ネタの書きこみ　その157

987：635：2022/03/28(月) 20:14:54 HOST:119-171-250-56.rev.home.ne.jp: 銀河連合日本×神崎島ネタSS　ネタ　ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその七十七

大和が青い肌の人たちのたむろしている冥王星基地に着いた頃の銀連日本世界南極上空1万メートル、風情ある言い方ならば3万3千フィート。
その極寒の空を探知偽装をした一機の超大型飛行艇が飛ぶ。
例によって例の如くヤル研、ではなく島に帰化したイゼイラ人達によりにより魔改造された神崎島鎮守府超大型飛行艇蒼空改カッコカリその輸送仕様。
極超音速どころか第一宇宙速度を超え単機でのディルフィルド航法すら可能で可能な機体であるが機能は飛行艇のまま、彼らイゼイラ人の水上機に対する情熱は何処から湧いて来るのかとどまるところを知らない。
最近ではイゼイラ本国の工廠と連携しズイウーンタイテイなる飛行艇型機動艦艇を多数量産しているとかいう噂もちらほらと。
その後部カーゴドアが機械音と共に開くと機内に極寒の風が吹き込む。

【システム通常モードを起動】

何処か毒性のある粒子で汚染された者達が聞いたなら歓喜の声を上げそうな月に変わってお仕置きしそうな電子音声が機内に流れる。
重厚な機械音が機内に木霊する。

重々しい音を立て貨物室より出てきた影がカーゴドアより雪原の広がる大地を見下ろす。
重厚な人間より巨大で金属質なその姿、デルゲートの様な重ロボットスーツに分類されるだろう機体だ。
その背には巨大なコンテナを二機背負いコンテナ側面には旭日旗が描かれる。
言うまでもなく歴代日本国総理大臣を上回る内閣総理大臣魂を持つ総理大臣のくせに合衆国大統領の渾名を持つ人物だ。
その後方よりソレ以上重々しい音を立て近づく巨体、その単眼が輝き外部スピーカーより呆れた様な声が漏れる。

『マイケル、いくらなんでもトップ自ら出向く必要はないのでは？しかも、私まで巻き込んで。』

声の主は神崎提督だった。
そして巨体の正体は神崎島で正式採用されている 15式重機動甲冑『王武』（注：1）だ。
なんかもうこうプシュウと蒸気が機体各所から出て蝙蝠の翼生やしたエイリアンぽいのと戦って光速で走って帝都に正義示しそうなのの敵な雰囲気の機体だ。

「神崎提督、我々の陣営への参加を星見の天文台の賢者達に願うのだ。
私達自身が訪れOMOTENASHIを三回はしなければ失礼というもの。
古事記でも伝説のタイクーン・トヨトミ・ゲントクが同じことを行い時計台の賢者ロード・コーメーを得たと民明書房の解説書に書いてあったジョディも言っていた。
新しい酒を古い革袋に入れるとも言うだろう？我が国ではオンコチシンと言ったか？」

『いや、それ色々と違うぞ！というか混ざり過ぎだ！？』

「フゥ、まあ兎も角、アーミーは機動力を崇拝するという正にその通りな日本のコトワザもある。ｲｸｿ"!」

『マイコオオォォォ！！人の話を聞けェェェェェ！！』

ﾃﾞｯﾃﾞｯﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞ!(ｶｰﾝ)ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞ!なんて音が流れそうな中、ムアハハハハという声が似合いそうな神崎提督の声を背景にティエルクマスカ銀河共和連合日本国内閣総理大臣マイケル・ウィルソン・Jr.は専用の重ロボットスーツ（注：2）を纏うその身を空中に踊らせた。

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