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どう見ても某本格的飛行機ごっこな機体が実在しロイヤル・ネイビーがそれを運用しているという事実に全員が頭を抱える。名前もそのものだ。
この機体の開発にやはりヤル研が関わっており自国で自由に改良できる某欧州戦闘機の代わりとF-35飛行停止時にも使える戦闘機を欲した為に開発がスタートした。
原型そのものは某本格的飛行機ごっこイゼイラ人がゼルシミュレーション空間で開発、各種試験を終えハイクァーン造成したものである。
神崎島のイゼイラ人航空隊が海自のいずもに載せて試験やってたのを視察に来ていた英国人将校が発見、その性能から実用型を英国と共同開発することとなった。
英国面満載な姿が琴線に触れた訳ではない、多分。
「空母に戦艦、航空主兵論なのか大艦巨砲主義なのか…大艦主兵論で航空巨砲主義か?」
「航空主兵論と大艦巨砲主義、ハッ!?航空戦艦の時代か!!」
「空自に前進翼機なF-3というのもアリちゃあアリか…エリア88的な意味で。」
「皆さん戻ってきて下さい!?」
藤堂、大見、多川らはなんかもう情報がオーバーフローで頭がおかしくなったようだ。
香坂が苦労している。かがの艦長なのに…。
何とか全員が正気に戻るとイギリス海軍全艦が揃っていた。
藤堂、香坂は「見てなかったorz」という状況だったがかがの乗員が記録撮ってたので立ち直った。
『次は東アジアの要石日本、銀河連合日本ことティエルクマスカ銀河共和連合日本国が誇る海上自衛隊の皆様です!!』
「向こうの海自のお出ましか…。」
「国号もこちらと違うとはな…。」
「銀河連合日本…か…。」
聞き慣れた日本という言葉に付いた銀河連合というSFチックな言葉なんとも言えない感覚に襲われる。
そして門とこの世界との境界に再び波紋が生まれ青く輝き出した。
「あちらの海自はどうなってるんでしょうね?」
「さあ?例の異星人が来るまではこちらと対して変わらないようだし。銀河連合に加わったからって海自の編成も急に変わらないんじゃないか?」
「流石にあのリンカーン級のような戦艦は無理でしょう。精々軽空母仕様のいずも型に加えてこちらでもアメリカで建造が計画された打撃巡洋艦くらいが限界では?」
「まさか征途くらいだったりとか。柏木なら歓喜しそうだ。」
再び水に石を投げ込むように門の表面が弾け空間自体が震えるかのような振動と音が響き渡る。
そこに存在したのは巡洋艦ではない寧ろ巡洋戦艦とでも言うべきサイズの艦と日本人に馴染み深い戦艦といえばこうと指す軍艦の似姿。
装甲巡洋艦、巡洋戦艦よりの伝統たる山の名、日ノ本の象徴の名を冠する艦とかの大戦艦と同じ豊葦原の雅称を担う艦。
「なっ!?」
「冗談じゃねえぞおい…。」
「大見、君の冗談が一番近かったようだぞ。」
『本日の海自は本気を見せて下さいました!六四艦隊計画によって建造された14インチ砲搭載のふじ型打撃護衛艦『ふじ』、
18インチ三連装砲三基搭載の大和型の改良型ともいえるやしま型試験艦『やしま』が参加しています!』
「…嘘だろ…おい…。六四艦隊計画、つまり向こうの海自にはあのふじ型が六隻、やしま型が四隻もあんのかよ…。」
かがの乗員全員が平行世界の海上自衛隊の艦、『ふじ』と『やしま』を見て呆然とする。
自分らと比べてそう変わりないだろうと思っていたら比較にならない程の戦力を保持していたのだから当たり前だろう。
それだけではない、戦艦がかつての大艦巨砲主義の時代だけでなく、航空主兵論全盛期が続き、無人機、無人艦の時代を迎えると言われる現代でにあってさえ、
核兵器にすら比例しうる戦略兵器であると実感させる護衛艦『ふじ』と試験艦『やしま』の放つ存在感、それがかが乗員の精神を揺さぶっているのだ。
それはあらゆる悪しきものより全てを守る装甲と全ての悪鬼を焼き尽くす大砲が持ちうる辟邪の力への憧憬。
戦艦無き世界り、戦艦の神通力を失わせてしまった世界、そんな世界ですら彼女達への戦艦への信仰は失われてはいない。
『ふじ』と『やしま』を見る香坂達はぼんやりとそんな事を考えていた。
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