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ネタの書きこみ その157
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銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその七十六
「で、寝て起きたら火星離れてワープ中てどういうこった!?」
「いや柏木。オメェ揺らしても怒鳴っても全然起きねえんだもん。なあ?大見。」
「白木の言う通りだぞ。俺達だけでなく他の人にも手伝って貰っても起きなかった。」
うがーとなるゲート側の柏木に対し冷静に返す同級生コンビ。
なんか寝て起きたら火星出発して冥王星に向かってるとこだったからだ。
なおぐーすかと柏木が寝ているの間、柏木除いた家族や白木達は火星を満喫していたり。
「なんだよ…俺だって俺だって…恐竜触ったり、アンモナイト食ったりしてみたかった…。」
「まあ気持ちは分からんでもないが…。」
「柏木いい加減機嫌直せ。また今度家族サービスで行きゃいいだろ?それくらい銀連の方もしてくれるだろうし。」
拗ねた柏木(一児の父)に苦心する二人、白木は銀連の友人同位体に目で訴えかけてたり。
自身に訴え掛ける白木に苦笑しながら銀連日本の柏木は頭の上で丸を作る。
「しかしすげえなこれマジでプロトケラトプスじゃん。」
「えらい人懐っこかったぞ。」
「美里のやつが連れて帰りたいとか言って参ったぞ…。」
まあそんなこんなありだが機嫌を直したゲート側柏木は白木達と共に割り当てられた部屋に移り、白木らが撮り溜めた火星の画像や動画に見入る。
妻や子がプロトケラトプスと戯れ、水族館のふれあいコーナーで淡水型シーラカンスやアーケロンと写真撮ったり、白木がアンモナイト食ってたり。
そして大見家族が映した映像、100メートルを有に超える巨木の森や草原を一家を乗せた四輪駆動車が走る。
その中を闊歩するディプロドクスやイグアノドンの群れ、正しくジュラシックパークそのもの。
聞けばプロトケラトプス、アンモナイト等大人しい恐竜や生物は日本へやアメリカへ友好の証として送られる予定だという。
ついでにこれらの映像、画像も送信されるとかで大騒ぎ間違いなしだ。
「ん…?」
柏木は映像の中の違和感に気づく。
100メートルを超える巨大樹の生い茂る森の向こう、更に巨大な樹木が生えている。
目算では500メートルを有に超え、キロメートルクラスのサイズがあるのではないかと感じる。
見れば他の画像にも幾つも写っている。
「おい白木、このバカでかい樹なんだ?」
「ああ、その樹か…どっからでも見えたし、どこでも一本はあったな。」
「あん…?ああ、それな俺も気になったんだ。そんなサイズの樹木は中生代どころか地球史上絶対ない筈だからな。」
「白木の脳味噌にもないのか…。」
「ああ、でも内の幾つかに名前あるのぽろっと漏らしたの聞いたぜ。」
「名前…?」
「ああ【ドーナーズ】、【ネルトゥス】、【バドゥヘナ】それから【イルミンスール】とか言うのがあるらしい。」
「【イルミンスール】…。」
その時と艦内に放送が流れる。
『間もなく冥王星近海にディルフィルドアウト。各員は所定の配置について下さい。』
「おっともうそんな時間か。白木、オーちゃん。艦橋へ行くぞ。」
「おう。」
歩き出す柏木、続く二人。白木は少し考えるように隣の大見にだけ聞こえる小声で言葉を紡ぐ。
「大見よ、同じ名前の神聖な樹々、神樹とでも言うべきものがキリスト教が広がる以前のドイツに『あった』んだよ…。
異教弾圧とフランク王国の拡大の過程で切り倒されて全て失われちゃいるが…な…。
フランク王国年代記に記載されてる【イルミンスール】に至っちゃ名前が世界蛇ヨルムンガンドと同じ語源と意味でユグドラシルと同じ世界樹と呼ばれる程の存在。
フランク王国が【イルミンスール】崇めてる連中攻めたリザクセン戦争で氏子連中の大半殺された上に生き残った氏子の目の前でカール大帝に切り倒されたって話だが…何でそんな名前のが火星にあんだ…?」
「白木、それ本当か…?本当ならまたあのティアマト様みたいにまた祟りの類の話が向こうであったとしてもおかしくないぞ…。」
「大見、俺はこの件でウソは言わねえよウソは…一応上にも報告上げときますかねえ…。」
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