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1モントゴメリー:2022/12/04(日) 21:31:14 HOST:116-64-135-196.rev.home.ne.jp
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416モントゴメリー:2026/02/11(水) 01:17:13 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
春の新商品のご案内

残寒厳しき折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
モントゴメリー企画代表のモントゴメリーでございます。
本日は春のキャンペーンに向けた弊社の新商品のご紹介をいたしたくご連絡いたしました。
今回のジャンルは「戦車」となります。この分野はどうしてもタンクマン・エンタープライズ様の後塵を拝する状況が続いておりますが、それを打破し得るヒット商品にもなれると自信を持ってお送りすることができる逸品に仕上げております。
以下が商品の詳細となります。

61式戦車6型

武装:155㎜滑腔砲×1
57mmビームガン×1
   12.5mm機関砲×2(主砲同軸及び砲塔上)
最高速度:120km/h
乗員:1名

【商品説明】
コンセプトは「最小の投資で、最良の戦果を」でございます。
基本的には二線級である61式戦車を強化したくても、掛けられる予算はほとんどない。
そのような61式戦車を愛用なさっている各世界線のお客様のニーズに適う商品であると自負しております。
以下に本商品の特徴を上げさせていただきます。

・バッテリーの換装
 動力にCE世界で広く流通しているMS用高性能バッテリーを採用。これにより後述する機動力及び打撃力の強化を行います。

・マグネット・コーティングの採用
 既に広く普及している技術である「マグネット・コーティング」を施します。これにより砲塔旋回スピードを格段に向上させ、対MS戦時の近接戦闘への対処能力を強化します。

・機動力の強化
 高性能バッテリーと駆動系にも施したマグネット・コーティングにより機動性能を強化します。
シミュレーションの結果、整地での最高速度は120km/hに達し、ヒルドルブの110km/hを凌駕いたしました。

・ビーム兵器の採用
 主砲である155mm連装砲の片方を、CE世界で普及しているダガーシリーズの武装である「57㎜ビームライフル」に換装いたします。
車内容積の関係上、有効射程はやや短くなりますがダガーLの「M703k ビームカービン」と同等程度の性能は確保いたしました。

・副武装の強化
 宇宙世紀の13.2㎜機銃をCE世界の「M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器」へ換装いたしました。
その威力は至近距離ならばジンなどのMSにも効果があるほどですので、無人ドローンなどの軽装甲目標への打撃力は大幅に向上しました。

・対ビーム装甲の追加
 増加装甲として「ビーム攪乱粒子封入装甲ブロック(B-ERA)」を採用。
既存の爆発反応装甲(ERA)と同等のサイズで、内部に高濃度のビーム攪乱粒子を封入しています。
これはビーム着弾時の熱と衝撃で内包物を飛散させ、ビームの威力を拡散・減衰させる効果があります。
ラミネート装甲のような高コストな処理を避け、被弾箇所のみの交換で運用可能です。

・視覚システムの強化
 MSのような高価な全天周囲モニターではなく、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着する方式にします。
車体外側に市販レベルの光学・熱源カメラを複数設置。その映像を乗員のゴーグルに投影します。
これにより乗員は座席に座ったまま、首を振るだけで外の景色が透過して見える「バーチャル透過装甲」を実現します。これは21世紀のF-35や最新戦車のアップグレード案に近い形です。

・補助AIの搭載
 AIの採用によりビームと実体弾の入れ替え時のタイムラグを無くし、かつ1名での運用を可能として人的コストの抑制を図ります。

以上、弊社の春のキャンペーン商品の説明でございました。
最低限のコストで61式戦車の戦闘能力を飛躍的に高められるプランでございます。
もしご興味をお持ちくだされたのなら、お気軽にご連絡ください。


モントゴメリー企画
代表取締役 モントゴメリー

417モントゴメリー:2026/02/11(水) 23:59:56 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
Le Ruban d'Acier

「Le Ruban d'Acier(ル・リュバン・ダシエ:鋼鉄の帯)」はFFR(フランス連邦共和国)がアフリカ州に敷設した基幹鉄道網の名称である。「緑の血管」や「大西洋岸街道」などのアフリカ州主要街道に並行する形で物流網を形成している。

具体的な構造は、自動車道を挟んだその両側にそれぞれ独立した鉄道回廊が建設されている。回廊の中身は複々線、つまり4本の線路で構成されており、その線路群を自動車道と同様の緑地帯が保護している。
この回廊が自動車道から10〜30km離れて並行に2本存在しており、すなわち合計で8本の線路がアフリカ州を繋いでいるのである。
また、自動車道と線路帯は一定間隔で連絡路によって接続されている。
線路の両側には片側一車線ながら道路が併設されており、主な用途は工事車両用であるが非常時には連絡路を通って一般車両も利用可能である。

鉄道回廊(幅約30m)は、それぞれ異なる役割を持つ2種類の複線で構成される。

内側2線路:高速旅客線(Ligne à Grande Vitesse - LGV)
FFRが誇る超高速鉄道「TGV」が最高時速650kmで走行するための専用線。
平時は都市間の人々を迅速に、結びつけ、有事の際は兵員や、軽装備部隊を瞬時に前線へと輸送する。

外側2線路:重量貨物線(Ligne de Fret Lourd)
こちらは速度よりも輸送重量と積載量を最優先した重軌条線。
アフリカ州で生産される年間数千万トンもの食料や飼料、鉱物資源そして各種酒類などその全てがこの線路の上をゆっくりと、しかし確実に移動する。

この「複々線 × 2」という狂気とも言えるシステムがもたらす戦略的価値は計り知れない。

強靭な冗長性(リダンダンシー): 仮に敵の攻撃や破壊工作によって片側の鉄道回廊(4線路)が完全に破壊されたとしても、FFRの鉄道輸送能力は半分生き残る。
反対側の回廊を使って、輸送を継続しながら破壊された線路は迅速に復旧される。
「血流」が完全に止まることは決してない。
(なお、各回廊を10〜30㎞隔離しているのは終末兵器(核兵器)の直撃でも一網打尽にされないようにである)

輸送効率の最大化: 高速な旅客列車と低速な貨物列車を完全に分離することで、相互が邪魔をすることがなくなりそれぞれの輸送効率が最大化される。

圧倒的な輸送能力: 8本の線路が持つ輸送能力は、もはや国家の動脈というより大陸そのものを動かす巨大なベルトコンベアと言える。
道路と鉄道。二つの巨大な輸送システムが、互いに補完し合いながら並行して走る。
これこそがFFRの決して止まることのないロジスティクスの真の姿である。

418モントゴメリー:2026/02/12(木) 23:58:19 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
購入者特典のお知らせ

このお手紙は先日、弊社の「61式戦車6型」を購入して頂いたお客様に限定してお送りしております。
弊社の新商品を購入して頂き誠にありがとうございました。
本日は春のキャンペーンの一環として購入者特典のご案内をいたしたくご連絡いたしました。
本キャンペーン中に弊社商品を購入していただいたお客様には、もれなく以下の商品が6割引きで提供いたします。
お気持ちが悪くなければ是非ご覧ください。
商品の詳細はこちらになります。

ドラケンM(Draken M)
全高:約9.2m
重量:約9.1トン
乗員:1名(61式戦車6型と共通規格の補助AIを搭載)
動力:バッテリー駆動(61式戦車6型と共通規格)
武装:12.5㎜ライフル(携行火器、同上)
   40㎜ガトリング(背部バックパック方式、着脱可能)
   57㎜ビームガン(特殊兵装、61式戦車6型と共通規格)
   対装甲コンバットナイフ(高周波振動式)
   対装甲パイルバンカー(盾に装備)


宇宙世紀世界で運用されているミドル・モビルスーツ「ドラケンE」を弊社独自に改良した小型人型機械です。
ご購入されたお客様の一部から「61式戦車6型の性能に満足して上層部がMSを導入しない」というお声を頂きましたので、ご用意いたしました。
本商品は通常規格のMSの約半分の全高というサイズですので、「人型ロボットに慣れる」ための教材として適しております。
以下に本商品の特徴を紹介いたします。

419モントゴメリー:2026/02/12(木) 23:58:54 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
・「重機」としての汎用性
 本商品は人型という特性を活かし、様々な場面で活用することができます。
民間の建設現場から災害時の救援活動まで幅広く対応可能です。有事には前線での陣地構築を従来の重機よりはるかに早い時間で行えます。
・61式戦車6型との協同運用
 本商品は可能な限り61式戦車6型と共通の規格を用いております。
バッテリーは61式戦車6型と共通のCE規格ですので同じ生産ラインを活用できます。
さらに補助AIも同一にしましたので、戦車兵ならば短期間の講習で本商品も操縦可能となります。
(歩兵など別兵科からの転科も比較的容易です)
また前線では61式戦車6型と協同運用し、破損した61式戦車6型の履帯やバッテリー交換なども現地で行えます。
いわば本商品は「歩く整備工場」として運用できるのです。
またレーザー通信機を使用したデータリンクも装備しておりますので、61式戦車6型に先行して偵察を行い、本商品が発見した目標を61式戦車6型が撃破すると言った戦術も可能です。
(通信中継ドローンも付属しております)


・武装案
 「重機」としての運用が主眼ですが、有事には武装も可能です。
まず携行火器として12.5㎜ライフルを用意いたしました。これはもちろん61式戦車6型と弾薬を共通化できます。
またオプションとして、着脱式背部バックパックに40㎜ガトリング砲を装備可能です。
これはCE世界の「40mm口径近接自動防御機関砲『イーゲルシュテルンⅡ』」を採用いたしました。
弾頭の改良により、前作の『イーゲルシュテルン(75㎜)』と同等の貫通力を確保しております。
さらに、右腕を換装し増設バッテリーを装備する必要がございますが、61式戦車6型の57㎜ビームガンも使用可能です。
汎用性は失われますが、火力は一線級のMSに対抗可能です。
加えて近接兵装として対装甲コンバットナイフを用意しました。
これもCE世界の「アーマーシュナイダー」の技術を採用した高周波ブレードとなっております。
戦闘はもちろん、災害時の瓦礫撤去などにも活用可能です。
(運用方法は「手」で使用するだけでなく、12.5㎜ライフルの「銃剣」としても運用可能)
もう一つ近接戦闘用として、盾に装備したパイルバンカーもございます。
火薬式であるため電力を必要といたしません。「最後の切り札」としてご活用ください。

・多様性のある装甲
 本商品はヴァイタルパートの装甲をモジュール化しており、お客様のニーズに合わせた選択が可能です。
標準は超硬スチール合金ですが、要望に合わせてチタンセラミック合金などにもグレードアップ可能です。
また、特に要望のあるお客様にはルナ・チタニウム合金の装甲ユニットもご用意可能です。
(注意:お値段はグレードにより変動いたします)


以上が商品説明となります。
いきなり20メートル級の巨人を操れとは申しません。
まずは、このドラケンMを「足のついた高性能重機」としてお使いください。
61式のメンテナンスや陣地構築、そして都市警備。 この小さな一歩が、お客様の軍の『次世代化』への大きな手助けとなることをお約束いたします。
道具は使いようです。まずは、その「人型ロボット」の便利さを実感してください。

最後になりますが、このお手紙をご覧になった方限定に、弊社の商品に使用できる「15%割引券」を添付いたしましたので是非ご活用ください。

420モントゴメリー:2026/02/14(土) 16:36:26 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
「ドラケンM」向け武装パッケージのご案内

このご案内は以前「ドラケンM」を導入して頂いたお客様に限定してお送りしております
弊社の新商品を購入して頂き誠にありがとうございました。
また、先日の「ドラケンM」の発表の際、スペックシートに誤植があったこと誠に申し訳ございません。
本日はそのお詫びも兼ねて、ドラケンM向けの武装パッケージのご案内をいたしたくご連絡いたしました。
お気持ちが悪くなければ是非ご覧ください。
商品の詳細はこちらになります。

A.既存品活用パターン
A-1:75㎜自動砲
 地球連邦空軍が保有するAF-01「マングース」地上攻撃機の武装を流用いたしました。
発射速度や精度は40㎜ガトリング砲「イーゲルシュテルンⅡ」に劣りますが、榴弾火力による面制圧能力が優れております。

 A-2:70㎜ロケット弾ポッド
  各種戦闘ヘリや地球連邦軍の「ファンファン」などが搭載する70㎜ロケット弾を発射ポッド毎採用しております。
左右の肩に20連装を1基、計40発のロケット弾を搭載可能です。
MSなどの対装甲目標には不安が残りますが、歩兵支援などの面制圧任務には最適となっております。

 A-3:127㎜ロケット弾ポッド
  こちらも既存のロケット弾システムの流用です。70㎜ロケット弾に対し、こちらは対装甲目標も考慮した大型ロケット弾となっております。
このロケットを左右の肩に12連装1基、計24発搭載可能です。直撃したらMSですら無視できない打撃力を発揮いたします。

A-4:120㎜迫撃砲モジュール
  背部に120㎜迫撃砲モジュールを装備します。射撃後即座に移動可能な「不整地突破能力が高い自走迫撃砲」として運用可能です。

B.新規設計品
 B-1:180mmミニハイパー・バス―カ
  ジムやガンダム系列が使用する「ハイパー・バズーカ」をドラケンMで運用可能なサイズまで小型化いたしました。
(ハイパー・バズーカは口径380㎜)
威力は本家に大きく劣りますが、運用の柔軟性は高い商品です。

 B-2:240㎜迫撃砲モジュール
  120㎜迫撃砲モジュールと基本的に同じですが、こちらは射撃時には膝立ちになりモジュールを地面に設置する必要があります。
射撃後の移動に時間がかかりますが、ガンキャノン系列と同等以上の打撃力を5m級のミドル・モビルスーツに付与することができます。

 B-3:420mm迫撃砲モジュール
  こちらはドラケンM単機での運用を諦め、ひたすらに威力を追い求めたモジュールとなっております。
重量は砲身だけで3トンを超え、これを背負って移動すると機体のバランスが極限状態になりますが「砲身」と「底板」を2分割して2機のドラケンMで運搬、あるいは専用トレーラーを牽引すれば運用は可能です。
420mm砲弾の重量は内容物にもよりますが約500kg〜800kgに達します。
これは9.1トンのドラケンMが、マニピュレーターで安全かつ精密に「持ち上げ、砲口(または尾栓)に差し込める」重量の限界値と言って良いでしょう。
運用に様々な制約がかかりますが、420mmという陸上戦艦級の火力を発揮させることが可能なモジュールとなっております。
森林や山岳地帯など、敵が想定していない地形から陸上戦艦級の砲弾が降ってくる「火力の奇襲」を達成できる商品となっております。


以上、商品の説明でございました。
今回紹介したパッケージ以外にも、お客様のご要望に合わせて様々な武装システムを運用可能です。
もしご興味をお持ちくだされたのなら、お気軽にご連絡ください。


モントゴメリー企画
代表取締役 モントゴメリー

421名無しさん:2026/02/19(木) 21:54:52 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
F-2後期生産型
・開発経緯
90年代の日韓関係緊張に伴い、ある種の砲艦外交やむなしの軍備計画を余儀なくされたこの世界の日本では、00年代の北朝鮮弾道ミサイル恫喝外交に対し、史実のBMDであるSM-3・パトリオットミサイルPAC-3導入とともに、F-2生産機数を当初より削減ではなく逆に60機増加によるF-4更新前倒しによる戦力増強、特に敵基地攻撃能力による抑止効果を選択することになった。
これにはF-22に固執したばかりに戦闘機更新が遅れに遅れて、中国空軍に劣勢を余儀なくされた史実知識も大きく影響している。

振り分けとしては
6個飛行隊に120機
教育飛行隊に21機
飛行教導隊に8機
偵察飛行隊に16機
電子戦飛行隊に16機
在場/減耗予備機に20機
で当初計画の141機+60機である。ブルーインパルス向けは史実通りの練習機である。

・F-2後期生産型の特徴
F-2後期生産型といってもJ/APG-2やJ/AAQ-2が生産時から搭載されている程度で、史実のアップグレード版とほぼ素体のハードウェアは同一である。
大きな違いとしてはF-4のバリエーション展開を受け継いだRF-2や従来の電子戦情報収集機とは異なり攻撃的な電子戦を行えるEF-2の開発、対艦攻撃と敵上陸地点や対飛行場・ミサイル施設攻撃を(ある程度)行えるGCS-2滑空誘導爆弾の開発である。

422名無しさん:2026/02/19(木) 21:55:48 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
・RF-2
全て複座型のF-2Bより改造された。
RF-4Eと異なり、光学カメラとともに合成開口レーダーによる地形情報収集やレーザーターゲティング機能も有する。
最も特徴的なのは機体から射出される無人偵察機の制御システムである。
対空ミサイルの脅威が増していく一方で、いまだ無人偵察機の能力が不十分であり、偵察衛星も持たなかった00年代において、後述するGCS-2滑空誘導爆弾のプロットに必要な光学映像を収集するため、RF-2の後部座席より制御される無人機によって母機の安全を確保したまま偵察任務を行うことがコンセプトである。
16機が改修された。

・EF-2
こちらも全て複座型のF-2Bより改造された。
EA-18Gと互角の能力を持つ電子戦機を目標に開発が進められた電子戦機である。
ただし、グラウラーよりもノウハウ的に遅れているため空対空戦闘能力は持たずに対レーダーミサイルが唯一の武装である。
レーダー自体はJ/APG-2であるが、電子戦用のアビオニクスを複座型に収めるために情報処理系統は一新され、空対空ミサイル運用能力はなく、機関砲は物理的に存在しない。
受信アンテナポッドが両翼端のミサイルランチャーと垂直尾翼先端に装着されて電波情報収集を行い、増槽を翼下に2基とポッド式のレーダー電子妨害装置を翼下に2基と胴体下面に1基装備。
もしくは増槽を翼下に2基とレーダー電子妨害装置を翼下に2基と通信妨害装置を胴体下面に1基装備することが基本である。
対レーダーミサイルはASM3(この世界では1.5t級)のパッシブレーダーホーミングミサイルである。
16機が改修された。

423名無しさん:2026/02/19(木) 21:56:25 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
・GCS-2滑空誘導爆弾
名目上はGCS-1の後継として構想された誘導爆弾である。
GCS-1の対艦ミサイルで敵戦闘艦を撃破した後に輸送艦を撃沈できる誘導爆弾というコンセプト自体は必要性もあったが、当時の赤外線誘導では地上目標には使用できず、また電子機器メーカー主体のGCS-1は空力制御に問題がありほとんど部隊配備されずに終わることとなった。
しかし、敵基地攻撃能力の強化を要求されたこの世界の日本では再び誘導爆弾が開発されることとなる。
アメリカが誘導爆弾の決定版として開発したJDAMは安価で撃ち放しの基本型、射程延伸による安全性を高めたER型、精度を劇的に引き上げたレーザー誘導型が存在した傑作であったが、
対艦攻撃可能な高精度撃ち放しタイプは存在せず、ER型も個艦防空ミサイルも長射程化していく00年代以降は心もとなかった。
アメリカが長射程を求めた誘導爆弾には射程100㎞超のSDB 1GBU-39があったが、終末誘導が無く100㎏クラスで対艦攻撃にはまた威力不足。(終末誘導ありのSDB II GBU-53/B ストームブレイカーは2020年代)
唯一任務に適合するかと思われたAGM-154 JSOW C型も重量480㎏に上り射程130㎞と対艦・対地ミサイルとほぼ同格の重量となってしまい、しかも洋上目標攻撃可能なC-1型は当時まだ開発中であった。

非ステルスのF-2を母機とした場合、アメリカ製の誘導爆弾では対艦攻撃と長射程のSAMを備えた敵地への攻撃は非常に危険を伴うと考えた空自は滑空誘導爆弾の開発を決意することとなる。

コンセプトとしては
・250㎏クラスでF-2に8発搭載可能な数量と一発当たりの破壊力のバランスを取る
・画像赤外線カメラ誘導で対艦攻撃においては完全な撃ち放し、対地攻撃においてはデータリンクによるオペレーターによる操作で母機の離脱を可能にする(初期運用型)
・名目上は誘導キットだが、ステルス性と滑空性能を意識した完全新規設計
・滑空翼と後部に簡易な個体ロケットブースターを装着し、高高度投下による射程をさらに延伸しつつ、低高度投下においても短SAMに対するスタンドオフ性を確保
であった。

250㎏クラスとしたことによりF-2国内設計型の夢であったスタンドオフ対艦兵器8発搭載が実現することを目指した。
画像赤外線カメラ誘導においても初期型はオペレーターによる目標選定が必要でも、冷戦期の対地ミサイルでも明確なランドマークが存在する場合は自己誘導が可能であったし、AI画像認識の飛躍的進化を知っている転生者たちは民生画像技術のスピンオンとスウォーム制御によって完全な対地撃ち放しも可能だと見込んでいたので見切り発車半分ではあったが採用された。
射程に関しては滑空翼と個体ロケットブースターで高高度の場合射程160㎞、低高度からトス射法で投下した場合も射程30㎞を実現、S-300やHQ-9の射程ギリギリからのスタンドオフ攻撃を可能にした。
対艦攻撃においてはGCS-1と同じく対艦ミサイル飽和攻撃で敵防空艦の戦闘力を奪った後の第二撃用途である。
対地攻撃においてはRF-2もしくは偵察衛星の画像情報に従って、EF-2の支援の元で敵飛行場・軍港・ミサイル基地・上陸地などを攻撃する方針である。

424モントゴメリー:2026/02/23(月) 17:52:34 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
春の新商品のご案内②

モントゴメリー企画代表のモントゴメリーでございます。
日頃からの皆様のご愛顧に感謝申し上げると共に、春のキャンペーン第二弾のご案内をいたしたくご連絡いたしました。

今回のジャンルは「支援ユニット」となります。弊社のこれまでの商品同様、皆様の軍を支える縁の下の力持ちとなり得る逸品に仕上がっております
以下が商品の詳細となります。

・ドラケンC(Draken C)
全高:約3.5m
重量:約9トン
乗員:1名(ドラケンMと操縦規格を統一)
動力:バッテリー駆動(ドラケンMと共通規格)
駆動方式:6輪または無限軌道
最高速度:120km/h(61式戦車6型に追随可能)
積載重量:最大15トン

ドラケンMの上半身を流用した輸送トラックです。
コロニー内や市街地向けの6輪式と不整地運用向けの履帯式がございます。
見た目の印象は「運転席が人型ロボットの上半身になっている軽トラ」と言ったものです。

しかし見た目に反してその能力は高く、最大15トンの貨物を積載可能です。
そして上半身は360度回転可能なので、外部クレーンやフォークリフトの助けを借りること無く貨物を搭載・荷下ろし可能です。

このように民間市場でも活躍の場が多い本車両ですが、その本領は戦場であります。
ドラケンMや61式戦車6型、もしくはMSの部隊に追随し弾切れを起こした機体に弾薬を補給することができます。
特にドラケンMや61式戦車6型に対してはバッテリー交換も1機で行えますし、簡易的な補修作業も実施可能です。
ドラケンMが肩のロケット弾を撃ち尽くしたら、その場でランチャー毎交換するなどいう運用もできます。
またドラケンMと同規格の補助AIを搭載しており操縦難易度も低く、輸送するだけならば先頭車両に数台の無人操縦機を追随させて1名のドライバーで一個小隊分の物資を輸送可能です。

・61式戦車6-B型
主砲:240㎜砲×1
(他は6型に準じる)

61式戦車6型の主砲をガンキャノン系列の240㎜砲1門に変更いたしました。
歩兵部隊や機甲部隊に追随し、直接照準で火力支援を行うことを主眼としております。
また固定砲塔ではなく回転砲塔を維持いたしましたので、敵機との近接戦闘にもある程度の対応が可能です。
また曲射での自走砲的運用も可能であります。

・パブリク連絡艇
パブリク突撃艇のペイロードと航続距離、そして加速性能を活かした高速突破用の連絡・輸送艇です。
「各サイド間を無補給で航行できる」というパブリク突撃艇の特徴を活かし、宇宙の人類勢力圏を結ぶ連絡線を確立します。
無線連絡では傍受される危険性のある重要機密や、人員・特殊装備などを直接ルナツーからサイド7、サイド6方面へと輸送するのです。

以上、春のキャンペーン商品の説明②でございました。
もしご興味をお持ちくだされたのなら、お気軽にご連絡ください。


モントゴメリー企画
代表取締役 モントゴメリー

425モントゴメリー:2026/02/23(月) 23:39:36 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
La Veine Verte(緑の血管)。それはフランス連邦共和国(FFR)が建設したサハラ砂漠を打通する道路及び鉄道網のことである。
地中海に面した「アフリカ州の玄関」ことアルジェリア県のアルジェからサハラ砂漠の中心都市であるタマンラセットを抜け、サヘル地帯の要衝ガオとマリ県の首都バマコを経由して、大西洋岸の要港ダカールへと至る、全長6,600km以上に及ぶ壮大な縦貫路である。
その輸送能力は控えめに見積もっても年間1億トンを超え、国家の物流というより大陸そのものを動かす大動脈である。
しかし、この“血管”にはもう一つの顔がある。それはその名が示す通り「緑」である。

まず緑の血管の構造をおさらいしよう。
道路本体(上下線+中央分離帯+SA等)の幅は50〜60m。
その左右を中心層(左右 各40m)、中間層(左右 各100m)、最外周部(左右 各80m)が三層の防衛線を構築し道路を砂漠の砂から守っている。
すなわち、緑の血管1㎞に対しその緑地帯の面積は

0.44〜0.45 km × 1 km→ 0.44〜0.45 km² / km

なる。ここでは計算しやすいように「0.45 km² / km」を標準値として使用しよう。
つまり、緑の血管全線の緑地帯の合計は

6,600 km×0.45 km2/km=2,970〖" km" 〗^2

となる。これはロンドン大都市圏の約2倍であり、ルクセンブルク一国(2,586 km²)よりも広大だ。
さらに、緑の血管は道路のみならず鉄道線との複合回廊である。鉄道線は複々線×2、緑地帯の構造は自動車道と同一なので

2,970 km²×3=8,910 km²

となる。これはキプロス島の面積に匹敵する。
つまり、緑の血管とは「地中海の島国1つ分」の面積を内包する大緑化地帯でもあるのである。
(とは言え、サハラ砂漠全体の面積から見たら0.1%にも満たないのであるが)
そしてFFRがこの「資源」を無駄にするはずがなかった。
FFRは物流網そのものを「資源産出地帯」へと発展させたのである。

426モントゴメリー:2026/02/23(月) 23:41:18 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
age

427モントゴメリー:2026/02/23(月) 23:42:40 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
具体的に見ていこう。
FFRは緑の血管をその気候や地理的条件から5つの区画に分割し、以下のように植生を整備した。

① アルジェ-タマンラセット間(約2100km)
この区画の特徴は「極乾燥地帯・移動する砂丘・強風域」である。そして予想される物流網への脅威は

・砂丘による道路・線路埋没
・風成砂の堆積
・視界障害
・路盤下部侵食

である。
この区画で緑地帯に求められる機能は「完全砂丘固定帯」である。
それに適した植栽として

・アカシア・トルティリス
・レプタデニア・ピロテクニカ
・タマリクス
・パニカム・トゥルギドゥム

等の植物が選ばれ整備されている。

② タマンラセット-ガオ間(約1300km)
この区画の特徴は「半乾燥地帯・砂礫混合」である。予想される物流網への脅威は

・表土飛散
・路肩侵食
・フラッシュフラッド(いわゆる「鉄砲水」)

である。
この区画で緑地帯に求められる機能は「防砂+浸食緩衝帯」だ。
それに適した植栽として

・アカシア類
・ジジフス
・バランITES
・牧草(Cenchrus等イネ科の植物)

等の植物が選ばれ整備されている。

③ ガオ-トンブクトゥ間(約450 km)
この区画はニジェール川地帯であり、「砂防」は必要ない。しかし代わりに

・河岸侵食
・洪水洗掘
・路盤沈下

などの脅威がある。
よって、この区画の緑地帯には「河岸安定帯」として役割が求められた。
それに適した植栽として

・ナツメヤシ
・アカシア・ニロティカ
・ジジフス
・河畔低木群

等が植えられた。
ここでは敵は砂丘ではなく「水害」である。

428モントゴメリー:2026/02/23(月) 23:52:37 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
④ トンブクトゥ〜バマコ間(約1100㎞)
この区画は「氾濫原・半湿潤」地帯であり、想定される脅威は

・冠水
・軟弱地盤
・路肩崩壊

である。
なので、ここの緑地帯は「排水制御+地盤安定帯」のために存在する。
その役目を果たすために

・深根性アカシア
・ナツメヤシ
・モリンガ
・牧草帯

等が整備された。

⑤ バマコ-ダカール間(約1150㎞)
この区画はサバンナ又は農耕地帯であり緑の血管の中で一番穏やかな気候である。
なので予想される脅威も

・豪雨侵食
・路肩洗掘
・過積載交通

と言った「常識的な」ものである。
よって緑地帯にも「排水安定+防風林帯」という常識的な役割が求められる。
それへの回答として

・カシューナッツ
・マンゴー
・防風カシア
・飼料牧草

が植えられた。特徴として、求められるものが高度ではないので「商品作物」を植える余裕がある事が挙げられる。

まとめると、緑の血管の緑地帯は

• 砂丘を止める壁
• 風速を落とす粗度層
• 雨水を制御する緩衝帯
• 地盤を締める根系ネットワーク

として機能しており、それ自体が「線路・道路を守るための生物工学インフラ」なのである。
そして、このインフラは大いなる「副産物」をFFRに与えてくれた——

429モントゴメリー:2026/02/24(火) 00:01:03 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
6,600 km×0.45 km2/km=2,970 km²

430モントゴメリー:2026/02/28(土) 00:36:48 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
緑化防衛回廊論——大陸を貫く生命線②

緑の血管の「副産物」、その主力は「飼料(乾燥帯適応型)」である(粗タンパク12〜16%想定)。
理由は、まず緑地帯の目的は食料生産ではなく「物流網の維持」であるため商品作物を主力とすることはできないという前提が一つ。
そしてもう一つが、FFRが「自給率の落とし穴」を危惧したことにある。
統計上、「食糧自給率100%」を謳う国家は(日蘭)世界に多く見られる。しかし、詳細に分析すれば食肉用の家畜を育てる飼料を外国に依存している国がほとんどである。
これでは真の「自給」ではない。総力戦体制下では飼料も含めた完全自給化が理想として求められる。
そしてFFRは、その“理想”を諦めない。
(これはFFRに限らず、『列強』の共通認識である)
そのための手段の一つとして、緑の血管が活用されたのである。

具体的な数字を見てみよう。緑の血管は、年間で

『265万から365万トン』

の植物由来有機物を生産することができる(乾燥重量換算)。
その内の7割強が飼料である。区画ごとに見ていくと
第一区画:乾燥牧草、アカシア葉など
ここは砂防対策が最優先なので収量は少ないが安定供給が可能である。

第二区画:アカシアやジジフスの葉や乾燥牧草類
飼料という観点からは第一とほとんど同じであるが、この区画からナツメヤシなどの「経済価値」が出始める。

第三区画:アカシア葉やヤシの葉などのヤシ副産物
ここからはモリンガやナツメヤシなどの食料向け作物が多くなるが収量全体で見れば飼料が主力である。

第四区画:ナツメヤシ類や飼料牧草、および補助穀物
ここの生産量が一番多い。特記すべきこととして、FFRでは飼料用トウモロコシへの依存を避けるために伝統的な飼料穀物である「蕎麦」を品種改良の上で採用している。

第五区画:牧草類
第五区画は緑の血管で唯一の食料向け作物を主力で生産する区画であるため、飼料生産量は少ない。

これらを合計すると、生産量の中央値315万トンで計算すると

「225万トン」

の飼料を生産することができる。
この数字が如何ほどか、家畜数で換算すると

431モントゴメリー:2026/02/28(土) 00:37:50 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
牛(乾燥地放牧型)の場合
・体重300kg前後
・必要乾物:体重の2.5%/日
300kg×0.025=7.5kg/"日"

年間:7.5kg×365=2.74"トン"/"年"

225万÷2.74=「約82万頭」

ヤギ・羊(小型反芻)の場合
・体重35kg
・必要乾物:体重の3%/日
35kg×0.03=1.05kg/"日"

年間:1.05×365≈0.38"トン"/"年"

225万÷0.38=「約592万頭」

となる。これを「牛30%、小型反芻70%」の混合とすると

牛:約25万頭
小反芻:約414万頭

となる。牛25万頭はHexagone(六角形=FFRヨーロッパ州)の生産数の「1.5%前後」であるが、ヤギ・羊414万頭は「50%前後」の規模である。
次にこれらの家畜からどれだけ肉を得られるか、「食肉生産量」を算出しよう。
牛の場合

・1年間の出荷率:20%(年間出荷頭数)
・平均枝肉重量:200kg(0.2トン)

と仮定したら、生産量は

25万頭×20%=5万頭/年
5万頭×0.2トン=1万トン/年

1年間に1万トンの牛肉を生産できる。これはHexagoneの「5〜6%」に相当する。
次はヤギ・羊を計算すると

・1年間の出荷率:30%(年間出荷頭数)
・平均枝肉重量:20kg(0.02トン)

つまり

414万頭×30%=124万頭/年
124万頭× 0.02トン=2.48万トン/年

となる。これはHexagoneの全生産量に匹敵する。
(飼育数と食肉生産量の比率が合わないのではないか?と思われる読者もいるかもしれないが
これは緑の血管は乾燥地帯が主体であるためヨーロッパ州のような長期間肥育を行わないため出荷率がヨーロッパ州より高いのが理由である)

さらに踏み込んで「乳製品」の生産数も計算してみよう。
緑の血管の環境下では、乳牛1頭は「5000リットル/年」の牛乳を生産可能である。
(ヨーロッパ州では「6000〜8000リットル/年」なので、ここは明確に劣る)
仮に牛の20%を乳牛とした場合

乳牛:5万頭
5万×5000リットル=2.5憶リットル/年

年間2.5億リットルの牛乳を生産できる計算であり、Hexagoneの「10%」に匹敵する。
さらにヤギ・羊の乳生産量も求めてみる。乳用個体を全体の30%とすると

414万頭×30%=124万頭

内訳を「ヤギ60%、羊40%」と設定すると。

・ヤギ:約74万頭
・羊:約50万頭

となる。1頭あたりの乳量を

ヤギ
乾燥地条件:
・乳量:400〜700L/年
・保守値:500L/年

乾燥地条件:
・乳量:150〜300L/年
・保守値:200L/年

ヤギ乳合計:74万×500リットル=3.7億リットル
羊乳合計:50万×200リットル=1.0億リットル

となる。これはそれぞれHexagoneの「70%」と「30%」に匹敵する(合計すると60%前後)。
なお、乳用個体も最終的に食肉化するので、食肉生産量は落ちない(質を問わなければ、であるが…)。

これら家畜が緑の血管全域に分散して飼育されている。つまり緑の血管1kmあたり
・牛:約38頭
・小反芻(ヤギ・羊):約630頭
・合計:約668頭

である(回廊は3本なので、さらに3分割される)。
密度で計算すると

・牛 0.28頭/ha
・小反芻 4.6頭/ha

となり、乾燥地としては高水準だが技術管理下なら十分に成立可能である。

432モントゴメリー:2026/03/02(月) 22:31:54 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
39式戦車改良案のご提案

“皇国世界”代表 yukikazeさま

モントゴメリー企画、代表取締役社長のモントゴメリーでございます。
早春の候、いかがお過ごしでしょうか。

先日発表された「39式戦車」ですが、yukikazeさまらしい綿密な設計に感服いたしました。
そこで本日は誠に勝手ながら、その39式戦車の改良案についてご提案したくご連絡いたしました。
“皇国世界”の興隆に幾許か助力できたのならば、弊社としても喜ばしい限りでございます。
以下がその商品の詳細でございます。

(仮称)45式装甲兵員輸送車

全備重量:14.0t
全長:5.2m
全幅:2.5m
全高:2.1m
乗員:2名(車長兼機銃手・操縦手)
兵員:8名
エンジン:39式戦車と同一
最高速度:38km/h
航続距離:180㎞
装甲
前面:30mm
側面:20mm
後面:15mm
底部:10mm
(39式戦車と同一を想定)

39式戦車の車体を最大限流用した装甲兵員輸送車となります。
通常、弊社の改良コンセプトといたしましては「突撃砲」をご案内するところですが、
“皇国世界”の日本陸軍さまは突撃砲への関心が薄いとの事でしたので敢えて新規市場に参入いたしました。

お話を聞くところ、“皇国世界”さまの日本陸軍は「自動車化」率は世界トップレベルですがその過半は「トラック」であると推察いたします。
それでは前線への投入が不安視されますが、本商品ならば既存車両の改修で機甲部隊に随伴可能な装甲兵員輸送車を整備できます。


具体的な構造は

・砲塔完全撤去
・砲塔リング部に溶接式兵員室
・車体上部を後方まで延長し兵員室の容積を確保
・後部観音開き扉で迅速降車が可能(しかし兵員室はオープントップ。今後の課題)

イメージとしてはM4中戦車を改修した「カンガルー」装甲兵員輸送車に近いです。
固定武装としましては、前方リングマウントに12.7㎜機関銃を装備可能です。


以上となります。
もし本商品にご興味を持たれましたら、お気軽にご連絡ください。
また、お客様の要望に合わせたカスタマイズも承っております。

改めまして、これからも弊社をよろしくお願い申し上げます。


モントゴメリー企画
代表取締役社長 モントゴメリー

433名無しさん:2026/03/05(木) 23:00:43 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
日台防衛装備調達協定
・前史
2000年代以降中華が経済成長とともに軍近代化を急ピッチで進める中、対峙する台湾は装備供給に問題を抱えていた。
建前上、世界の殆どの主権国家が中華人民共和国を一つの中国の正統政府として承認し、改革開放政策による中華市場への外資参加許可に伴う「配慮」によって、
台湾への防衛装備供給は厳しさを増していった。
台湾向けの兵器供給はほとんど中華への対抗馬として台湾を支えてきたアメリカに依存していたが、そのアメリカでさえ配慮を必要としている状況だった。

そんな中、装備供給元として登場したのが夢幻会によって正常化した日本である。
転生者たちは中華の融和路線の最終的破綻を知っており、また防衛装備輸出が行われなければ価格引き下げや国際共同開発体制への参加も不可能だと知っているので、
まだ中華が直接侵攻できない10年代中に台湾への軍事協力の既成事実を作りたかったのである。

・交渉
交渉は日米台3か国間で行われ、台湾が必要とする装備・アメリカが死守したい利権・日本が提供可能な装備が調整された。
供給が決まったのは
・康定級・成功級の僚艦防空クラスの防空システム装備などの近代化改装
・台湾国産フリゲートの設計協力
・戦域防空用の中SAMライセンス生産
・基地防空用の短SAMライセンス生産
・開発中の装輪自走155mmりゅう弾砲のライセンス生産許可
・M41軽戦車の後継軽戦車の共同開発
である。
これにより史実のキッド級駆逐艦・OHP級の再就役艦供与計画は中止された。
当時90年代のF-16、ミラージュ2000、経国の新鋭機3機種配備により空軍は一息付いていたことと日本側もアメリカの許可無しに融通する機体は無かったことから作戦機の更新は行われず、
また台湾が最も切望していた潜水艦についてはアメリカの強い制止により今回は見送りとなった。
引き換えに台湾が日本に提供するものは、台湾半導体メーカーの日本国内への工場建設による半導体供給の安定化であった。

434名無しさん:2026/03/05(木) 23:01:26 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
・装備供給の実情
協力が決まった分野の内訳を見ていくと
・台湾国産フリゲートの設計協力:後述する康定級・成功級の近代化改装で得られた知見と日本製装備によって台湾側中心・日本側協力で進められ2020年の建造開始を目途に設計が進められている。
・戦域防空用の中SAMライセンス生産:RIM-4の射程延伸型ライセンス生産
・基地防空用の短SAMライセンス生産:陸自が史実の11式枠として、AAM-5(前倒し開発)を車載・艦載化した99式短SAMをライセンス生産
・開発中の装輪自走155mmりゅう弾砲のライセンス生産許可:史実の19式装輪自走155mmりゅう弾砲を前倒しで00年代より開発中であり、完成後台湾側に見学を許可し問題なければライセンス生産を認める予定である。
となっている。
史実との乖離が大きいものとしては
・康定級・成功級の僚艦防空クラスの防空システム装備などの近代化改装
康定級:射撃指揮装置としてふぶき型の94式射撃指揮装置(史実03式中SAMのフェイズドアレイレーダー)を前後マストに装備、シーチャパラルを撤去し日本側の技術協力で早期に完成した華陽VLS一基8セルに換装、装備するミサイルもふぶき型同様のRIM-4だが、AAM-4のアップデートに合わせた射程延伸と小型ブースター装備で射程80㎞を実現したRIM-4Bを1セルごとに4発の合計32発である。
格納庫上部のファランクスはRIM-5ランチャーとなり、従来40㎜機銃が装備されていた箇所にファランクスに換装されている。
対潜装備も12式短魚雷に換装されることになった。
成功級:こちらも康定級と同じく射撃指揮装置としてふぶき型の94式射撃指揮装置を前後マストに装備、ミサイルランチャーを華陽VLSに換装、成功級の場合は二基16セルとなり、01式垂直発射魚雷投射ロケット(史実07式)8発・RIM-4B32発である。
こちらも短魚雷も12式短魚雷に換装している。

435名無しさん:2026/03/05(木) 23:02:10 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
・M41軽戦車の後継軽戦車の共同開発
台湾は戦車戦力もまた旧式化著しく、また主な供給元アメリカ製戦車の大重量は不安視されていた。
史実では装輪装甲戦闘車で代替するのであるが、日本との技術協力体制が出来たことでM60以上の攻・防・走を30t級で実現することで、名目上のM41代替だけでなくCM11勇虎の初期ロットの代替も狙う野心的な計画CM51がスタートした。
*CM41はナンバーが紛らわしいので飛ばし
まず主砲は日本側が提供した16式機動戦闘車の105㎜砲で合意された。
軽戦車として開発するのであれば120㎜クラスはバランスを損ねるデメリットがある上に、16式の主砲の既存砲弾備蓄を利用しつつ飛躍的に威力を向上させるメリットには及ばないとされたのである。
装填は信頼性重視のため手動である。
射撃指揮装置はCM11のアップグレード版であり、西側第三世代戦車としてのレーザー測距・パッシブ暗視装置・デジタル計算機が備わっており90式戦車と同等レベルであるが、当時実装され始めていた小隊統制射撃機能やデータリンクへの接続機能はアップグレードに期待するものとして、初期生産型では装備されていない。
次に防御力に関しては車体前面と砲塔前面に多層構造のNERAブロックを装備して、APFSDS・HEAT双方に対してブロック一つに付き一度限りではあるが耐久可能な防御力が付与されている。
機動力については自重35tの軽量級車体に日本側の協力で開発された水冷4サイクルV型8気筒の800馬力ディーゼル機関が装備され、自動変速機と合わせ時速60㎞の機動力を発揮可能である。

・影響
2012年より開始された康定級・成功級の近代化改装は毎年二隻ずつ改装が行われ、2020年までにほぼ艦隊防空艦とも言える戦闘艦が14隻揃い、続いて台湾国産のコルベット沱江級や新フリゲートも同様のシステムを採用するなど、中国海軍にとっても油断ならない近海海軍が実現することになった。
陸軍に関しても15式軽戦車や軽歩兵装備のATMとは十分に対抗可能なCM51が2017年より配備されることになり、中華が確実な勝利の為には99式主力戦車の台湾本島上陸を強要するという多大な抑止効果を発揮することになったのである。

436モントゴメリー:2026/03/05(木) 23:34:46 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
緑化防衛回廊論——大陸を貫く生命線③

前回までは家畜のエサとなる「飼料」について述べた。今回は直接人間が食べる「食料」について分析しよう。
前回も述べた通り、緑の血管から生み出される植物由来有機物の中央値を315万トンとする。
その内、食料品となるのは「12%」である。すなわち

315万×0.12=37万8000

37万8000トンが収穫できる。
細かい内訳は

・ナツメヤシ(主力)
・モリンガ
・ジジフス(インドナツメ)
・カシューナッツ(南部)
・マンゴー(南部)

となる。
この内主力はナツメヤシで食料全体の8割を占める。これはナツメヤシが「砂防林」の主力であるから当然である。
モリンガは葉が高栄養であり、乳児や授乳中の母親への栄養補給食として優れている。これが全体の1割である。
カシューナッツやマンゴーなどの商品作物は残りの10%に過ぎない。

では、この37万8000トンの食料が具体的にどれほどかを見てみよう。
これら作物の食料価値を評価するため、カロリー換算によって規模を試算する。ナツメヤシの実である「デーツ」は約2,800 kcal/kgである。すなわち

2,800 kcal/kg×37.8万×0.8≒8.47×10^11 kcal

である。人間一人当たり必要なエネルギーを「2,500 kcal/日」、年間 「912,500 kcal」とすると。

8.47×10^11/912,500≒92万8000

約92万8000人分のエネルギー源となる。
次に残りの20%の各種作物も計算する。ここでは簡易的に平均カロリーを「1,500 kcal/kg」とする。つまり計算式は

1,500 kcal/kg×37.8万×0.2=1.13×10^11 kcal
1.13×10^11 /912,500≒12万

約12万人分のエネルギー源となる。合わせると約105万人分である。
これは中規模都市一つの人口を支える食料に匹敵する。
すなわち緑の血管は、物流回廊であり飼料生産地帯であると同時に「百万都市一つ分の食料庫」でもあるのだ。
特にデーツは乾燥果実であり長期保存が可能であるため、戦略備蓄食料としても極めて優れている。

437モントゴメリー:2026/03/08(日) 00:36:55 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——Les Larmes de la Pucelle(乙女の涙)——

———フランス連邦共和国(FFR)、パリ7区サン=ドミニク通り14番地「ブリエンヌ館」
フランス連邦共和国の国防参謀総長たるアナイス・ベルナルドは執務室にいた。
アナイスは『御守り』を手に取りフタを開ける。そしておもむろに『御守り』を傾け中の液体をグラスに注ぎ始めた。
注がれた液体は無色透明で一見すると水である。
しかし、あのアナイスが『御守り』にただの水を入れるであろうか?いや、入れはしない(反語表現)

アナイスはグラスを手に取り香りを楽しむ。
鼻腔に広がるのはハチミツのような優しさと、干したデーツのような爽やかさを併せ持った甘い香りだ。

「まさに太陽で温められた果実の甘さね」

アナイスはそうつぶやいた後、グラスを傾ける。
舌に触れた瞬間は柔らかい。果実感にあふれた甘みが口の中に広がっていく。
次に感じるのはナツメヤシが生み出すコクと軽い酸味である。
そして喉を落ちる頃には火のような熱を感じ、腹の奥は砂漠の太陽が入り込んだかのように熱くなる。
残る後味はキャラメルのようなほのかな苦味である。

「なるほど、『砂漠で生み出された酒』に相応しい味わいね」

ドライフルーツのような残り香りと共に余韻を楽しんでいるアナイスに対して、真冬のピレネー山脈の如き冷気をまとったツッコミが入る。

『閣下、何をしていらっしゃるのですか?』

アナイスの秘書官であるクロエは間髪入れずに追撃する。

『それは私のために購入していただいた“乙女の涙”ではないですか。何故閣下ご自身で飲まれているのですか?』

しかしこの程度の打撃で破られるほどアナイスの面の皮の装甲は薄くない。

「“品質検査”よ、大事な貴方の燃料として使うのだからしっかり確認しないとね♪」

クロエの方も既に学習しているので、不毛な“第二撃”は行わなかった。

『それで“検査”の結果はいかがですか?』
「“文句なし”ね。一言で言えばラム酒より軽いけれどブランデーよりも野性味を持った味わいね。
サハラ砂漠の太陽と我が祖国の技術と歴史の結晶と言っていいわ。この“乙女の涙”は」

「Les Larmes de la Pucelle(乙女の涙)」、それはFFRが生み出した蒸留酒である。
原料には「La Veine Verte(緑の血管)」から収穫されたナツメヤシの実、デーツが用いられている。
緑の血管から収穫されるデーツは年間およそ「30万トン」である。その内20%、約6万トンを乙女の涙の原料として使用する。
デーツ1㎏からは約0.35kgのエタノールが採取できる。乙女の涙のアルコール度数は約40%であるため「約1.1リットル」を生産できる。
すなわち合計で「約6600万リットル」となる。
これはジャマイカ1国で生産されるラム酒とほぼ同等であり、一般的な750ミリリットル瓶に換算すると「約8800万本」となる。
この膨大な量の蒸留酒が緑の血管中の33か所の蒸留所(平均200㎞につき1か所)で生産されているのだ。
そして、乙女の涙は開発当初よりクロエ達ラ・ピュセル——「La Pucelle aux cheveux argentés」たちの燃料となることを想定した飲料である。
アルコール度数が40%とされたのもこれが理由だ(ラ・ピュセルたちは40%以上のアルコール飲料ならば燃料として使用できる)。
彼女たちの燃料タンクの容量は最大16リットルなので、仮に生産された全ての乙女の涙を燃料とした場合——

8800万/16=550万

「550万体」のラ・ピュセルに供給できる。消費量は運用状態により千差万別であるが、ここでは1日で使い切ると想定すると——

550万/365≒1万5000

「年間1万5000体」を稼働できる計算となる。
つまり、「乙女の涙」は単なる蒸留酒ではなく国家戦略物資でもあるのである。

438モントゴメリー:2026/03/10(火) 23:53:29 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
プリンセス・プリンシパル×クラガリシリーズ——蘇同盟軍「T-34」戦車の変遷——

・初期型
 76㎜砲を搭載。とある世界線の「T-34-76」に相当する。
ロシア帝国からの独立戦争時の主力である。
機動力・打撃力・防御力とおまけに生産性までもが高水準でバランスが取れているが、この時期は「粗製乱造」と言っていい品質であり目に見えない問題も多かった。
(例:「工場ごとに部品の互換性が無い」「シフトレバーが硬く、ギアチェンジにハンマーが必要」など)
後述する前期型が登場すると順次改装されていったが、使い勝手が悪かったのでモンゴル帝国との講和・アイヌモシリ共和国の建国などにより戦火が遠のくと
蘇本国軍からは姿を消し、同盟軍各国へ払い下げられていった。

・前期型
 砲塔をT-55初期型のものに換装。とある世界線の「T-34-85」に相当。
モンゴル帝国軍の「ケシク」や皇国軍の「九〇式中戦車」などの敵戦車に対し、T-34初期型はおろかT-55の初期型すら劣勢であった蘇同盟軍が狂乱しつつも整備した火力強化型である。
正直85㎜砲でも上記の敵主力戦車には物足りなかったが、T-55の脇を固める補助戦力として奮戦した。

・中期型
 戦後に生まれた余裕を活かして設計された改良版
カタログスペックには変化が無いが、各工場の規格を統一し整備性と運用性を向上させた。
これにより現場での故障率が大幅に低下し兵士からは喜ばれた。
(とある世界線のワルシャワ条約機構傘下のチェコスロバキアやポーランドで生産されたT-34-85に相当する)
生産性も若干ながら向上しているため、蘇同盟各国の工業力を育成する「練習台」としても使われ、現在も各国で生産されている。
蘇本国軍では機甲部隊からは姿を消した(T-55で統一)が、歩兵師団の直協戦力として未だ現役である。

・後期型
 消耗が激しい足回りの部品(転輪や履帯)などをT-55と同一規格に変更。
生産性のさらなる向上や現場での部品共有率を上げ兵站の負担を下げることを目的としている。
(とある世界線の北朝鮮軍が21世紀でもT-34を運用するために行った改装に準拠している)
また新型の成形炸薬弾も供給されるようになり、その威力は300㎜の均質圧延鋼鈑を貫通できる。
(とある世界線のワルシャワ条約機構軍で開発された砲弾に相当する)


以上です。
ウィキ掲載は自由です。
T-55に続きT-34もまとめてみました。
T-55の影に隠れてますが、T-34先輩も蘇同盟各国で数万両が元気に活動しています!!

439モントゴメリー:2026/03/11(水) 23:42:03 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
緑化防衛回廊論——大陸を貫く生命線④
 さて、前回までで「飼料」「食料」と緑の血管が生み出す豊穣の大半は説明し終えた。
しかし、緑の血管の恩恵は上記2つだけではない。今回は今まで計上しなかった「その他」について語ろう。

まず、「その他」の品目の量であるが、緑の血管全体の植物由来有機物生産量の中央値を「315万トン」として
「飼料」は「225万トン」、食料は「37万8000トン」であった。すなわち

315万―225万―37.8万=52.2万

「52万2000トン」となる。
この中で最大となるのが「木材」である。これだけで60%を占める。
従来ならば「燃料」として燃やすのが一般的であったが、21世紀現在のFFRでは「VP(CNF素材)」の原料とするのが一般的である。
(電力は「光のオアシス」からの供給でお釣りが来る)
緑の血管から運ばれた約31万トンの木材、これは年間数十万台規模の自動車、あるいは数百機の航空機に匹敵する材料量である。
これらは加工され、自動車や航空機の部材から食品の包装材、果てはラ・ピュセルたちの皮膚にまで生まれ変わるのである。

次に割合が大きいのは「油脂」類である。比率はおおよそ10%である。

・各種子油
・カシューナッツ殻油
・ヤシ油副産物

などであり、バイオ燃料や石鹸の原料などに活用できる。
残りの30%は「建材」「工芸品の材料」など、やはり木材関係の雑多な品目である。
その中で特記すべきは「樹脂」であろうか。
「アカシア・セネガル(ガムアラビック)」は1ha当たり

・150kg/年

採取できる。仮に1万haが樹脂林なら「1500トン」の樹脂となる。これは輸出品にもなり得る。
…ああ、最後にもう一つ述べておこう。
アカシアの木から蜜蜂たちが集めて来た「蜂蜜」は、農産物とは違うが定期的に収集できる。
その量は緑の血管全体を合わせれば「年間500トン」にまでなる。
これはジャマイカ一国の生産量(600〜800トン)に比肩する量である。

ここまで見て来たように、「緑の血管」は単なる農業地帯ではなく、「生物資源コンビナート」なのである。
ここでは
・食料
・飼料
・材料
・化学原料

を同時に生産しているのだ。

440名無しさん:2026/03/15(日) 00:03:38 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
あきづき型DDGV

・諸元
基準排水量:6000t
レーダー:UHF長距離捜索レーダー一基
     FCS-3多目的レーダー一基
装備:オート・メラーラ社製54口径127㎜砲×1基
   Mk.41 mod.29 VLS(64セル)×1基
   高性能20mm機関砲(CIWS)×1基
   324mm3連装短魚雷発射管×2基
   単装徘徊弾薬ランチャー×4基(後日装備)
搭載機:EQ-1 無人哨戒機×8機


・前史
海上自衛隊は長期計画でイージス防空システムを補完する限定的艦隊防空システムの国産化を目指していたのは史実通りであった。
しかし、90年代後半における日韓対立にともなうふぶき型DDの建造によって思いがけず僚艦防空は達成されてしまった。
直前のむらさめ型も史実の多目的レーダー換装近代化改修の大工事と違い、ふぶき型の94式射撃指揮装置の搭載は比較的容易であると思われたため、海自は護衛艦隊の戦力整備は一旦スローペースとし、地方隊向けのまつ型コルベット整備による掃海部隊とミサイル艇隊・護衛隊の統合に注力していくことになる。

しかし、一旦長期熟成となったFCS-3は現計画をはるかに超える能力が要求されることになる。
状況の変化としては
・イージスシステムのBMD任務への比重は北朝鮮の弾道弾対処にとどまらず、中華の対艦弾道弾も含まれるように作戦環境は変化、それに伴い本格的艦隊防空能力に要求が進化
・RIM-4完成により史実03式中SAMは当初よりパトリオット・スタンダードを補完する長距離防空ミサイルA-SAMとして完成、上の要求を満たせる要素に
・中華のステルス機及びシースキマーミサイルの能力向上によって防空艦の多機能レーダー集約への限界が認識される
というものであった。
つまり史実あきづき型+史実でいうところの次期FFMの艦隊防空能力+いずも型の空中哨戒能力の一部を要求されたのである。

441名無しさん:2026/03/15(日) 00:04:39 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
・建造コンセプト
以上の要求増加によってあきづき型はまず史実より以下の点が変化する
・基準排水量を900tアップ
・FCS-3を試験艦あすか同様に前部マストに集約
・前部CIWS・対艦ミサイルをオミット

これによって生まれた余裕を以て
・前部VLSを64セルに増加
・後部マストを設けてUHF早期警戒レーダー装備
・ヘリ格納庫に後述する空中哨戒型無人機EQ-1搭載、通常は対潜ヘリ未搭載
・無人機発進用のカタパルトを艦尾左舷に、着艦支援用スカイフックを艦尾右舷に搭載
・最低限の対地・対艦攻撃力のため、格納庫上に徘徊弾薬ランチャーを装備可能とする

まずVLSセル数増加は1セル当たり一発使用するA-SAMを主力にするための必須条件であった。
通常の搭載内訳は01式VLA×8セル、A-SAM×48セル、RIM-4B×8セル(32発)となる。

UHFレーダーは史実中華やE-2Dなどでもステルス対策として重視されているレーダーであえて波長の長いメートル波を使用することで、ステルス機のマイクロ波に最適化されたRCS設計の影響を低減し反射波を返しやすくかつ精度には限界がある特性から捜索レーダーとして搭載されている。
非ステルス機の探知距離は350㎞とされる。

442名無しさん:2026/03/15(日) 00:05:15 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
無人哨戒機は全長10m全幅6mの前方カナードデルタ翼型無人機となり、動力はターボロップ。滞空時間は20時間を誇る。胴体下部前部に赤外線捜索装置、後部にAESAレーダーを搭載する。
後述の特性からポッド吊り下げではなくモジュラーとして一体化させ、赤外線で前方の熱源をレーダーで側面の目標を捜索し、レーダー探知距離は最も好条件の場合非ステルス機で380㎞となる。
本機は艦尾左舷の火薬式カタパルトより射出され、艦隊外周を巡航して高空の航空目標及び超低空のシースキマーミサイルの早期発見を目的とする。
衛星通信機能も実装されているものの基本的には艦隊からの直接通信で制御されるコンセプトである。

この機体の最も苦心した点は着艦である。有人機においても最も困難な設計が要求され、一時はキエフ級のようなアングルドデッキまでデザインコンセプトに上がったが、最終的には
・まずスカイフックで減速し、機体の前方及び両翼下に装備されているエアバックを作動させクラッシュ・バリアーに突っ込ませ無理矢理着艦させる
・もし止めきれずに着水したら、エアバックにより浮かぶのでボートで回収する
・それでも沈んだら諦める
という無人機ゆえの妥協を重ねた運用がまとまった。ヘリや攻撃型無人機と異なり、艦隊外周の哨戒に専念するので、発着艦のタイミングはそう頻繁にはならないと見込まれたのである。

最後に対艦攻撃能力においては一応後にVLS運用可能なトマホークや対艦ミサイル導入もありえるとはいえ、それでセル数を消費してしまっては本末転倒であるので、格納庫天蓋上に徘徊弾薬ランチャーを装備可能な余裕を持たせられてはいるが、更なる防空能力向上のためにセンサー増設やRIM-5ランチャー装備も研究されることになる。

あきづき型は2018年より8隻の建造が開始され、2025年までに全艦就役している

443モントゴメリー:2026/03/21(土) 17:05:07 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
緑化防衛回廊論——大陸を貫く生命線、補講②
 前回は「乙女の涙」の生産に関する副産物——高級飼料——について述べたが、「緑の血管」の主要産業は別にあるのを覚えておいでであろうか?
そう、「緑の血管」の主要産業は「牧畜(牛やヤギ・羊などの小反芻)」である。そしてこちらの副産物——二次生産物もまた素晴らしい恩恵を与えてくれるのだ。

まず前提をおさらいすると、「緑の血管」で飼育される家畜数は

・牛 25万頭
・羊・ヤギ 414万頭

である。そしてこれらは生物であるため「出すものは出す」のである。「出すもの」すなわち「家畜糞」である。
厄介者とされがちであるが、適切な運用すれば莫大な利益をもたらしてくれるものでもある。
ではその量を計算してみよう。牛(300kg級・放牧)1頭が出す糞尿は「約20kg/日」であり年間では「7.3トン」となる。 これが25万頭分で

7.3 トン× 25万=約182万トン

次に小反芻(羊・ヤギ 35kg)は「約2kg/日」で、年間では「0.73トン」である。 これが414万頭で

0.73トン × 414万= 約302万トン

合計で「約484万トン/年」となる。
この糞の活用方法であるが、第一に「燃料(バイオガス)」が挙げられる。
糞1トンあたりから約30〜40 m³のメタンガスが生成できる。今回は中央値を採用し「35 m³/トン」とする。
すると年間メタン生産量は

484万トン × 35㎥=約1億6940万 m³

これをエネルギー換算する。メタンガスは「1 m³ ≒ 10 kWh」のエネルギーになる。すなわち

1.69億 × 10 kWh= 約17億 kWh(1.7 TWh)

となる。1.7TWhとは中規模火力発電所1基分に相当するエネルギー量である。
例えば「乙女の涙」を生産する蒸留所は蒸留酒1Lあたり約8〜12MJのエネルギーを使う。
中央値を取って「10MJ/L」とすると、蒸留所全体では

6600万 L × 10MJ=6.6×10⁸ MJ

つまり「約183 GWh」のエネルギー消費量となるが、これは家畜糞がもたらすエネルギーの10%程度でしかない。

444モントゴメリー:2026/03/22(日) 00:44:29 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——FFRの政治体制及び各政党について、①大統領——

フランス連邦共和国(FFR)の政治制度は、基本的には「第三共和制」を踏襲している。
しかしながら、過去の失敗を鑑みて大統領の権限が大幅に強化されている(特に『戦時大権』が顕著である)。
具体的には、(当然の事として)「最高司令官『代行』」として国軍の指揮権が、そして両院の議会を解散する権限、さらに法案・予算・条約批准の是非の議決に対する拒否権を有している(ただし、拒否権に関しては議会が3分の2以上の多数で再可決をすれば覆される)
また予算の増額調整と執行権、内閣及び中央官庁への人事権に最高裁判事の指名権も有する。
(ただし、人事権と指名権の発動には議会の「助言」を受ける必要がある)
そして何より強力なのが「最高司令官『代行』専決処分権」である。
「議会を招集する時間的余裕がないと認められる場合(具体的には他国からの宣戦布告直後の奇襲や大規模災害、テロ行為などを指す)」
に独自の判断で大統領令を制定し事実上の立法行為、予算の調整、執行、行政機関の設置、戒厳令の発動などを行うことができる。
この強権に対し、大日本帝国のとある政治学者は

「FFRは自らを『民主共和制』と評するが、その大統領の権限は下手な立憲君主国の君主よりも強大だ」

と評したという。
しかしその権限は無制限と言う訳ではない。
「最高司令官『代行』専決処分権」で実行された事柄は、「連邦元老院(上院)」で60日ごとに更新承認が、「連邦代議院(下院)」による事後監査が必要とされる。
もし上院での承認を受けられなければ、「最高司令官『代行』専決処分権」は停止される。

大統領の任期は1期6年で再選は可能である。
その選出方法はFFR国民による直接選挙(2回投票制)である。
「2回投票制」とは、1回目の投票で過半数を得た候補がいれば当選、いなければ1回目で一定以上の票を得た候補のみが残り決選投票を行うという制度である。

446弥次郎:2026/03/28(土) 22:20:58 HOST:sp49-109-26-134.smd02.spmode.ne.jp
テスト

447モントゴメリー:2026/04/04(土) 23:28:27 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——FFRの政治体制及び各政党について、②連邦代議院——
 フランス連邦共和国(FFR)は二院制を採用しており、連邦代議院は通称『下院』と呼ばれている。
下院の任期は3年で、選挙のたびに全員が改選される。そして下院選挙の2回に1回は大統領選挙と同時である。
これは議会と大統領の「ねじれ」を可能な限り解消するための試みである。
(大統領選挙の無い年の選挙は中間選挙と呼ばれる)
また、短期任期と頻繁な改選は民意の変化を迅速に議会に反映させると同時に、強大な大統領権限に対する恒常的な牽制機能も期待されて設計されている。
議員定数は720名であり、人口4億人規模の国家における代表機関としては妥当なところであろう。
選挙制度は小選挙区制を基本としつつ比例代表制を組み合わせた混合制を採用している。議員の内半数は小選挙区から、残りの半数が比例代表から選ばれる。
「多数派形成と少数意見の反映の両立を図る」としてこの方式が採用されたが、実際は比例代表制により少数政党が多数誕生し第三共和政の悪癖であった「混沌」を引き継いでしまった形となった。
(実際、FFR体制が発足してから単一政党が議会の過半数を獲得した例はない)

その他に特記するべき点を挙げるならば、「軍出身議員の多さ」が該当する。
下院議員の過半数——2/3以上!——がFFR各軍の出身者で構成されているのである。
特に小選挙区ではその土地の駐屯地出身の元軍人が当選しやすい傾向がある。
(特に海軍の泊地が存在する地区は地方選挙も含めてほぼ全員が海軍出身者である)
とは言え、彼らも一枚岩ではなく「陸・海・空・宇宙軍」など出身母体のみならず、例えば陸軍系ならば「機甲・砲兵・工兵、etc…」といった兵科的背景で派閥を形成し丁々発止のやり取りを交わしている。
そのため議会内の政策論争はしばしば軍事的合理性や戦略思想に強く影響される。
例えば機甲戦力への集中投資を主張する陸軍機甲派と、人的資源を重視する歩兵派の対立、あるいは航空優勢の維持を至上とする空軍系議員と防空網整備を優先する勢力との対立など、軍事的合理性そのものが政治闘争の火種となることも少なくない。

『FFRにおける大統領の仕事とは、“我らが指揮官隷下の軍人”たちの軍事的合理性と“全てに勝る母の子供たちたる国民”の複雑極まる感情論を合一させることである』

上記はとある政治学者の言であるが、この視点においてマリー・マフタンはFFR大統領という役割をほぼ完璧に演じきっている。

448モントゴメリー:2026/04/04(土) 23:29:16 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
このようなFFR社会の縮図とも言える下院の機能を具体的に挙げるならば、国民の直接的意思を最も強く反映する立法機関であり、同時に国家運営を実際に動かす中枢的存在である。
その本質は単なる「議論の場」ではなく、法律の制定や予算の決定、そして行政府に対する監督を通じて、国家の進路を具体的に規定する実務機関である。

まず「立法権」について。
下院は法律の制定・改正・廃止を行う権限を有する。
すべての国家制度は最終的に法律として定式化される必要があり、その意味において立法権は国家の骨格を形成する最も基本的な権限である。法案は下院議員または政府により提出され、審議を経て可決される。
(なお、上院議員も「下院議員と連名」ならば法案を提出できる)
成立した法案は連邦元老院(上院)の承認を経て最終的に成立するが、予算関連法案については下院に優先的発議権が認められている。

次に「予算権」である。
国家予算の審議および議決は、下院の最も重要な機能の一つである。
FFRにおいては、大統領および行政府が強力な権限を有する一方で財政の最終的な統制権は議会、とりわけ下院に帰属する。
すなわち、予算の承認なくして国家は一日たりとも機能し得ない。
そのため予算審議は単なる財政問題に留まらず、外交、安全保障、産業政策など国家のあらゆる分野に対する総合的な評価と調整の場となる。
特に軍事宗教国家としての性格を有するFFRにおいては、どの兵科・装備体系に資源を配分するかが政治闘争の中核となり、予算審議は事実上の戦略決定過程として機能している。
ただし、有事にFFR大統領が「最高司令官『代行』専決処分権」を行使した場合は予算の編成および執行についても大統領の専決に委ねられることになる。
それでも下院が無力になるわけではなく、「最高司令官『代行』専決処分権」で行使された事柄の事後監査は下院が担っている。

最後は「行政監督権」である。
下院は内閣および官僚機構に対する監督権を有する。
具体的には質疑、調査、証人喚問、記録提出要求などを通じて行政の適法性および妥当性を検証する。この機能は、大統領に強大な権限が集中するFFR体制において、権力の均衡を維持する上で極めて重要である。
先ほども述べた「最高司令官『代行』専決処分権」に対する事後的監査も、その適法性と必要性を検証するという崇高な役割である。
これこそがFFRが『民主主義国家』であるという最大にして最後の証明であるのだ。

下院の総数は冒頭で述べた通り720名である。この様な大人数では、一つの議題に対して結論が出るまでどれだけ時間がかかるかわからない。
なので実質的な活動の中心は、本会議ではなく各種委員会に置かれている。
委員会とは、特定分野に関する専門的審議を行うために設置された小規模な議員集団であり、法案の詳細な検討、修正案の作成、行政監督などを担う。
(なお重要な政治問題については専門の特別委員会が設置されることもある)
主要な常任委員会としては以下のものが存在する。

• 予算委員会
• 軍事委員会
• 教育委員会
• 外交委員会
• 内政・治安委員会
• 経済・産業委員会
• 憲法・法務委員会

このうち予算委員会は全省庁を対象とする包括的審査を行うため、事実上「政府の総点検機関」として機能している。
また、軍事委員会においては軍事機密を扱うため非公開審議が常態化しており、軍出身議員の専門性が強く発揮される場となっている。
そして、各院内会派政策部会での事前協議が若手政治家の活躍の場として注目の対象になっている。

かくして下院——連邦代議院とは、単なる民意の集積ではなく軍事的合理性と国民感情、そして国家資源の配分を巡る絶え間ない調整の場であり、
FFRという国家の意思そのものが形成される『戦場』に他ならないのである。

449名無しさん:2026/04/13(月) 00:27:59 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
23式5.56㎜機関銃

・開発前史
海自を中心に史実と大きく乖離した防衛力整備計画を採用した本世界線においても5.56㎜機関銃としてMINIMI軽機関銃は採用され、そして住友重工は不正データ改ざんを行い立つ鳥跡を濁しながら防衛産業より撤退することとなる。
史実においては改めて選定作業を行った上でMINIMIの当時最新バージョンを輸入によって賄うこととなった。
対して本世界線においてはウクライナ危機以来の防衛装備品薄と極東が常に後回しにされる苦い経験を未来知識に知っている夢幻会派によって、MINIMIの緊急輸入止む無しと20式小銃の分隊支援火器ファミリー展開計画が始動することになる。

450名無しさん:2026/04/13(月) 00:28:34 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
・特徴
本銃の要求は
・出来る限り低コストで開発すること
・射手の訓練も可能な限り20式小銃と共通化すること
・可能な限りベルト給弾機構を採用し、不可能で会った場合でも100発以上装填可能な大容量弾倉を用いること
であった。

この要求を満たす設計として
・銃身とガスピストンをワンタッチで本体と切り離す機能追加
・銃身に交換ハンドル追加
・ハンドガード右側面を開く機能追加
・弾倉受け部を「スライド式フィールドトレイ」に交換
が採用された。

通常小銃と軽機関銃では銃身とガスピストンの上下が逆である。
これは弾倉式の場合下部から装着するのに対し、ベルト給弾のためには銃上部のフィードカバーを開いてフィールドトレイにベルトを装填するためである。
例外としてH&K G3の軽機関銃バリエーションH&K HK21はあるものの、
扱いにくいレシーバー下の装填ではなく、妥協しての弾倉式か大改造を施しての銃身とピストンの入れ替えが軽機関銃ファミリー化では一般的であった。

451名無しさん:2026/04/13(月) 00:29:18 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
対して本銃で採用されたのは「スライド式フィールドトレイ」システムであった。
これはアメリカのオハイオ・オードナンス・ワークスが反動強化自動精密ライフル(REAPR)のために開発したものと同様の機構を未来知識で開発したものである。
従来フィードカバーを開いて給弾ベルトを固定されたフィールドトレイに装填する動作は時間がかかり、異物が混入し、レシーバー上部の照準機器を狂わせると嫌われていた。
そのためにM27IARのような弾倉式への過激な回帰論も出る中で、REAPRは精度維持のためにフィールドトレイを射手から見て左側に引き出して給弾ベルトをセット→そのまま本体に戻してコッキングする機構であった。

このシステムを採用することで弾倉受け部を給弾ベルト機構に換装するだけで済んだのである。
MINIMIに対応する給弾ベルトを収納する布製100発・200発入りパッケージはそのまま流用し装着することが可能となっている。

給弾機構と並んで突撃銃と機関銃の大きな差である銃身交換機能もまた追求されている。
20式は89式と異なり二脚は銃身下部のピカティニーレールに接続されるためにこの部分はそのまま踏襲されて、射手が銃身交換作業に入っても銃を自立させることが出来る。
銃身交換機能としてはハンドガード右側面が開けるようになっており、軽機関銃のようにハンドルを握って銃身を右から引き出し交換するだけであった。

452名無しさん:2026/04/13(月) 00:30:22 HOST:pda6ec579.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp
本銃の欠点としてはMINIMI用の布製ベルトパックはスライド式フィールドトレイの仕様を考慮していないためにあらかじめ長めにパックからベルトを引き出すか、トレイへの装弾を完了してからパックを銃本体に接続するなど若干人間工学的な非合理性が見受けられることである。

・配備
20式小銃の試験中から並行して開発は始まり2023年に正式採用となった。
MINIMIの輸入分は史実より減って2000丁程度となり、軽機関銃以外の三脚運用を考慮していない23式と違い陣地に三脚を据えた運用や車載などのより汎用性のある機関銃として運用される構想である。
23式は純粋な分隊支援火器として全国の普通科部隊に配備される予定である。

453モントゴメリー:2026/04/15(水) 20:35:48 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——FFRの政治体制及び各政党について、③FFRの主要政党その1(非兵科政党)——

【連邦人民共和運動(Mouvement Républicain Populaire Fédéral:MRPF)】
連邦代議院(下院)における第一党。しかし、その議席数はマリー・マフタンが大統領に就任した時点で274と下院全体の約38%でしかない。
FFR開闢以来一貫して第一党の座を占めて来た保守系政党であるが、その実態は左右両派を内包する良い意味でも悪い意味でも多様な包括政党である。
その起源は戦前まで遡り、当時の第一党であった「急進共和社会党」の直系である。
FFR体制が発足後、建国の父【鉄人】ジョルジュ=ビドー初代大統領が主導し「急進共和社会党」が再編され現在の姿となった。
戦前の気風を受け継いでいるため、軍出身者が2/3を占める下院において第一党であるのに非軍人出身議員の割合が各政党内で一番多いという「興味深いねじれ現象」が発生している。
(しかし、このおかげで非軍人派の意見が比較的多く政策に反映されることになる)
結党以来、幾度もの選挙を経ているが常に与党の座を維持してきた。
選挙の結果、右派が伸張すれば右派と、左派が躍進したら左派と連立を組むため『扇の要』という異名も持つ。
地方有力者・官僚・軍上層部・産業界“全て”を横断的に結びつける唯一の政治基盤を持った政党であり、「下院の縮図」とも言われる。

主な派閥
・非軍人派:官僚出身者や地方の有力者、大企業の意見代弁者が多く、ヨーロッパ州出身者が多数派である。「非」軍人と言いつつ、背後にいる企業の中には軍需産業も多い。
いわゆる“ホワイトカラー”出身の民間人が下院議員になるならこの派閥に入るのが一番の近道である。

・軍出身派:各軍の士官学校卒業者、それも将官まで出世した者が多い。
『政治家(特に与党の)』として全力で国政に参加したいものが入党する傾向があり、軍種や兵科でいがみ合うことが多い軍出身議員の中では(比較的)連携が取れている。
その出自故に大局的視点を持った政策を立案・実行するが同時にエリート意識も高く、他党(特に下士官・兵卒出身者)から嫌われることも多い。
マリー・マフタンもこの政党から政治家人生をスタートしている。

【全連邦生産・防衛同盟(UPDP:Union pour la Défense et la Production)】
中道左派政党。
「将軍たちの反乱」で命脈を絶たれた共産党の後継政党である。
主な構成員は農民と労働者、そして軍種を横断した下士官・兵卒出身者である。
フランス連邦共和国労働組合総連合と同農民組合連合会が支持基盤である。
軍出身者の数はMRPFよりも多いが、農民派と労働者派が手を組めば過半数を超える為、こちらも民間の意見が尊重される傾向がある。
支持層の多くは地方の住民であるため、アフリカ州の意見が比較的吸い上げられやすい。
親軍路線なのは言うまでもないことであるが、

「精強な兵士は健康な市民から生まれる」
「銃後あっての前線」

と労働者(及び現役の兵卒たち)の待遇改善や地方へのより多くの予算投下を唱えている。
地方の支持を得ているが、
いわゆるホワイトカラー層と相性が悪いため都市出身者からの賛同は得にくいのが党勢拡大の障害となっている。

主な派閥
・農民派:農業従事者の意見代弁者。ヨーロッパ州出身者が多かったが「緑の血管」を始めアフリカ州の緑化事業が軌道に乗って以降はアフリカ州出身者の割合が多くなってきた。
『我々が国家の、兵士たちの胃袋を支えている』ことを誇りとしている。

・労働者派:工場労働者出身者が多く、こちらもアフリカ州出身者が増加傾向である。
『我々が流す汗が、祖国を動かす血液となる』がスローガンである。

・“前線”派:下士官・兵卒出身者が多い。陸軍出身者が最多であるが、海・空軍出身者もまんべんなく所属している。
(しかし宇宙軍出身者は少ない)
現場の兵卒たちの待遇改善を主に訴えており、『我々こそが軍隊の背骨である』と叫んでいる。
その出自から他党、特にMRPFの軍人系議員を「地に足がつかない理論を振り回すエリートども」として嫌っている。

454モントゴメリー:2026/04/15(水) 20:39:50 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【自由共和国同盟(Alliance Républicaine Libérale:ARL)】
自由主義政党。
都市部からの支持が基盤であり金融や財界、そして知識人達の政党という印象を持たれている。
ここも歴史はFFR開闢以来の老舗であり、「暗黒の30年」初期の頃にはMRPFに次ぐ第二党になることもあったが、世代を経るごとに支持を失い続け21世紀序盤を超える頃には弱小と言っていい勢力にまで縮小した。
(特に第三・第四世代が社会に進出し始めてからの退勢が著しい)
これはFFR国土再編事業が活発化し、いわゆる“都市”がアフリカ州始め地方にも誕生し始めたのも理由の一つであるが、一番の問題は掲げる政策であろう。
今日のFFRで『BCやCISとの関係改善と貿易量の拡大』『規制緩和による政府の権限縮小(=総力戦体制の後退)』『軍事費の見直し(≒軍事費の削減)』などと言った政策を主張するには、ビヨット主力戦車並の面の皮の装甲厚が必要である。
案の定、下院では自ら以外のほぼ全ての政党から集中砲火を食らい法案が棄却されるのが日常の一コマとなっている。
若者(特に第四世代)の一部からは『国賊』や『売国奴』などとまで認識されているが、これは明確な誤りである。
彼らも歴とした『愛国者』である。ただ、“愛し方”が一般のFFR民とは違うだけなのだ。
彼らは「軍事費の増大から発生するスタグフレーション」を最も恐れており、それを避けるために「財政の均衡化」を訴えているのである。
貿易拡大を唱えるのは歳入を増やすため、規制緩和と軍事費見直しを叫ぶのは歳出を減らすためである。
そのため、一般市民はともかく代議士や政府閣僚で彼らの愛国心を疑う者はほとんどいない。
(注:それはそれとして彼らの法案には基本反対する)
なので提出された法案も完全な棄却はそれほど多くなく、議論の末一部が採用されることも意外と多い。
特にマリー・マフタンが大統領に就任してからはその数が増加傾向にある。
(彼女の立ち位置は一応穏健リベラルである)
弱小政党であるが、そうであるが故に統制という点では最も優れており常に一定の勢力を維持している。
また財務や通商、金融政策での強い専門性を持つ代議士が多く官僚機構との強いパイプも未だ維持されているため

「絶対に首相は出さないだろうが、国政には必要な政党」

とも言われている。

主な派閥
・古典派:自由主義を掲げ、小さな政府を志向する。かつては本流と言えたが現在は修正派に対し劣勢である。

・修正派:社会自由主義との和解を主張し、「機会の平等」を達成するための介入を認める派閥。
都市部のホワイトカラー層から一定の支持を受けている。

・軍改革派:軍出身者たち。軍のスリム化と電子や金融領域での戦力強化を訴えている。

【市民民主フォーロム(Forum Démocratique Citoyen:FDC)】
こちらもリベラル政党と認識されているが、主な政策は『弱者救済』や『社会的不平等の是正』である。
この目標を達成するためには政府の積極的な介入を是認するというスタンスである。
伝統的には「女性の権利拡大」を主張してきた政党であり、『徴兵枠の女性への拡大』が達成されたのはこの党の活動の影響が大きい。
近年では労働者や現役兵士に対する(男女問わず)ハラスメント問題への対処や、貧困層への支援策拡大を提議している。
また政府や軍上層部の汚職に対する批判や追求も多く行っている。
特に軍部は半ば神聖視されているのが現状であり、批判するのは勇気が必要な行為だが

『“我らが指揮官”の下に聖域なし』

として恐れずに追求している。
このような特徴のためARLと異なり国民からの支持も一定以上を有している。
FFRの国民は『清廉潔白な』政治家などいないということを知っていて、むしろ「グレーゾーン」を歩きぬくことができる政治家こそ信頼するが、
だからこそその「グレーゾーン」を僅かでも踏み越えた者は容赦なく弾劾するのである。
また他党との連携が比較的容易である。
(特に労働者階級かつ軍のエリートを嫌っているUPDPとは相性がいい)
近年の大きな活躍は「貧困者への優先的徴兵枠制度」の設立がある

主な派閥
・民間出身者:主に人権派と呼ばれる弁護士から代議士になった者が多い。弱者救済を主張している。

・軍出身者:法務士官や憲兵出身者が多い。現役将兵のハラスメント問題に強い。

なお、歴史的経緯から女性議員の割合が高い。

455モントゴメリー:2026/04/15(水) 20:43:14 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
(注:「貧困者への優先的徴兵枠制度」=生活困難者を優先的に徴兵、そしてエストシナ植民地やアフリカ州の国境地帯など最前線へ優先的に配置する法案。
対象者全員を徴兵する枠は無いので志願者からの抽選であるが、倍率が10倍を下回ったことはない。
遠隔地手当や危険手当が上乗せされ、かつ最低限の衣食住が保証されるため兵役を終える頃にはまとまった資金を手にすることができる。
『最前線』と言っても、「暗黒の30年」期ならばいざ知らず21世紀に入ってからはエストシナ植民地のセクトへの対処はもはや『駆除』の様相であり、アフリカ州の国境紛争も割合は大幅に低下しているため死亡率は大幅に低下している。
さらに希望者は各種資格取得の補助と実務経験まで積ませてもらうことができる。
そして兵役経験者は基本的に就職に困らないのでその後の自立も容易である。
しかし、これらの救済措置に対し、一般徴兵枠から漏れた若者たちが反発を覚え始めているという問題もある)

456モントゴメリー:2026/04/21(火) 23:31:06 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——FFRの政治体制及び各政党について、③FFRの主要政党その2(兵科政党、陸軍系列)——

今回より数回に分けて、FFRにおける特徴の一つである兵科政党の解説を行う。
兵科政党とは単なる軍出身者の集団ではない。
それは各兵科が保有する戦力体系・予算・人員・ドクトリンを巡る利害を、議会という場に持ち込んだ「制度化された軍事派閥」でなのである。

【連邦歩兵守護同盟(Union des Gardiens de l'Infanterie:UGI)】
通称『盾(ル・ブクリエ)』。
歩兵科出身の将兵が立ち上げた政党であり、下院における兵科勢力の中で最大の議席数を誇る。

『戦争における“最後の決”は、常に我らの務めなり』

が党是であり、結党以来一貫して歩兵科への予算投下や装備更新を訴えてきた。
基本的には保守よりであり、FFRの国是である総力戦体制の構築・発展を常に主張してきた。
また“戦力とは兵員の数に比例する”という考えの下、徴兵制度の維持と更新にも熱心である。
そのため党主流派は徴兵枠の拡大を主張しているが、近年では機械化の推進による兵員数を維持したまま(=すなわち「削減」は主張しない)の戦力増強策を掲げる機械化派閥が勢力を伸ばしてきた。

主な派閥
・伝統派:徴兵枠の拡大と平時戦力の増強を主張している。
・機械化派:ラ・ピュセルなどの装備の更新により総合的な戦力の増強を主張する。

また現役兵士(必ずしも歩兵に限らない)に対する待遇改善も主張しているため、UPDPとの親和性が高い。
両者はしばしば「下層階級の命と権利を預かる巨大勢力」として、エリート層主体の政党に圧力をかけている。
支持層はFFR国民全体に広く分布しており、兵科政党と言いつつ国民からの人気も十分に確保している。

【機甲戦力研究会(Cercle d’Études de la Force Blindée:CEFB)】
通称『槍(ラ・ランス)』。
機甲科出身の将兵が集まって生まれた政党。
“先の大戦は機甲戦力の差で敗北した”と認識し、機甲戦力の増強を主張している政党である。
主に胸甲騎兵派と軽騎兵派に分かれているが

『常に機動せよ』

というナポレオン以来の鉄則は共有している。

主な派閥
・胸甲騎兵派:火力と装甲を重視した重戦車傾向の戦車戦力の増強を主張。身も蓋も無いことを言うと、これも先の大戦のトラウマである。
・軽騎兵派:装甲はある程度妥協し、必要十分な火力と高い機動性を有する軽戦車傾向の戦車戦力の増強を主張。広大なアフリカ州や遠方のエストシナ植民地へ戦力を投射しなければならないFFRとしては、一定の支持を得ている主張である。

提出した法案で有名なのは、「全師団の戦車師団化」法案などである(山岳師団など一部は除く)。
現政権とは大統領と総参謀長が機甲科出身であるため親和性が高く、実質的な与党として行動している。
(ただし「あくまで原則的に」である)

【砲兵協議会(Conférence de l’Artillerie:CAもしくはCAA)】
通称『鉄槌(ル・マルトー)』。
砲兵科将校たちの政党。

『現代戦では火力こそが唯一の真理である』

をスローガンに砲兵火力の強化を訴えている。
ここもCEFBと同じく先の大戦のトラウマを引きずっている集団だ。
彼ら彼女らは軍人であると同時に“数学者”でもあり、その情熱を冷徹な数字で包んだ政策を提言してくる。
“効率性”の追求により、意外にもARLと一部政策で連携することがある。

主な派閥
・面制圧派:古き良き「鉄の雨」による徹底的な破壊を愛する。『砲弾を浪費できない軍隊は、兵士の命を浪費するしかない』という信念を持つ
・精密打撃派:電磁投射の列車砲や要塞砲、弾道弾と衛星連携による遠距離ピンポイント破壊を主張。 『最小の費用で最大の打撃を』がスローガンである。

砲兵とは総力戦体制の象徴の側面もあるため、産業界との結びつきも強い。

457モントゴメリー:2026/04/21(火) 23:32:09 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【連邦国土基盤・兵站総連合(Union Fédérale des Infrastructures et de la Logistique:UFIL)】 通称『動脈(レ・ザルテール)』。
工兵科と兵站科が同盟を組んで成立した政党。“兵科”政党と言いつつ、民間の建設業界や運送業界とも密接な関係を築いており彼らからも多大な支援が送られている。
(というより、建設業界も運送業界も、工兵科や兵站科出身の退役軍人が多数所属しており彼ら無しでは業務が回らないほど不可分な関係となっている)

『労働者たちが祖国の“血”を生み出すのならば、我らをその血が祖国全土へ巡るための“血管”と“血流”そのものを担う存在である』

という党是を掲げている。
民間出身の代議士も多く在籍しているため、兵科政党としてはUGIに次ぐ勢力を誇っている。
彼らにとっては、戦時も平時と変わらない「日常業務の一環」である。
道を啓き、線路を敷き、橋を架け、トンネルを穿ち、物資を送り届ける。ただそれだけだ。
「血流が止まることは“国家の死”に直結する」という使命感を以て、今日も彼らは工兵や兵站部門(とそれに付随する民間産業)への予算を要求する。
「緑の血管」など、アフリカ州での大規模インフラ整備を国策として邁進させているFFRという国家の背景から、大統領以下政府は彼ら彼女らの声を無視することは絶対に不可能である。
他の政党にとっても、UFILを敵に回したら自分たちの政策を実行するための“道”も“燃料”も失うことは理解しているため、常に配慮を欠かさない。

主な派閥
・建設派(工兵系):建設業界と密接。建築、橋梁、道路及び鉄道網の拡充に命を懸ける。
・流通派(兵站系):運送(とエネルギー)業界と密接。「ガソリンの一滴は血の一滴」と物流管理システムの刷新を常に主張している。
業界全体の自動化にも熱心でラ・ピュセルの開発や導入に関しても支援を表明していた。

また、派閥とまでは行かないがいわゆる「テクノクラート」系の官僚出身者も複数在籍している。


【連邦航空支援協会(Association Fédérale de Soutien Aérien:AFSA)】
通称は『傘(ル・パラプリュイ)』。
陸軍航空隊系列の政党である。
地上部隊を直協支援する回転翼機や一部地上攻撃機への予算投下を主張している。

『我らこそが兵士たちの最後の傘である』

ことをモットーとしている。
空軍を“肝心な時にいない役立たず”と敵視しており、下院でも予算をめぐって議論を繰り返している。
(本来なら数の差で空軍側が圧倒的優位であるが、陸軍全体の後援と、空軍自体の権威の低さから拮抗しやすい)

主な派閥
・打撃派:直接的な近接航空支援を重視する。
・支援派:物資の空中投下や負傷兵の空輸など後方支援を重視する。

近年では支援派の主導で無人機の採用にも積極的である。
空軍系とは相性が非常に悪いが、陸軍系列とは基本的に良好な関係を築いている。
特に近接航空支援の有難さを熟知しているUGIや、砲撃に必要な観測機の運用のためCAとは密接な関係を築いている。


【連邦情報・通信戦線(Front de l'Information et des Transmissions:FIT)】
通称は『神経(レ・ネール)』
通信科や情報科出身の将校が主力の政党。
“陸軍”系列に含めているが、海・空軍や宇宙軍の同種兵科出身者も広く受け入れている。
総力戦体制を円滑に運用するための情報網の整備と防諜を主張している。
特に防諜はやはり先の大戦のトラウマである。
(もう二度と大隊本部レベルの司令部まで狙い撃ちされるような真似はご免なのだ)

『正確な情報の伝達は1万発の砲弾よりも勝利に貢献する』

が党是である。

主な派閥
・インフラ派:FFR全土への総力戦仕様の通信網の設置・強化を主張している。
・防諜派:機密情報の保全を至上としている。また、逆に仮想敵国への諜報の必要性も周知している。

規模は小さいがその存在感は大きい。


【連邦軍陣医学・公衆衛生会議(Conseil d'Hygiène et de Médecine de Campagne:CHMC)】
通称は「再生(ラ・ルネサンス)」
軍医系列の者たちが設立した政党であるが、党員には民間の医療従事者も多い。
医療福祉への予算強化や、“元帥”から引き継いだ公衆衛生の維持・発展を目標としている。
『我々は安易な“転属”を許さない』

が党是である。

主な派閥
・清潔派:“元帥”以来の公衆衛生推進の立役者。子供たちへの適切な衛生管理の方法の教育などにも熱心である
・臨床派:現場の医師たちの意見代弁者。再生医療や高性能義肢の研究開発、新薬の創造などの強化を訴えている。また、精神面の治療の重要性の啓蒙も進めて来た。

“人道主義の理想家たち”と言われることもあるが、その内実は「国民と言う“人的資源”の損失率をいかに下げるか」を追求する冷徹な管理者たちである。
その政策からFDCやUPDPと密接な関係を持つ。

458モントゴメリー:2026/05/05(火) 00:03:50 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
ageage

459モントゴメリー:2026/05/05(火) 00:36:58 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——ポテ27近接航空支援機「ル・スプクトル(Le Spectre)」——

全長:13.8m
全幅:16.5m
全高:4.2m
空虚重量:5,800kg
全備重量:9,800kg
最大離陸重量:11,200kg
エンジン:ターボプロップエンジン×1基(巡航・離脱用)
     分散電動推進システム(ダクテッドファン)×8基
     FeLuZn空気亜鉛電池(主電源)+高出力キャパシタ
出力:主エンジン:最大3,000馬力
   電動推進:総出力1,000kW(最大1,500kW)
推力:電動モード時:約6,400N
最大速度:時速650km(エンジン併用時)
巡航速度:時速450〜500km(電動モード時、低高度・高揚力状態での巡航に最適化されており、高速飛行には適さない)
失速速度:約120km/h(ブロウンウィング作動時)
実用上昇限度:8,000メートル
航続距離:1,500km(通常)
     電動ステルス飛行:最大60分
離陸距離:400〜600メートル(条件良好時300メートル級)
着陸距離:300〜500メートル
武装:
30mm機関砲×1(胴体内装 装弾数250)
対戦車誘導ミサイル×4〜8
誘導ロケット弾ポッド×2〜4
小型精密誘導爆弾(50〜250kg級)×2〜6
フレシェット弾ポッド×2
(兵装搭載量:通常2.0トン 電動侵入時1.2〜1.5トン推奨)
懸架装置:8箇所(主翼下6・胴体下2)
胴体内爆弾倉:小型×1(奇襲任務用)
防御:
VP複合材構造による軽量装甲
重要区画局所防護(最大40mm級直撃に対して乗員生存性を確保(完全防護ではない))
分散推進による高被弾耐性
赤外線低減機構(電動モード時90%以上低減)
機動性能:
最大機動制限G:4.5G(実用3G前後)
旋回半径:約800メートル(低速時)
乗員数:1
特徴:
・分散電動推進による低赤外線・低騒音飛行
・ブロウンウィングによる高STOL性能
・前線簡易滑走路からの運用可能
・高出撃回数(1日最大8〜10 回)
・低コスト設計

【概要】
ポテ27(Potez 27)は、フランス連邦共和国(FFR)で開発された近接航空支援機である。なおル・スプクトル(Le Spectre)とは「亡霊」という意味である。
その運用思想は従来機とは異なり、「被弾に耐える」のではなく「捕捉されず、回避し、継続的に火力を投射する」ことを主眼とする。
前線直近から発進し、短時間で攻撃・離脱を繰り返すことで、地上部隊に対し持続的な航空火力支援を提供する。

460モントゴメリー:2026/05/05(火) 00:37:44 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【計画】
 全ての始まりは、テキサス共和国にあるスタヴァッティ(STAVATTI)社が発表した「SM-27マチェーテ」という機体であった。
同社はこれまでもよく言えばロマン溢れる(悪く言えば奇天烈な)機体案を発表してきた会社であり、SM-27もその期待?を裏切らないコンセプトであった。
SM-27は近接航空支援や全天候攻撃、高等練習機としての用途で作られた4000馬力のエンジンを搭載し「二重反転プロペラ」を「プッシャ式」で配置するターボプロップ機である。
ターボプロップはいい。21世紀の軍用機でも現役のエンジンだ。
プッシャ式も前例がないわけではない。
…しかし、それを二重反転プロペラで、しかも有人の攻撃機に採用しようと言うのは“狂気の沙汰”と言う他無かった。
(なおこの機体が発表された際はOCU,特に日本での反響が大きかった。曰く「21世紀になってよみがえった伝説の試作機、震電」であると)
更に、武装搭載案も常識を投げ捨てたものであった。
30㎜ガトリング砲を固定兵装とし各種ハードポイントを備えており、装備例として

・空対空ミサイル6発
・空対地ミサイル8発
・2000ポンド爆弾4発
・7.62mmガトリング砲6門

などなど実に豊富なラインナップが揃っていた。
(おまけにご丁寧にも複座型まで設計案に用意されていたという)

少なくともスタヴァッティ社は本気でこのSM-27を売り込もうとしたのであるが、(当然ながら)テキサス共和国空軍は設計案を一瞥しただけで「不採用」を決定した。
「暴動鎮圧程度ならともかく、SAMやMANPADSで飽和している正規戦の戦場でこいつの運用するのはパイロットの浪費でしかない」
と見抜いたのである。
それでもめげないスタヴァッティ社は陸軍航空隊や海兵隊、果ては海軍にまでこの機体を売り込んだが結果は同じであった。
それで諦めれば良かったのであるが、スタヴァッティ社は諦めなかった。
同盟国であるグアテマラやウルグアイへ商談を持ち込み、それでもダメになったら何と大西洋を越え同盟の盟主であるFFRへ乗り込んだのである。
当然FFR空軍は見向きもしなかったが、捨てる神あれば拾う神ありである。
「AFSA(連邦航空支援協会)」が目を付けたのである。
当初は「空軍が拒否した」ということで、政争の具にできないかと接触したのであるが
近接航空支援に“特化”した機体というのがAFSAの琴線に触れた。

——これならば、空軍の爆撃機と違って常に地上部隊の上を飛んでくれる。

その潔さを気に入ったAFSAはスタヴァッティ社の後援を決定。
逆転のスリーポイントシュートを決めたスタヴァッティ社は狂喜したが、AFSAも『軍人たち』である。
元の設計案では「有人式対空標的」にしかならないことは理解していたため、FFRにおける近接航空支援機の名門「ポテ社(Potez:日本ではポテーズと呼ばれる)」との共同開発にすることを条件にした。
スタヴァッティ社もこれを受け入れ、SM-27の改設計(ほぼ新造)した近接航空支援機の計画が始動したのである。

461モントゴメリー:2026/05/05(火) 00:38:58 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
【設計】
① 被発見率の低減
兎にも角にも優先されたのは「生存性の向上」である。
そのため、従来の近接航空支援機とは別の方向性を指向した。“撃たれるのが前提”ではなく“発見されにくい”機体を目指したのである。

まず機体を構成する材料から手を加えられた。FFRが誇る新素材「VP(Vêtements en Papier:紙の衣)」を採用したのだ。
VPは鋼鉄の5倍の強度を持ちながら重量は1/5であるのに加えて、プラスチックのように成形が容易で様々な形状に加工可能であるという航空機の材料には最良と言っていい特性
を持つ。
されど本機体に採用された理由はそれだけではない。
VPは電磁波透過性が高い、すなわち電波を反射しにくい性質を持つ。
よって自然とレーダー反射断面積(RCS)は低下する。しかし、それだけではレーダー波はVPを透過して内部構造で反射するだけなので意味は無い。
よってポテ社の設計陣は一手間を加えた。
VPの内部に
・炭素系層
・フェライト系粒子
・導電性繊維
を挟むことで簡易レーダー吸収材(RAM)化したのである。
加えて内部構造をハニカム構造と多孔質層にして侵入した電波を内部で散乱・減衰させる「迷路」とした。
またVPそのものの利点である「成形自由度が高さ」と 「大面積一体成形が可能」という特性は最新ステルス機のような 「平面・角度制御設計」を容易にしている。
その他細かな工夫も加えて、最終的なレーダー反射断面積は正面限定ながらで「0.01〜0.03 m²」まで低減できた。
これは通常の第4世代戦闘機の「3〜5 m²」と比較すれば圧倒的であり、初期のステルス戦闘機に匹敵する。
(流石に現行のステルス戦闘機には桁が一つも二つも劣るが)
ただし注意しなければならないがこれは正面限定の場合である。側面・背面のレーダー反射断面積はそれぞれ「0.3〜0.8 m²」と「1〜3 m²」まで増加してしまう。
あくまで本機体のステルス性能は「簡易」なのは忘れてはいけない。
しかし簡易と言っても戦場での効果は大きい。
戦場で想定すると正面方向ならば探知距離が従来の1/4程度にまで短縮されるため、安全性が大幅に向上する。
側面であっても探知距離は従来機の1/2程度まで軽減されるため決して無意味ではない。
(さすがに背面になるとあまり変化しなくなるが)

更に言うと、この簡易ステルス機能は費用面でも優れている。
現行のステルス戦闘機はその性能の維持に多大な費用が求められる。特にレーダー吸収塗料の維持が困難である。
それと比較してこの簡易ステルス機能は原料であるVPは安価でありかつ生産性も高い。 そしてレーダー吸収機能は塗料ではなく構造化している。
これらの要素を評価すると、機体製造費用は20%から40%、維持費用は10%から30%まで低減できる。
すなわち1/3から1/5の費用で「準ステルス」を実現可能としたのである。
これは総力戦が前提のFFRには重要な要素である。
総力戦では安くて使い易く、その上で強い機体を大量かつ安定して供給するのが前提となる。
本機体はその条件に見事に適応したのだ。

462モントゴメリー:2026/05/05(火) 00:40:06 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
② エンジン系統
機体設計によって「探知されない」ことを追求した次の課題は「探知されても捕捉されない」である。
ポテ社の設計陣はそれを達成するために「赤外線放射の徹底的抑制」を目指した。
具体的な方法は、推進系統を二つ用意したのである。
まず“主機”となるのは従来と同じターボプロップエンジンである。これは最大出力3000馬力の一般的なものだ。
唯一特筆すべき点としては、レーダー反射断面積を減らすために円筒形の覆いをつけていることであろう。
(いわゆる「ダグテットファン」だ)
しかし、このエンジンこそが厄介などである。
赤外線の発生源としてあげられるのは

1. 排気(最強)
2. エンジン本体の加熱
3. 機体表面の摩擦加熱
4. 排気による後流加熱

であり、圧倒的に「高温排気」が支配的である。
逆に言えば、「エンジンを無くす」ことが出来れば赤外線の放射は大半が消失する。
そこで“補機”として電動モーターを搭載した。
当初は電動モーターのみで推進系統を構成しようとしたが、FFRが誇る技術力でも電動モーターのみでの飛行実現は非常に困難であったため、二系統の並列配置となった。
(特に離陸時はエンジンの出力が必須であった)
電動モーターの詳細は8基の小型モーターで構成されており、左右主翼前縁付近に各4基ずつ配置されている。
1基あたり性能は出力が125 kWで 推力が約800 Nである。(プロペラ効率込み)
8基の総合性能は総出力1 MWで 総推力が約6,400 Nとなる。
8基の小型モーターに分散した理由はいくつかある。
まず最大の理由が「赤外線発生源の分散化」である。
これによりただでさえエンジンと比べて大幅に低下(最大で1/25まで低下!)した赤外線放射がさらに分散され検出が非常に困難となった。
次が「助長性の確保」である。
推進力が8つに分散されているため、1基が破壊されても飛行が継続できる。
試験飛行の結果では、2基を損失しても速度は低下するが飛行は可能であり、半分の4基を失っても緩降下しつつ離脱機動を取ることができた。
最後が「揚力の増加」である。
詳しくは後述するが、プロペラ後流が翼上面を流れることで境界層制御が行われ揚力が増加する。
これによってSTOL性能が大幅に向上した。

このモーター群とFFRが誇る蓄電池FeLuZnを組み合わせることで

・500㎞/h前後の速度で約60分滞空

することが可能となった。
(兵装搭載量1.5トン想定)
つまりは、離陸から戦場までの巡航はエンジンを使用し、戦場空域に到達したら電動モーターに切り替えて飛行するということである。
(ただし電動モーターのみでは旋回性能はともかく上昇速度は低下するため、空中戦能力は低い)

③ 防弾装備
「探知されても捕捉されない」の次は「撃たれても致命傷にならない」を追求する。
近接航空支援を行うならば、やはりどうしても旧来の“打たれ強さ”は求められるのだ。
しかし、こちらでもポテ社は新機軸を導入している。
従来の重装甲化ではなく、「構造体そのものを装甲化」したのである。

先述した通り機体はVPで構成されている。これそのものを装甲材としたのである。
つまりハニカム構造をエネルギー吸収帯として活用し主翼や機体外周そのものを軽装甲帯としたのだ。
これだけで対13㎜級の機関銃への抗堪性を確保している。
加えて燃料タンクやエンジン部分は発泡金属やセラミック積層構造として25㎜級機関砲への対策も備わっている。
そして最大の防御力を持つ操縦席部分は積層構造に加えてエネルギー分散構造を施しており、40㎜級機関砲の直撃を想定している。
ただし注意なのは、「耐久できる」ではなく「壊れながら受け止める」というのが趣旨である。
FFRが誇る新素材も、流石に対40㎜完全防護は不可能であった。
そこで一般乗用車の設計思想を導入し、「構造は破壊されても内部(人間)は守り抜く」ことを目指した。
これだけの重防御を施しても、VPの機能により重量は従来から30〜60%削減に成功してえる。
加えて、直接防御だけでなく、操縦系統の多重化やフレアの搭載など間接防御にも注意を払っている。
更に、電動推進の際は発生する騒音も大幅に軽減されるためこれも被発見率の低下に貢献している。

463モントゴメリー:2026/05/05(火) 00:41:37 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
④ 機動性
近接航空支援において、低空での旋回性能(特に瞬間的な機動応答と持続旋回能力)は生存性に直結する。
本機はこれに関しても抜かりはない。
本機は電動モード(低速・高揚力)で速度:450 km/h(125 m/s) 、荷重:2.5Gの場合

• 旋回半径:約800〜900 m
• 旋回率:約8〜10°/秒

を達成できる。これは従来機より「小さく・速く曲がれる」ということである。
この旋回性能を発揮できる理由もまた分散推進方式が大きく関係している。
各モーターを独立制御できるため「左右で推力差をつける」ことが可能となるのである。
これにより空力に依存しない旋回補助が可能となった。
また主翼上のプロペラ後流により境界層制御が行われ揚力が増加し、 失速が遅延する。
すなわち低速でも高Gを維持できる。
仮に携帯式対空誘導弾で本機を狙う場合、ただでさえ赤外線探知距離が短くなって発射機会が減っているのに発射できたとしても急旋回で躱されるということになる。
無論、この機体も完璧ではない。
先ほども言ったが推進力の余裕が乏しいため上昇力は弱く、機体構造上4G前後の急旋回が限界である。
また、600㎞/h以上の速度になると機動性は低下する。しかし、対地任務で500㎞/h以上を出すことは稀なので実用上問題はない。
従来の機体は「耐える」ことを主眼にしているが、この機体は「見つからず、見つかっても避ける」ことを主眼にしているのだ。


⑤ 短距離離着陸性能
短距離離着陸(STOL)性能は前線運用の可否を左右する核心要素であるが、これも本機は優れた性能を発揮する。
具体的には「従来機の約1/2〜1/3の離陸距離」を実現可能であり、未舗装や簡易滑走路・前線道路からの運用が現実的になる。

原理としては、分散配置した電動プロペラ(ダクテッドファン)の後流が翼上面を流れることで揚力係数(Cl)が増大することで失速速度が低下する。
よって低速でも揚力が維持できる。
通常機の最大揚力係数Clが「1.5」とすると、本機のCl は「2.5〜3.0」まで増大する。
詳細な計算式は省くが、従来機の離陸速度が200 km/h前後のところ、本機は130から150 km/hまで低下できる。
これだけでも離陸距離は50%以下にまで短縮できる。
更に「電動推進の即応性(モーターは起動後即最大トルクを発揮し、ターボラグはない)と「分散推力(翼全体で推力発生し失速しにくい)」の効果と、VP構造による軽量化効果が加わる。
最終的な離陸距離は400から600mとなり、軽量時ならば300mでも離陸できる。これは従来機の1/2から1/3である。
そして着陸性能は

・120〜140 km/hで進入可能
・モーター逆転可能

といった要素により着陸距離は300から500 mとなる。
これは単なる性能向上に留まらない。
従来機は大規模滑走路が必要であり前線から遠い飛行場を拠点とするしかなかった。
しかし本機は前線数kmの位置に展開可能であり、使用可能拠点も

・簡易飛行場
・未舗装滑走路
・高速道路
・仮設滑走路

と幅広い。これによる戦術的変化はまず出撃時間になる。
従来は到着まで最低でも30分以上はかかったが、本機ならば数分で戦場まで駆けつけられる。
この効果により、出撃回数は1日数回から10回級まで増大できる。
さらに分散配置ができるので奇襲が困難となり、 生存性への影響も大きい。
すなわち本機は「遠い基地からたまに飛んでくる機体」ではなく「戦場に張り付く航空火力」となるのである。

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⑥ 搭載兵装
本機の設計思想は「重武装一点集中ではなく『多用途・高回転率』」である。
そのため、最大搭載量は約2トンと少ない(電動推進侵入任務の時は1.5トン前後が推奨される)。
懸架装置は主翼下に6箇所と胴体下に2箇所の計8箇所である。更に奇襲任務用に胴体内に爆弾倉を1基備えている。
(レーダー反射断面積を最低限にするため)
固定武装として30㎜機関砲を1門装備している。
装弾数は250発で発射速度は600発/分とOCUの同系統機関砲と比べてかなり控えめであるが、そこはFFRである。
FFRが誇る技術、「超高初速処理」と「反動低減措置」が施されており1700m/sの高初速弾を一撃必殺の心構えで撃ち込むことができる。
(更に反動軽減措置により機関砲本体の軽量化も実施できた)
この“主砲”とその他搭載兵装により、対装甲・対歩兵任務を高水準で両立できる。
電動推進侵入時の兵装の組み合わせとしては

・対戦車誘導弾×4〜8
・誘導ロケット弾ポッド×2〜4
・小型精密誘導爆弾(50〜250kg級)×2〜6
・対人用フレシェット弾ポッド×2

などが想定されている。
(合計1.5トン想定)
これ以外にも電子戦用ポッドなどの装備もある。
1.5トンという数字は従来機と比較すると大きく劣るが、本機は「出撃回数と生存性」で補うという設計思想である。
更に安価で量産性も高いので数で補うこともできる。
“撃墜されない機体を多数運用する”ことで、結果的により多くの火力を戦場に投射するのである。
本機は「一撃の重さ」ではなく「手数と生存性で勝つ機体」なのだ。


⑦ コスト
本機は「総力戦による消耗」を前提とした機体である。そのため、可能な限り安価で生産・運用することが求められた。
まず機体の構成するVPは従来のジュラルミンやチタン合金を用いる機体の50%から70%の費用で生産できる。
次にエンジンは小型のターボプロップであり、最新世代戦闘機に用いられるエンジンの半額以下である。
電動モーターも電源であるFeLuZnも安価な量産品を使用する。
一番高価になりやすい電子機器も簡易型とした。
(外部からの支援が前提である。また電子戦ポッドなど追加で装備することもできる)
これにより生産コストは第四世代戦闘機の約1/2、最新世代ステルス戦闘機の1/5まで低減することができた。
運用コストは更に低い。こちらは第四世代戦闘機の1/3、最新世代ステルス戦闘機の1/10である。
本機は「高価な万能機」ではなく「安価で回し続ける戦争機械」であり、「落とされて困る兵器」ではなく「落とされても補充できる兵器」なのである。


【運用】
本機は設計終了後に即座にFFR陸軍航空隊の審査が行われた。
兵装搭載量の少なさが一時問題となったが、その生存性と回転率により補えると制式採用が決定した。
採用後は空軍ではなく陸軍航空隊に配備され、各師団に最低でも1個飛行隊(40機)が編制されている。
これは師団の戦闘正面幅を最大30㎞と想定し、それを5つの空域に分割した場合1つの空域に4機が常時滞空しなければならないと予測されたからである。
つまり必要な機数は20機であり、稼働率と損耗率を考慮すると最低でも2倍の40機は必要となるわけである。
1機あたりの搭載量を1.5トンとし、出撃回数を8回とすると投射量は「12トン/日」となる。
出撃総数を最大の40機とすると、合計の投射量は「480トン/日」となる。
つまり1個師団に対し、1日500トン弱の航空火力を投射できる。それも前線直近から、継続的に。
これは「空中機動砲兵旅団」と呼んでいい戦力である。
そのコストの安さからFFR正規軍だけでなく、財政的に余裕のない自治体が管理するフランス国内軍の航空隊でも採用されている。
また、ある意味では生まれ故郷であるテキサス共和国を始め、各同盟国の空軍などでも採用されている。

465モントゴメリー:2026/05/05(火) 00:44:02 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
日蘭世界の正規軍が最新技術の粋を凝らして作ったCAS機でございます。
ここの住民の皆さんからは「もはやCOIN機やCAS機は正規戦では使えない」という意見が多かったので、それに対する『解答』として作成いたしました。

ステルス機能についてですが、F-16などの第4世代戦闘機の「レーダー反射断面積(RCS)」が大体3から5 m²です。
対する本機の0.01〜0.03 m²という数字はF-117ナイトホークに匹敵します。
(0.01〜0.1 m²)
ただし作中でも言及していますが「正面限定」ですし、F-35とかの最新ステルス機には負けます。
(F-35で推定0.001〜0.005 m²)

さらに赤外線放射量は従来の1/25、『4%』まで低減いたしました。
これにより、赤外線探知距離は計算上1/5に、実用上は1/2から1/3にまで短縮されます。
「スティンガー」を想定した場合、通常は5〜6kmで捕捉されますが、電動モーター推進の場合は2〜3kmまで近づかないと見つかりません。
これと旋回性能や装甲などの要素を加味した結果、撃墜率は

・スティンガーなどのMANPADS:約3%(A-10は約30%で1/10)
・英国軍のスターストリークス(ボフォース40㎜と同等の運動エネルギーを有する):約15%(A-10は40%で3/20)
・9K37などの中距離SAM:約15%(A-10は60%で1/4)
・S-400などの長距離SAM:約25%(A-10は80%で5/16)

となります。
(ただしこの数値は、低高度侵入・電動モード・正面侵入を前提とした場合の理論値である)

本機は「正規戦では使えないCOIN機」ではなく、「低〜中脅威防空網を突破できる新世代CAS機」となるのです。

また、「旋回半径:約800〜900 m」と言う数字はA-10の1200mの約2/3でございます。
MANPADSに狙われても華麗に回避してご覧に入れましょう!


生産コストは1500万から2500万ドル程度と試算しております。
これはA-10と同等であり、F-16(約3000万〜6000万ドル)の約半分、F-35(約8000万ドル)の1/5程度です。
運用コストは3000から6000ドルでF-16(約2万ドル)の1/3、F-35(3万〜4万ドル)の1/10程度まで抑えることに成功いたしました。

この機体は「空飛ぶ戦車」とまでは言えませんが、「戦場に居座る亡霊」となるのです。


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