは、艦隊防空機として最適な組み合わせである。
本機は、フランス海軍がWW2期から採用することになる「艦隊防空戦闘機」という独自のカテゴリーを明確化した機体である。
その設計思想は「空母艦載機だから万能でなければならない」というものではない。
その思想は

「艦隊を空の脅威から守るために必要な能力だけを取捨選択し、徹底的に伸ばす」

という方向にある。
そしてこの設計思想は、やがてさらに洗練され後世に「最強のレシプロ戦闘機」の候補して必ずあげられることになるVB.10Mを生み出すことになる。
そしてこの「艦隊防空戦闘機」というカテゴリーは、21世紀においてもフランス海軍に受け継がれている。

583:モントゴメリー:2026/09/22(火) 18:02:14 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
リシュリュー戦記世界——VB.10M 艦上重戦闘機——

基本諸元
乗員 1名
全長 約13.2m
全幅 約15.5m
折り畳み時全幅 約8.0m
全高 約5.2m
翼面積 約39㎡
空虚重量 約7,100kg
通常戦闘重量 約8,400kg
最大離陸重量 約9,500kg
エンジン イスパノ・スイザ12Z-M系 ×2
出力 約1,500hp ×2
総出力 約3,000hp
プロペラ 3翅・同軸反転式×2
最高速度 約730km/h
巡航速度 約480〜520km/h
実用上昇限度 約12,000m
航続距離 約1,500km(戦闘想定時・落下増槽タンク含まず)
固定武装 HS.404系20mm機関砲×4(弾薬150発/門・計600発)
追加兵装 55mm級空対空ロケット「R.55M」×12
主任務 艦隊防空・重迎撃
副任務 長距離護衛・偵察

【概要】
VB.10Mはフランス帝国海軍が開発した艦上『重』戦闘機である。
Arsenal de l'Aéronautique(アルスナル航空工廠)がVB.10陸上戦闘機系列を基礎に設計し、Dewoitine(デヴォアティーヌ)社が艦載機用に調整し製造を担った。
VB.10系列最大の特徴である

「串刺し(タンデム)配置2基のエンジンによって同軸反転プロペラを駆動する」
という極めて特異な動力方式を受け継いでいる。
VG.41Mで確立した「艦隊防空戦闘機」という思想をさらに推し進め、単発の小型艦載機から戦略爆撃機に至るまで艦隊の脅威となる敵航空戦力を「殲滅」することを目的に生み出された。
そのために必要な速度・上昇力・航続力・火力・生存性をその大型の機体に集約したのが本機である。
D.790以来蓄積された艦上機設計・運用技術とVG.41Mで培われた高速戦闘機のノウハウ、
それにVB.10系列の双発重戦闘機技術を組み合わせたフランス航空産業の傑作であり、
戦闘重量8.4トンという重量級ながら、合計3000馬力を誇るエンジン出力により730km/hの俊足を誇る本機は「WW2最強のレシプロ艦上戦闘機」の候補に必ず上げられる名機である。
第三次レイキャビク沖海戦ではその航続距離を活かし敵攻撃隊を遠方で迎撃、油断していた敵を上方から奇襲し幾度も壊滅させている。

【開発】
■ VB.10からVB.10Mへ
大戦中盤に実用化されたVG.41Mは、その期待に十分に応えた名機であった。
しかし航空技術の発展は日進月歩、大英帝国側もより高性能な航空機を送り出してくるのは自明の理である。
更に戦艦リシュリューの、神に愛されているとしか評せない大戦果に業を煮やした大英帝国側は、戦略爆撃機すら艦隊攻撃に投入するようになっていた。
高高度で侵入してくる重防御の大型機に対して、VG.41Mは無力とは言わないにしても荷が重いことは確かであった。
VG.41Mの成功に慢心してはならない。次なる「剣」をすぐに用意しなければならなかった。
フランス海軍上層部はVG.41Mの時と同様にアルスナル航空工廠に白羽の矢を立てて、新型機開発を依頼した。
それにアルスナルが出した答えが、VB.10双発戦闘機を基にした重艦上戦闘機であるVB.10Mである。

584:モントゴメリー:2026/09/22(火) 18:03:04 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【設計】
1.機体概観
VB.10Mの外観は低翼単葉・単座式の一般的な戦闘機とさほど変わらない。
しかしエンジンは単発ではなく、二基の液冷V型エンジンを前後に配置しそれぞれが同軸反転プロペラの一方を駆動するという、極めて野心的な設計であった。
その二基合計3000馬力の出力で全長約13.2m、全幅15.5m、戦闘重量8.4トンという大型の機体であっても730km/hというWW2レシプロ戦闘機における最高レベルの速度を発揮できる。

2.エンジン
エンジンにはイスパノ・スイザ12Z系列を採用し、想定出力は約1,500馬力である。
これはVG.41Mと同じエンジンであり、後方での生産体制や現場での整備など運用上多くの利点を持った選定である。
検討時にはより大馬力なエンジン、特に日本のそれをライセンス生産するべきではないか、という声もあったが上記の利点を考慮し却下された。
ただし全くの同一エンジンというわけではなく、燃料噴射装置と二段二速式過給機を強化し高高度における出力低下を抑制している。
これはVG.41Mの時には考慮されていなかった、高高度で侵入してくる敵戦略爆撃機を迎撃することを想定したためである。
VB.10系列最大の特徴は、このエンジン二基をタンデム式に搭載していることである。
一基は通常通り機首に、もう一基は操縦席後方の胴体中央部に搭載されている。
前方エンジンが前側プロペラを、後方エンジンが後側プロペラを駆動し両者は同軸反転する。
これによって二基合計約3,000hpという大出力を、二重のプロペラを介して効率よく推進力へ変換するのである。
またこの方式によって双発機でありながら機体正面面積を比較的小さく抑え、二基のエンジン出力を一つの推進系に集中させることが可能となった。
また重心が機体中央に近づくので、大型機の割には旋回性能も良くなるという副産物もある。
反面、動力伝達系が複雑になるという欠点もある。
特に後方エンジンから前方へ伸びる長い伝達軸には、振動・熱・潤滑・整備上の問題が付きまとう。
特に胴体中央のエンジンに対する冷却は難問であり、VB.10の開発時には試験飛行中に発火事故も起こしている。
ここでは冷却系に関しては後段に譲りその他の問題への対処を述べる。
まずは伝達軸の支持構造を強化するとともに、プロペラピッチ制御を油圧式として冗長化。
さらに異常回転を検知した場合には自動的にプロペラを安全側へ移行させる安全装置を導入した。
双発機になったことで生存性も向上している。
片方のエンジンに重大な故障が発生した場合でも、もう一基によって飛行を継続し空母への帰還を試みることができる。
洋上を飛行する艦上戦闘機にとって、これは陸上戦闘機以上に大きな意味を持つ。

3.冷却系
上述した通り、タンデム式に二基の液冷エンジンを搭載する本機では、冷却系が重要な設計要素となった。
特に胴体中央に搭載されたエンジンの冷却は困難を極め、度々発火事故を起こしていた。
そこで、胴体下部に大型ラジエーター一基を搭載するのではなく、主翼付根左右にラジエーターを分割配置し、左右それぞれが独立した冷却系を担当する方式とした。
前部エンジンと後部エンジンをそれぞれ独立冷却し、さらに後部エンジンの冷却水配管を短くし胴体中央の熱問題を軽減する。
さらに後部エンジン用に胴体側面から翼根にかけて直接吸気する独立ダクトを設け、排熱を促進させる。
これに加えて、同盟国ドイツの加圧冷却・大型循環ポンプ・自動冷却弁などの各種技術を導入。
徹底的な冷却対策を採っている。
そして冷却系を左右で独立させたことにより、片側の冷却系が損傷した場合にも残存する系統によって可能な限り飛行を継続できるよう設計された。
また冷却液の漏洩を検知した場合には自動的に該当系統を遮断し、液冷エンジンの弱点である「ラジエーターが一発撃たれたら即墜落」という構造を避けている。

585:モントゴメリー:2026/09/22(火) 18:03:59 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
4.航続力
本機はVG.41Mよりも明確に長距離作戦を意識して設計された。
VG.41Mでは迎撃の時間を確保するため上昇力の強化が重視されたが、艦隊防空では敵機を発見してから迎撃するまでの時間だけでなく

「より遠方で敵を迎撃し、その後に母艦へ戻れるか」

も重要となる。
そのため本機は大容量の内部燃料を確保し、通常戦闘重量8.4tという重量の中に十分な燃料を確保した。
航続距離は任務条件によって変化するが、通常状態で約1,500〜1,800km。
これによって遠距離からの敵編隊迎撃はもちろん艦隊上空での長時間哨戒も可能となった。
この航続力はただ長時間飛び続けるためのものではない。
敵を待ち受ける時間、迎撃のための高速飛行や再攻撃、そして母艦への帰投という艦隊防空任務に必要な余裕を確保するためのものである。

5. 主翼構造
主翼面積は約39㎡。
これは同級の重戦闘機と比較しても大きな翼であるが、旋回性能を確保するためではなく艦載機としての着艦性能を確保するための設計である。
本機は確かに高速性能を追求しているが、空母で運用する以上速いだけでは意味がないのである。
さらに大型フラップも装備しており、着艦時には十分な揚力を確保しつつ通常飛行時の高速性能も確保している。
また空母格納庫内での占有面積を減らすため、主翼外側を上方へ折り畳む機構も追加された。
折畳部は強度上の弱点となりやすいため、主翼中央部を強固な箱型構造とし、折り畳み機構より内側に主要な燃料・兵装・構造部材を集中させた。
折り畳み時の全幅は約8m。
カステルノー級の格納庫・エレベーターで運用することを前提とした寸法である。

6. 艦上機装備
艦上機として必要な着艦フックや主脚の強化、その他の措置はVG.41Mの時と同じくデヴォアティーヌ社が主に担当した。
必要なものを追加する一方で、艦載化による重量増加を必要最小限に抑えるため機体全体を一律に強化するのではなく、着艦時に荷重の集中する箇所を重点的に強化した。
特に、洋上運用ではエンジン火災が致命的となるためエンジン区画と操縦席の防火隔壁の追加や燃料・油圧系統の自動遮断装置、自動消火装置などを採用。
被弾しないことではなく、被弾しても帰艦できることを重視している。
その結果、空虚重量約7.1tという、双発・艦載・重武装機としては比較的抑制された重量にまとめられた。

7.武装
主兵装はHS.404系20mm機関砲4門を装備し、弾薬は各砲150発合計600発を搭載する。
VG.41Mの20mm×2・13mm×2に対して大幅に強化されており、大型目標に対する短時間の集中射撃を主眼とする。
600発という弾薬搭載量も、長時間の連続射撃を行うためではない。
敵編隊への接近時に数秒間の集中射撃を行い、一度離脱した後、必要に応じて再攻撃する。
一回の攻撃で撃ち尽くすのではなく、複数回の射撃機会を確保するための搭載量である。
そして追加兵装として、「R.55M」55mmロケット弾を搭載することができる。
左右主翼に各6発、計12発を装備可能だ。
これはドイツのR4Mロケット弾を参考に開発された兵器で、対地攻撃にも使用可能であるが本機では専ら対空任務で使用された。
使用方法は的編隊への突入前に一斉射しての飽和攻撃である。
大型機の編隊ならこれで壊滅状態にすることも可能であるし、小型機であっても編隊は崩れるので迎撃はより容易になる。
命中率は低く、それを補うための一斉射であるが、日本との共同開発の結果実用化された近接信管が装備されると、小型機に対しても非常に有効な装備となった。

586:モントゴメリー:2026/09/22(火) 18:04:30 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【運用】
本機が艦隊に配備された際、艦隊側が真っ先に心配したのは

「カステルノー級で運用できるか?」

であった。
戦闘重量8.4トンとはVG.41Mの3倍に匹敵する。果たしてカステルノー級の設備が耐えられるであろうか、と。
されどそれは杞憂であった。
カステルノー級の設計には日本から得られた技術的知見が多く利用されており、エレベーターなどの強度は日本海軍が運用する艦上攻撃機を前提に設計されていた。
そしてカステルノー級に採用する際も、その強度は削られることなくそのまま採用されていたのである。
発艦に際しても、これまた日本からもたらされたカタパルトがそのまま使用できた。
これは「必要十分な性能」を追求したカステルノー級の設計の勝利であった。
本機の運用思想はVG.41Mと共通する部分が多いが、それをさらに発展させたものである。
索敵やレーダーで敵攻撃隊を発見した場合、情報を受け取った本機迎撃隊は敵編隊の予想進路へ向けて発進。
双発の大出力を利用して急速に高度を取り、さらにできるだけ艦隊から距離を取った空域で敵爆撃機・雷撃機の上方または側面から接近する。
必要に応じて空対空ロケットを斉射しその後20mm機関砲による集中射撃を行う。
そして長時間留まることなく、速やかに離脱する。
この戦法では敵戦闘機との格闘戦を積極的に行わない。
敵戦闘機が護衛についていた場合でも、第一の目標はあくまで爆撃機・雷撃機である。
されどレシプロ戦闘機の最高峰に迫るその速力を活かして、敵戦闘機との戦闘でも余裕を持って対処できた。
第三次レイキャビク沖海戦では1300機を超える大英帝国海軍・陸軍航空隊の攻撃隊を迎撃。
VG.41Mと協同して最後まで欧州連合艦隊を守り抜いている。

本機は艦上戦闘機としては大きすぎる機体であるのは間違いない。
しかし艦隊防空という任務に必要な能力

「高速・長距離・重武装・高高度性能・生存性を兼ね備えた重迎撃機」

として非常に完成度の高い機体となった。
敵攻撃隊を艦隊へ到達させないという、フランス海軍航空隊が追い求めた「艦隊防空」という任務に最適な機体なのである。

587:モントゴメリー:2026/09/27(日) 00:44:45 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——25mm狙撃砲——

口径: 25mm
全長: 約2200mm
全長(銃床折り畳み時): 約1800mm
銃身長: 1500mm
重量: 約40kg
初速: 約1300m/s
最大射程:約4000m

【概要】
25mm狙撃砲とは、フランス連邦共和国(FFR)で開発された大口径狙撃兵器である。
その最大の特徴は、25mmという大口径から発射される弾体を約1300m/sという非常に高い初速で射出することである。
主な目標は敵の軽装甲車両やトーチカ、主力戦車の搭載機器などに対する長距離精密射撃である。
その名の通り25mmという通常の小火器とは比較にならない大口径を持ち、装甲車両などに搭載される25㎜機関砲と同規格の弾薬を使用することを可能とする。
ただし、その巨大さと重量から運用するには様々な負担があり、FFR軍内部でも狙撃『砲』と分類されている。
それでもOCUが仕掛けて来た「テクニカル・ハラスメント」に対しFFRが真っ向からだした解答であるため改良されつつ運用が継続されている。

588:モントゴメリー:2026/09/27(日) 00:45:28 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【開発】
この兵器の開発の発端となったのは、OCUの加盟国であるドナウ連邦が発表したIWS 1980であった。
これは15.2㎜と従来の狙撃銃を大きく上回る大口径と1450m/sという高初速を備えた、いわゆる「対物ライフル」の究極形とも言える兵器であった。
その性能は1000m先の40㎜の装甲板を貫通するほどである。
このIWS 1980は各国の軍事関係者に強烈な衝撃を与えた。
歩兵が携行できる規模でありながら、従来の対物ライフルを遥かに上回る貫徹力を実現するという発想は各国の注目を集め、世界各地で大口径狙撃兵器の研究開発が活発化することとなった。
当然ながらFFRも例外ではなかった。
というより、「歩兵が携帯できる大口径火器」というカテゴリーではFFRの“M1974 50mm狙撃擲弾砲CaGreT”の方が先行しているのだ。
CaGreTの運用実績を持つFFR陸軍は、IWS 1980に対抗すべく独自の対物ライフルの開発に着手した。
当初FFRが選択したのは13.2mmという口径であった。
これは既存の重機関銃などに採用されている口径であり、互換性や兵士による携行性などを考慮した結果である。
国力に劣るFFRでは、OCUのように各兵器に最適化された弾薬を完全新規設計するような贅沢は許されないのである。
ところが、ここで問題が発生した。

——装弾筒が分離しないのである。


13.2mm弾を使用した試作銃では、IWS 1980と同様に「装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)」を使用することで高い初速を実現しようとした。
しかし試験を繰り返しても、発射後に装弾筒が正常に分離しなかったのである。
戦車砲のような大口径ならば空気抵抗で簡単に分離するのであるが、13.2㎜という口径ではそれが難しかったのだ。
装弾筒が弾体から完全に分離しなければ空気抵抗が増大し、弾道も安定しない。最悪の場合分離した装弾筒そのものが弾体に干渉し、命中精度を著しく低下させる。
勿論FFRの技術者たちはこの問題を解決しようと努力した。
設計を変更し、材質を変更し、分離機構を調整し、装薬条件まで変更した。
しかし、どうしても安定した分離を実現できない。
そして技術者たちは一つの結論に達した。

——おそらくOCUは、我々の知らない新技術によってこの問題を解決したのだろう……

こうしてFFRにおける大口径対物ライフルの開発は暗礁に乗り上げた。
そしてこれこそが、OCUが各国に仕掛けた「テクニカル・ハラスメント」であった。
実はIWS 1980においても装弾筒の問題は発生していたのである。
(15.2㎜という口径のためFFRよりはマシであったが)
しかしOCU上層部(夢幻会)はその事実を隠し「完全なる新兵器」として世界に発表したのである。
この罠に他国はまんまとハマり、貴重な開発リソースをこの分野に振り向けて自爆していったのだ。
しかしBCやCISならばここで終わるのであるが、やっぱりFFRは一味ちがった。
彼らはこう考えた。

『逆に考えよう。13.2㎜で小さすぎるならば、安定するまで口径を大きくすればいい』

と。
選ばれたのは25㎜であった。
この口径は既にFFR軍では装甲戦闘車両向けの機関砲とその弾薬体系が整備されているので、それをそのまま流用できる。
この口径ならば装弾筒も問題なく分離できるのは既に実証されている。
こうして既存の25mm砲弾を基礎として、歩兵携行火器としては前代未聞な超大口径狙撃兵器の開発が開始された。

589:モントゴメリー:2026/09/27(日) 00:46:09 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【構造】
25mm狙撃砲は、外見こそ「巨大な狙撃銃」と称せるものであるものの、その内部構造は一般的な小火器とは大きく異なる。
動作方式は単純なボルト・アクション式であるが、25mm砲弾を約1300m/sという高初速で発射するため極めて強力な装薬を使用しておりその反動は通常の歩兵用火器では到底吸収できない。
そこで、本兵器にはCaGreTで実用化された反作用錘式反動制御装置が採用された。
発射時には砲身の後退と連動して反作用錘を作動させ、発射によって生じる反動を時間的・機械的に分散することで、兵士が射撃可能な水準まで反動を低減している。
さらに大型の銃口制退器(マズル・ブレーキ)と長大な銃身を組み合わせることで、25mm弾を高い初速で射出しながらも、射手への負担を可能な限り抑えている。
加えて射撃時に銃身・機関部が後座するように設計され、これにより更に反動を吸収する。
この機構の副産物として、ボルト・アクション式のままながら排莢を自動化することに成功している。
これは往年の対戦車砲などに見られる機構である。
(著名なものでは旧ソ連のPTRD1941対戦車ライフルが採用している)
これにより、射手の負担はより一層軽減された。
ただし、これらの機構を追加した結果として本体重量は約40kgに達した。
もはや「大口径ライフル」という名称では説明できない重量である。
そのため運用時には二脚を使用が前提であり、通常は射手と観測手による最低でも2名のチームで運用される。

【弾薬】
基本的にはFFR軍の装甲戦闘車両で使用される25mm弾薬との共通化が図られている。
これにより専用弾薬を新規に大量生産する必要がなく、既存の25mm機関砲用弾薬と生産設備・補給体系を共有できるという利点が生まれた。
主力となるのは装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)であり、高い初速と長距離での優れた弾道特性を利用して軽装甲車両や各種装備を攻撃する。
その威力はすさまじく、距離1000mで約80㎜の装甲板を貫通できた。
これは第三世代主力戦車であっても車体・砲塔側面は危険な数値である。
また、通常の徹甲弾や榴弾なども使用可能であり、単なる対物ライフルではなく歩兵部隊が運用する小型の直射火力としても使用できる。

【運用】
25mm狙撃砲は、開発が終了次第制式採用されFFR各軍に配備された。
しかし、現場の反応は芳しくなかった。
端的に言えば「どう使えというのだ?」というのが現場の意見の最大公約数である。
40㎏という重量は歩兵が担いで機動するのは不可能であるし、陣地に据え付けるならば重機関銃の方が多用途に運用できる。
というより、この兵器がおさまるべき席には既にCaGreTがいるのである。
「何でもエラン・ヴィタールで解決できると思ったら大間違いだぞ?」と、普段は上層部から言われるセリフをそのまま現場の兵士たちは上層部に返した。
しかし採用してしまったものは仕方がない。それにここで運用を諦めたらOCUに対して政治的敗北をしたことにもなってしまう。
現場の兵士は工夫を凝らして運用方針を確立していった。
主な運用方法は低伸性を活かした長距離狙撃であった。
最大4000mを超える射程は防衛戦における先制攻撃に有効であり、BCとの国境紛争では主力戦車を除くほぼ全ての装甲車両に有効であった。
(ただし有効射程はもっと短い)
更に、事前に塹壕の角度を調整して銃口を空に向けておき対空射撃にも使われた。
(ある戦場では戦闘ヘリを「狙撃」したという)
なお、「紅茶を淹れるためのポッド」を狙撃することは、その後の戦闘が激化したことによって後日BCとの間で締結された条約で制限された。
このように現場では扱いに苦労しつつも運用が継続され、21世紀においてもこの兵器の系譜は健在である。
また正規軍ではないフランス国内軍では「(比較的)安価な対戦車火器」として主に財政に余裕のない地方自治体で一定数が採用されている。
加えて教育・文化保護隊でも、「学校や美術館を襲う強盗団の車両を確実に撃破する」ために採用された。

590:名無しさん:2026/10/01(木) 22:30:16 HOST:219-75-192-2f2.kns1.eonet.ne.jp
てすと

591:モントゴメリー:2026/10/12(月) 23:48:00 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
「リシュリュー戦記」世界SS——『決戦②』

太陽が中天に達しようかという時、事態は動き出した。
それまでVG.41MやVB.10Mと言った艦上戦闘機部隊の迎撃により撃退されていた敵の攻撃隊が、その物量にモノを言わせてついに迎撃網を突破し艦隊上空にまで迫ってきたのだ。

「敵機群、方位2-8-6より急速接近!直掩隊は突破された模様!!
 高度2000m、距離は約1万mで数は50を越えます!扇状に編隊を解きつつこちらに向かってきます!」

電探室からの報告を防空指揮所で聞いた防空巡洋艦「コルベール」艦長のクレベール中佐は双眼鏡を握り直した。
残念ながら報告は事実だった。
ここが戦場であることを忘れてしまうような透き通る青空の中に確認できるだけでも30以上の黒点が、小隊ごとに編隊を開かせつつ我が方へ接近しつつあるのが視認できた。
間違いなく敵——大英帝国海軍の攻撃隊である。
この距離では機種までは判別できない。
艦爆か艦攻か、はたまた艦上戦闘機か。
この戦争が続くにつれて、奴らは戦闘機すら対艦攻撃を行うようになってきているし最近ではどんな機体でもこちらの防空網を突破するために低空を高速で突っ込んでくる。
これはクレベールのような指揮官たちにとって頭の痛い問題である。
超低空では射撃管制用電探は電波が水面に反射してしまい正確な測距ができない。
その上奴らの戦術は徐々に洗練されてきており、敢えて低速で接近して艦爆を装いながら攻撃直前に速力を増して突破を図る戦闘爆撃機などは最早日常茶飯事である。
その上最近では目標の直前で急上昇してから急降下爆撃を仕掛けてくる攻撃機なんてものも出て来た。

「艦長、防空指揮艦の『アリアーヌ』より受信。
 “直掩隊による接近中の敵編隊の阻止は困難。これより艦隊針路を方位0-1-6に変針、各艦に全兵装自由使用を命ずる” です!」

クレベールは右舷のやや前方よりに顔を向けた。
艦隊輪形陣の中央前寄りに陣取る『アリアーヌ』、カステルノー級防空空母「トゥールヴィル」は、どうやら追加の戦闘機隊を発艦させることを諦めたようだ。
艦首を風上ではなく通信通りに右へ向けつつ増速し、舷側の対空火器が仰角を付けていく。

「(戦闘機隊を上げる時間が無いか。…あるいは、もう予備の戦闘機隊が残っていないのか)」

クレベールは内心で毒づきながらも、それをおくびにも出さず部下に指示を出す。

「航海長、面舵だ。輪形陣内での位置を保て」
「ヨーソロー!」

コルベールは右舷に傾きながら舵を切り始めた。視界が動き、風向きの変化を体感する。
『アリアーヌ』の意図は明白だ。
第一波攻撃の重爆群を撃破した時のように敵編隊へT字を描くのだ。
しかし今回は“宰相閣下”の【魔弾の射手】は見れそうにない。
距離が近すぎるし、敵編隊は既に分散してしまっている。
頼れるのは各艦の対空火器と、“ワルツ(回避運動)”の技量のみである。

「望むところだ!我がコルベールが“防空”巡洋艦と呼ばれる所以を見せてくれよう。“宰相閣下”には指一本触れさせはしない!!」

592:モントゴメリー:2026/10/12(月) 23:49:13 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
クレベールの言葉に応えるように、コルベールの各砲塔が素早く旋回し敵機群へとその砲身を向けた。
機銃座に取りついている水平たちも、班長の号令の下座席を旋回させる。
その間にも敵機群は高度を落としつつ接近してきており、青空を背負いつつ突撃に移ろうとしていた。
射程に捉えた一部の艦が射撃を開始し、彼らの頭上で炸裂しているが怯む様子は微塵もない。
コルベールが射撃を開始したのは、クレベールが「舵戻せ」と命じた数秒後、船体が安定を取り戻した直後である。
コルベール乗員の練度とエラン・ヴィタールを鑑みれば、旋回中の射撃も不可能ではなかったがクレベールはより確実な方策を採った。
防空巡洋艦の名が示すように、コルベールの対空射撃は他の艦のそれを超越していた。
敵機を射界に捉えた9基18門の65口径10.5㎝連装高角砲が交互に発砲と後座を繰り返す。
“宰相閣下”すら超える数の対空砲火は往年の機関砲の如き射撃速度で砲弾を空中へ送り出していく。
轟音がコルベールを包み、クレベールのいる防空指揮所では会話することも難しくなる。
コルベールの射撃開始から数秒後、敵機の上空の黒点は急激に数を増した。
敵機は更に高度を下げてやり過ごそうとするが、比較的海面より離れて飛行していた数機が至近距離で炸裂した砲弾の破片を浴びる。
その機体は黒煙を上げながら機首を下げ、海面へと突っ込みもんどり打ってバラバラになった。
その光景を見たクレベールは無意識に口を歪める。どうやら近接信管はこの高度でも問題なく作動しているようだ。

「砲術長、砲撃を雷撃機に集中しろ!急降下爆撃機は最悪無視していい!」

クレベールは伝声管に怒鳴る。

「500㎏爆弾程度では戦艦はびくともしない。『アリアーヌ』たち空母には悪いが操艦で何とかしてもらう!戦闘機は言わずもがなだ!」
「相変わらず我が艦長は無茶を仰いますな!?」
「“不可能という言葉はフランス人には似合わない”とナポレオンも言っただろ。エラン・ヴィタールで敵機を識別するんだ!」
「了解!やってみましょう!」

砲術長の心意気は防空指揮所の見張り員にも伝わったようで、彼らは即座に叫んだ。

「8時方向より急速接近中の編隊あり!距離5000m、数は4!間違いありません雷撃機です!」

その言葉に従い、コルベールの砲塔が旋回し4機編隊に狙いを定める。
その4機の周囲はすぐさま黒煙と閃光に包まれた。
10秒も経たないうちに1機が被弾し、火を噴きながら海面へ衝突する。
激しい爆発の連続で、コルベールからは目視するのも困難になった。
されど残る3機はひるむことなく突っ込んでくる。
元から低かった高度を更に落とし、何としてでも弾幕を突破しようとしてくる。
しかしその努力も虚しく、更にもう1機が左翼を吹き飛ばされてコマのように回転しながら海面にぶつかる。
他の2機はそれに目もくれず前進してくるが、距離が近づいたため37㎜機関砲の射撃も始まり命運は尽きた。
最後の2機はハチの巣のように穴だらけとなって力尽き、海面とキスをした。
搭乗員が脱出した形跡はない。

593:モントゴメリー:2026/10/12(月) 23:49:56 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
4機の撃墜を確認したコルベールは、一時的に射撃を停止した。既にコルベールの射程内にいる敵機は絶えていたのである。
艦隊全体の対空戦闘はその後も継続したが、20分も経つとそれも下火になった。

「敵機群、引き上げていきます!味方艦に被害は確認できません」

見張り員の声を聞き、クレベールは息を吐き緊張を解いた。

「どうやら守り抜いたようだな…」

しかし、凶報はその直後にやって来た。

「艦長!方位2-0-0より新たな敵機群が急接近!
 距離は約1万5000m、数は80以上!既に散開を始めています!」

別の見張り員の絶叫に、防空指揮所の空気は一瞬凍り付く。
しかしそれを打ち砕くようにクレベールは叫んだ。

「落ち着け!全砲塔射撃準備!
 だがその前に水兵たちに一息入れさせろ。大丈夫だ、オレンジジュースを飲むくらいの時間はある。
冷静に対処すれば必ず切り抜けられる!」

艦長のその言葉に周囲は冷静さを取り戻し、行動していった。
しかし当のクレベール本人は、内心冷や汗をかいている。

「(この戦闘、最悪このコルベールを盾にしてでも“宰相閣下”を守らないといかんかもしれんな…)」

太陽はまだ空に輝いており、日没は遠かった——。


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