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日本大陸を考察・ネタスレ その152

782ホワイトベアー:2019/07/25(木) 21:53:58 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
この砲撃は奇襲性を失わせないようにするために精密射撃を辞め、地帯射撃を採用することによって照準を簡略化、わずか九時間と言う従来と比べると圧倒的に短い準備砲撃で10発を超える砲弾を撃ち込んだ。そして、準備砲撃が終わるのと同時に歩兵部隊が突撃を開始。フランス軍が配置に着く前にフランス軍陣地"跡"を突破していき、ゆっくりとではあるが着実に進軍を続け、作戦開始からわずか4日で第二防衛線を突破、前線はドーモン堡塁に達していた。

ヴェルダン要塞は攻撃を受けると即座に援軍を要請するが、この時のフランス軍最高司令官ジョゼル・ジョフル将軍は要塞を護ることよりも的野戦軍の撃破を優先しており、援軍は拒否。現地戦力での防衛を命令する。
しかし、フランス軍参謀総長カステルノーの説得もあってジョフルはヴェルダンへの援軍の派遣を決断。カステルノーに文字通りヴェルダンを護るために必要な全ての権限を与え、彼を現地へと派遣する。

これこそがドイツ軍の目論見だと気がつかずに。

ヴェルダンに到着したカステルノーは現地を視察し、ヴェルダン防衛の為に指揮系統を1つにまとめるためにフィリップ・ペタン将軍を現地司令官にすることをジョフルに要求する。これを受けたジョフルもこの人選には納得し、即座に手配、ペタン将軍と大量の予備軍をヴェルダンに派遣する。

そうしている間にドーモン堡塁が陥落。これ以降ヴェルダンでは血で血を洗う壮絶な消耗戦が繰り広げられていく。

ヴェルダンに到着したペタンは予備軍の中では精鋭である第20軍団を前線に派遣、防衛線再構築の為の時間を稼ぐ。この第20軍団は戦力の8割喪失と言う大きな犠牲を払いながらもこの任務を果たした。その間にペタンは補給線の再構築を開始。鐵道がドイツ軍の射程範囲内にしかないことから、日米から大量に輸入していた貨物トラックや国内のトラックというトラックを徴集して自動車による補給線通称『聖なる道』を確立させるのと同時に、ありったけの砲兵部隊をミューズ河西岸に展開させ、ドイツ軍に圧力をかける。

この圧力を受けた第5軍は攻撃方針を改めミューズ川右岸のみの攻撃を廃し、両側を攻撃してヴェルダンを包囲することに方針を変させる。そのため4個師団が増強され、2日間の砲撃の後に攻撃が開始された。しかしもはや奇襲効果まどあるはずもなく、フランス軍の増援部隊が到着し始めたこともあって損害ばかりが増えることとなった。




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