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架空戦記系ネタの書き込み その122
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11.戦後夢幻会世界についての新規SSを投稿なさる際には議論の混乱を避けるためにひゅうが様・yukikaze様のルートがベースか否か、又はお二方とは異なるルートかを明記しましょう。
12.みんなで仲良く話しましょう。
前スレ その121:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1610896406/
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F4Uもスペックとしては十分高いからね…
その代わり攻撃機が悲惨なことになっているけど
ドーントレスは開発されてもシーウルフやアヴェンジャーどころか
デバステーターなんて開発のかの字もねーし
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酸素魚雷を航空魚雷として積もうとして失敗でもしたんかいな?
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>>B-29も姿を見せず
こっちも悲しいなぁ。
一応史実通りの性能ならアリューシャン列島のアトゥステーションから東京まではギリギリ行動半径内に入っていますが…
開発段階からアリューシャンから東京を求められているとしたら、最悪出来上がっても史実とは別物になってそう。
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>>365
コクピット位置から前下方視界が悪く艦上機として問題があるとはいえ
単純な機体性能でいえばF4Uの方が優秀ですからねぇ
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>>370
たぶん、B-29という名のB-36だったんじゃないかなー的なことをば妄想してます
かわいそうなんで、プロペラは最初からけん引式にしてあげましょう
日本側は原爆専用機として憂鬱富嶽じみた機体を全力で開発するでしょうけど(おいおい)
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で、ドイツ降伏による後退翼データが得られるわけがないこの世界で、6発爆撃機を考えると…
「史実における『富嶽』」みたいな機体になると思われます
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>>372
B-29として試作していたのがB-36だったと。
そりゃ開発に難航しますわなあ(汗
それでいて日本は憂鬱富嶽を全力開発ですかw
護衛や迎撃には憂鬱疾風でも出てきそうですねぇ。
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B-29の開発が遅れた分B-32の方が早く運用されたりして
無理だとしたらA-26の早期運用(史実でも42年に初飛行していたし)
場合によっては史実では試作機のみのドラゴンも投入されそう
陸軍戦闘機の主力はP47はP38で末期にP72、P58が飛んできてくるとか?
P-80がニューヨーク沖海戦の仇花で飛んでくるなんかもありかな?
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>>368
まあ、日英艦隊の防空網に対しては航空雷撃はほぼ自殺行為ですから…。
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B-36レベルを作れとか色々と事故ってそうですね
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>>375
シューティングスターは橘花よりはマシにせよ扱い的には近い感じになりそうですね
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史実富嶽というと10発機ですか…
史実B-36以上の豪勢な機体ですなぁ。
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>>379
富岳も6発やで。
というか、B36が10発機(レシプロ6発、ジェット四発)
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>>379
いえいえ。ハ50×6発の大型爆撃機の方ですね
外観が史実の富嶽に似ている、ということであります
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>>380
あ、そうだわ(汗
すいません。B-36の方とエンジン数を逆に勘違いしてました(汗
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>>381
いえ、私が史実のB-36のエンジン数と勘違いしていただけでした(汗
申し訳わないです。
史実富嶽と似ているということは… アメリカ側での開発計画名はプロジェクトZですかねw
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キング提督
「そんな巨人爆撃機作るより、『潜水空母』開発したほうがより確実に東京を空襲できるぞ」
(だから陸軍航空隊より海軍に予算回せ)
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そのはっそうはなかった
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>>385
なお、実際に回された予算がどう使われるのかはキング提督次第ですww
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米帝版伊400か
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ひゅうが氏おつ>剣型
かなり武勲稼いだようですが、生き残った彼女らで2隻は海外で記念艦として健在なら国内では記念艦になってるかは微妙なラインですかなぁ。
アメリカ海軍からしたら自慢の重巡部隊でも対抗できず、お寒い事情の軽巡以下の艦艇郡では酸素魚雷が当たるのを祈れ。
それ以外の対抗手段?ないし逃げられないよと、マジで死神扱いされそうですが。
史実米軍みたいな空母部隊で対抗も出来てませんからねぇ、むしろ空母部隊で押される側ですし。
>>322
量産性と引き換えに防御力はどうしても犠牲にしてるそうだからどうしても消耗率は低くなさそうだが
対抗してるアメリカ他が空母も潜水艦も劣勢だから奇襲も受けづらいし、意外と持つかも?
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米国版伊400…
東京は勿論ロンドンも狙えますな。
そうか。日英が史実のように潜水艦殺し狂いになる要因はこいつか!
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史実で米国本土砲撃だったか空爆をしてのけたのは帝国海軍でしたからな
その逆をやってのけたかも…?
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こちらもおつです>「We shall never surrender!!」
これはまさに名演説で盛り上がりますなぁw
流石は戦時のチャーチルは頼りになります
でも、平時は微妙なんでしたっけこの方
ここまで派手に名前もぶち上げて、実際イギリス逆転のキーになったから護衛空母?軽空母?にしては珍しくアルビオンは生存したら記念艦化不可避でしょうねぇ
下手したら維持費の面でマシ扱いで正規空母を記念艦化させるより優先度高くなりそうです。
向こうの大統領としては自分の演説のせいでイギリスの心折るどころか燃え上がらせたと知ったら、余計なこと言いやがってと下から突き上げされてそうですね
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ベルファストの代わりのアルビオンか…
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なお、悪辣なのはこのチャーチル卿、わざわざ交渉に応じる振りをしてロング総統の演説の時間に合わせるように読会開いているうえに、
あらかじめアメリカ側が曖昧にしていた主砲換装の事実をフィリップス提督から確認とってことに臨んでいるところでしょう
アメリカ側が乗ってこなければ「わが情報部の報告によれば――」と別シナリオでかますつもりだったので、はじめからアメリカ側に逃れるすべはない模様
結果的に、最高のタイミングでブチかませたあたり作戦勝ちです
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ほんとこういうところでは頭の回転早いからなあチャーチル
フランスはニューファンドランド沖海戦で祝杯挙げてそうだけど
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乙でした。こう言う現地に取り込まれたかの如き没入感が突き抜けた作品はひゅうが氏の独壇場ですな(素)
全くの他国人でも身体に熱を帯びそうな強烈な啖呵と宣告を喰らったアメリカ人、大多数が先の『勝利』に目が眩んで『愚かな元宗主国だ』と侮って
政府や軍に更なる追撃を要求してそうです。ニューヨーク沖に日英の大艦隊が展開した時に自分らが一体何を仕出かしたのかやっと分かった人間も居そうだ
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そして演説終了後、イギリス議会でのチャーチル首相の悪辣さ(褒め言葉)についての緊急連絡を受けて、
電話機を叩き壊すロング総帥……
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>>396
チキショーメェ!
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>>394
なお、浮かれフランスはあのイタリアにしてやられる模様
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遅ればせながら、乙です。ひゅうが様。
ロングは対抗して
「騙される側が愚かなのだ。御自慢の諜報網は何をしていたのだろうか」
「何が正義で何が悪か、決めるのは神に選ばれた我が国であって、旧弊たる君主制を維持するようなユーラシア大陸の端っこに浮かぶ島国では無い」
「アメリカの為す事こそ正義、アメリカこそ法だ!」
ぐらいの煽りを返して欲しいものですが……論戦になったら、どう考えても大人と子供でチャーチルに手玉に取られそう。
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>>399
素晴らしい。総力戦演説と呼びましょう
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日本政府表明「あっそう」
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こうして米国民に冷や水浴びせたチャーチルですが彼は知っていました
同盟国たる大日本帝国が全力を挙げたフィリピン攻略作戦を発動していたことを
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ノーフォーク矢型弾ってその後も活躍できる機会あったのかな?
太平洋だとほぼ航空優勢とられているし、大西洋もエクソダス成功後も
航空優勢とられて、観測機や観測飛行船もかたっぱしかた叩き落されそうだし
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>>403
仰る通り、ほとんど活躍しませんでしたな
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wikiを振り返りますと…
>しかし当然のことながら、戦艦艦橋からの射撃照準は極めて困難であるため、砲撃は他艦ないしは他機からの情報頼りとなる
また…
>ただしこれによる砲撃は概ね遠距離からの奇襲とともに約10分間の一方的な射撃を行うためだけに用いるものと考えられており、敵戦艦2隻から3隻程度の撃破ができれば御の字とされていた
つまり、会敵直後の先制攻撃において、航空優勢を確保している状況において敵艦を一方的に殴るための弾ってわけですな
種が割れてしまえば、航空優勢をとられないように航空機を展開させたり、あるいはレーダーでとらえてしまえば察知されやすく、対策も打ちやすい…
しかも対艦砲撃を前提っぽいですし、対地攻撃はもちろん対空にも使えない…
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つまり大体ニューファンドランド沖海戦の際に使うためだけに作られた弾薬ってことですかね。
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>>405
対地対空攻撃はできますけど、誘導砲弾でないのにそこまでして遠距離投射しても…という命題にぶちあたります
VT信管や高性能GFCSがあればヴェツーチンみたいな鹿射ち弾(VT信管つき三式弾)ありでまた評価も違ったかもしれませんが…
基本、太平洋戦争の日米逆転状態ですのでお察し下さい
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ちなみに、日本側はVT信管実用化しとります
最初の方で樹脂充填(水冷式)の多極真空管つき無線機とか出してるのはそれの元w
なので、日本側はVT信管つき三式弾を史実Mk.56相当のGFCSに載せて未来位置へ弾幕張るなんて芸当やってのけられます
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ニューファンドランド沖の栄光を忘れられずに無理に運用するも、ばたばた観測機は落とされ、貴重な飛行船は鈍重すぎて飛ばせず
カリブ海で大量の陸軍航空機の護衛をつけてもらう本末転倒に
か
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巨大で鈍重な飛行船なら、VT信管つき三式弾を撃ち込まれたら一網打尽になりそう。
意図的に敵航空隊と戦力が拮抗している(ように見せかけて)航空機で排除せずに、一縷の望みを託した存在を
「敵艦、発砲!」
「猿め、飛行船相手に艦砲で何が出来る!」
と勝ち誇った直後に、次々と……。
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太平洋上の鴨打ちが起きるンゴねえ…
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さすがに飛行船は第一次ニューファンドランド沖のみの運用でB-17か飛行艇改造の観測機運用がされそうですね
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>>409
だいたいそんな感じです
太平洋では米軍が侵攻する側ですからね
おまけに観測網を整えていたはずのハワイは露骨にラバウル状態にされて(封鎖されて)しまいましたから…
最終的に、米本土近海の戦いにおいて貴重なゴムと銅を大量使用した観測機を運用するも、電子戦で位置をつかまれて撃墜の憂き目に
アワレ
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ニューファンドランド沖以降ブリカスには目の敵にされ、直援問題で太平洋戦線に出せない飛行船だったが、航空管制能力を見込まれて電子飛行船として改装され
まだ制空権では辛うじて均衡が保たれたカリブ海戦に投入され、戦果を挙げたがたちまち探知されてあっさり撃墜されましたとさ(チャンチャン
な感じかな?
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>>414
最後は米本土防空システムの基幹として空中早期警戒管制機みたいな感じになってると思われます
…ゴムがあるうちは
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まあそもそも一回使えればいいという「決戦兵器」ですから>矢形弾
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人造ゴムで世界大戦時アメリカで大量生産されたスチレン・ブタジエンゴムだと天然ゴムに劣るんだっけ?
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>>407
ああ…確かに >誘導砲弾でないのにそこまでして遠距離投射しても…という命題にぶちあたり
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>>417
あと錫がめっちゃ足りないんで地味にハンダ付けができなくなりはじめます
>>418
あくまで対艦モードだからこそ使える決戦兵器ですからねぇ
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他だと確かクロム(ステンレス鋼の材料の一つ)もアメリカ本土では左程取れなかったような。
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>>420
地味ーに銅も南米からの輸入頼りなんですよねぇ米国
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>>421
そういやこの時期のアメリカだと国内の銅鉱山開発はまだまだ進んでいない時期でしたっけ。
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末期米軍、鋼製戦闘機とか多用しそうですなぁ(思いつき)
つまりは何がいいたいかというと、米軍が電子戦を封じられていくのです
どうです?愉悦でしょう?
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末期の様子も史実と逆転ですか。
正式採用はされないでしょうけど木製戦闘機なんかも計画されそうですね(汗
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>>423
麻婆豆腐とワインがうまい(愉悦部並感
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Il-2みたく、機体の外板そのものがモノコック兼装甲である観測機や
爆撃機作っていそうだなあ。ジュラルミンの節約とか言って。
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末期になってP-77が投入されるんですねわかります
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>>426
震天制空隊みたいなのもやってそうですよね
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XP-79が冗談じゃなくフライング・ラムになるのか。
#あれ初期計画だとロケット機だからジェットエンジン用の耐熱合金作れなくてもソコソコ実現性あるんですよね。
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アメリカ版特攻隊…
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>>429
ゴメン、そんな簡単な話じゃなさそう。
調べたらXP-79が搭載予定だったXCAL-200というロケットエンジンは赤煙硝酸とモノエチルアニンを使った代物で、
航続距離が短いと言う問題(これだけだと思ってた)もあるけどそもそもエンジンの開発が遅れた関係でジェット化してた。
機体の頑丈さも赤煙硝酸というヤバイ代物を搭載したところに攻撃を受けても大丈夫なように装甲を張り巡らした結果だとか。
頑丈さは鋼製の機体でカバーできるとして、史実で遅れたエンジンをどうにかしないと、実戦投入は難しいかも。
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機体に回すまで鋼の余裕があるかなぁ…。
逼迫すると弾丸が鋼製になりそうでw
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RATOマシマシ処かチョモランマで飛ばしてもおかしくない(ヒロミさん感)
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>>432
確か銅山はアメリカ国内には無かったから真鍮薬莢や弾丸のジャケットが鉄製になる可能性は高そうですね。
#陸上自衛隊並みに薬莢の回収に躍起になる米陸軍、シュールだ。
機体に鋼すら使わないとなると行き着く先はナッターか?
それとも有人ヴァッサーファルか?
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戦後夢幻会ネタ ham世界線 マレー沖夜戦 強行突破
(この戦い・・・負けだな)
レパルスのテナント艦長は、心の中でそう断じた。
テナントは、かつてダンケルクで駆逐艦を率いて友軍の救助に向かい、自ら陸に上がって避難誘導を行い、その功績で勲章までもらっている。
そんな負け戦というものを直に見てきた彼だからこそ、今目の前で行われている海戦から、負け戦の空気が読み取れてしまった。
既に先頭を征く旗艦たるプリンス・オブ・ウェールズ(POW)は速度を大きく落とし、黒煙で覆われ始めている。
対して、日本軍はトーゴーの弟子らしく、重巡部隊がT字戦法で頭を押さえつつ、右舷方向から水雷戦隊が突撃してきている。
こちらの駆逐隊が阻止に動いてるが、相手は倍以上で軽巡が複数隻居る。
勝てる確率は望み薄だろう。
とすれば、いかに少ない被害でシンガポールに戻るかしかないはずだ。
「フィリップス提督に独自行動の許可を求めてくれ」
先ほど敵機がPOWに突っ込んだ後、提督の無事を確認している。
ゆえにPOWに続いているレパルスだが、頭を押さえられているこの状況下では共倒れが目に見えている。
「プリンス・オブ・ウェールズより入電。
『レパルス』『フォーミタブル』は、シンガポールへ針路を取れ。事後はパリサー参謀長の指揮下で行動されたし。
それまで両艦の独自行動を許可する。駆逐隊は全力でこれを掩護せよ。」
事実上の撤退命令だった。
重巡部隊の最後尾につく最上は意気高揚としていた。
最初は重雷装艦が居るとはいえ、巡洋艦で戦艦に挑むことに戸惑いが無いとは言えなかった。
特に第7戦隊司令官の栗田健男少将は、「軍令部から『第七戦隊を大事にしてください』と言われている」と消極的な姿勢を取っていたが、
「『大事にしてください』と言われて後ろにおるやつがあるものか。近衛師団も乗る船団をほっぽり出すわけにはいかん」という小沢の一言でしぶしぶ承諾していた。
しかし蓋を開けてしまえば、初手で先手を打たれたものの、陸攻の献身的な犠牲により今や彼の不沈戦艦は大炎上している。
これで士気が上がらないわけではなかった。
陸攻搭乗員の覚悟を無駄にしないためにも、ここで2隻を沈めなければならない。
その思いから、曽爾艦長の号令、砲術長の射撃指揮ともに熱が入る。
水雷長も魚雷発射を進言しているが、最後尾の最上からはまだ20,000m以上先居る。
事前の会議でも酸素魚雷の長射程を活かした遠距離雷撃が第9戦隊を中心に進言されたが、
史実のスラバヤ沖海戦の顛末を知る小沢は、遠距離での魚雷の航走時間から来る問題を理由に『1万m以下でなければ発射してはならない』と各艦に徹底していた。
そのために最上は、魚雷を撃てずにいた。
とはいえ、POWの火災、そして英駆逐艦を蹴散らしている水雷戦隊を見るにそれも必要ないかもしれない。
このまま不沈戦艦撃沈の大金星を挙げられると油断していたその時、見張員から叫んだ。
「敵戦艦1、本艦左舷後方を抜けようとしています!」
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それはレパルスだった。
独自行動を開始したレパルスは、西側で南下しながら同航戦を行う重巡部隊と北側から迫る水雷戦隊を前に、快速を活かして両部隊の間を強行突破して脱出を試みた。
両部隊からの挟撃が懸念されたが、重巡部隊は今大火災を発生させているPOWに砲撃を集中させているし、水雷戦隊も味方駆逐隊が抑えている。
チャンスは今しかなかった。
位置を知られるわけにはいかないため、砲撃も一切せずに突破を試みようとした。
幸い、日本側で唯一レーダーを搭載している鳥海では、初期型の不具合ゆえか探知されなかったが、最上の見張員は艦が立てる白波を目敏く発見した。
曽爾艦長は旗艦へ知らせると同時に砲撃を中止し、直ちに機関一杯に増速すると共に面舵を取り、接近しての同航戦を試みた。
最後尾の最上は本来、先頭艦に続かなくてはならないが、レパルスの位置からして、頭を抑えなければ逃がしてしまう恐れがあった。
そのため、最上単独でレパルスを抑えようした。
回頭の完了し、レパルスとの距離が1万mを切ったところで最上は、探照灯を照射し、砲雷撃を開始した。
距離1万mともなれば、主砲はほぼ水平に近い状態で発射される。命中率は格段と上がるわけだが、逆に敵も同じであった。
レパルスはいくつか被弾してレーダーを破壊される等したが、直ちに反撃。
最上は艦橋と後部マスト、後部の4,5番主砲塔に被弾し、炎上した。
後部主砲塔は完全に破壊され、曽爾艦長以下、艦橋要員に死傷者が発生し、最上は漂流し始めた。
最上を撃破したレパルスは、左から横切る形に居る最上を避けるため、取り舵を切った。
最上の右舷側で反航戦をしつつ、逃げ切る魂胆であった。
しかし、直進しているかと思われた最上だが、実は右に変針していた。
後部に集中して被弾した影響に加えて、艦橋に直撃して操舵員が倒れた際、舵をわずかに右に切ってしまっていたのだ。
大慌てで面舵を切って避けようとするレパルスだが、時既に遅く、レパルスと最上は衝突。
艦首を潰す損害を受けた最上は、潰れた艦首の抵抗と浸水拡大を抑えるために機関出力を落としたことから、5ノットまでに落ちてさらに漂流。
レパルスも右舷側の艦首付近に亀裂を生じて浸水し傾斜を起こす。
これは直ちに隔壁を閉鎖し、左舷側に注水して持ち直したが、この影響でレパルスは23ノットまでに低下した。
最上の急報を受けた小沢は、第7戦隊の残る3隻にレパルスを追撃するように命じた。
今だ魚雷を撃ち込んでいないが、陸攻の雷撃で15ノットに落ち込んだPOWは、重巡6隻による20.3cm砲60門の集中砲火で艦上構造物と主砲塔に多く被弾。
結果として、四連装の第1主砲塔が故障を起こす事態となり、最早35.6cm砲2門と13.3cm砲4門だけで相手をしている状態だ。
煙突周辺部での被弾で排煙効率が落ちたため、さらに速力が落ち始め、火災も交えて乗員の死傷者も急増し、さながら日本海海戦のロシア艦隊のごとく死地の様相を示していた。
最早、POWの運命は決したと言えよう。
そう判断した小沢は、鳥海と摩耶で対処する一方で、残るレパルスに第7戦隊を当てることとした。
第7戦隊の栗田司令官は直ちに180度一斉回頭を麾下に命じ、熊野、鈴谷、三隈が同時に面舵を切って、180度回頭を始めた。
回頭を終えた第7戦隊は、旗艦である熊野が前に出るため、鈴谷、三隈を追い越した頃、上空で弾着観測をしている零式水上観測機から急報が届いた。
「南方より敵機来襲!」
フォーミタブルが放ったソードフィッシュであった。
以上です。
最上の被弾は司祭になるために当初から既定路線でした。
なお、書いていたら最初レパルスと衝突させるつもりが、なぜか三隈と衝突させてしまっていたので、強引に直しました。
そのため、少し無理が有ったり、おかしかったりするかもですが、そこはご愛敬で(笑)
でも、三隈との衝突シーンの文章のデータ、残しているんだよなぁ・・・(ぼそ
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>>436のwiki掲載に際してですが、最後のソードフィッシュをアルバコアに変えてください。
この当時のフォーミタブルの艦載機はアルバコアだった・・・
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乙です
ごっつんこ
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乙POW袋叩きか
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乙です
不幸にも黒塗りではない最上とぶつかってしまったレパルス…
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乙です。
ソードフィッシュでなくてアルバコアなら、
エンジン不調とかでイギリス側の思惑が外れそうな気も…。
(「ストリングバズ(ソードフィッシュ)を返せ」と歌にされるくらいにはいいとこなかった機体なんで)
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アルバコアが大活躍した架空戦記って、漫画にあった
正論沖海戦で、赤城を沈め、南雲長官を機銃掃射で打ち取ったのしか知らんなあ
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史実でPOWと最上は衝突してませんよ
意訳:ham氏はミスなんてしてない、ソードフィッシュだったことにしてもええんやで
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>>442
赤城撃沈と引き換えにイギリス空母部隊は壊滅しましたよね……。
しかしもしもインド洋で赤城が撃沈されて第1航空艦隊司令部壊滅なんて事態が発生していたら
その後の戦争の展開は結構異なっていたかも知れませんね(結末が変わるとは言っていない)。
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>>444
しかも、爆装と魚雷換装作業中に爆撃機が爆弾を落としたの
司令部だれも気付かなかったという(爆弾は至近弾となってはずれたが)
あれが当たってたら?っていうIFは語れそうである
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感想返信です。
>>438 ひゅうがさん
>ごっつんこ
最上「ちょっと他の艦とよくぶつかっちゃう癖があるんだけど、なんでだろ?」
>>439 Newさん
>POW袋叩きか
不沈戦艦と豪語したのが運の尽き
>>440 トゥ!ヘァ!さん
>不幸にも黒塗りではない最上とぶつかってしまったレパルス…
軍艦色は黒塗りと言えなくもないんだよなぁ・・・
>>441さん
>ソードフィッシュでなくてアルバコアなら、エンジン不調とかでイギリス側の思惑が外れそうな気も…。
マタパン岬沖海戦でもポーラに夜間雷撃したし・・・
>>442さん
>アルバコアが大活躍した架空戦記って、漫画にあった正論沖海戦で、赤城を沈め、南雲長官を機銃掃射で打ち取ったのしか知らんなあ
亡き居村氏の作品ですな。
南アフリカ魂を見せた・・・ふむ(なにか思いつく
>>443 リラックスさん
>史実でPOWと最上は衝突してませんよ
>意訳:ham氏はミスなんてしてない、ソードフィッシュだったことにしてもええんやで
衝突したのはレパルスなんだよなぁ。
あと、ソードフィッシュはたしかに載ってたけど、所属航空隊を見るにアルバコアのほうが圧倒的に多いんですよね。
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その上に指揮官である南雲提督はこの件を戒める発言してるのに機動艦隊自体は南雲以外はこんなことがあっても調子乗りまくりでしたっけ?
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そういえば、レパルスって、水上魚雷発射管積んでたらしいけど、船体のどの辺りに積んでいたのかな?
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>>448
こんな絵を見つけました。
図の中でTTが魚雷発射菅なので船首楼の後部煙突直後と後部マストとX砲塔の間辺りになりますね。
>>ttp://www.voodoo-world.cz/battleships/pics/sch_repulse.jpg
ちょっと斜めからの撮影になるけど写真中にマークアップされているのがこちらのページの2枚目の写真。
>>ttps://www.navalgazing.net/Battleship-Torpedoes-Part-2
ちなみに水中発射菅はA砲塔の弾薬庫直前にあったそうです。
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配置が英国面過ぎるw(積み込み過ぎの日本も言えんが)
ネタでも日本は駆逐艦が戦闘機の機銃で魚雷誘爆で沈んだが間違ってもそれを戦艦でやるなよ?
陸攻乗員「魚雷外したので腹いせに機銃掃射したら爆発した」
陸攻乗員「魚雷当てたのに戦果だけど戦果じゃない件」
連合艦隊司令部「英国戦艦は複雑怪奇」
大本営「史実よりも早く偽戦果発表する破目になるとは思わなかった」
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古鷹も昔、魚雷発射管は艦内で真横に撃つスタイルだったような。
今の駆逐艦のような発射管が艦上に乗った奴じゃなくて
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魚雷の強度が不足していて発射管の位置を低くしなくてはいけない時代だったからね>艦内発射管
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電子戦って銅やクロムとかがないとできなくなるのか
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私が見た記載では四連装発射管となっていますが、、、
これだと連装になるけど、資料側のミスかな?
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長門とかも魚雷搭載してなかった?
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帝国海軍の超弩級は金剛・扶桑・伊勢・長門型全て改装前までは搭載されていたはず
ただし、戦艦の魚雷は船体固定型(この表現で良いのかは不明)だったはず。
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艦首魚雷発射管だったな。
戦艦のは
なお、実戦でつかわれたのはロドニーが、ビスマルク相手に使ったのみ
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大型直衛艦「鈴鹿」型
全長:191.4メートル
全幅:18.3メートル
喫水:5.8メートル
基準排水量:1万300トン
満載排水量:1万2400トン
機関:艦本式ハ号缶5基 艦本式タービン4基4軸 13万9200馬力
速力:35ノット
武装:54口径12.7センチ砲連装7基14門(前部3基 後部4基 91式GFCS4基)
ボフォース40ミリ機関砲4連装8基32門(両舷各4 94式GFCS4基)
20ミリ機関銃3連装8基(94式GFCS4基) 単装12基
同型艦:16隻
【解説】――日本海軍が大戦前から建造を開始した防空艦
1930年代の急速な航空技術の発達を見込み、日本海軍では旧式の5500トン級巡洋艦の改造による防空艦大量整備を検討した
しかし、結果は満足な対空戦闘能力を得られないうえに、新開発された91式射撃指揮装置(史実Mk.56相当のGFCS)の搭載が不可能という結論だった
このため日本海軍では、さらなる改良小型化版である94式射撃指揮装置(史実Mk.63相当のGFCS)の開発を東京電気通信に命じる一方で折からの造船景気にのっとり「新型艦船による防空能力の強化」を決断する
1920年代の日本列島改造計画が一段落していたこともあり、この頃の日本列島では同時に百隻以上の軍艦建造が可能となる大小ドック群が完成していたのであった
日本海軍は、艦艇の目的を明確化するために汎用性の高い巡洋艦の名称使用を避け、当初は海防艦の名称活用を検討した
そして駆逐艦を大型化させた船体に新開発されたばかりの12.7センチ両用砲を搭載することとした。これがのちの「秋月」型直衛艦である
ところが、計画段階から船体の大型化が進んでいったことに加えて、演習の結果砲射撃指揮装置の能力だけでなく数の搭載による同時対処能力が用兵側からの要求として噴出
これを満足させることとなるともはや駆逐艦の船体規模を超過するうえに、予想されたよりもはるかに多くの数の建造を余儀なくされることになる
早い話が、従来定義において海防艦では艦長たる中佐ポストが激増してしまうのである
そこで海軍は対潜護衛艦艇との混同を避けるために新たに「直衛艦」の名称を採用
さらには、砲射撃指揮装置多数とともに、新型戦艦や装甲艦用の新型砲塔搭載54口径12.7センチ砲を採用した新型防空艦の検討に入る
これが「鈴鹿」型である
日本海軍は、「秋月」型とともに「鈴鹿」型を建造することで防空能力の向上を図ることとして1936年度海軍拡張計画において8隻の建造を決定した
と同時に、完成したばかりの小型の94式射撃指揮装置を中距離用のボフォース40ミリ機関砲に搭載して中近距離でのストッピングパワーとする腹であった
ところが、アメリカにおいてロング政権が成立し、巨大戦艦を主体とする軍拡を開始したことを受けて計画は順次拡大
1938年度計画では実に28隻が建造計画上にならぶ事態にまで発展する
だが、ここで思わぬ事態が発生した
秋月型の拡大型問題である
駆逐艦の大型化がこの数年の間に急速に進行した結果、「鈴鹿」型が5隻進水した時点において「超秋月」型と称されるのちの「夏月」型は基準排水量が6000トンにまで達し、しかもトランジスタ実用化に伴う94式射撃指揮装置の小型化から当初計画された「鈴鹿」型の性能を満足させることになってしまったのであった
もはや当初から考えれば本末転倒であった
この「鈴鹿」型量産か「夏月」型量産かという問題は尾を引き、結局は山本五十六海軍大臣の裁定によって94式射撃指揮装置の増加搭載を図る改装を施した「鈴鹿」型を1938年度計画から大幅減とし16隻、残る12隻枠を利用して「夏月」型24隻を建造するという玉虫色の決着となった
しかし、実戦においては艦隊型の水上戦闘艦としても働くことが多かった「夏月」型に対して一貫して空母直衛艦をつとめた本級はその強力な防空能力を存分に発揮
山岳名をつけられていた本級は「ヴォルゲイノ」と呼ばれ米艦隊航空隊から非常に恐れられることになったのであった
総じていえば堅実かつ有力な設計が幸いし、価格高騰の憂き目にあったために後継艦こそ作られなかったものの、太平洋戦争においては極めて有力な防空艦であったといえよう
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というわけで作ってみました
本当は和製ウースター級巡洋艦っぽいの作りたかったんですが、私の中で悪魔がささやきまして
この世界、S〇NYはじめ転生者多数だからGFCS開発が比較的楽だよね?ならアトランタ級をもっと凶悪化させても…と
なのでこんなのができました
ご笑納くだされば幸いです
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乙。どっちも長所短所があるだけに玉虫色にせざるを得ないか
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乙です。
この規模の艦を16隻も量産できるなんて、改めてヤバいですね。
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>>460
もっと生臭い事情がありまして…艦隊側としては艦長ポストがいっぱい増えたら嬉しいのでございます
それに駆逐艦の巨大化があわさってごらんのあり様に
>>461
こいつ、1936年計画で建造開始されておりますからね
開戦までの6年あまりでそれなりに整備されることに。いわば和製セントルイス級枠なんです
建造計画も第1次ヴィンソン案みたいなものです
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そしてこいつが艦隊側に人気なかった理由として、
「剣型装甲巡洋艦とか夕張型巡洋艦みたいな重防御じゃない」ってところがあります
それなら5500トン級に毛の生えたようなのを量産した方がマシだろって思うヤツ、そりゃ居ますわな
数は力ですしほぼ同じような性能に達してるのですから、機動部隊側としてもその方がいい――はずでした
ところが、単位時間あたりの投射量が異常に高いうえに一応両用砲としても使えるんで、秋月型連れて夜戦で米駆逐艦乱打したがるバカが続出
またしても海軍内部で大問題化しました
「直衛艦なら剣型を直衛すればいいじゃないか」
「違う。そういう意味じゃないんだ」
的な感じで
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おつ
運用上、防空任務に専念させるのが主目的なのに砲戦乱打が強いせいで水上戦にも持ち出して、肝心の防空が疎かになるのはそりゃいかんですわ
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人員とか結構カツカツだろうなあ海軍、即席栽培もあるとはいえ結構苦労しそう
乙です
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>>464
三輪型擁する機動部隊にたいそう怒られたそうな…
>>465
RSBC状態ですねw
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乙です。
防空直衛艦に夜戦で駆逐艦と殴り合いさせて重防御じゃないと言われても、造船側は困りますね。如何に「武人の蛮用に耐える性能」と求められても。
さしずめ、鉄炮足軽に武者と共に夜戦で白兵戦やらすようなもので。……最も、戦国末期から江戸初期にかけて槍を装備できない鉄炮足軽や弓足軽の間では武者と同等に剣術の需要が高く、著名流派の後継者や高弟に組頭や与力同心の名前も散見しますが。
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