レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
日本大陸を考察・ネタスレ その177
-
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。
尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。
投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。
【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。
1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。
2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。
3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。
-
>>433
唯一の欠点は「後継者の育成に失敗したこと」かな?
(彼レベルの英雄が簡単に育成出来るわけがないけどww)
CISのロング、FFRのビドー。OCUの嶋田。
…BC君の影がどんどん薄くなる。
-
ストロングお爺さん「憲法修正第22条(大統領職を2期以上務めてはいけない)が無ければ即死だった」
-
失礼。
BCがパキスタンを…ではなくCISがパキスタンを取ったのだから…
でした(汗)
-
>>435
BCはまだ戦後政治家の話題がでてないだけだから(震え声)
自陣営加盟国が戦力増強するのは条約の範囲外じゃけぇ…
とか始めにやりだしたのってイギリスなんじゃないかと想ってますw
-
>>435
インドや英領キャセイ(チャイナから改名してそう)に嵌める首輪を
徹底的に頑丈なものにする鉄の女とかが間もなく出てくるはずだから……
-
ロング施政下で結構なアフリカ系がエリート街道に乗った可能性が高いのですよね…
既存のアメリカが崩壊したんで旧来の層にも混乱や消滅を起こした所が少なくないのでコネとかで
どうにか成る余裕が無いというのもデカいですが…兎に角働ける人員を入れないと成らないとなっていた
訳です…
-
>>434
正直BCとしてもキューバが策源地になれば便利ですしねぇ。大西洋側の南北アメリカ大陸に対して動けますし
-
>>441
何よりキューバを味方に付けることに成功すればインドでの失態を少なからず挽回できますしね。
やられっぱなしでいるほど大人しくもないでしょうし。
中南米のBC加盟国も頼もしく思うでしょうからね。
-
もしキューバ、そしてグアテマラがBCに属するならば
バハマ及び英領タークス・カイコス=キューバ=ベリーズ=グアテマラでライン作れますしねぇ
-
利益としても美味しい。名誉も挽回できる。CISやFFRにも一泡吹かせられる。OCUもブラジルにかかりっきり。
インドの動乱が終わったばかりで少々骨が折れますが、BCが動こうと思うだけの価値はあるかなと。
-
>>442
多分順番的にキューバ革命(1958〜)、インド核危機(1974)なので
成功の後に失態が来るかと(小声)
-
>>445
あら。改めて70年代にキューバでも何かあったのかと思いましたが(汗
革命時に手を入れるのなら確かにインドでの失態の大分前になりますなぁ。
-
>>432
FFRとしてはそうですよねぇw
OCUに取られたら面倒なのは確定ですしw
-
大要連合に行くと、いつの間にかナチュラルに病んでハイライトオフになるからな(誉め言葉)
病んだキューバ軍とか史実考えると怖すぎる
キューバSASが生まれそうな英連邦条約機構入りも怖そうではあるが
-
個人的に史実通りに革命が起きていると、あの時期ではアメリカも頼りになりませんし、日蘭以外の他陣営もまだまだパッとしていないので中立でやっていたんじゃないかなって。
そんで70年代になって改めて周辺陣営が手を伸ばしてきているのでBCの方へ入ったとか思ってましたわ。
-
>>449
仮に史実通りにアメリカが突っぱねたとすると、少なくとも中立は悪手だと思う
史実だとソ連が後ろ楯になったから直接介入は回避できたが、そうじゃなければ
ドミニカ内戦の時みたいに海兵隊送り込まれかねない
自国の勢力圏は管理しろってスタンスの日蘭世界だと尚更
-
>>450
キューバからしても多分国内の米国資産に関してはそのまま保障しておいて、親米路線の中立でやっていったんじゃないかなと。
なぜ中立かと言えば明確にアメリカに味方するのってこの時期だと微妙じゃないかなぁと思いまして。
なんせアメリカが大敗してまだ10年立ってない頃なので。明確に味方して日蘭に睨まれても嫌でしょうし。
対してアメリカの方もまだ戦後間もない時期なので戦力出すだけの余裕はなかったんじゃないかとも。
なんせアメリカの国土が殆ど失われている状態で、人口も戦力も回復してない時期なのでキューバが明確に敵対しない限りは手を出しにくそうだと思いまして。
-
>>451
革命の原因の一つが米資本がキューバ国内で得た利益を殆ど地元に還元せずアメリカに流出させてたことだから
これの改善を資産保証の条件にすれば国内の立て直しで余裕の無いアメリカは同意するかもしれんね
-
>>452
(割と勢いで言った話だったけど、結構上手くいきそうだから)良し!!
そうなると割とすんなり革命からの中立化まではいけそうですね。
-
後は当時の大統領次第でしょうな
1944年は改革党のヒューイ・ロング、1948年は本人2期目か後継者として
1952年と1956年の選挙でどう変化するか
仮に改革党の建て直し政策を容共的、独裁的と批判して当選していた場合は
ほぼ間違いなく史実ルートにのります。そうじゃないと国内で批判されるので
-
まあロング氏の功績を改めて否定できる人物は当時のアメリカにはおりますまい。
瀕死の住人を再び歩けるようにした偉業を否定できるほど戦後の日蘭アメリカ政界に力はないと思われますので…
ステイツの旗の星はもう半分もないんだ…
50年代となりますとようやく死ぬ一歩手前から再び歩けるようになったくらいで、外に出れる余力もなさそうだとは思いますね。
-
ちなみに一番最悪なのが修正22条が不成立、もしくは後に改定されたとして
1944年・1948年がロング大統領、1952年はその後任の流れを経て
1956年に「戦後は終わった。古き良きアメリカを」と共和党大統領が通ったパターン
まず間違いなく国内向けに外交などの行動が縛られます
反面、1956年も改革党から通っていれば、まずは交渉とキューバと和解の線が出てきます
-
>>455
偉業を否定せずとも「戦後は終わった」系にはアメリカ人が釣られかねないなぁ、と(偏見)
-
>>456-457
政党が変わるかは正直わかりませんが、どちらが当選したとしても大規模な介入は無理じゃないかとも思いますね。
戦争終わって10年足らずですから国民が乗り気じゃないどころか、反戦運動でもやるんじゃないかなと。
史実のように勝って終わったわけじゃないですからねぇ。
企業などの経済界からしてもようやく戦後復興が一段落して、この頃だとアフリカから逃げてきた現地人たちを改めて教育している最中でしょうから、経済活動に支障の出そうな強硬政策には反対するんじゃないかなと。
キューバ現地の資産が没収されるのなら反発するでしょうけど、革命政権がきちんと保障すると約束しているのなら強硬政策には否定的で一致しそうな気がします。
-
戦争を厭う感情はあれど、長年の裏庭で戦後も勢力圏としての維持を
認められた地域で好き勝手革命された時にどう反応するかでしょうねぇ……
-
>>459
取り合えず改革党が続投ならキューバ中立で、共和党ならこの時期にキューバBC加盟って感じでしょうかね。
-
ハイチ・ドミニカ戦争が起こるとして、当時の双方の軍備考察も面白そうだな
例えば航空兵力はハイチ共和国軍はミラージュⅢやエタンダール
ドミニカ共和国軍は陸上型のスーパークルセイダーやコルセアⅡ、スカイホークとか?
-
戦車や銃火器も米仏製でわかれそうですね。
-
ハイチは1971年までは米国の支援(弱)があったようですし、その後もテキサスが居るので
ハイチ軍は米仏製、ドミニカ軍は米製ですかね?
後者は米製で補えない分は英製買ってる可能性もありそうですが
-
17時30分頃を目安として日米枢軸ルート外伝第2話を挙げさせていただきます
-
日米枢軸ルート 外伝 タクール・ガー山頂の戦い2
西暦2008年 グリニッジ標準時11月17日午前0時30分
アフガニスタン・イスラム首長国 パクティア州 シャヒコト峡谷 タクール・ガー山頂付近 上空
404分遣隊とノーマッド62のガンナーが絶望的な攻防戦を繰り広げる一方で、ノーマッド61に搭乗しており、運良く撃墜を免れた109分遣隊の自動人形達は重苦しい空気に包まれていた。
「隊長、彼女らを助けに行こうよ!!」
重苦しい沈黙を打ち破ったのは肌色に近い髪色と真っ赤な目を特徴とする少女(ジドウニンギョウ)、『フォーツー』であった。彼女は今にも泣きそうな雰囲気を漂わせながら必死に助けに向かうように訴える。
しかし、隊長を務める少女(ジドウニンギョウ)からの答えは彼女の求めるものではなかった。
「あの場にいた兵力は明らかに異常でした。おそらく彼らは私達の作戦を読んで入念な準備の下に私達を待ち構えていたのでしょう。そこに何の策もなく突っ込むことはできません」
黒のセミロングと黄緑色に染められた一部の右前髪を特徴として、物静かつ優柔不断そうな雰囲気を放つ少女(ジドウニンギョウ)、フォーはその雰囲気とは裏腹に確固たる意志を込めてそうフォーツーの具申を拒否する。
しかし、フォーツーはなおも言い続ける。
「なんで!? 私達は海兵隊じゃん。仲間を見捨てない。それこそ海兵隊である私達の最も大切なことじゃない」
まるで駄々をこねる子供のように、フォーツーは涙を流しながら今も戦うな仲間たちを救いに行こうと訴える。
「安心してフォーツー。仲間は絶対に助ける。その心情を曲げるつもりはないわ。けどね、私達だけじゃあ戦力が足りなすぎる。だからこそ私達は今、あそこで何がおきているかを司令部に伝えなければならないわ。それが終わったら・・・」
そうフォーツーに言い聞かせているとそれまで黙っていた三編みと右目の眼帯が特徴的な大学生風味の少女(ジドウニンギョウ)がフォーに話かける。
「フォー、バクラム空軍基地と連絡がついたぞ」
西暦2008年 グリニッジ標準時11月17日午前0時40分
アフガニスタン・イスラム首長国 パルヴァーン州バグラーム バグラム空軍基地
フォー率いる《海軍海兵隊特殊偵察部隊第109分遣隊》からノーマッド62と404分遣隊の絶望的な状況を知らされた山岳機動部隊司令部は深夜であるにも関わらず、活発な活動を見せていた。
「タクール・ガーから一番近いところにいて支援可能な航空機はなんだ?」
大日本帝国陸軍の制服を着た厳つい風貌を持つ初老の男性。山岳機動部隊司令官《本田 忠久》中将は今もタクール・ガー山頂にて戦う404分遣隊を支援するために、深夜にもであるにも関わらず精力的に働くオペレーター達にそう問う。
「現在、ガンシップ、コールサイン《スプーキー01》がシャヒコト峡谷地上部隊の支援の為に展開しております」
それは《ノーマッド62》の墜落から始まった不幸のバーゲンセールの中で数少ない幸運であった。このとき、国際連盟軍は奇襲用の部隊が展開する予定の地域の安全を確保するためにシャヒコト峡谷のインド国境地域にイギリス連邦インド陸軍を中核とした地上部隊を送り込んでおり、その支援の為に大日本帝国空軍の誇る空飛ぶ砲兵こと四三式局地制圧用攻撃機(※1)が2機もこの作戦の支援の為にシャヒコト峡谷空域に展開していたのだ。
-
うち1機は燃料の問題で基地に帰投させていたが、それでも1機を支援の為に送り込むことは可能であった。
「よし、スプーキー1に直ぐに無線をつなぎ4040分遣を支援させろ。それと即応待機しているレンジャーを中心として緊急展開部隊を編成し、救援の為にタクール・ガーに送り込め。偵察用の八咫烏もスクランブルさせろ」
「了解」
山岳機動部隊司令部が発したスクランブル命令は即座にバグラム空軍基地で即応体制を取っていた第1レンジャー旅団所属第5レンジャー大隊に届き、同部隊からレンジャー90名、戦術航空管制官(TACP)および空軍戦闘管制官が8名からなる即応部隊が即座に臨時編成される。
また、滑走路からは現場の情報をより詳細に得るために空軍が運用する無人偵察機である六五式無人偵察機改三 八咫烏(※2)が飛びさり、飛行場内にあるヘリコプターの待機場では救援部隊の足となる4機の三二式回転翼輸送機が急ピッチで出撃の準備を整えていた。
「急げ急げ急げ!!」
司令部からのスクランブルを受け、即応待機していたレンジャーの称号を与えらている自動人形達は取るものもとりあえず急ぎ3機の三二式回転翼輸送機に分乗する形で乗り込んでいく。
「隊長、第1小隊全体員の乗り込み終了しました」
ピンク色の髪とハイライトのない目を特徴とし、分隊支援火器を装備する少女(ジドウニンギョウ)は、部隊の指揮をとる黒髪短髪の少女(ジドウニンギョウ)、シロとパイロットにそう報告を上げる。
「OK、管制塔からの離陸許可が降りたらすぐに離陸するわよ」
シロはそう言うと部隊の少女(ジドウニンギョウ)達を席に座らせる。
「それにしても100名近いレンジャーを緊急召集して、出撃させるなんて何があったんでしょうね?」
それは決して長いとは言えない待機時間内でもより多くの情報を集めようとする副官としての性か、それとも憧れの人(ニンギョウ)と少しでも話したいと言う少女の感情かは不明であったが、報告を終えると副官がシロに個人的ないわゆる雑談をかけてきた。
「まだ司令部から情報は降りてきてないわ。ただ、セーラー(水兵)達の作戦行動中に何かの手違いに襲われたらしい」
「・・・と言う事は私達の目的地はシャヒコト峡谷付近ですか」
スクランブルであったがゆえに救援部隊である筈の即応展開部隊にはまだ詳細な情報も作戦も司令部から伝達されておらず、飛行中に伝えられるとされていた。
「 皆さま、今日もレンジャー航空、タクール・ガー行をご利用くださいましてありがとうございます。
この便の機長は私、DP-1000となっております。客室を担当いたしますは皆様の頼れる隊長TD-1811でございます。
まもなく出発いたします。
シートベルトを腰の低い位置でしっかりとお締めください。
タクール・ガーまでの飛行時間は1時間を予定しております。
それでは、ごゆっくりおくつろぎください。」
機長が出撃前に発したジョークで機内は本気なんだがどうだかわからない笑い声に包まれ、三二式回転翼輸送機は100名近い強力な救援部隊を乗せて闇夜の中、タクール・ガーを目指して飛び去っていく。
西暦2008年 グリニッジ標準時11月17日午前0時50分
アフガニスタン・イスラム首長国 パクティア州 シャヒコト峡谷 タクール・ガー山頂付近
「ノーマッド61よりCPへ。現在目標地点14に接近中」
バグラム空軍基地でレンジャーを中心とした救援部隊の出撃準備が行われている最中、山岳機動部隊司令部はこの通信を受け混乱が訪れる。
『コマンドポストよりノーマッド61へ。目標地点14に接近中だと!?』
なんと退却命令を発した筈の《ノーマッド61》がタクール・ガーに設定した予備着陸地点である目標地点14に接近していたのだ。
「イエス。現在本機は109分遣隊の再投入を命じられ目標地点14に接近中です」
『司令部はそんな命令を出していない。一体誰の命令だ!?』
パイロットとCPがやり取りをしているさなか、109分遣隊隊長を務めるフォーがそこに割り込む。
「私が命令しました。」
『何だと?』
「私が分遣隊隊長権限で目標地点14での109分遣隊の再投入を命令しました。仲間を置き去りすることはできません」
『・・・ノーマッド61および109分遣隊には帰投命令が出ているはずだ。命令違反を起こす気か?』
「ノーです。ノーマッド61は私達を投入後帰投しますので命令違反ではありません。そして私達には帰投命令は出てない筈です」
-
確かにそれはそうだった。山岳機動部隊はノーマッド61には作戦中止命令と帰投命令を発していたが、そこに搭乗している109分遣隊には厳密に言えば帰投命令を出してはいなかった。最も、普通は作戦中止命令が出され、搭乗しているヘリコプターに帰投命令が発せられたら搭乗している部隊も帰投するのが当然であるが、彼女らは今も孤立する仲間を救う為に意図的にその点を無視していた。
『ならいます』
「目標30秒前」
ヘリコプターのパイロットが大きな声でそう言うと、フォーは一方的に通信を切り機内電話を元の位置に戻す。
「全員、準備は良い?」
そう言い隊員の顔を見るがその場にいる全員が笑顔で返してくる
「目標1秒前」
「飛ぶわよ」
パイロットの発言とほぼ同時にフォーが叫びながらそう言い、それを合図に109分遣隊の面々は後部ランプから地面にめがけてジャンブする形で降下、雪をクッションとしつつ、受身をうまく取る事で無傷で地上に展開した。
一方で109分遣隊を投入した《ノーマッド61》は直ちに前線補給地点に向かい進路を変更し飛び去っていく。
「全員、損傷はない?」
フォーは着陸するとすぐに全員に損傷の確認をとる。いくら地面が雪で覆われているとは言ってもヘリコプターからのロープなしでのジャンブ降下と言う無茶をやらかしたらのだからその心配は当然だろ
「フォーツー問題なし」
「ワンファイブも問題ないわ」
「ワンシックスも問題ないぞ」
しかし、彼女の心配は無駄に終わる。大日本帝国が特殊作戦用にコストを無視し、技術の粋を集めて産み出したCAD-011A2Sの身体は通常の人間であったら高確率で大怪我を追うような無茶を行っても、何の問題もなく、作戦行動には一切の支障を来さなかった。
「了解。ならこれから404分遣隊の援護を行う為に山頂に向かいます」
幸いなことに山頂から610m程度離れたこの地点には敵は存在せず、109分遣隊はただ漆黒ときみの悪いほどの静寂、生者を拒むような寒気が支配する山脈の頂上を目指して歩きだした。
西暦2008年 グリニッジ標準時11月17日午前1時00分
アフガニスタン・イスラム首長国 パクティア州 シャヒコト峡谷 タクール・ガー山頂
タクール・ガー山頂で行われていたタリバーン・アルカイダ連合軍と404分遣隊の戦いは加速的に404分遣隊に不利な状況へとなっていた。
わずか40分の戦闘で20名を超える戦闘員を殺害または負傷させたものの、404分遣隊側もドアガンナー2が負傷し機関部は無事であるが、戦闘不能追い込まれてしまっていた。
「ナイン、私はドアガンを使用してアルカイダ共に7.62mm弾を食らわしてやるからメディックに協力して負傷兵の手当をお願い!」
《エンハンスド》はそう言うとそれまでガンナー2が使用していたドアガンに張り付き、機銃による制圧射撃を開始する。
「了解」
ナインはそう言うとそれまで後部ランプ付近での戦闘を切り上げ、機内の負傷兵の修復に当たった。
外では岩に身を隠したイレブンが数が少なくなっていた貴重なグレネード弾を使用して機銃陣地を沈黙させる一方で、隊長であるフォーファイブはパンツァーシュレックⅣでヘリコプターを狙っていた戦闘員の頭に5.56mm弾を当てていた。
「殺しても殺してもわきででくるよ」
イレブンはそうグチを言いながら銃だけを岩から出し、銃声のする方向に無差別に銃撃を加えていく。
「まるで命のバーゲンセールね。全く私達と違って死んだらそれで終わりなのに、よくここまで頑張れるわね」
流石の物量にフォーファイブまでもが悪態をついてしまう。しかし、そんな絶望的な状況でも404分遣隊は神に見捨てられてはいなかった。
“それ“は突如空から降ってきた。航空機の発する甲高い音と同時に複数の砲弾の雨が空からタリバンの陣地に降り注いだのだ。
-
そう疑問の声を発するのと同時にそれまでひたすら沈黙を続けていた無線機より、音声が発せられる。
『404分遣隊、聞こえているか? こちらはスプーキー01これより貴隊を支援する』
そう男性の声で無線が入る。この攻撃は司令部からの命令を受け緊急展開したガンシップであるリーパー01からのものであった。
「こちら404分遣隊隊長のフォーファイブよ。助かったわスプーキー01。基地に戻れたら隊全員でたっぷりとお礼をしてあげるわね」
フォーファイブは色っぽい艶声で無線に語りかける。
『それは楽しみだ。ならしっかりと生き延びて貰わなければならないな』
そう豪快に言いながらスプーキー01はアルカイダのタコ壺陣地付近に105ミリ榴弾を、タコ壺陣地外の敵集団には30ミリ弾が空から降り注いだ。
この攻撃のよりアルカイダ・タリバン連合軍はそれまでの攻勢姿勢を維持することができず、守勢に入らざるを得なくなった。対して404分遣隊はこの機会を利用して前線組に対してヘリコプターより弾薬を補給するなどの体制の立て直しに走る為の貴重な時間を得ることになった。
しかし、リーパー01も燃料の問題からおよそ15程しか支援を行う事ができず、1時15分頃から404分遣隊は再びアルカイダ・タリバン連合軍の猛攻を受けることになる。
※1
和製AC-130。航空機としての速度を犠牲として105mm榴弾砲1門と30mm機関砲2門、長時間に渡って火力支援を可能とする大量の弾薬を搭載したバ火力を誇り、敵地上部隊やその支援部隊に対して空から強力かつ精密な砲撃を加える事が可能な機体で、大日本帝国の圧倒的な空軍力と優勢火力ドクトリンを象徴する機体。
現在運用されている機体は対戦車ミサイルや多連装ロケット砲なども装備可能となっており、スタンドオフ攻撃能力も付与されている。
※2
和製リーパー。帝国空軍と中央情報庁が合同で運用している無人偵察攻撃機で、主に敵勢力圏内での長時間の偵察や要人暗殺、無線中継機としてなどで使用される。
-
以上になります。wikiへの転載はOKです。
-
乙。激戦はまだまだ続くな
-
乙です
さてはこりゃブラックホークダウンじゃな?
-
乙でした
オートマタの居る戦場
-
乙でした
すごい激戦だけど一応戦略上は人形部隊のが有利なのね『替えが効くから』
あいては『替えが効かないから』最終的には勝てるという。
しかし味方は見捨てないはいいものですな 救援が間に合いそうでよかったよかった
-
乙です。
もはや人間と見分けがつかん「少女(ジドウニンギョウ)」たち…
-
>>436
>ストロングお爺さん「憲法修正第22条(大統領職を2期以上務めてはいけない)が無ければ即死だった」
…あれ?FFRのビドーさんも酷使無双レベルでは変わらないような。
(1948年のクーデター未遂の後、FFR初代大統領になって1979年でも大統領やってる)
流石に連続ではないと思うけど…
ちなみに1899年生まれだから1979年では「80歳」
-
戦前生まれの有能は酷使される世界なのだ…
是清「こっちにおいでよ…」
-
・・・戦前世代が戦争の混乱を責任持って納めたと考えれば・・・?
-
>>470
史実の多国籍軍の戦闘でも参加人数こそ少ないもののトップクラスで激しい戦闘だったのですから、当世界でも激しい(絶望的な)戦闘がおきることになりました。
>>471
このままレンジャーが山頂に突っ込めば、どこぞのジャガイモ国家から流失した(違法クローンとも言う)対戦車兵器により、バイオハザードとかでもよくある光景が発生する事になります。
>>472
人間とは別の存在である自動人形が初めて投入された戦争、そこで生み出された極めて特殊な戦場で彼女らは何を思い、何をなすのだろうか?
>>473
そう、どれだけ兵士を失っても即時に練度を保った兵士を安定供給することができる日米に対して他の勢力圏はそれができないので先細るしかありません。
ですが、いやだからこそ彼女らは仲間を見捨てはしないのです。例え代わりがいるとはいっても彼女らには“感情“があり、苦難にあえぐ仲間を見捨てる理由にはなり得ないゆえに
>>474
発展しすぎた科学が産み出したもう一つの知的存在。果たして人類に待っている先は彼女らと共存した先にあるさらなる繁栄でしょうか? それとも欧米製SFにあるような人類とアンドロイドの終わらぬ闘争でしょうか?
それはまだ誰にもわかりません。ただ1つ言えるのは彼女らもまた望まれ、祝福され生まれてきたと言う事だけです。
-
>>476
つまり、フランスもアメリカも「超人」たちを生贄にして復活したのか…。
なおビドーさんは100歳の天寿を全うした模様。
-
ふと思ったのですが、史実では憲法修正第22条は戦後1947年に議会を通過し、1951年に成立された法案なわけですが、日蘭世界でもこれって成立しているんですか?
もしかしたら成立せずに死ぬまで大統領をやらされるストロング爺さんの姿があるのでは?
-
モントゴメリー氏を通じてFFRに肩たたきされたせいか夜勤中に女神リシュリュー関連のネタが出て来てたんだけど寝たら忘れてしまった(´・ω・`)
そう言えばフランス国歌って著作権とか大丈夫でしたっけ
-
>>480
どちらかは不明ですね
ただロング大統領が1944年と1972年の二つの選挙で大統領となるのはおそらく間違いないので
1944年と1948年に二期務めていた場合、1972年の選挙で再び出馬すると三期目になってしまいます
その場合、修正22条がそもそも通らなかったか、一度通ったが1972年までに廃止されたかのどちらかだと思われます
ちなみに史実でも22条の修正が行われた後、廃止の提案が度々出ているので
実際に廃止されていても左程おかしくはないです
-
>>481
FFRの皆さん「大丈夫、思い出すまで会いに行くから」
ラ・マルセイユーズなら普通に著作権切れてますよ
-
>>482
つまりエリツィン大統領を挟んだプーチン方式や永年大統領(公正な選挙は毎回やるが毎回選ばれる)と言うルートもありうるわけですか
-
>>484
1972年の選挙は歳を理由に拒否ろうとしたのを
熱烈に推されてやむを得ず出たくらいなので、長期は本人が嫌がるでしょうねぇ……
-
ロングさん「老兵は死ぬことも消え去ることも許されないのか…」
ビドーさん「だが絶望している暇はない。全ては祖国のため……」
-
創作、特に戦争物だと格好いい老政治家を出すのがノルマに成りそう(粉ミカン)
-
老人が死ぬことや消え去ることをが出来るのってそれだけ余裕があるってことですからな。
負けた国にそんな余裕はないのです…
-
日蘭世界の特徴
・ヤンデレ、目のハイライトオフが標準設定
・戦艦天国
・お年寄りが元気()←New
-
消えようにも能力値が衰えていないどころが上がっている疑惑のある
ストロングさんサイドにも問題があるのでは?(難癖)
1972年に再登板してからの四年間でやったことが内戦で荒れた国土の建て直し
バラバラだった旧共産圏をアメリカを盟主とする独立国家共同体として再編
パキスタン独立戦争を画策して見事独立させてCIS入りまでさせるという
-
戦後に成ってからどんどん妖怪が生えて来てますね・・・
-
「この時代に老いぼれを見たら“怪物”と思え」
-
これ、ゲート繋がったら
日蘭世界の住民「トランプもバイデンも80歳にもなってないじゃん。まだまだこれからだよ」
って言われそう……。
>>490
ストロングさん「この老いぼれを追い越せない若者たちの方がよほど問題じゃ!!!」(難癖返し)
-
高齢者候補者の例がビドーやロング、大宰相殿のせいで難易度爆上がりしてますわ・・・
-
>>490
ストロングマジック…
旧米勢力圏の切り分けを考えていたBCやFFRなんて狐に化かされたようにでも思っているのでは。
多分独立したテキサスでも肖像画の類は燃やされずに残っている可能性すらある…
-
ロングは史実だとキングフィッシュ(大型の魚)と言われてたらしいが
日蘭世界だとアメリカが沈み掛けると浮かび上がらせてくる怪魚扱いで
海外だとモビーディックとかリヴァイサンとか言われてそう
-
70年代での三度目の原液中はロングisアメリカとくらいには言われそうですなぁ。
-
日蘭世界線に置けるWW2中のリシュリューの戦歴がwikiに載って無いっぽくて書きようない(´・ω・`)
どっかの話で敵大規模艦隊相手に島津式撤退戦やったとか言う話が有った様な(うろ覚え)
>>483
著作権について有難う御座います。こう言うの確認大事ですよね(´・ω・`)
-
>>498
おそらくグレートブリテン島沖海戦ですね
アメリカから救援で出撃したらしいABCF艦隊の所属かと
-
>>498-499
まだ誰も書いてないからね()>リシュリュー戦記
ちなみに、フランス側の呼称は「第二次ゼーラント沖海戦」です>グレートブリテン島沖海戦
ここでリシュリューはネーデルラント海軍の戦艦戦隊単縦陣を中央突破しとります。
(『戦艦リシュリュー(1980年代大改装後)』参照)
-
>>500
wiki内での日蘭世界本編だとフランスが簡単に爆殺されたりルクセンブルクが干殺し級の隔離政策されてたりするのが目立っていて、
海戦関係で詳しい事は載って無いですからねぇ…
やるとすれば大陸スレ遡るしかないかと思いつつ現在外では豪雪突入の気がガンガンする降雪中なので取りま千年以内にやれたらやろうかと(日本的回答)
後、ヤンデレ→←ヤンデレ=純愛の定理は成り立つと思うのです(突然)
-
リシュリューについては、この間のアメリカ戦艦の要領でフランス戦艦並べる時用に
軽く(予定)戦歴纏めてみているので書き起こしてきますか?
-
もし投下して下さるのならば有難いなぁと……(´・ω・`)
-
>>378
もしかしたら当時のインド政府は日蘭がニューヨーク大空襲の時に核すら一発二発叩き込んでニューヨークの民数十万だか100万だか焼き尽くす気だったとも知らなかったのかな。
そこら辺の機密情報が民衆に解禁されるのが90年代
政府や軍事関係者にしても宗主国には伝えてても、良い方悪いが当時二等国扱いのインド政府には知らされてなかったとか
インド非保守派「日蘭がうちらを核まで使って焼く気なんてまさかーw下手したらうちらの民億単位を纏めて消す気なんて大げさも大げさ。
ニューヨークだって派手に焼いても被害軽減のためにピンポイントねらってたほどだし」
イギリスからするとほんと冗談じゃない事態ですが
日蘭から後に黄泉平坂弾頭すら準備してたと知らされたら、イギリスもインド政府も卒倒してそうですが
改めて日蘭の殺意を知らしめられた事件でしょう。
というか、大和ローマの時も核危機やらかしてましたし、何で戦後になったらインドやらかすのでしょうな
-
>>501
後はリシュリュー最後の開戦ではIF世界線込みなら家のPOW含むイギリス艦隊が暴れて、後期サウスダコダ級の誰かが日蘭のどれかの戦艦と相打ちになったり、結果的にフランス艦隊の撤退援護になったとか位?>海戦情報
他ではナイ氏の本編戦歴と、他の方の戦艦情報纏めだかでの戦歴にも世界線が微妙に違って差異がありますし(後者はナイ氏の世界線より艦隊戦の双方の被害が拡大してた)
日蘭中南米の年表おつ
史実からして中南米は不安定なのははふわっとは知ってましたが、本当にクーデター&暗殺起き過ぎてひっどいですねぇ
どこの戦国時代かな?
ハイチとドミニカで争いが起きても双方蘭帝の領土にだけは決して流れ弾も飛ばないように戦うしかないというと、妙に行儀良い戦争となりそうですな
-
ホワイトベアー氏おつ
今回の争いは確かにブラックホークダウン染みてるなと思いましたw
後に今回の戦いベースで映画化されそうですねぇ。
映画にはドルフロ面子他当人たちを出演させたりしてw
>>489
ロングやビドーが例外的なだけじゃぁ・・・w>・お年寄りが元気()←New
ロングは下手したらアメリカ史上一番偉大な大統領扱いされかねない成果上げてますし。
一番偉大とまでは言われずともワシントンと同等か、次ぐくらいは公然と言われそう。
>>500
双方大戦力過ぎて参加艦艇の想定も大変ですからなぁ
それまでに誰が戦没してたのか、どこまで戦力集結させるかとかも考えるしかないですし
-
インド核危機も日蘭の両国だけではなく、OCUとして警告出しているはずよね?
それなのに核実験強行しようとするとか、インドの非保守派はどれだけイケイケドンドンだったんや・・・
大国がそれだけナメられたら殺すしかないやん
ttps://dotup.org/uploda/dotup.org2389782.jpg
-
OCUが警告出す=それだけ自分らに核開発成功されたら困る=つまり自分らが核を持てばそれだけ国威アップや周辺諸国もなびくだろう
みたいな思考してたんかねぇ
-
インド強硬派はそりゃ各国が手を出すなというレベルの状況ですわなぁ。
多分アメリカやFFRの諜報員とかはインドが崩れる前提で動いていたかもしれませんね。
-
>>503
○ 日蘭世界第二次世界大戦における仏戦艦<リシュリュー>の行動記録(仮)
・ 大戦前半
蘭本土侵攻作戦(オーバーロード作戦)に参加
英仏艦隊が蘭本国艦隊の撃滅を試みた第一次ゼーラント沖海戦において、仏艦隊の一翼を務める
しかし当初の想定に反し、航空攻撃をほぼ無傷で捌き切った蘭本国艦隊の逆襲で試みは失敗
蘭艦隊が英艦隊の追撃を優先した隙に、残存艦と共に退避
当初は最寄りのシェルブールへ退避する予定だったが、
シェルブールでは修理不能な一部の損傷艦を護衛する必要があり、リシュリューはブレストへ
なおシェルブールに予定通りに向かった損傷の少ない艦隊はその後、蘭本国艦隊の
機雷敷設潜水艦によるシェルブール閉塞に巻き込まれて行動不能となり、後々独軍に接収された
その後、フランス本土に蘭独伊が雪崩打ってきて、仏陸軍や米英の大陸派遣軍が
西フランス、南フランスに相次いで撤退(パリは揉めに揉めた後でギリギリ無防備都市宣言)
このうち、サン=マロからチャンネル諸島などの航空戦力の支援を受けつつ
英本土への陸上戦力脱出作戦(ダイナモ作戦)が策定され、実施
しかしそれとは別途にラ=ロシェルからアフリカへの脱出も計画されており、
ブレストの行動可能な仏艦隊はそちらに割かれ、リシュリューも陸上戦力と共にアフリカへ脱出
・ 大戦半ば頃
リシュリューは脱出先であるダカールを根拠地として活動を続ける
この時期、アメリカ本土とイギリス本土、アフリカ、当時四国同盟占領下の
蘭領ギアナ及びカリブ海地域とを結ぶ輸送船団に対して、大洋連合軍が大規模な通商破壊戦を展開
対応策として、四国同盟側では強行突破用の高速船団が頻繁に組まれていた
リシュリュー、及びジャン=バールは南大西洋に残る貴重な高速戦艦であり、専らこの船団護衛に従事
しかし酷使が祟ったのかリシュリューに機関の不具合が生じ、修理に必要となる部品の
輸送を待つために仏領ギアナで暫く待機を命じられる
直後に折悪く、大洋連合軍によるマダガスカル上陸作戦(鉄靴作戦、アイザルシューネン作戦)が発生
不運は続き、部品輸送をしていた輸送船団がマダガスカル上陸とその後の蘭領ケープ上陸を支援すべく、
大洋連合軍が西大西洋で実施した潜水艦部隊による一斉襲撃に巻き込まれてしまい、沈没
後期サウスダコタ級と異なり、リシュリューはフランス規格の部品が多用されていたので
やむを得ずアメリカ本土での特注生産と再輸送待ちを強いられる
その間に蘭領ケープ上陸作戦(麦風作戦、タロウェウインド作戦)も発生
それに絡む第二次ケープ沖海戦で英アフリカ艦隊と仏アフリカ艦隊の高速水上打撃戦力がほぼ壊滅
生き残ったが損傷状態のプリンス=オブ=ウェールズとジャン=バールがギアナに逃れてきたので
ようやく機関修理が完了したリシュリューがアメリカ本土まで護衛し、そのまま再び待機状態となる
・ 大戦後半
蘭領ギアナ上陸作戦(暁作戦、フォールリヒター作戦)などが発生したものの、
敗色濃厚になるに連れて発生した四国同盟の政治的な足並みの乱れや
僚艦ジャン=バールが修復途中であったことでアメリカ本土でのリシュリューの待機は続いた
その後、大洋連合軍による空襲が東海岸にも迫ってきたので
当時相対的に空襲頻度が低下していたカナダのニューファンドランドへの英仏残存艦の退避が決定
なおアフリカでろくに戦えず、一方地球の裏側の支那大陸では大洋連合の方針もあって
わざわざフランス本土から輸送されている真新しいフランス製の装備に身を包んだ
フランス義勇兵を含む国際連盟軍が快進撃を続けているとあって
「俺たちここで何やってんだろ」的な空気が蔓延し、士気はどん底と言っても差し支えない状態に陥る
最終的にグレートブリテン島沖海戦が迫る中、米英加仏による合同救援艦隊ABCF艦隊が編制
リシュリューと修理が完了したジャン=バールは高速水上打撃任務群に配置され、出撃
士気は前述の有様だったが、ジャンスール提督の叱咤もあり、離反やサボタージュは回避されていた
そして迎えたグレートブリテン島沖海戦を戦い、同盟への義理は果たしたと判断したあたりで
最後にせめて蘭帝海軍の鼻を明かしてやると件の中央突破を敢行し、成功
フランス本土近海まで逃げ切った上で残存艦と共に一斉降伏。リシュリューは生き残ったのであった
-
>>506
よし、ならば我らが嶋田さんも80代まで現役で頑張ってもらおう!!w>ロングやビドーが例外的なだけじゃぁ・・・w
ジョージ・ワシントンは合衆国初期には神格化されたそうですから
ストロングさんも「カミ」になってもらおうか?
第二次ゼーラント沖海戦もいつか書かなきゃ……。
-
>>510
乙です。
「第一次」ゼーラント沖海戦はフランス革命戦争時のフランスとネーデルラント海軍の海戦ですね。
(で、フランス海軍の敗北)
-
>>512
そちらはまあ、大戦以前なので第零次ということで……
大戦における第一次、第二次ハワイ沖海戦と
日露戦争直前のハワイ沖海戦との扱いもそんな感じだったと思いますし
-
>>510
乙です
船の調子も船員の士気も絶好調と言えない中でこの活躍は神懸かり的ですねぇ。
>>パリは無防備都市宣言
パリが燃えてない!パリが燃えてないやん!!
これは快挙ですよ!
-
ご安心ください。1948年5月に燃えます(ジョルジュ=ビドーの憂鬱参照)
-
大戦後に燃えてしまったのかぁ…
-
パリ「折角WW2は乗り越えたのにどうして・・・」
-
乙です。海版島津の退き口やって生還とか神聖化の泊付けには十分過ぎますな
>>517
ジャンヌ・ダルクしかりマリー・アントワネットしかりルイ17世しかり、綺麗な物を穢し貶めて喜ぶのはフランス人の生態ですから(偏見)
-
ビドー初代FFR大統領
「パリを犠牲にしてでも、フランスを守りたかったのだよ……」
まあ、「燃えた」といっても反乱軍が占拠したパリ東駅に装甲列車で突入したのが最大ですから
名所旧跡も大半は無事です。
(漆黒世界のようにはなっとらん)
-
漆黒世界のパリは・・・あれ、WW2後に復興とかできるのかな
-
漆黒世界のパリは燃えたというか消えただから……
-
漆黒世界のはパリという名前が歴史上に残るだけじゃないかなって…
-
漆黒世界のパリ?
内乱で燃えて、その後まともに復興されなかったですよ
WW1の最中からずっと疫病も蔓延したので人が住める場所じゃないので…
かろうじてドイツ軍が確保した美術品などはともかくとして、建造物やら何やらは目を覆わんばかりかと…
-
立派な大聖堂とか建築物ももう見る影もなしか・・・悲しい話です
後の占領軍や領土を組み込んだドイツだかイギリスだかからすると、纏めて在庫整理のデイジーカッターやらで吹き飛ばして消毒&更地にしてから再建した方が良いレベルか
-
大戦中においては双方の思惑もあって重火器の使用はなかったのでまだマシでしたね
ただ、そのあとパリを奪還したフランスが結局自前でドンパチやったうえに、その後にフランス全土がフランス革命以来の大騒ぎに突入ですから…
おまけにカルト集団同士の小競り合いやら何やらでパリの転機が晴れ時々銃弾、所により放火みたいな感じで、とどめにセーヌ川が産業革命時のテムズも真っ青な状態…
まともにやる気にさえならんというオチ
-
漆黒世界のフランスは改めて統治する気にもなれんでしょうからなぁ…
-
北米同様根切りして、新たに移民募って再開発した方がマシなんでしょうな
他の大陸世界線でもセクトみたいに結局根切りは難しいのに、こっちはガチで北米・ベルギー・フランスの3か国は根切りしないといけないとか、本当に酷い世界線が生まれてしまいましたなぁ
-
一応アフリカにあるヌーベルフランスは祖国奪還を考えてはいるでしょう
ただ、そもそもヌーベルフランスを維持するだけでも手一杯でありますしね…
そうこうしている間にパリのダメージは致命的を通り越すでしょう
-
いや、確か南米や東欧他にも連中の同類もいた気がするので、根切が必要な国は更に増える?
本当に日英陣営他は負担で白目剥きそうです
-
乙。フランスの意地を通した形での降伏だな
-
世界弾丸根切ツアーを敢行しなければならない漆黒日英…
まあ代わりに同じくらい世界中に味方がいるし多少はね?
-
ヌーベル・フランスの生き残り共を除けば、人類の敵(根切り推奨)か味方しかいませんからね
遠慮せずにデイジーカッターなりMOABが投下できると
-
最終的な犠牲者数は孤立世界に次ぐかな>漆黒世界
人間の闇が酷い世界という意味なら不動のツートップでしょう
というか、孤立世界と漆黒世界を超える世界線が出来たら逆に怖い
-
漆黒世界はそんな世界にするはずじゃなかったんですけどねぇ…いや、マジで…
スレ民の悪意や現実の醜さが噴き出したかのようでしたよ
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板