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日本大陸を考察・ネタスレ その153

1名無しさん:2019/08/02(金) 15:09:48 HOST:KD182251115244.au-net.ne.jp
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。

投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。


【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
 気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
 すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

2名無しさん:2019/08/02(金) 15:19:55 HOST:KD182251115244.au-net.ne.jp
4――【クロスについて】
・此方で投稿可能なクロス作品は基本商業作品とのクロスを基本としており大陸の別の世界線同士や提督たち憂鬱との作品は本スレにお願いします。
・架空戦記に関しては商業作品とのクロスの場合は此方に成ります。
・ゲートネタに関してはそのゲート自体に何らかの原作関連(ゲート自衛隊のゲートやスーパーロボット大戦のクロスゲート等)で無い限りは本スレでの投稿をお願いします。
 又、ゲートが繋がった先が上記同様何らかの版権作品の場合は此方に成ります。
・日本大陸ネタ同士のクロス及び他作品の兵器を採用するなど、多少のネタを借りる程度の物は含まないものとします。

5――【混乱防止のために】
・混乱を避けるため真面目な想定ではなくネタとして発議する際には「【ネタ】」印を添付する。
・歌詞に関してはearth氏に迷惑を掛ける可能性が有る為、替え歌等関係なく記載しない様にお願いします。
・また、に追記する事項についてもよく目を通し、注意を払いましょう

6――【書き込みをする前に】
※この項目は仮の注意事項ですが、文言に目を通し、理解したうえで掲示板で語り合いましょう。
※必要に応じて修正等を加えていくことでより良い掲示板としましょう。

・既に固まっている作品の設定にはよく目を通し、分からなければ質問しましょう。
・作品の根幹設定や事象の前提条件や背景を議論するのは自由ですが、無闇に否定したり、作者や作品を攻撃するのはやめましょう。
・作品についての裁量権はその作品の作者にあります。採用しない、却下とされた場合には潔く諦めましょう。
・作者の意見を無視したり、自他問わず意見の採用を強要するのはマナー違反でNGです。
・作者の方々も、採用できない、受け入れられない意見についてはしっかりと拒否を示しましょう。


――【過去スレ】――
前スレ:日本大陸を考察・ネタスレ その152
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1560339103/

日本大陸を考察・ネタスレ その151
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1556723316/
日本大陸を考察・ネタスレ その150
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1551629818/
日本大陸を考察・ネタスレ その149
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1545401461/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その100
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1486648659/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1429444031/

・日本大陸×創作物クロスネタスレ
最新スレ:日本大陸クロススレ その68
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1564479617/
( 中 略 )
日本大陸クロススレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1507471275/

・全ての始まり
ネタの書き込み25(>>204から日本大陸ネタがスタート。
>>763より独立スレ開設を宣言)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1356692784/

3クー&ミー:2019/08/03(土) 12:26:50 HOST:sp49-96-21-14.mse.spmode.ne.jp
改めて建て乙です。

4ハニワ一号:2019/08/03(土) 13:07:16 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
スレ立て乙です。
前スレで日墨世界の英国は大和型相当の艦を作るみたいだが軍縮会議の規制がないから史実のネルソン級などの条約型戦艦が消滅して英国版大和型相当の戦艦が建造される形になるのかな。

5ham ◆sneo5SWWRw:2019/08/03(土) 13:27:47 HOST:sp1-72-4-164.msc.spmode.ne.jp
立て乙です。

6透過の人:2019/08/03(土) 13:46:39 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
立て乙です。
>>4
インコンパラブルがネルソンみたいな配置だと考えてます。
キングエドワード8世級は、
キングエドワード8世
デュークオブヨーク
ネルソン
ビーティー
の予定ですがネルソン以降はキャンセルかも

7ホワイトベアー:2019/08/03(土) 16:43:11 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第33話

世界大戦の終結と国際連盟の創設でようやく平和になると思われた世界情勢であったが、そうはならなかった。

1917年から始まったロシア内戦はいまだに収まるところを知らず、それどころか欧州方面ではボルシェビキ政権恐れる欧州列強が反革命勢力への本格的な支援を開始し、より一層酷くなっていった。

極東地域でも、1918年からボルシェビキ勢力の影響力拡大阻止と更なる権益拡大を目指す日米が朝鮮連邦や満州連邦を巻き込んで、ニコライ2世からの要請のもとシベリア出兵を実行。ロシア帝国陸軍と共同で少数ながら遊撃戦を実行していたパルチザン討伐を実施。その後も1922年にソビエト政府と帝政政府の間で休戦協定が結ばれるまで規模は削減しつつであるが極東ロシアに駐留を続けた。

日米の武力や援助などの支援を受けていた帝政政府は大した混乱もなく、また、住民に不当な苦労をかけることもなく極東ロシアを統治する事に成功しており、ソビエトはその影響力を拡大させる事に困難していた。そして、ポーランド・ソビエト戦争でまだ出来て10年も経っていない新興国に敗北したソ連は、国内の建て直しの為に、極東での負担を軽くさせるのを目的として帝政政府に休戦を打診する。これにいくら日米の支援があると言っても極東地域のみで100万近くの大軍をいつまでも維持し続けるのは負担が大きすぎると考えた帝政政府も受け入れ、1922年8月にレーニンの死後、彼の後継者となったスターリン率いるボルシェビキ政権と帝政政府は休戦協定を締結、ロシアの分断がここに固定化されることになる。

その後、ボルシェビキ政権は同月にソビエト社会主義共和国連邦の樹立を宣言、連合国との関係改善に努めていった。しかし、連合国内の共産主義国への不信感は極めて高く、なかなか成果がでないこともあって、彼らはドイツ帝国との接近を開始する。ソ連から見たらドイツ帝国も撃ち破るべき忌まわしきブルジョワジー達が支配する帝国主義国家であったが、背に腹を変えることができなかったのである。ドイツもこの時の一番の仮想敵国がポーランドであった事からこの打診を前向きに考え、賠償の相互放棄や軍事に関する極秘裏交流など定めたラッパオ条約を同年に締結し、相互の軍事交流を開始していった。

欧州でドイツとソ連が接近していく一方、アジア太平洋地域ではロシア革命によって蔓延した《民族自決》と言う考えが各国の植民地に浸透、独立運動が劇的に増えていっていた。特に激しい運動がおきたのが、インド、インドネシア、インドシナ、フィリピン、そしてハワイであった。

さらにインドこそ非暴力運動であったが、その他の地域では過激な暴力的独立運動が発生、最も大きい暴動がおきたハワイでは、ホノルルが一時的に暴徒に占領され、ハワイ防衛の任をおっていた第24歩兵師団が暴徒鎮圧の為に投入されるほどにまでなった。また、その他の地域でも、こうした暴動は宗主国のなりふりかまわない鎮圧によって次第に沈静化していった。

しかし、こういった植民地での暴動によって植民地を持つ国は足場を固める必要に迫られ、その目は国内、勢力圏内に集中してしまう。唯一幻夢会の知識がある大日本帝国はラッパオ条約の軍事密約に気づくことができたが、世論の関係やパリ講話会議からのイギリスやフランスと微妙な関係もあってソ連とドイツの接近に何ら有効な手を打てなかった。

8ホワイトベアー:2019/08/03(土) 16:45:41 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
時は少し遡り、1919年、日本で電波法、放送法、電波監理委員会設置法の電波3法が施行され、世界初のテレビ放送に関わる電波オークションが開催された。この電波オークションでは日本テレビを始めとした6社がオークションで電波を利用する権利を落札、同年11月には三菱電気製作から初の民生用テレビが販売開始、大戦による好景気やテレビの値段の安さもあって日本国内で跳ぶように売れていき、販売開始からわずか3年で一般大衆に普及し始める

そして、テレビは満州連邦や朝鮮連邦、アメリカ合衆国等にも輸出が開始され、次々とテレビ放送が開始されていった。当然、テレビ放送を行うためには受信機のみならず発信器が必要であるのは自明の理であり、これ等の機材も日本が輸出しているものが使われる。そして、輸出の承認には日本政府の承認が必要であったため、自ずとこれ等の国のテレビ局には大なり小なり日本の影響力が浸透したため、電波インフラに大きく影響力を残すことに成功、日本はテレビと言う新たなる宣伝方法で太平洋地域のみであるが主導権を握っていった。

無論、こういった状況に危機感を抱き、独自の電波インフラを整えるべきだと唱える政治家もいるにはいたが、独自にインフラを1から築く予算に尻込みをする政治家も多くおり、結果として日本の電波インフラに乗っかる事となった。

電波以外にはこの頃から第一次世界大戦で日米軍が運用していた輸送機が民間に払い下げられ、太平洋、大西洋を問わずに航空旅客輸送が一気に増大していく。特に倉崎が世に送り出したKSC-17(世界初の与圧構造搭載4発長距離旅客機)は与圧システムなど日本の最新技術を導入した事もあって、日本や同盟国であるアメリカの企業のみだったが販売され、日米の市場で大きなシェアを握るロシア帝国やオスマン帝国などの同盟国や友好国向けに1世代前の機体であったが、飛行性能と輸送力・経済性を高い水準でバランスさせたKSC-12(2発旅客機)の販売も開始されており、世界市場で大きなシェアを握った。

無論、アメリカ企業も負けてはいない。国内、南米向けの旅客機として三菱と技術提携をしているボーイング社が与圧構造を搭載した2発の中型旅客機であるボーイング240の販売を開始する。この機体は国内線をメインとしており、KSCシリーズ程の足は必要ないのだが、与圧構造搭載の機体が欲しいと考えていた企業の要求とマッチしていた事もあって、日本やアメリカの企業からの発注が相次ぎ、それまで日本で開発された機体のライセンス生産しかおこなって来なかったアメリカの技術力の高さを改めて証明する。

こうした航空旅客輸送の発展や、戦前のタイタニック号沈没と言う大事件もあって1920年代には豪華客船が大きなシェアを占めていた大西洋横断航路や、同じく客船が大きなシェアを占めていた太平洋横断航路は衰退に追い込まれていき、こうした面でも新しい時代に移っていった。

9ホワイトベアー:2019/08/03(土) 16:46:14 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。wikiへの転載OKです。

10New:2019/08/03(土) 17:58:43 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。ボーイングやダグラスとの仁義なき航空競争が起きそうだな

11透過の人:2019/08/03(土) 19:35:19 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
乙です。やはり世界は混沌としていますね。
大西洋横断飛行どころか定期航路か…

12トゥ!ヘァ!スマホ:2019/08/03(土) 20:04:03 HOST:sp49-98-157-214.msd.spmode.ne.jp
乙です

ロシア内戦は帝国と赤派の間では一応決着しましたね。

史実と同じくこの後は独ソ蜜月ですか。

13ハニワ一号:2019/08/03(土) 22:25:55 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
電波インフラは日本の電波インフラが世界標準になりそうですね。

14透過の人:2019/08/04(日) 00:00:11 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート
1932年2月2日、スイスのジュネーブで世界初の国際軍縮会議が始まった。
この会議は陸海空すべての軍縮と制限を目的とするとされていたが、実質、日墨を標的としたものだった。
その背景には列強諸国の日墨への警戒心があったのだが、実際に会議が始まると列強諸国同士の連帯など直ぐに崩壊してしまう。

まず、問題になったのは先年のサンパウロ沖での航空機による戦艦撃沈だった。
航空機及び航空母艦の規制を訴えるイギリスに対し、戦艦で圧倒的な差をつけられている米独は逆に戦艦の規制を主張。
また、陸ではイギリスが戦車の性能制限を訴えたのに対し、本来敵であるはずの仏独露ドナウテュルクが揃って反発し、
これまた逆に携帯対戦車火器の禁止を訴えるとイギリスとアメリカが反対した。
さらに空軍の保有機材である陸上航空機の規制案に関しては各国が独自案を用意して会議を混乱させた。
この状況に自分達の一方的な断罪を目的としている思っていた日墨が困惑している内に、会議は何の成果もなく閉幕してしまった。

会議の後、世界では航空主兵論に基づく航空母艦や航空隊の整備が急ピッチで進められる事になる。
イギリスでは未成戦艦の空母改装を、フランスやドイツでは初めての空母建造を、
久々に共和党が政権を奪回した(注)アメリカでも空軍の設立が行われるなどした。
一方、日墨領シベリアでは翌年の1933年、地震の計測が相ついだ。
それは、史実ではまだ発見すらされていなかった核分裂反応を利用した兵器が誕生した瞬間だった。

注 1932年の大統領選挙において4選を狙ったマカドゥーはブラジル内戦でのルイス大統領側の敗北もあり共和党のフランク・ローデンに敗れる。
この選挙では世界初の偉業成し遂げたミッチェルが強力に共和党を後押しした。この見返りとしてミッチェルは新設された空軍長官の地位を得た。
続く36年の選挙でも共和党のフーヴァーが勝利したが、米海軍にとってはこうした共和党政権期は冬の時代だった。

15透過の人:2019/08/04(日) 00:01:24 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
短いですが、投下終了です。

16名無しさん:2019/08/04(日) 00:13:51 HOST:101-141-121-1f1.osk3.eonet.ne.jp
乙です
色々突っつかれるんだろうなと出席したら途中から自分達(日墨)置いてかれて議論白熱して軍縮会議流れるとか想定してませんわな

17トゥ!ヘァ!:2019/08/04(日) 01:11:29 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

会議が踊れど、されぞ進まずを地で逝ってましたね…

ていうかそれでいいのか各国列強w

18ハニワ一号:2019/08/04(日) 05:54:48 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
日墨を標的とする本来の目的を忘れて列強同士で対立した挙句に軍縮会議は流れたりとぐたぐたですなあ。
そして1933年で核兵器が実用化ですか。

19名無しさん:2019/08/04(日) 09:28:11 HOST:67.19.30.125.dy.iij4u.or.jp
乙です。
欧米相争い余力を持って日墨と争うですなあw

20New:2019/08/04(日) 10:56:24 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。内輪もめの余力で日墨に対処しようとしたら余力がなかったというオチw

21ham ◆sneo5SWWRw:2019/08/04(日) 11:41:10 HOST:sp1-72-4-179.msc.spmode.ne.jp
乙です。
ヨーロッパは平常運転だなw

22ホワイトベアー:2019/08/04(日) 12:06:41 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
乙です。

相変わらずの欧州の平常運転に驚きです。

>>10
時代が進めばそうなっていくでしょうが、当面の間はダグラスとボーイングを使った日系企業の代理競争がおきると考えています。

>>11
それは実用的な長距離旅客機が大量に市場に流れましたからね。欧州では一時期は飛行船が航空旅客輸送の主力になりましたが、格安の旅客機のせいで姿を消していきました。

>>12
双方ともに内政を優先したいと考えていましたから、一時的な休戦は結べました。

独ソ蜜月
こちらも国際連盟の監視の目を逃れて再軍備の準備をしたいドイツと、ドイツの軍事技術が欲しいソ連といった感じでお互いの利になりますからね。

>>13
今後の世界情勢いかんでは欧州の勢力圏は難しいかと思いますが、太平洋地域の標準にはなりますね。

23クー&ミー:2019/08/04(日) 12:26:33 HOST:sp49-98-73-176.mse.spmode.ne.jp
乙です。
欧米のグダグダ感が素晴らしいですね(苦笑)
まぁ、海軍国家と陸軍国家の考えの違いは大きいよね。

そして、日墨は核兵器を獲得…と。
メキシコと同君連合をやっているから衝号は使えないものの、やっぱり切り札としては大きいですね。

ミッチェルは生存中に念願の空軍創設に辿り着けましたか。
空軍創設の嬉しさから気力が充実して史実より数年長生きしそうだ(笑)
(史実では1936年に没)


>>18
なお、孤立世界は1925年1月1日に神の火を手に入れている模様。

24透過の人:2019/08/04(日) 14:07:33 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>16
多分日墨側も呆れかえってるかも…むしろ後半は煽ってたりしてw
>>17
日墨以外の国は、日墨の兵器は規制したいけど自分のところは規制されたく無い。どうしてもと言うなら他所がうちに合わせろって感じですから
>>18
他国も一応史実より早く研究を開始するはずです>核兵器
>>19
日墨のヤバさは知っていても、引きこもりがちなので、どうしても国境を接した隣国の方に目がいってしまうという
>>20
これから世界大戦もありますしね。
>>21>>22
まあ、いつも通りともいいますね。
>>23
史実より世界の技術進歩が早い分抑止力として必要ですからね。

ミッチェルが長生きした分だけ米海軍の悪夢が伸びるわけですが

25透過の人:2019/08/04(日) 14:13:02 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
そういえば、フーヴァーを大統領にしちゃったけど、
クーリッジ政権の商務長官という実績なくて大統領になれるんだろうか

26名無しさん:2019/08/04(日) 19:16:03 HOST:i210-164-167-230.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>23
メキシコ領内からB-29クラスの機体を飛ばせば首都はおろか国土の半分以上が爆撃圏に入る
この世界のアメリカが核兵器の存在とその詳細を知ったら発狂するだろうなぁ

27クー&ミー:2019/08/04(日) 20:03:54 HOST:sp49-96-20-16.mse.spmode.ne.jp
ミッチェル「ドイツと協力してジェット戦闘機の早期開発を…!」

28クー&ミー:2019/08/04(日) 22:17:24 HOST:sp49-96-20-16.mse.spmode.ne.jp
米海軍の悪夢かぁ…

取り敢えず、ミッチェルは海軍基地航空隊の吸収を狙いそう。
空軍が出来たことで、艦載機部隊の吸収は出来なくても…そこは妥協可能範囲かな?

最も、史実におけるミッチェルの思想は戦艦無用論を越えて海軍無用論に近い面が有るから、今後の海軍予算獲得は大変だ。
となると、空母or航空巡洋艦はともかく戦艦の建造は…。


そして、恐らく空軍に航空隊を持っていかれた陸軍は機甲部隊やロケラン部隊の編成、歩兵用対戦車兵器(バズーカ)の強化、対空車両開発等に集中か。

29クー&ミー:2019/08/04(日) 22:24:25 HOST:sp49-96-20-16.mse.spmode.ne.jp
そう言えば、日墨世界のフランクリンってどうなっているのだろうか?

30クー&ミー:2019/08/04(日) 22:36:54 HOST:sp49-96-20-16.mse.spmode.ne.jp
アメリカ版提督の決断における有名になりそうなセリフ

ミッチェル「空軍としては海軍の提案に反対である。」

31名無しさん:2019/08/05(月) 00:04:32 HOST:i210-164-164-129.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>28
以前に透過の人氏が日墨世界の米空軍は史実と違って本土防空と近接航空支援が主任務の戦術空軍だと言ってたから米陸軍はそれほど問題視していないかと
逆に米海軍は基地航空隊だけならまだしも予算圧縮の美名の元に艦上航空隊まで統合されようものなら史実英海軍の悪夢を体験するハメになりますな

32クー&ミー:2019/08/05(月) 00:16:17 HOST:sp49-96-20-16.mse.spmode.ne.jp
問題視していないからこそ、陸軍は陸戦兵器+対空車両の用意に集中出来ますからねぇ。
共和党政権での予算の取り合いでは陸空軍VS海軍となりそうです。

艦載機部隊も持っていかれたら史実ドイツ海軍みたいな事も起きそうだ。

33透過の人:2019/08/05(月) 11:04:33 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>28
史実だと沿岸防衛用に『陸軍』が空母を保有すべきとか言ってましたからね。ミッチェルさんは
日墨米海軍が空母ではなく航空巡洋艦なのも巡洋艦戦力の劣勢という背景もありますが、空軍に取られたく無い。という理由もあります。
>>29
FDRでしたら、『あの』ルーズベルトの一族という悪評を覆すために奮闘し、
ブライアンの影響力を削ごうと思っていたウィルソンの後ろ盾もあって何とか史実通り海軍次官になりますが、
スキャンダルに巻き込まれてトカゲの尻尾切のように政界を追放されてしまいました。
>>30
そこまで生きてるかなぁ?
>>31、>> 32
統合されるのは基地航空隊までですが、ミッチェル存命時は機材の統合なんかも推進しようとします。

その流れで双発艦載機ができると考えたのですが、実用性低いですかね?

34名無しさん:2019/08/05(月) 11:18:31 HOST:KD182251109224.au-net.ne.jp
用途によると思う
双発機である必要性があるならそうした方が良いし、単発機で足りるなら無理に双発にする必要は無い

例として滞空時間と機材が大重量かつ高い発電能力を求められそうな早期警戒機や
核爆弾が軽量化できてない時期の艦載核攻撃機は双発も致し方ないと思う

35クー&ミー:2019/08/05(月) 12:49:57 HOST:sp49-104-45-159.msf.spmode.ne.jp
まぁ、憂鬱ヒトラーがパーキンソン病にならず健康を保っていましたし、ミッチェルも10年程度長生きする可能性もワンチャン。
ちなみに、ミッチェルは10年長生きしても未だ66歳ですね。

36名無しさん:2019/08/05(月) 14:33:30 HOST:p3852243-ipngn21101marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
ヒトラーの健康って結局なんだったんだろうね
夢幻会はドイツサイドの転生者を疑っていたけど
例え敗北が無くてもドイツの現状は厳しかったし、結局終始日本の後塵を舐めさせられたからストレスと心労は凄まじいだろうな

37ホワイトベアー:2019/08/05(月) 14:44:09 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第34話

世界大戦終結後、日本は大幅に変化した国際情勢の変化から、国家戦略の変更とそれに伴う軍事戦略の改訂に迫られた。

元来、日本はロシア帝国とイギリスの二国を仮想敵国として軍備を整えており、これは満州戦争後も変わらなかった。

 しかし、大戦により状況は一変、仮想敵国の1つであるロシアは先の大戦によって2つに分裂、極東におけるロシアの驚異はそのまま日本の盾となった。これにより日本は長年苦しめられたロシアの脅威は大きく減少し、イギリスとはパリ講和会議で関係が再びギクシャクしはじめていたが、それでも(表向きだが)関係が改善し、外交上表だって仮想敵とすることが難しくなったのである。

 日本海軍は潜在的にイギリスとフランスと言う仮想敵国が存在しており、日米同盟やスエズ運河の防衛と言う観点から平時より太平洋の他に地中海や大西洋に艦隊を張り付けておかなければならないため大規模な軍縮こそ避けられたが、大陸勢力の驚異の減少やドイツの軍備崩壊と言う事態により仮想敵国が消滅した陸軍はそうはいかず、軍備の縮小が決定される。

当然と言うべきか、陸軍内に反発が見られた。理由はどうあれ、軍備の縮小は自らのポストの減少に直結するからだ。また、陸軍内ではそれまでの政府の仕打ちや海軍ばかり優遇されていることか、政府に反発心を持っている者もおり、それまで胸の内に溜め込んでいたものが噴き出したようにこうした反発が増大していった。

幸い、彼らが実力(倒閣運動の実施や政府高官の暗殺、クーデターの実施など)を実施して軍縮を撤回させるべく動いたことはなかったが、陸軍の政府への反発が政権交代を狙う野党連合(犬養毅を党首とした立憲国民党が中核)に利用され、軍備縮小は日本国内で政治問題にまで発展してしまった。だが、大戦の終結によって国民の多くは平和への配当を求めており、この陸軍(と野党)の行動は大戦で上がっていた陸軍の名声を下げることになった。国民の生活より自らの利益の為、組織の事を重視したと捉えられたからだ。

最終的に陸軍は軍縮を撤回させる事はできず、むしろ逆に高級将校の何人かが予備役や退役を余儀なくされ、陸軍出身の政治家や親陸軍派であった政治家達も幾人かが現役から遠くという結果に終わった。

また、この事件によって度重なる陸軍の不祥事に我慢の限界がきた政府は軍のさらなる統合化や組織の効率化の為に国防総省が創設され、陸海軍省の権限を大きく制限する法案が可決されてしまう。

38ホワイトベアー:2019/08/05(月) 14:44:45 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
そして、陸軍であるが、彼らは引き続きロシア(この場合はソ連のこと)を仮想敵国とする事が決まるが、これでは録な予算がでないことは目に見えていた。何しろソ連と日本の間にはロシア帝国、満州連邦、朝鮮連邦と三つの防波堤があり、さらにロシア帝国とソ連の国境はその厳しい環境から守るに易く攻めるに難い土地であったからだ。

しかし、大陸に事実上の属国を持つ日本が陸軍を軽視するわけにいかないことは政府も十分に理解していた。そのため、軍縮も当初こそ大戦時に新設された師団と常備師団・旅団の半分の解散と、常設を許された師団・旅団の1/3のスケルトン化と言う非常に大規模なものの予定であったが、大戦時に新設された師団の解散と平時戦力の1/3の削減と言う内容に押さえられ、さらに、平時戦力の削減では将校の削減は行われず、戦時には徴兵を行うことで即座に規模を拡大させれるようにするなど慎重に軍縮は行われた。

とは言っても、仮想敵国の消滅や世界的な軍縮の流れ、さらに東京大震災の復興に予算を取られることになり、一〇式戦車(M4A3E8)の後継戦車として内定していた二一式中戦車(史実M48)の配備数が大幅に削減され、本来なら一二式軽戦車(M24)の後継車両として開発された二三式軽戦車(M41)が事実上の陸軍主力戦車として当面は運用されることになってしまった。

とは言っても、この二一式中戦車の配備数削減は後に三二式式中戦車の大量配備と言う事に繋がり、結果として陸軍に利をもたらすことになっていく。また、航空機の面でも、陸軍航空隊が開発していた新型軽爆撃機の開発が凍結されるなど世間から注目を浴びるようなものは次々と削除されるか凍結されていく。だが、国民の注目を浴びない様なものは次々と新しいモノに変えられていった。

例えば主力小銃。それまではエンブロック・クリップ装弾方式を採用した六式半自動小銃を採用していたが、これの後継銃として、騎兵銃、短機関銃、自動小銃を統合した性格を持つ全く新しい銃である二三式自動小銃(※1)が採用され、大々的に配備される事になった。

余談であるが、二三式自動小銃のコンペでは株式会社 カモミール(※2)と言う会社から和製AK-47と言うべき試作二〇式自動小銃が対抗馬として出されたが、採用されず、後にアメリカ軍の主力小銃として採用される事になっていく。

また、各国が戦車の配備を始めた事によって歩兵用の対戦車兵器の配備の必要性の増していた。そのため、和製カールグスタフとも言うべき84mm無反動砲の配備も開始されており、さらに従来はコマンド部隊のみに配備されていた迷彩服が陸軍および海兵隊全体に配備されるなど、歩兵装備は最新のモノに置き換えられていった。

一方で、陸軍の流れ弾で権限を縮小させられた海軍はこれ以上の権限縮小を避けるべく、政府で海軍の軍縮案が考えられるより前に主力艦の更新艦建造凍結と旧式艦の大規模な退役を決定するなど、国民や政府に軍縮に取り組んでいるとのポーズを見せ始める。

39ホワイトベアー:2019/08/05(月) 14:45:30 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
それでも世論の一部や大蔵省からは海軍も陸軍並みに軍縮をするべきではないかと言う声も聞こえてきたが、しかし、海防こそが日本の国防の基本と言うことを、政府が十分にりかいしていたことや、第一次世界大戦での無制限海上封鎖等に関する報道と合わさり、海軍の大規模な縮小に反対する世論が体勢を占めるようになっており、大蔵省はこれ以上の海軍の規模縮小を言い出せなくさせる事に成功はした。

しかし、この世論は海軍にも牙を向き、海軍は当面の間は高価で数を揃えにくい艦隊型駆逐艦では無く、安価で数を揃え易い航路防衛用の護衛駆逐艦や巡防艦(フリゲート)、海防艦(コルベット)の建造を優先せざるを得なくなってしまった(当時の海軍は第一次世界大戦終結前に完遂させた八八八八艦隊計画で甲型駆逐艦や乙型護衛駆逐艦等の大型駆逐艦を多数就役させていた為、海軍内では大した問題として扱われなかったと言う説もある)。

大蔵省はこれら護衛艦艇の建造も中止させることを海軍に求めたが、技術の継承や雇用、さらに世論の事もありこの要求は認められなかった。その代わり、就役と同時に保有している艦艇の予備役化させる事を海軍が認め、海軍の規模拡大を防いだ。

日本の同盟国たるアメリカ合衆国でも軍備の縮小は行われていた。

第一次世界大戦終結時のアメリカ陸軍は総兵力500万人を抱える大組織であったが、その大半は徴兵によって集められた将兵であった。その為、戦後に動員を解くと陸軍には機甲師団3個と歩兵師団(山岳・空挺・海兵師団込み)24個と言う小規模な兵員しか残らなかった。

 一方の海軍は第一次世界大戦前のドイツ帝国との建艦競争や日本の八八八八艦隊計画に対抗するために計画したダイニエル・プラン(※3)で建造した新造艦を多数抱えており、水上打撃戦力に限れば日本に匹敵するレベルの戦力を有していた。

 しかし、それは当時の世界レベルで見れば過剰とも言える装備であり、海軍と一部の政治家を除いた世論はこの軍備の縮小を求める方向に流れつつあった。これに対してアメリカ海軍は日本の戦力を引き合いに何とかダイニエル・プランで建造した艦艇の維持に成功する(流石に建造から真新しすぎて予備役化ははばかられた)が、建造に着手していない艦艇の建造計画が凍結され、さらにダイニエル・プラン前の艦艇を退役か予備役にされた。

 日米両国が国内の政治的・経済的事情から自主的に軍縮に取りかかっているなかで、イギリスは第一次世界大戦の傷が癒える前に海軍の拡大を計画せざるを得なくなった。

後世で良く批判されるこの海軍軍拡であるが、当時の観点から見ればこれは仕方の無いことであった。

当時の日米は八八八八艦隊計画とダニエル・プランで複数の16int砲搭載戦艦を有しているのに、王立海軍は1隻も有していなかったのである。当時の戦艦は戦略兵器であり、これは海洋国家であるイギリスの国家戦略的には非常に不味い状況であった。

 そこでイギリス海軍は大戦末期に建造を始めた為、殆ど手付かずであったアドミラル級巡洋戦艦を、主砲を16int砲に対応させれるように再設計を実施した上で4隻建造する事と、フィッシャー提督の失脚により白紙となっていたインコンパラブルの建造計画の再開を決定する。

しかし、経済の再建もこなさなければ為らないイギリスは上記の計画以上の軍拡は不可能であった。しかしそこは諦めの悪いイギリスである。彼らは持ち前の外交力や情報能力を駆使して、日米の海軍力を驚異と考える他の欧州諸国を巻き込んで国際的な軍縮会議を開催する事を考えた。

この考えは日米双方の財務関係者にとっても渡りに船であり、積極的に協力したため、上手く運ぶことが出来た。

当時の日米両国の海軍は軍縮を行っているとは言っても、両国の財務官僚達に取ってはやや度が過ぎていると考えるには十分な規模であり、彼らは金食い虫の海軍の規模をさらに縮小したいと考えていた。しかし、日本では海軍が世論を味方に付け大蔵省が望む程の規模の縮小ができず、アメリカでは日本と同じ規模を保つ為にこちらも財務官僚が望む程の規模の縮小が出来なかった。そんな中で英国のこの動きは渡りに船であり、手柄を立てたい外交官僚と協力してこの会議に参加する用に政府を説得した。

 会議の会場はアメリカ合衆国の首都ワシントンD.Cに決まった。これはイギリスが他の列強に参加を促すためにアメリカに要請したと公式には言われているが、実際にはアメリカ合衆国をホスト国にする事で軍縮会議の妥協なき終幕を防ぐ為であった。

40ホワイトベアー:2019/08/05(月) 14:46:03 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
そうして1922年にワシントンで軍縮会議が開かれることになった。この軍縮会議は海軍の軍縮に関する会議であり、イタリアやフランス、ロシア帝国なども招待されたが、必然的に世界有数の海軍大国である日米英の三国を中心とした話し合いになった。

この交渉は初期の内に弩級戦艦以前の一斉処分とその代艦建造を控えることが早々に決定したが、その後の超弩級戦艦の話になると一気に話が対立した。まず、英国が日米英が保有してよい戦艦の総排水量を50万tと定め、それを越える場合は艦艇の退役をする事を提案する。これに日米の財務を司る者たちが賛成を示すが、日米の海軍関係者やこれに連なる政治家が拒絶し、話が平行する。英国も余り強く要求し、この海軍軍縮会議が破談されるのを恐れてこの要求を撤回した。そして、代わりに今後10年間の戦艦の新規建造を禁止する事を提案した。この提案には艦齢20年以上の戦艦(前J級戦艦も含む)に限り2隻あたり1隻の割合できている代用艦の建造を認めると言う例外をつける事も付随させることも。

 この提案により、イギリス海軍は大量に退役させる前弩級戦艦群の代用艦として戦艦の新規設計を可能としつつ、戦艦の全てが艦齢20年以下の日米のこれ以上の戦艦の増産を防ぐ事にしたのである。日米両国のこの思惑に気がついていたが、当面の間、戦艦を建造する予定が無いのでこの提案を了承した。

 戦艦に関する交渉が一応の妥協を得ると、話題は空母に移った。当時の空母は米英にとっては出来たばかりの艦であり、その運用法や潜在能力を理解できずに補助艦と認識していた。しかし、一応保有比率を決める事がイギリスから提案された。これにアメリカ合衆国は同調、具体的な数値に関する話し合いに移りかけたが、空母を大量に保有していた日本がこれに強固に反発し、話は平行線をたどった。結局、両者の隔たりは解消せず空母の規制は日本の強固な反発により次回に持ち越されることになった。

 最後に巡洋艦や駆逐艦、潜水艦等の補助艦に関する話し合いが行われた。英国は制限をかけようとしたが、日米はこれを拒絶したため、交渉は決裂、補助艦に関する交渉はも次回の軍縮会議で話合うと言う玉虫色的な答えでお茶を濁した。

 軍縮会議が進む一方、別枠としてアジア太平洋の国際秩序に関する会議も行われた。この会議では二国間同盟である日米同盟や極東連邦の今後、中華問題の対応が話会われた。極東連邦に関しては国連で話し合うこと、中華問題は門戸開放の確認等はすんなり決まったが、その後は海軍会議同様に荒れた。イギリスは日米同盟の破棄を強固に主張、これに対して日米が反発するなどの激しい交渉がおきたのだ。

 結局この会議の結果、日米同盟は維持されると言う日米側主張が通ることになった。第一次世界大戦で疲弊した英国は日米との間で余計な摩擦をおこす余裕はなかったのだ。しかし、日米もイギリスに対して一定の譲歩を行い、日米英仏の四ヶ国がアジアでの互いの利権を尊重しあうと言う内容の四ヶ国条約を締結した。

41ホワイトベアー:2019/08/05(月) 14:46:35 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
軍縮に話を戻すが、海軍軍縮会議はこのワシントン会議以後の続き、1927年にジェネーブにおいて海軍軍縮会議が開かれた。しかし、この会議はアメリカとイギリスの間で巡洋艦の規制方法で対立した。

アメリカは艦隊決戦を重視し重巡洋艦を整備するために比率主義をイギリスは軽巡洋艦を整備しつつ、他国の重巡洋艦の配備をやめさせる為に個艦規制主義を唱えたのだ。この対立は結局は解消されず、補助艦の規制はまた先送りにされた。

その反面、かねてよりイギリスが提案していた三ヵ国間の緊張の緩和や不測の事態を未然に防ぐ為の常設の連絡会議の設置は日米両国も賛同、太平洋の中心である日本領ハワイにその会議が設置された。また、ワシントン海軍軍縮条約の効力を1930年まで継続させる事もきまった。

そして、1930年にはロンドンで三回目の海軍軍縮会議か開かれた。この会議は開催される前の日米英は一定の妥協をしていた事もあって、ジェネーブ海軍軍縮会議とは違いスムーズに条約の締結までこぎ着けた。これは先のジェネーブ会議の反省を下にイギリスが各国の政府と事前に幾度と予備交渉を行った結果であり、イギリスと言う国家の本気が表れた会議であった。

この頃には日米がミサイルの実用化に成功していた為に砲火力を重視しなくなっていたため、巡洋艦への規制はほぼイギリスの要求が通ることになったが、その反面、大型駆逐艦を日米が主力としていたため駆逐艦の面では日米の要求が通ることになった。

空母に関しての規制は、イギリスが新規建造艦の最大排水量を満水排水量の上限を3万tとする事を提案するが、ジェット機の運用を開始していた日米がこれに反発、結果として空母の規制は各国の良心と良識に任せて減らしていくと言う文言が挿入されるにとどまった。また、イギリスが行おうとした潜水艦への規制も日米の保有する原子力潜水艦(表向きは通常動力型の大型潜水艦)がネックとなり、条約では規制されることはなかった。

こうした軍縮に関わる交渉や条約の締結が行われる一方で、日米はこの頃から代用物質開発研究所で開発された新兵器の実験をアラスカで開始し始め、アラスカでは断続的に地震が確認される。そして1927年8月7日、ジェネーブ海軍軍縮条約が締結されたその日にアラスカでは日本海軍の和製B-52とも言える最新鋭爆撃機である二五式戦略爆撃機による新兵器の投下実験が行われた。

この投下された新兵器は正常に作動し、アラスカのではキノコのような雲の発生を確認。これによって日米は世界初の核兵器の保有に成功した。

こうした事件もあったが、各国の努力もあり、1920年代の世界は表向きは比較的穏やかであった。

42名無しさん:2019/08/05(月) 14:46:44 HOST:233.155.128.101.dy.bbexcite.jp
史実では効果不明であるものの、米OSSが薬剤もとい女性ホルモンの傾向摂取による
ヒトラーの精神の不安定化を狙った特殊作戦をやっていたから
憂鬱世界では米国崩壊で作戦自体無かったorできなかったからと解釈することはできそう

ちなみにその特殊作戦が行なわれたとされる1942年を境にヒトラーの体調は急激に悪化しているので
因果関係は不明だが、無かったとも言い切れない状況であるらしい

43ホワイトベアー:2019/08/05(月) 14:47:59 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
(※1)
二三式自動小銃
株式会社日ノ本銃器製作所が騎兵銃、短機関銃、自動小銃を統合した性格を持つ新たな概念の銃として開発された小銃。

使用弾薬は六式半自動小銃の7.62×63mm小銃弾ではなく、装薬量を減らした7.62×45mm小銃弾を採用しており、銃本体は主にアルミ合金と鋼鉄でできているが、GFRPや発泡プラスチックも使用され、約100個の部品で構成されている。

作動方式はガスオペレーション式で、セミオート(単発)とフルオート(連発)を切り替えることが可能。装填方式は六式で採用されたエンブロック・クリップ装弾方式ではなく、着脱式弾倉方式を採用、20発入りの二三式短弾倉と30発入りの二三式長弾倉用意されている。

(※2)
株式会社 カモミール
転生してきた共産趣味者達が立ち上げた軍需企業。元々は日本軍を(装備的に)赤くするために動いていたが、西側兵器ばかり採用する日本軍に愛想をつかしてアメリカ軍に二〇式自動小銃が採用されたのを機にアメリカに本社を移転。元々は銃器メーカであったが、M2後継車としてコンペに出したM4(米製T-55)が採用された事から車両面にも進出した。また、近年はボーイングと組んで軍用航空機の開発も進めている。

(※3)
ダニエル・プラン
日本の八八八八艦隊計画案に匹敵する艦隊を整備する事を目的とした軍事拡大計画。

18int連装砲4基を有するモンタナ級戦艦とアイオワ級高速戦艦をそれぞれ8隻ずつ、16int三連装砲4基を有するサウスダコタ級戦艦と16int3連装砲3基を有するノースカロライナ級高速戦艦8隻ずつとその為、空母、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦、補給艦などが多数整備された。

おまけ
第1次世界大戦終結時のイギリス海軍主力艦
超J級戦艦
ロイヤル・サブマリン級×10隻
排水量:34,700t、速力:24.5kt、兵装:42口径15インチ連装砲6基、45口径15.2cn単装砲16基、11.4cm連装高角砲8基

アイアンデューク級×11隻
排水量:31,000t、速力:22.5kt、兵装:42口径15インチ連装砲6基、45口径15.2cn単装砲12基、11.4cm連装高角砲6基

キングジョージ5世級 (初代)× 8隻
ロイヤル・サブマリン級×10隻
排水量:29,150t、速力:21.5kt、兵装:42口径13.5インチ連装砲4基、45口径15.2cm単装砲14基

オライオン級×4隻
排水量:27,500t、速力:23kt、兵装:42口径13.5インチ連装砲4基、45口径15.2cm単装砲16基、45口径11.4cm連装高角砲6基

J級戦艦
ハーキュリーズ級×4
排水量:20,400t、速力:22kt、兵装:50口径12インチ連装砲5基、50口径10.2cm単装砲16基、45口径7.62cm単装砲10基

ドレットノート級×2隻
排水量:18,860t、速力:21.0kt、兵装:50口径12インチ連装砲5基、50口径10.2cm単装砲16基、45口径7.62cm単装砲10基

前J級戦艦×41隻
(詳細は省く)

巡洋戦艦
ロイヤル・オーク級×8隻
(史実レパレス相当)

ライオン級×6隻
(史実巡洋戦艦 タイガー 相当)

インヴィンシブル級×6隻

航空母艦
フューリアス級×4隻

44ホワイトベアー:2019/08/05(月) 14:52:59 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。次回にドイツの政治でも書こうと思ったんですが、ちょび髭伍長はオーストリア出身と言うこともあって政権を握れないだろうし、どうしようか悩む結果になってしまいましたw

本当にどうしようか………

wikiへの転載はOKです

45クー&ミー:2019/08/05(月) 15:12:22 HOST:sp49-104-45-159.msf.spmode.ne.jp
乙です。
こっちも核武装成功ですね。また。

日米枢軸の日米の軍事費の比率は何割位有るのだろうか?
現在保有している艦艇維持費もかなり掛かるし、年間予算の3〜4割は行きそうだなぁ。

46名無しさん:2019/08/05(月) 15:16:01 HOST:233.155.128.101.dy.bbexcite.jp
乙です
割り込んでしまってすみませんでした

47トゥ!ヘァ!:2019/08/05(月) 15:18:58 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

本気出してスムーズに27年軍縮会議が終わったと思えば核兵器の登場とかイギリス君の財政と面子が死んでしまうw

カモミール社の働きもあって今後の米軍は徐々に軍備が赤くなっていくんですかのぉ。

48透過の人:2019/08/05(月) 17:24:22 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
乙です。
日米ルートでは、無事軍縮会議が成功しましたかこちらとは大違いですね。
というか、陸軍せっかく上げた株を下げて首輪まで嵌められるなんて何やってんの…
犬養さんは平常運転ですね(白目

一応、日墨だと私がトチ狂って外伝でも書き始めなければ次かその次あたりにWW2ですが、
日米だとドイツ情勢決まらないと動かしようがないのか

49ホワイトベアー:2019/08/05(月) 17:41:35 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>45
少ない時でも政府支出の2割後半、第一次世界大戦参戦時には約7割、平時でもっとも多かったのは5割強、平均的には3から4割と言ったとこだと思います。

>>46
おきになさらず。

>>47
大丈夫です。さすがにまだ各国に公開はしていないため、幸いイギリスさんが核兵器の存在を知ることはありませんでした。

>>カモミール社の働きもあって今後の米軍は徐々に軍備が赤くなっていくんですかのぉ

将来的には155mmバージョンの2S19と2A65や、TOS-1、BM-30、BM-26などの多連装ロケット砲で大地を耕し、T-80UとBMP-3、RBT-80などで突撃し、Ka-50とMi-24が空からそれを支援すると言った感じのアメリカ陸軍。

フランカーやフルクラム、フォックスハウンド、フォックスバット等の戦闘機やフロッグフット、さらにブラックジャック、ベアなどの爆撃機を運用するアメリカ空軍といった光景が観られるかもしれません。

50New:2019/08/05(月) 17:43:49 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。米軍の装備が赤く染まっていくw
この段階でM48配備しても「お前はナニと戦う気だ」と突っ込まれるだろう

51ホワイトベアー:2019/08/05(月) 18:26:14 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>48
陸海空三軍の統合的な軍縮条約とか言う無謀なチャレンジではなく海軍に限定したものでしたからね。しかも実質的な交渉相手は日本とアメリカのみでそちらも自主的に軍縮中と言う条件もあったので何とかうまくいきました。

陸軍
これに関しては陸軍の責任もありますが、政府がこれでもかと海軍を優遇(長距離爆撃機などは陸軍航空隊には配備されていない&最新鋭の装備は基本的に海軍海兵隊に支給され、その後に陸軍に配備される等)している事も要因の1つです。また、政府と言うか旧幕府閥(つまり幻夢会派)に恨みをもった旧山縣派の人間が少なからず教育等の場に紛れ込んでおり、これも無視できません。

そして、同じく反旧幕府閥を掲げる犬養毅ら野党と繋がることで化学反応をおこした訳です。

>>50
いつまでも日本装備のライセンスじゃあさすがに不味いですからね。(軍備が)真っ赤に染まるのも仕方がないことです。

>>M48

なお、日本陸海軍は「イメージするのは常に最強の自分だ!!」などと供出しており、これに対して大蔵省が「寝言は寝て言え!!」と強い口調で怒りをあらわにしていました。

52クー&ミー:2019/08/05(月) 18:44:50 HOST:sp49-104-45-159.msf.spmode.ne.jp
是清と辻〜んをして軍予算を減らせないとは…。

53名無しさん:2019/08/05(月) 18:48:50 HOST:i114-187-23-201.s42.a038.ap.plala.or.jp
英戦艦でロイヤル・サブマリン級というのがありますがロイヤル・サブリン級の間違いでは?

54ホワイトベアー:2019/08/05(月) 19:04:39 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>52
陸軍はともかく海軍は幻夢会派が育ててきたからこそ特に大きな不祥事もなく、それぞれの船窓でも活躍してきたために国民からの支持が半端なく、下手に手を出すと支持率にダイレクトに反映されるんですよ。ゆえに官僚が予算を減らそうと動いても次の選挙を気にする政治家達が減らしたがらないと言う、控えめに言ってもヤバい状況になっています。

この状態に危機感をいだいたからこそ陸軍のやらかしを大義名分に陸海軍省の完全上位組織として国防総省をおいて海軍にも首輪を着けた訳です。そして、海軍の規模を主流派も現状極めて危険と考え、大人しく首輪を受け入れました。

>>53
確認しましたが、こちらの不手際です。正しくはおっしゃる通りロイヤルサブリン級です。

55ホワイトベアー:2019/08/05(月) 19:16:00 HOST:om126212251012.14.openmobile.ne.jp
>>54
追記

それに大量に建造した護衛空母や護衛艦艇は少なくない艦が多少装備を外してですが友好国(イギリス、フランス、アメリカ、オスマン帝国、オーストリアです極東ロシアなど)に売却されましたし、その他の艦艇も八八八八艦隊計画前の艦艇は軒並み退役か予備役送りにさせられましたしね

56クー&ミー:2019/08/05(月) 19:21:33 HOST:sp49-104-45-159.msf.spmode.ne.jp
まぁ、夢幻会も核兵器を増やしつつ海軍戦力を強化すると軍事費で国を傾けるのは理解していますからね。
取り敢えず、夢幻会の面々は辻〜んのストレス解消のために色々と努力(MMJの支援や同人誌製作の手伝いなど)をしているんだろうか?
なお、ストレス解消のために麻雀をやったら辻〜んによって毟られる()



そう言えば、>>50の「お前はナニと戦う気だ」で米軍が異世界の侵略者と戦う架空戦記を思い出した(笑)
なお、異世界の侵略者は米国が1940年にヒューストンで異世界の扉を開く実験を失敗したのが原因。

57ホワイトベアー:2019/08/05(月) 19:41:46 HOST:om126212251012.14.openmobile.ne.jp
>>56
水爆と弾道ミサイルが完成するまでは日米は核軍備の拡大をするつもりはないので、当面は軍備の再編成を行いつつ、核軍備拡大のできる余裕を作ろうとしています。

>>米軍が異世界の侵略者と戦う架空戦記

M2中戦車やM2軽戦車、P-39、P-35とかを使って異世界と戦うアメリカとかすごく見てみたい

58クー&ミー:2019/08/05(月) 20:36:18 HOST:sp49-104-45-159.msf.spmode.ne.jp
>>57
題名は「アメリカ本土防衛戦」です。
作者曰く、侵略者の見た目はプレデター的な感じらしい。

(後、地味に誤植が多いですね)

59透過の人:2019/08/05(月) 23:49:33 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート
1933年、日本が神の炎を手に入れたことは決して公表されなかったが、
世界はそれとは別に一歩ずつ神の炎を手に入れるための階梯登り始めていた。
デンマークのニールス・ボーア、アメリカのグレゴリー・ブライト、
ドナウ連邦のユージン・ウィグナーといった人々によって原子核反応理論が提唱されると、
世界はその理論を動力源や兵器として応用しようと考え始めた。

そうした状況に危機感を覚える国々がいた。ドイツを始めとするミッテルオイロパ陣営とアメリカだった。
何しろ両国ともに次世代のエネルギー資源と目される石油が領内に乏しく(注)、
有望な市場となるはずだった中国は国際管理の名のもとで各国に開放されてしまった。
このまま核兵器が完成してしまい、人類の滅亡さえ招きかねない兵器を各国が保有することになってしまえば、
互いに手を出すことが難しくなり、結果、石油をはじめとする資源と市場に乏しい自陣営または自国は衰退の一途を辿る事になる。
そんな予想さえ出始めていた時に、彼らの危機感を煽る出来事が起きる。1936 年のエドワード8世の戴冠とカナダ連合の成立である。
前者についてはエドワード8 世の王妃がフランス皇女であったことから、英仏関係のさらなる深化を狙うものとしてドイツは警戒した。
後者についてはそれまでバラバラだったイギリス領北米の植民地が統合されたことによりアメリカ製品への締付けが徐々に強まり始めたからである。

これらの問題から米独は急速に接近を始める。こうして、人類史上2度目の世界大戦の幕はきって落とされようとしていた。

アメリカ勢力圏ベネズエラにはマラカイボ油田があったが、他国からの安価な石油に押されがちだった。

60透過の人:2019/08/05(月) 23:50:04 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。

61New:2019/08/06(火) 00:12:32 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。

62クー&ミー:2019/08/06(火) 00:44:37 HOST:sp183-74-192-60.msb.spmode.ne.jp
乙です。
WWⅡが近付いてまいりましたね。

されど、米独の軍備状況は如何程なのか…。
米海軍はミッチェルの影響で整備が遅れているしなぁ。
代わりに、陸上航空戦力は充実しているが…ウーム

ドイツ海軍は、史実ドイツよりはかなりマシとは言えども英仏相手だと分が悪いか。
空母の整備次第ではワンチャン有るかもだが。
後は、陸軍航空隊による戦略爆撃がどの程度行けるか…か。

下手したら、原爆実装を恐れるあまり準備不足のまま戦争に突っ込みそうだ()


ベネズエラについては、近所のメキシコが莫大な生産量を持っているのがねぇ…。
加えて、テュルクアラブ連邦も本気を出せば世界の石油市場を荒らせるしな。

63トゥ!ヘァ!:2019/08/06(火) 17:28:25 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

ここの二次大戦は米独vs英仏ですかな。
日墨とソ連がどっちに付くか見ものですなぁ。

カナダは史実より少し遅い統一ですか。今までバラバラだったとなると史実よりもまとまりはなかったのですね。

64名無しさん:2019/08/06(火) 17:43:26 HOST:i218-230-254-32.s42.a038.ap.plala.or.jp
日墨は恐らく英仏側でしょうな
日本はカナダ連合領内(元アラスカ)の資源開発に参入してるし
メキシコもアメリカがカナダを併合して強大化するのは困る

65クー&ミー:2019/08/06(火) 19:11:20 HOST:sp1-75-228-209.msc.spmode.ne.jp
>>63
日墨世界のカナダはアラスカとオレゴンカントリーを加えている分、国土が広いですからね。
日墨としては、米国が太平洋側に領土を持つのは阻止したいだろうし、アラスカの資源開発に参入している事からも英仏が負けそうだったら対米参戦しそうですね。

まぁ、英国もアラスカのプルドーベイ油田を守る為に陸軍と空軍は相応に派遣するだろうし、カナダが即陥落する事は無いとは思いますけど…。

66トゥ!ヘァ!:2019/08/06(火) 22:25:14 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
なるほど。

しかし日墨の強さを身をもって知っているアメリカが早々簡単に日墨が介入するきっかけを作ったりしますかね?

67透過の人:2019/08/06(火) 22:29:51 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>62
詳しい軍備は次回かその次に書こうと思ってますが米独も英仏もあまり余裕ないので、多分中立国で接触しつつの限定戦争になるかと
>>63
ウチはソビエトではなくロシアですね。
史実でもかなりまとまりが無かったので>カナダ
>>64
日墨は英仏より中立ですね。

68トゥ!ヘァ!:2019/08/06(火) 22:35:09 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
ああ、そっか。日墨世界ではソ連ではなくロシアのまま存続でしたっけ(汗
申し訳ない…

69透過の人:2019/08/06(火) 23:42:01 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>68
いえいえ、お気になさらず

そういえば、日米ルートだと米軍がアカくなるそうだけど、日墨米軍は南アフリカ風味になりそう。
多分、アカくなるのはドイツな気がする。…史実ドイツ系はドナウかな?(小火器を除く

70トゥ!ヘァ!:2019/08/06(火) 23:44:28 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
赤いドイツ(なお人的資源が足りない) まあソ連モデル兵器は優秀だし多少はね?

南アフリカな米軍となるとそのうち強力なPMCが誕生しそうな感じがしますねw

71クー&ミー:2019/08/07(水) 00:07:26 HOST:sp1-75-228-209.msc.spmode.ne.jp
まぁ、日墨が参戦したら米独は勝ち目がないからねぇ
米独としても、日墨には出来るだけ中立でいさせたいわな。

72トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 00:11:55 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
なのでカナダには手を出さずに英仏本土を屈服させてからの戦後の講和でカナダへの何らかの政治的介入を狙っている感じじゃないかと思いまして。

73クー&ミー:2019/08/07(水) 00:38:14 HOST:sp1-75-228-209.msc.spmode.ne.jp
となれば、米国はドイツ支援のために欧州に派兵しそうですね。
問題は、ドイツに辿り着けるかだが…

米海軍遣欧艦隊が輸送船団ごと大英帝国海軍にボコられそうでねぇ()

74トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 00:43:22 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>73
まあここら辺はドイツが割とまともな状態で健在ですので、ドイツ艦隊と米艦隊を持ってまず英本土艦隊を叩き潰そうとするのでは?
勝てるかどうかは…まあ勝つしかないので。

案外戦艦戦力じゃ敵わないのは目に見えているので、史実日本みたいに航空戦力による戦艦含む敵艦体の殲滅を目論むかもしれませんね。

フランスに関しては陸から本土を落とせば海軍に関しては半分くらい封殺できますし。ドイツ陸軍の頑張り処かと。
問題はドイツが強い国家として健在な状態でフランスが史実みたいな駄目さでいてくれるかでしょうかねぇ。

あとはロシアとドナウ、イタリア、スペインがどのような動きをする次第でしょうか。

75クー&ミー:2019/08/07(水) 00:49:16 HOST:sp1-75-228-209.msc.spmode.ne.jp
航空戦力…米海軍の航空戦力が航空巡洋艦しか無いのがなぁ

76トゥ!ヘァ!:2019/08/07(水) 00:50:25 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
空母…空母を作るんや…

もしくは…航続距離の長い大型攻撃機で雷撃やな!(史実日本並感)

77透過の人:2019/08/07(水) 01:05:23 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>70
アルマータシリーズに乗ったドイツ兵がG36持って突っ込んで来るわけですw

日墨の場合、基本列強の正規軍が核戦争仕様なので対テロ戦争だったり非合法任務だったり、仕事は幅広くありますね。
>>72
おおう、書こうと思っていたことが書かれてしまった…まあ、お互い万一に備えて米加国境には兵隊置いてるはずです。
主戦場は多分カリブ海の英植民地とトーチ作戦をするであろう北アフリカですかね。
>>73
別に直接ドイツに行かなくてもアフリカ経由でイベリアとかフランスとかイタリアとやりようはあります。
>>74
基本米独は戦艦は見せ札で潜水艦と航空機が主力です。

フランスはドナウとの共同開発で強化されてますし、植民地の自治化でマンパワーも、それなりにあります。
ロシアはマンパワー供給源兼資源供給地ですね。
>>76
アメリカは空軍の陸攻か海軍の重雷装艦からのロケット弾または魚雷攻撃にすべてをかけ、
ドイツは堅実に空母機動部隊ですね。今の予定では




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