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日本大陸を考察・ネタスレ その152

1トゥ!ヘァ!:2019/06/12(水) 20:31:43 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。

投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。


【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
 気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
 すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

662クー&ミー:2019/07/19(金) 12:51:37 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
やろうと思えばやれますけど採算がなぁ…。
20世紀前半の技術だと、メキシコのテキサスやルイジアナの石油に価格の面で勝てないでしょう。

663トゥ!ヘァ!スマホ:2019/07/19(金) 15:35:28 HOST:sp49-97-105-47.msc.spmode.ne.jp
自国で消費する火力発電燃料としては使えなくもないですが、輸出するとなると処理費用の問題で石油や天然ガスに叶いませんので…

そして液体燃料として精製した場合でも天然の原油や天然ガス相手がには精製コストの割りにあわないかと。
つまり売れません。

結局のところ石油や天然ガスの方が安いのですな。

664名無しさん:2019/07/19(金) 15:42:19 HOST:KD182251104195.au-net.ne.jp
現在は原子力による核熱利用で従来よりはローコスト化の目処は立ちつつあるけど
当時あくまで自国内で石油が手に入らない場合に採算度外視でやる側面が強かった>液化石炭等
ソースは第二次世界大戦当時の日独

665透過の人:2019/07/19(金) 17:04:41 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>662
採算が取れなくても燃料自給のためには仕方がないのでは?
なにしろ、持たざる国アメリカですから

666名無しさん:2019/07/19(金) 18:32:29 HOST:i218-230-255-208.s42.a038.ap.plala.or.jp
イギリスの勢力圏やメキシコ以外からの輸入となると東南アジアの油田くらいだけど
最短輸送ルートが日本とメキシコの勢力圏通らないといけないからな

667トゥ!ヘァ!:2019/07/19(金) 18:44:02 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
自国で使う分には十分使われ続けていくかと。
史実現代でも確かブラジル、中国、エストニアあたりが使っているらしいです。

668クー&ミー:2019/07/19(金) 20:16:46 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
となると、バッケン層での石油生産は行われそうですかね?
まぁ、技術的に年産100〜150万t行けば良い感じなのかなぁ?

なお、オイルシェールにはこんな弱点も。
wiki(オイルシェール)から抜粋
オイルシェールから得られた油(シェール油)が原油の代わりとして何にでも使えるというわけではない。
シェール油はオレフィンを多く含み、粘度が高く、酸素原子、窒素原子の含有率が高い。
シェール油に含まれる硫黄は9.5重量パーセントであるのに対し、テキサス産の原油「ウェスト・テキサス・インターミディエイト」に含まれる硫黄は0.42%にすぎない。
油に含まれる不純物が多いため、精製しなければ使えない。
シェール油にはガソリンとして使える成分が少なく、中間留分であるケロシン、ジェット燃料、ディーゼル燃料などが取れるだけである。
もっとも、近年はこれら中間留分に対する世界的な需要も増している。


20世紀前半の日墨世界米国陸軍にとって最も必要となるであろうガソリンが…。

669名無しさん:2019/07/19(金) 20:33:43 HOST:i218-230-255-208.s42.a038.ap.plala.or.jp
飛行機の兵器利用が本格化して航空隊が編成されるようになるとなお厳しくなるね
史実のような航空エンジン専用の120オクタンガソリンなんて夢のまた夢と

670クー&ミー:2019/07/19(金) 20:48:52 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
一応、救いなのはディーゼル燃料もとい軽油が作れるので戦車の燃料は何とかなると云う事かな

671透過の人:2019/07/19(金) 20:53:53 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>669
一応、航空機用ディーゼルエンジンとかあったから
>>670
アメリカがドイツばりにディーゼル艦艇を整備し始める気がしますね。
いっそ、ヘルメットもドイツ式にしてますますドイツっぽく…

672透過の人:2019/07/19(金) 21:26:13 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
そういえば、660の自分のレス読み返してて思ったけど、イタリアにどれぐらいの戦力を残すべきか…
日墨イタリア軍艦艇はドイツ軍規格だからなぁ…
一応、レオナルド・ダ・ヴィンチ引き上げれば使えないこともないのかな?

673名無しさん:2019/07/19(金) 21:51:51 HOST:i218-230-255-208.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>671
史実でドイツやイギリスが早い時期からジェットエンジンの開発やってたのも
レシプロの性能限界に加えてハイオクタンガソリンの供給不安もあったらしいんで
日墨世界のアメリカも史実と違いかなり早い時期からジェット開発に行きそう

674透過の人:2019/07/19(金) 22:00:20 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>673
なるほど、ジェット機か、その可能性は考えていませんでした。
エアラコメット飛ばしたのベル社だし、日蘭のコンベアの如く、日墨だとベルが米航空界の中心かな?

675トゥ!ヘァ!スマホ:2019/07/19(金) 22:15:48 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
ガソリンの供給に不安があるからこそのジェット機やディーゼル車開発ですか。

まさに必要は発明の母ですかな。いささか強迫観念じみてますが。

676ハニワ一号:2019/07/19(金) 22:34:11 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
めしあげ!! 〜明治陸軍糧食物語〜の主人公が白瀬矗の南極探検に参加しているが大陸日本世界でアラスカを領有している世界線とかでは夢幻会の支援の元で白瀬矗は当初の希望だった北極探検で最初の北極点到達を達成しているんだろうな。

677名無しさん:2019/07/19(金) 23:18:53 HOST:i218-230-254-189.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>675
さらに言えばほぼ戦略空軍化してた史実の米陸軍航空隊と違ってこの世界だと
日墨の爆撃機や攻撃機から本土を守る防空軍としての性格が強くなると思うんで
ジェットエンジンの早期開発に着手する理由付けになるかと

678トゥ!ヘァ!スマホ:2019/07/19(金) 23:21:21 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>677
なるほど。高高度への迎撃機需要が強いわけですか。

個人的に防空目的の迎撃戦闘機というと冷戦のイメージに引っ張られるのかソ連なイメージが強いですねw

679名無しさん:2019/07/19(金) 23:30:42 HOST:i218-230-254-189.s42.a038.ap.plala.or.jp
初期のジェット機は燃費が極悪で自勢力圏内での防空戦闘には使えても侵攻作戦に使うのはほぼ不可能ですから
史実で米空軍がXF-85なんてゲテモノを開発したのも戦略爆撃機を護衛できる足の長い機体が無かったからだし

680名無しさん:2019/07/19(金) 23:35:38 HOST:67.19.30.125.dy.iij4u.or.jp
やっとジェット機開発したと思ったら隣にとっくに疾風が有りましたとかだったら発狂しそう(
何せ空母が要らんからな……

681トゥ!ヘァ!:2019/07/19(金) 23:39:24 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
まあ確実に日墨の方が先に実用的ジェット戦闘機を開発するでしょうしなぁ

682透過の人:2019/07/19(金) 23:41:39 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>677
基本的に防空と戦術支援ですかね>日墨ルート米空軍
まあ、そこに陸攻がやってたみたいな対艦任務までやろうとして海軍と一悶着起こすんですが

しかし、アメリカが持たざる国になったがゆえのジェット先進国というのも面白いですね(なお、仮想敵の日墨は…
>>678
個人的には冷戦期米空軍の核弾頭対空ロケットを装備した防空戦闘機が…
>>679
ゴダードさんいるし長距離攻撃はロケットで…いかん、益々ドイツかソビエトめいてきたw

あと、上の方でベル社が主役になるかもと書きましたが、ベル社自体がコンソリからの派生で、コンソリはギャローデット・エアクラフトという会社をフリート少佐という人物が買収して出来た会社らしいですが、
この人物が航空界に足を踏み入れるきっかけになったww1に日墨アメリカは非参戦ですし、
そもそも生まれがワシントン州なので存在するかもわかりませんし、日墨だとギャローテッドが生き残る可能性は高そうです。

683クー&ミー:2019/07/20(土) 00:43:38 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
仮に、日墨アメリカが日墨と戦争をする場合、アメリカはどれ程の燃料を備蓄しないといけないのだろうか?
最低でも、史実日本の3倍は要るよなぁ。

まぁ、現状だとメキシコ海軍に制海権を握られたら海外からの物資輸入が詰む模様。

684クー&ミー:2019/07/20(土) 10:09:34 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
史実日本の太平洋戦争開戦時の燃料備蓄が陸海軍合計で約654.5万tか。

685ham ◆sneo5SWWRw:2019/07/20(土) 12:20:23 HOST:sp49-98-11-249.msb.spmode.ne.jp
とすると、約2000万tですかね?

686クー&ミー:2019/07/20(土) 12:41:46 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
日墨アメリカが日墨と戦争せずに近場の油田地帯を手に入れる方法…。
米委戦争を起こして勝つぐらいしか無さそう?
無論、日墨が敵側に介入しない事が前提ですけど。

問題は、日墨アメリカがベネズエラに圧勝出来るだけの戦力が有るかだが…。

687クー&ミー:2019/07/20(土) 12:57:48 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
>>685
大体そうですね。

まぁ、米墨国境で戦車戦と航空戦を複数箇所同時進行でやったら燃料も結構なスピードで溶けそうだなぁ。
とは言え、海軍の規模が小さいから史実日本より消費スピードは遅いのだろうか…?
でも、3〜4割失ったとは言え広大な国土を有するには違いないし、輸送などで消費が増えそうか。

2000万tの燃料備蓄で何年戦えるだろうか?
メキシコが陸で隣り合っているから、空爆で燃料タンクをやられると一気に備蓄が減る可能性も有る。
そうなると、少し判断が難しいところ。

688透過の人:2019/07/20(土) 14:02:02 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>686
ベネズエラについてですが、1902年に英独伊三国が損害賠償の支払いを求めて艦隊派遣し、アメリカがそれをとりなしたという経緯があるので概ね親米かと
ただ、1908年に当時の大統領カストロをゴメスが追放するクーデターがありまして、史実アメリカはこれを支援しましたが、日墨的には別に支援しなくてもいい気もするので、どうしたものかと。

689クー&ミー:2019/07/20(土) 15:10:33 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
カストロのwikiを見ると、史実アメリカにとりなしてもらった後の1908年にはアメリカとの関係も悪化したと有りましたね。
悪化した原因は載っていませんでしたけど。

マラカイボ油田発見後の米委は関係良好な時は互いに良い貿易相手になると思います。

690透過の人:2019/07/20(土) 15:36:12 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
多分カストロが日墨にすり寄ったので、米国がゴメスを焚き付けたとか言われてそう。

多分、米が備蓄してる石油の大半はベネズエラ産かも

691ホワイトベアー:2019/07/20(土) 16:04:02 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
盛り上がっているところ申し訳ないのですが、日米枢軸ルートの新作が出来ましたので上げさせていただきます。

692ホワイトベアー:2019/07/20(土) 16:04:39 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第28話

1916年、ドイツ帝国陸軍参謀総長であるファルケンハインは、世界大戦のこれまでの戦いを士気旺盛、武装良好でかつ数量が同等な敵に対する突破の企図は成功の見込みが少ない。攻者は徒歩で前進するのに対し、防者は鉄道を利用することができ、多くの場合突入された戦線を閉鎖できる。また、被攻撃正面部隊に退却の判断を任せたなら突破口の閉鎖は簡単であり、これを妨げることはほとんど不可能であると考察し、この考察に基づいて突破ができないのであれば敵を消耗させて屈伏させるほかないと考えていた。

その上で彼は、ロシアは人的戦力が豊富であり国土も広大で屈服させるのは困難であり、イギリスを大陸から追い出すのも困難、仮に追い出せたとしても、イギリス海軍があるかぎりイギリス本土は無事であり、降伏させるのは不可能であると考えていた。そして、そうなれば自ずと攻撃対象が決まる。そう、フランスである。フランスは協商側の西部戦線の中核であり、開戦以降、もっとも多くの損害を出していた。その上でフランスを消耗戦に追い込めば戦局に大きな影響を及ぼせるかもしれない。そう考えたファルケンハインは攻勢をかけることを決断し、そして攻撃地点としてフランス軍が固守しそうな場所が選定した。つまりヴェルダンである。

ヴェルダンはフランスとドイツを結ぶ街道上にある交通の要衝であり、今次大戦の前から堡塁や砲台によって厳重に防衛が固められていた。第一次世界大戦直前にはヴェルダンを中心にドォオモン堡塁やヴォー堡塁など多くの堡塁が建設され、それらを有機的に配置した要塞帯としていた。それほどフランスにとってはこの地は重要であったのだ。

また、ヴェルダンはこの時、ドイツ軍の支配下にあった主要鉄道から20kmしか離れておらず、その反面、協商側にとってはフランスの鉄道網かた孤立しており、パリとヴェルダンをつなぐ鐵道一本しかないという地形的な理由もこの地を攻撃の目的としてドイツ軍が選んだ理由のひとつであった。

ドイツ軍はこの地に攻撃を仕掛け、フランスの反抗を誘発し、大量の犠牲者をフランスに生ませることでフランスの人的資源を失わせ、それらを持ってフランスの戦意をへし折る事を目的とした作戦を皇帝ヴィルヘルム二世に上奏。許可を得ると参謀本部は攻撃を担当するドイツ皇太子ヴィルヘルム中将指揮下の第5軍に攻撃を命令した。

この時の第5軍は11個師団から編成されていたが、その内の6個師団がこの攻撃の為に抽出されて、第一線に配備されていた。

そして2月21日、ドイツ軍は重砲808門、野砲300門をもって猛烈な砲撃を開始、ヴェルダンの戦いの幕は揚がった。

この砲撃は奇襲性を失わせないようにするために精密射撃を辞め、地帯射撃を採用することによって照準を簡略化、わずか九時間と言う従来と比べると圧倒的に短い準備砲撃で10発を超える砲弾を撃ち込んだ。そして、準備砲撃が終わるのと同時に歩兵部隊が突撃を開始。フランス軍が配置に着く前にフランス軍陣地"跡"を突破していき、ゆっくりとではあるが着実に進軍を続け、作戦開始からわずか4日で第二防衛線を突破、前線はドーモン堡塁に達していた。

693ホワイトベアー:2019/07/20(土) 16:05:33 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
ヴェルダン要塞は攻撃を受けると即座に援軍を要請するが、この時のフランス軍最高司令官ジョゼル・ジョフル将軍は要塞を護ることよりも的野戦軍の撃破を優先しており、援軍は拒否。現地戦力での防衛を命令する。
しかし、フランス軍参謀総長カステルノーの説得もあってジョフルはヴェルダンへの援軍の派遣を決断。カステルノーに文字通りヴェルダンを護るために必要な全ての権限を与え、彼を現地へと派遣する。

これこそがドイツ軍の目論見だと気がつかずに。

ヴェルダンに到着したカステルノーは現地を視察し、ヴェルダン防衛の為に指揮系統を1つにまとめるためにフィリップ・ペタン将軍を現地司令官にすることをジョフルに要求する。これを受けたジョフルもこの人選には納得し、即座に手配、ペタン将軍と大量の予備軍をヴェルダンに派遣する。

そうしている間にドーモン堡塁が陥落。これ以降ヴェルダンでは血で血を洗う壮絶な消耗戦が繰り広げられていく。

ヴェルダンに到着したペタンは予備軍の中では精鋭である第20軍団を前線に派遣、防衛線再構築の為の時間を稼ぐ。この第20軍団は戦力の8割喪失と言う大きな犠牲を払いながらもこの任務を果たした。その間にペタンは補給線の再構築を開始。鐵道がドイツ軍の射程範囲内にしかないことから、日米から大量に輸入していた貨物トラックや国内のトラックというトラックを徴集して自動車による補給線通称『聖なる道』を確立させるのと同時に、ありったけの砲兵部隊をミューズ河西岸に展開させ、ドイツ軍に圧力をかける。

この圧力を受けた第5軍は攻撃方針を改めミューズ川右岸のみの攻撃を廃し、両側を攻撃してヴェルダンを包囲することに方針を変させる。そのため4個師団が増強され、2日間の砲撃の後に攻撃が開始された。しかしもはや奇襲効果まどあるはずもなく、フランス軍の増援部隊が到着し始めたこともあって損害ばかりが増えることとなった。

ミューズ河両岸においては仏独両軍の執拗な消耗戦が生じ、特にヴォー堡塁およびキュミエール=ル=モールトムでは惨烈極まりない戦いが展開された。3月末、攻撃開始から約一ヶ月がたった頃になるとファルケンハインは自軍の損害の多さから作戦の中止を考え始めるが、皇太子の説得もあって攻撃続行を決意する。ドイツ軍は目標をル・モルトンム丘に転換し、5月に占領に成功した。5月初旬、ペタン将軍の防御重視の姿勢に不満を抱いていたジョフル将軍は彼をヴェルダンから放し、自らの子飼いにヴェルダンでの指揮を取らせるべくラングル・ド・カリー将軍の後を継がせフランス中央軍集団司令官に転出させた。ペタン将軍の後任としてヴェルダン防衛軍司令官はニヴェル将軍に任される。6月7日、ドイツ軍はやっとのことでヴォー堡塁を占領した。これはフランス軍首脳部の大きな動揺をいざない、フランス軍総司令官であるフォッシュ将軍は撤退を考え始めた。その後、協商側がソンムにて攻勢にでた結果ドイツ軍の攻勢は当初より勢いが弱まるものの、東部戦線では史実で同盟国陣営の疫病神であったオーストリア・ハンガリー帝国が実質的に参戦していないことから史実でおきたブルシーロフ攻勢が不発に終わり、ドイツ軍の攻勢は継続、1917年1月29日にはついにフランス軍はヴェルダンからの撤退を開始。ヴェルダンはドイツ軍の支配下に入る。この一連の戦いによってフランス軍は782,300名近くの損害を出しながらドイツ軍に敗北、それまでもこれといった勝利がないことから、ついに一部を除いてフランスの戦意は折れかけてしまう(戦意が折れなかった一部の筆頭はフランス軍総司令官ジョゼル・ジョフルとフランス大統領レモン・ポワンカレ)。

フランス政府では大統領の大反発がおきていたものの、それでも戦意の折れかけているフランス国民の世論を受けてドイツとの和平をも考え始めていく。この情報は即座にイギリスやロシアといった協商国はもちろん、日本やアメリカと言った連合国の債務を持っていた国家にも伝わり、それらの国々大きな動揺を与えることになる。

694ホワイトベアー:2019/07/20(土) 16:06:12 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
イギリスやロシアは何とかフランスの戦争からの脱落と言う最悪の未来を避けるべくフランスの有力者と接触。彼らに戦争継続を説いていくが対ドイツ強硬派であったジョフル将軍が更迭されるなど、その効果はあまり期待できていなかった。

一方、ドイツ軍はこの戦いでヴェルダンこそ手に入れたモノの、この戦いで546,800と当初の予定を大きく上回る損害を出してしまい、さらに、東部戦線では日本製の装備を有したロシア軍によるブルシーロフ攻勢(※1)によって、ドイツ東部方面軍が大損害を被ってしまい、ドイツ軍は西部戦線から戦力を東部戦線に送らなければならない羽目になった。

こうした理由によりドイツ軍はヴェルダンの戦いに勝利した後、進軍を中断。ヴェルダンの防御を固めていく。

ヴェルダンの戦いが開始されたのと前後してドイツは協商に物資を届けさせない為に無制限通商破壊を再開。日米とドイツの関係は急速に悪化していく。そして4月12日、アメリカからイギリスに向かっていた客船『コロンビア』が、6月18日には客船『モーリタニア』が、12月21日には輸送船『かいてん丸』が沈められ、1916年12月28日にアメリカ合衆国および大日本帝国はドイツとの国交を断然、国内にあるドイツ財産を全て凍結する。

これに焦ったドイツは外務大臣アルトゥール・ツィンメルマンの名の下にメキシコ政府と中華民国政府に同盟の締結と日米への先制攻撃の提案とそれを支援すると言う内容が書かれた電報を"日米の通信網"を利用して両国に送りこむ。

当然、この電報は日米のインテリジェンス組織も完全の内容を把握しており、これを受けた両国政府はただちにこの電報を公表しようと考えたが、このような非現実的内容(※2)を公表しても国民の賛同は得られないと悩んでいたところ、アメリカや日本の通信を日頃から傍受していたイギリスが、この内容の電文を傍受。メキシコシティの公共電信局と南京の公共電信曲より盗み出した電報のコピーと言う形で日米政府に提供する。

これを受けた日米政府はただちに平文に訳した電報をマスコミに公開する。しかし、この電報は内容が内容な為、日米政府が考えたように当初はこの内容の電報は協商側の偽電であると両国の大半の国民は考えており、メキシコ政府、南京政府、ドイツ大使もそう発表していたため、協商側の参戦工作の一環として終わるはずだったが、何を考えたのかドイツ本国がこの電報は本物と公表してしまい、日米両国の国民の反ドイツ感情はそれまでのドイツの行い(無制限通商破壊)もあって一気に爆発、両国の国内の世論はドイツ討つべしの大合唱となる。これは協商の敗北を望まない財界や政界の意見とも一致し、1917年2月3日に大日本帝国総理大臣 斎藤
弥三郎とアメリカ合衆国大統領ウィリアム・タフト(1916年の大統領選で三選を果たした)が羽合自治区の真珠湾海軍基地で会談を実施、4日後の2月7日にドイツ帝国に宣戦を布告する。また、それと同時にこれまでの無制限通商破壊による損害の報復としてアイスランドのケプラヴィーク航空基地に待機させていた一四式戦略爆撃機100機をドイツ帝国に向けて出撃させる。

これによってこの戦争はついに列強の全てを巻き込んだ本当の意味での世界大戦へとなっていく。


(※1)
1916年11月から開始されたロシア軍の大規模攻勢であり、騎兵師団10個と歩兵師団54個が動員され、東部戦線のドイツ軍に大きな損害を与える事に成功している。しかし、攻勢途中であった4月に本国で革命が発生。以降、攻勢は止まり相互に塹壕を掘ってにらみ合いが続くことになる。

(※2)
この時のメキシコは革命によって政府軍と革命軍の間で内戦がおきており、中華民国でも南京の中央政府の力が弱く軍閥が闊歩している状態であり両国共に外に目を向ける余裕がないことは周知の事実であった。

695ホワイトベアー:2019/07/20(土) 16:09:01 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。wikiへの転載はOKです

696トゥ!ヘァ!:2019/07/20(土) 16:54:49 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

ファルケンハイン参謀総長は冷静に戦局を分析していますね。
それに対してオンゴールを決めまくるドイツ外交官と政府ぇ…

フランスが折れそうになっているようで。ロシアも史実通り革命が続けば離脱する羽目になると思われますが、こちらの世界ではどうなるのやら。

697New:2019/07/20(土) 17:55:13 HOST:softbank060128001160.bbtec.net

>"日米の通信網"を利用して
>電報は本物と公表してしまい
日米も組織も思わずドン引きしそうな行動w
後々日米参戦の陰謀説が出そうだ

698名無しさん:2019/07/20(土) 19:16:10 HOST:i210-164-166-222.s42.a038.ap.plala.or.jp
日本「ドイツ人の思考は複雑怪奇」

アメリカ「それな」

699クー&ミー:2019/07/20(土) 19:20:46 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
乙です。
ドイツ終了のお知らせ。

政府の人間は何を考えているのやら…。

700透過の人:2019/07/20(土) 19:39:51 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
ホワイトベアー氏乙です。
ドイツ人ェ…日墨世界もバカだったけど、日米世界のドイツ人はさらにバカですね。

そして、フランスは国民が戦争から離脱したがっている様子。
こりゃ、ひゅうが氏のルートみたいに情けなく手をあげることに成りそう。

701クー&ミー:2019/07/20(土) 19:50:34 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
>>690
アメリカが生活必需品や食料品、工業製品、兵器を輸出してベネズエラから石油を輸入する。
ベネズエラが求める商品が有るので、アメリカも現金(金本位制的に)が減りにくくて良さそうだ。

702クー&ミー:2019/07/20(土) 20:10:08 HOST:sp49-96-41-208.mse.spmode.ne.jp
ふと思ったけど、日墨世界のロックフェラーはどうなったんだろうか?

703ホワイトベアー:2019/07/20(土) 21:18:48 HOST:om126255148160.24.openmobile.ne.jp
>>696
>>オンゴールを決めまくるドイツ外交官と政府ぇ…
ドイツ帝国は優秀な人材が軍に集中しちゃってて残りはミソッカスですから・・・

>>ロシア
彼の国にはルーデンドルフ閣下が革命記念のプレゼントを列車に乗せて送っているのでそれに感謝して講和してくれる可能性が極めて大きいです。

>>フランス
フォッシュ将軍「エランヴィタールを信じるのです。そうすれば、戦争に勝てるのです」

>>697 >>698 >>699

ここまでの経緯を簡単に纏めると以下のようになります。

アメリカ「通商破壊止めなかったから国交断絶な。ただ慈悲として俺等とオトシマエの内容の交渉を秘密下にできるように通信網の使用は許してやんよ」

ドイツ政府「アカン、軍部のバカ共が無制限通商破壊なんてやるから日米の怒りがマックスじゃん。ただでさえキツイのにこれで日米の軍隊が協商側に付いたら戦争に負けてしまう」

ドイツ政府「せや、メキシコと中華民国使って連中の足下を揺さぶれば例え宣戦布告されても欧州に軍隊が来るのを遅らせえられる。その間にフランスと講和して戦争を終わらせれば賠償金は(中華民国とメキシコが)払う必要が有るだろうけど連中もワザワザ欧州まで軍隊を派遣しないだろう」

ドイツ政府「幸い秘密外交のために日米の通信網を使えるからそれを利用すれメキシコや中華民国にこの提案を送れるし、我が国の優れた暗号を使えばいくら日米でも内容は分からんだろ。フフッ、我ながらいい考えだ」

電文送信中

アメリカ(あの野郎。せっかく温情を与えてやったのにそれを仇で返すのかよ)暗号を突破して内容を盗み見しながら

日本(まあ、こんなこったろうと思ったよ)暗号を突破して内容を盗み見しながら

イギリス(日課のアメリカの外交用通信網傍受してたら日米を味方につけるいい情報が手に入ったぜ。これを日米に教えて参戦させよう。ただひとつの問題はうちが日頃から日米の外交電文を盗み見していることをバレない方法でやらなきゃなぁ。そうだ!)

イギリス「情報部が中華民国とメキシコからドイツの秘密外交の電報のコピーを手に入れたから日米に教えてあげるよ(ニッコリ)」

日米「イギリスからこんな電報見せられっちゃったんだけど、どういうこと?」

メキシコ「知らないです」

中華民国「知らないです」

ドイツ大使館「知らないです」

日米マスコミ&国民「こんなバカな計画をたてるほどドイツもバカじゃないだろうし、さすがにイギリスの偽電だろJK」

ドイツ外務省(ヤベェ、バレてる。とは言えさすがにこの程度では戦争をしかけないだろうし、仮に嘘をついて誤魔化せても後でバレると禍根を残すだろうし、正直に話そう)

ドイツ外務省「その電報を送ったのは本当だけど、それはあくまでも日米が参戦した場合のプランの1つでしかありません。日米が中立国なら我が国は何もしませんし、日米が中立である事を我が国は望みます」

日米国民「俺らの非武装の民間船を潜水艦使って沈めておいてどの口が言うんだよ!!」

日米「協商国として参戦するわ」

704名無しさん:2019/07/20(土) 21:21:08 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
>>703
ドイツ外務省…その辺が大体戦争で負ける要因やぞ…

705トゥ!ヘァ!:2019/07/20(土) 21:25:12 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
フランスのエランヴィタール思想って言ってしまえば大和魂みたいな精神主義じゃないですか いやだー!

そうあんるとロシアはどのみちドイツと講和して遠からず東部戦線は終結するのですね。


ドイツ軍部「どういうことだってばよ…(自国政府のやらかしを見て)」

なんでそこで素直に日米政府と素直に交渉するってことをしないんですかねぇ…あと最後の最後で素直になっているんですかねえ…
素直になるタイミング逆じゃない!?

706クー&ミー:2019/07/20(土) 21:57:57 HOST:sp49-106-217-209.msf.spmode.ne.jp
日墨ドイツ「うわぁ…´・ω・)同じドイツ人とは思えにゃい(汗)」

707トゥ!ヘァ!:2019/07/20(土) 22:20:29 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
日本も人のことは言えないけど、ドイツはドイツで別方向での外交音痴よね…
毎回それで負けているし。

ドイツ騎士団全盛期の頃はまだもう少しだけ外交(というか商売が)上手かったんだがなぁ。

なおビッス外交はノーカン。あれビッス個人に依存して神憑り的な多角外交だもの。

708透過の人:2019/07/20(土) 22:45:24 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>706
日墨は日米とは状況が違いますからね。そもそも、ロシア、イタリアが味方だし…
ついでにいえばベルギーからの要請に軍部が乗っかるのを阻止しきれなかったが故にイギリスの参戦招くきっかけになりましたし、以外と罪は大きいのかも

709クー&ミー:2019/07/20(土) 23:09:49 HOST:sp49-106-217-209.msf.spmode.ne.jp
>>708
それでも、海軍再建が可能な程度の国力を残して終戦出来ただけ十分にマシかと。

710名無しさん:2019/07/20(土) 23:40:13 HOST:i121-112-7-98.s41.a045.ap.plala.or.jp
あまりうるさい事は言いたくないんやけど冒頭の部分は
ほぼほぼWikipediaのヴェルダンの戦いからのコピーだよね。
参照するのは良いけど文章をそのまま持ってくるのはアカンよ。

711透過の人:2019/07/21(日) 12:07:39 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>701
あとは、ベネズエラの近隣のブラジルやコロンビアなんかも割と親米ですね。(まあ、ブラジルは英資本もかなり入ってますが)
>>702
アメリカ政府と一緒になって石油探査に精を出しているか、影も形もないでしょうね。
>>709
まあ、日墨のWW1は連合、同盟ともに疲れ切ってましたから
あと海軍再建といってもユトランドで沈み過ぎた艦の代わりに、とりあえず船台上の艦を浮かべただけとも言えますし
(バイエルン級のザクセン、ヴェルテンベルクとマッケンゼン級のマッケンゼン、グラーフシュペー)

そういえば、賠償として取られた場合クラス名は変更されるのでしょうかね?

712クー&ミー:2019/07/21(日) 13:41:29 HOST:sp49-98-65-68.mse.spmode.ne.jp
史実でも、ネームシップが沈んでクラス名が変わったパターンが有った筈ですので可能性は有るかと。

史実ドイツと違って、大型艦艇の建造技術や新たな防御形式の研究を断絶せずに続けられるのも大きいですね。
後は、北欧との経済的繋がりを強化する名目でキール運河の浚渫と拡張を行えば…新型戦艦の大型化も制限無く行えますし。
史実だと、キール運河で色々と制限が有りましたからね。

713クー&ミー:2019/07/21(日) 15:02:56 HOST:sp49-106-207-254.msf.spmode.ne.jp
ブラジルやコロンビアとも友好関係を築いていますか。

となると、日墨アメリカも米委伯哥で独自のそれ相応の経済圏が有るし…。
無理に戦争を起こさずとも中立国としてぬくぬく引き籠り生活を送れる可能性も高い?
大国になった日蘭朝鮮的な感じで。

日本「アメリカを早期にボコったら、アメリカが自分が送りたかった地位(ぬくぬく引き籠り生活)に向けて進んでいる件。解せぬ。」

714透過の人:2019/07/21(日) 17:45:03 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>712
なるほど、では次回からバイエルン級はザクセン級に変更ですね。
キール運河の浚渫ですか、それは考えていませんでしたが確かに必要ですね。
>>713
あー、ブラジルに関してはイギリスとの綱引き状態でアメリカが劣勢、ただし国民感情は悪くないと想定しているので、
アメリカの経済圏としてはコロンビアとベネズエラぐらいで、ちょっと狭いですね。もしかしたら南米の地味な暴れん坊のペルーか、
逆にペルーにボコられる役回りのエクアドルが転がり込んで来るかもしれませんが

確かに、アメリカが温温してたら夢幻会的にはふざけんな、でしょうねw

ちょっと日墨ルート投下します

715透過の人:2019/07/21(日) 17:45:34 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート
1924年3月5日、オスマン帝国に激震が走った。原因は当時アラビア半島で進行中だった、
ワッハーブ派掃討作戦の最中にメッカ太守フサイン・イブン・アリーが自らを真なるハリーファ(カリフ)として宣言、
オスマン帝国に対するジハードを呼びかけたことである。
この事件の背景には第一次世界大戦以前から続く問題、帝国内の格差問題とオスマン帝国のカリフの正当性への疑問があった。 
アラビア半島は日墨英仏の支援で、オスマンの近代化が進むにつれて未開で困窮した土地へと変わりつつあった、
そこにはかつて、香辛料や乳香の交易で栄えた商人の地の面影は無かった。
そして、起こった第一次世界大戦においてアラビアに住む人々はカリフたるメフメト5世のためにと出陣したが、それは何の利益をもたらすものでは無かった。
こうして帝国中央に対する不満が渦巻くと忘れ去られていた1つの問題に火をつけた。
オスマン帝国のカリフ位の正当性問題だった。カリフは本来預言者ムハンマドと同じクライシュ族出身でなければならなかったが、
オスマン帝国はアッバース朝のカリフから禅譲を受けたことを根拠に強引にカリフ位を主張していた。
やがて、欧州列強の進出による危機感と続く戦争によりイスラーム世界(スンニ派)の統一が求められるようになり、その地位は益々安泰化していた。
蜂起したアラブ人たちはその矛盾をついたのだ。更に彼らはロシアの動乱期において赤軍に与して戦った革命家ミールサイト・スルタンガリエフの主張をも取り込み(注1)、
社会主義的な色彩の強い再分配を重視した社会建設を訴え、それこそが正しきウンマであると喧伝した。
このことから、フサインを赤いハリーファと呼ぶ歴史学者もいるほどだ。
結局、この3月5日蜂起と呼ばれた反乱は10月にはオスマン軍によって鎮圧された(注2)、皮肉にもこの事によりオスマン帝国の権威は高まった。
しかし、同時にこの反乱によりオスマン帝国の持つ問題が明らかになったのも確かであり、
翌年の1925年8月30日、オスマン帝国はドナウ連邦等を参考にしたテュルクアラブ連邦への移行を宣言したのだった。

注1 彼は社会主義におけるイスラームの重要性を提起したが、彼自身はパンテュルク主義者でもあった。
注2 ただし、フサイン等の思想はイスラーム社会主義という形で穏健化したものが生き残っていくことになる。

716透過の人:2019/07/21(日) 17:46:30 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。
なんなアゲてしまいました。

717New:2019/07/21(日) 18:00:22 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。オスマン帝国も再編の時期がきたか

718トゥ!ヘァ!:2019/07/21(日) 20:11:04 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

赤いイスラムとか何その悪魔合体(白目)

テュルクアラブ連邦となるオスマン帝国とかここでは初めて見ましたね。こういう持っていきかたもあるんやなぁ。

719名無しさん:2019/07/21(日) 20:54:14 HOST:KD182251113024.au-net.ne.jp
雑談スレでイギリスで車中泊労働者が増えてるみたいな話あったけど
こういう労働者がゲート繋がったことで移民して史実側が酷い目に遭うネタって大陸スレのネタだっけ?

720ホワイトベアー:2019/07/21(日) 21:28:15 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
乙です。

一歩間違えたら赤いイスラム主義国家ができるとか言う悪夢(白目)。怖いもの見たさで少し見てみたかった自分がいますw

そして、そちらのオスマン帝国はドナウ連邦を参考とした国家へと再編されましたか。確かに多民族国家とかいろいろオーストリアとトルコは似ている部分もありますから、上手くいきそうですね。

>>704
ドイツ「失礼な!!ちゃんと普墺戦争は普仏戦争にはしっかりと勝利しているぞ」

>>705

>>エランヴィタール思想
戦争初期におったフランスの損害は大抵これで理由がつくから困ります。

>>ロシア
これからロシアではボルシェヴィキやメンシェヴィキ、共和派(主に史実で白軍と呼ばれる勢力の総称。イギリスやフランスが支援)、皇帝派(極東ロシア軍および極東ロシアの国民などを中心としたニコライ2世の復権を願う派閥。主に日本やアメリカが支援)など様々な派閥による内戦がおき、ドイツと戦う余裕がなくなるので結果として東部戦線は終わりを迎えますね。

ドイツ政府「そもそもお前らが俺らの反対を押し切って無制限通商破壊作戦を再開したのが悪い」

ドイツ外務省「ちゃんと交渉してたよ。けど、交渉が纏まらないで関係が破局した場合に備えるのも国家としての義務であり責務じゃん。そもそも悪いのは政府や俺らの反対を押し切って無制限通商破壊作戦を再開した軍部であって、俺たちはその尻拭いをしているだけだし、『だから僕は悪くない』」

>>706
日米ドイツ政府「君も軍部が暴走したせいで頼れる同盟国もなく、たった1国で五大列強のうち三カ国と戦って、さらに軍部の暴走でその三カ国に匹敵する列強二カ国と開戦の危機にたってみなよ(目が死んでる)」

>>709
果たして日米枢軸のドイツはいかほどの国力を温存して講和できるにだろうか…

>>710
確かにおっしゃるとおりですね。これからは気をつけ、同じような過ちをしないように書いていきます。

それにともないwikiの方には申し訳ありませんが、現在の改訂版第28話を書いていることもあるので、>>692から始まる日米枢軸ルート第28話の転載は御遠慮下さい。

721透過の人:2019/07/22(月) 00:06:12 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>717
まあ、今のうちに再編しませんと後がつらそうですし
>>718>>720
史実でもアラブ社会主義とかありましたし…
それに、こういう宗教を中心とした富の再分配を目的とした共同体なんて発想は世界中にありますからね。
まあ、赤いハリーファは完璧にやりすぎた気がしないでもないですが…でも、オスマン帝国下である意味で追いつめられてたのは事実だし

テュルク・アラブ連邦については史実でカフターン会が提案していたトルコ・アラブ君主国構想とかあったんで、ドナウモデルでもイイかと思いまして

あ、あと本編で省いてしまったことをいくつか
ワッハーブ派はフサインの反乱軍に加わるか迷っているうちに体勢を整えた帝国軍に粉砕されました。
その後は連邦内のハーイル首長国がその領域を治めることになります(メッカ、メディナは直轄地
あと、なにげに存続してるのがイドリシ朝アスィール首長国でイエメンとの緩衝国扱いですね。

722名無しさん:2019/07/22(月) 00:38:44 HOST:softbank126060029178.bbtec.net
>>720
ファルケンハイン将軍、ガチでかわいそうです。

723ハニワ一号:2019/07/22(月) 08:58:10 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
ホワイトベアーさん乙です。
日米の国民もドイツがここまで馬鹿だとは思わんかっただろうな。
まさに現実は小説よりも奇なりですね。

透過の人さん乙です。
オスマン帝国はテュルクアラブ連邦に再編されましたか。
ワッハーブ派が帝国軍に粉砕されたという事はサウジアラビアは誕生する事はなさそうですね。

724クー&ミー:2019/07/22(月) 13:01:30 HOST:sp49-98-62-31.mse.spmode.ne.jp
上手いこと行けば、テュルクアラブ連邦がガワール油田も手に入れる事が出来るのかね?
まぁ、ブルガンとキルクークを筆頭に多くの油田を持っているからガワールが無くても十分にやっていけるか。

>>714
まぁ、アメリカは講話の仲介をした繋がりからドイツとの交流も視野に入れれば…。
ジェットエンジンや石炭液化の技術入手的にも。

725名無しさん:2019/07/22(月) 15:31:47 HOST:233.155.128.101.dy.bbexcite.jp
>>719
おそらくだけど、earth氏が以前書いたネタで
憂鬱日本と史実日本が繋がったゲートの話で、大陸スレではなかったと思う

726名無しさん:2019/07/22(月) 16:01:41 HOST:233.155.128.101.dy.bbexcite.jp
大陸世界の場合、一部除いて史実側より経済状況好転していることが多いから
史実側から就労目的の移民は(大陸側が許せば)結構ありそう

727蓬莱人形:2019/07/22(月) 16:39:34 HOST:bai1b7fa076.bai.ne.jp
(許すとは言ってない)

728名無しさん:2019/07/22(月) 18:12:46 HOST:KD182251115011.au-net.ne.jp
大陸側が史実側に現地法人作る課程で現地人雇うとかならワンチャン?

729透過の人:2019/07/22(月) 19:09:08 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>723
サウジとかあっても邪魔なだけですしね。
大体ワッハーブ派なんて19世紀以来帝国に反抗してばっかですし…
あと、書き忘れましたが多分ジハードに対する考え方も史実世界とは変わります。
というのも、一般的にジハードとして知られる聖戦(小ジハード)ではなく、不正や腐敗我欲との闘い(大ジハード)を奨励するようになるからです。
>>723
あと、講和会議でアゼルバイジャン取ってるのでバクー油田もありますね。… 多分イギリスも入ってるでしょうけど
ガワールは…どうしようかな

まあ、米独はそれなりに関係深そうですよね。
もしかしたらロックフェラーが西シベリア油田発見したりして

730クー&ミー:2019/07/22(月) 19:23:38 HOST:sp49-98-62-31.mse.spmode.ne.jp
まとめwiki見直していたけど、オスマン帝国もといテュルクアラブ連邦はWWⅠの講話時にバクーを取り戻していたのか。

731クー&ミー:2019/07/22(月) 19:59:53 HOST:sp49-98-62-31.mse.spmode.ne.jp
テュルクアラブ連邦の現在未来を含めた石油パワーが凄まじいなぁ。


米独関係が深化しそうな雰囲気を見ると、米海軍も大型艦建造のノウハウはドイツが師匠になりそうですね。
ドイツも、アメリカが資金を一部負担してくれれば安く研究が出来そうですし。

そして、アメリカの鉱物資源を買えるのもドイツにとっては大きいか。
アメリカは北欧とロシアの経済圏に参入出来れば、経済力を強化出来る。
ドイツも米委哥(伯)経済圏に販路を拡げられる。

ベネズエラは石油を売って、米独の支援を取り付けて国力強化を目指す。
上手く行けば、列強の仲間入りが狙えるのかね?
いや、流石に難しいかなぁ…。

732名無しさん:2019/07/22(月) 20:36:55 HOST:i210-164-165-47.s42.a038.ap.plala.or.jp
そういや日墨世界のハワイはアメリカが西海岸まで進出してないから独立国のままかな?
日墨間の石油貿易の中継点でもあるし同盟結ぶなりして引き込んでおきたいとこだけど

733透過の人:2019/07/22(月) 21:44:32 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>731
有望な石油地帯をほぼせいしてますから>テュルク・アラブ連邦
あー、そういや、ペルシアどうしようかな…

大体イタリア+ドイツ式と考えています。
今のところ考えている日墨アメリカ最強戦艦はソビエツキーソユーズ級の砲塔を一つ増やした感じでしょうか
日蘭敷島級みたいなイメージですね。

アメリカの資源は現状何がありましたっけ?

ベネズエラ列強入りはちと厳しいかと、まあ、オイルマネーで米独から武器買い漁ったり、元手にして産業起こすことはできそうですが
>>732
イギリスにサモアなどの南洋の権利を認めるかわりに日墨の保護国として認めてもらったと考えています>ハワイ王国
ゲートが急に出現したものである以上、消滅したときに備えて中継点を確保しないと大変なことになりかねませんし

734名無しさん:2019/07/22(月) 22:36:48 HOST:i114-190-116-189.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>733
それなら史実では諸々の事情で謝絶した東伏見宮殿下とカイウラニ王女の政略結婚が日墨世界だと実現するかな?
保護国化するならやる価値はあると思うけど

735透過の人:2019/07/22(月) 23:11:38 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>734
多分成立してるでしょうね>縁談
後々アナスタシアと篤仁王の婚礼の際にも先例として役に立つでしょうね。
ゲートが開いたのが1822年ですから、更に前に婚姻がなされている可能性もありますが

736クー&ミー:2019/07/23(火) 10:58:54 HOST:sp49-98-62-31.mse.spmode.ne.jp
史実アメリカだと石油、石炭、鉄、銅、鉛、亜鉛、モリブデン、タングステン、リチウム等が有りますね。
日墨アメリカの場合は、このうち石炭と鉄鉱石は輸出出来るレベルで残っている。

他はどうなんだろうか…?

737名無しさん:2019/07/23(火) 11:27:23 HOST:softbank126141232037.bbtec.net
前例があれば、日本では意外なほど話が通りやすいからねぇ

738透過の人:2019/07/23(火) 11:52:34 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>736
石炭と鉄鉱石だとドイツとかち合ってしまうような…?
>>737
そこらへんの感覚は大陸化しても変わらないでしょうね。
まあ、その前例を作るときに苦労するんですが

739透過の人:2019/07/23(火) 11:54:44 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート
1925年、中華民国と中華連邦の中国を2分する争いは突如として終わりを告げた。
3月12日、中華民国総統孫文がガンのため死去、中華民国政府は後継者をめぐる争いで分裂したのである。
中華連邦軍は北上し、分裂状態にあった中華民国軍を次々と撃破し南京に迫った。4月14日、孫文の側近であった李烈鈞がクーデターで中華民国総統に就任、中華連邦に降伏した。
そうして中華民国は滅ぼされ、中華連邦軍は国旗である鉄血十八星旗を南京に掲げた。

しかし、統一に成功したといっても問題は山積みだった。
第一次世界大戦中の清国との戦いで荒廃した華北の復興、ドサクサ紛れに独立を宣言していたカンデンポタンとウンゲルン朝ジュンガル帝国への対処(注1)、そして清国との戦いから第2革命に至るまでに列強各国がバラまいた武器の代金の支払いと借款の返済などがあったが(注2)、
その中でも大きな問題となっていたのが、2度の革命に伴う中国大衆のナショナリズムの高まりと第2革命終結後の連省自治の名を借りた軍閥化の進行だった。
特に後者は連省自治を目的をしながらもあくまでも法の支配を望む宋教仁にとっては受け入れられるものでは無かった。
宋教仁は軍閥を打倒しようと外国勢力の利用すら考え始める。一方、宋教仁の排除を目論む軍閥勢力もまた同じような事を考えていた。

これらの思惑と中国大衆のナショナリズムが合わさった結果、列強各国は義和団事件以来再び中華の大地に兵を送る事になる。

注1 モンゴルが除かれているのはボグド・ハンと首相に就任したグンサンノルブの下で日本の支援を受けながら近代化を達成しており、制圧は不可能と考えられた為。
一方、チベットは未だに弱体であり、ウンゲルン朝ジュンガル帝国も圧政によって不満が高まっており、用容易に制圧できると考えられていた。
注2 一応、ワシントン講和会議でイタリアとベルギーの請求権は無効とされていたがもともと大した額でもなかった。
ちなみに両国とも第2革命中期より武器輸出を再開しており、その後の高性能な小火器で知られる武器輸出産業の復活のきっかけとなった。

740透過の人:2019/07/23(火) 11:56:42 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。
次回も中国回です。多分。

それにしても米戦艦どうしよう…

741New:2019/07/23(火) 12:30:07 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。一難去ったら一難どころか七難八苦が来るという中華クオリティ

742クー&ミー:2019/07/23(火) 12:49:06 HOST:sp49-98-62-31.mse.spmode.ne.jp
乙です。
中国大陸は再び燃えそうですね。
列強にとっては利権や商売のチャンスか。

アメリカはどうするのか…

>>738
調べた感じだと、モリブデン鉱山は日墨アメリカに残っていました。
なお、主な銅鉱山はメキシコに、主な亜鉛鉱山と鉛鉱山は英国(アラスカ、オレゴンカントリー)に持っていかれていますね。

他は、何処に鉱山が有るのか良く分からなかった模様。

743透過の人:2019/07/23(火) 13:30:47 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>741
本当に安定するときと乱れるときの落差が激しいというか
>>742
次回、中華ナショナリズムのせいで面倒事が始まるので列強+その他が介入に来ます。
武器市場化はそのあとですかね。
ついでにそこでアメリカ戦艦のお披露目を考えているのですが…スペックがきまらないので書けないのです…

おお、モリブデンがありましたか、結構残ってるものですね。
しかし、大体の資源がある日墨と連合国側(英連邦とヨーロッパで分けたほうがいいかな?)はともかく、
ミッテルオイロパ+アメリカだと何が不足しているか考えなければ

744ハニワ一号:2019/07/23(火) 13:41:22 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
はいはい、いつもの中華の恒例行事である。
これまでと違うのは中華統一される事無く中華の分裂で固定化されそうですが。

745ホワイトベアー:2019/07/23(火) 18:05:12 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
乙です。

中華文明の伝統行事であるうち下馬

746ホワイトベアー:2019/07/23(火) 18:10:43 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
乙です

>>745は誤爆したもので無視して下さい。

中華文明の伝統行事である内戦が始まり、大陸でゃ再び戦火が見られそうですね。しかも列強の介入ありとか、これは分裂して統治されるんですねわかります。

話は変わりますが、日米枢軸ルートの第29話が完成しましたので上げさせていただきます。

747ホワイトベアー:2019/07/23(火) 18:11:23 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第29話

1917年2月7日の日米の宣戦布告と同時にケプラヴィーク航空基地を飛び立った日本海軍の航空部隊は大西洋上で20機ずつの部隊に別れて、それぞれポツダム、ケーニヒスベルク、ハンブルク、マクデブルク、ケルン、ドルトムントを目指して飛行を続ける。

2月7日午後22時30分、ドイツ帝国本土に日本国籍マークが書かれた爆撃機がドイツ軍の妨害もなく悠々と到着する。そして、まず始めに攻撃を受けたのはドイツ帝国有数の港湾都市であったハンブルクであった。

この時、日本軍が投入した爆撃機はその全てが最大爆弾積載量9.1tを誇る日本海軍の最新鋭戦略爆撃機の一四式戦略爆撃機で、約10,000kmと言う極めて長い航続距離と約13,000mと言う当時の爆撃機を遥かに越える実用上昇限度を有する当時でも郡を抜いた爆撃機であった。

ドイツ軍は英仏の爆撃機による都市爆撃が行われていた事から英仏の攻撃範囲外にある東部の一部都市を除いて主要な都市には厳重な防空体制を構築していた。しかし、それはあくまでもイギリスやフランスを相手として構築されたものであり、一四式戦略爆撃機が規格外な程の高高度を飛行していたことや夜間と言うこともあって早期対処に失敗。ハンブルク上空にまで何の妨害もなくこれた一四式戦略爆撃機の搭乗員は与圧のきいた快適な機内から爆弾の投下を開始する。

この爆撃によりようやく敵の存在に気づいたドイツ軍は即座に高射砲による攻撃や迎撃戦闘機の出撃などを行うものの、そもそも一四式戦略爆撃機を射程範囲に収める事ができず有効な対応がとれなかった。そして、ハンブルクはこれが始めての空襲であり、突然の空襲によって市民が次々とパニックをおこしたことや日本軍が参戦前から爆撃候補の都市を念入りに偵察して都市全体に無差別爆撃を実施した、ハンブルクでの避難に深刻な支障を与え、市民から多くの死傷者を出してしまう。

これだけでもドイツ帝国首脳部にとっては大事件であるが、ハンブルク爆撃から僅か一時間以内に同様の光景がポツダム、ケーニヒスベルク、マクデブルク、ケルン、ドルトムントの四ヶ所でも見られ、ドイツは日米の宣戦布告から12時間も経たずに5つの都市に大きな被害を与えられ、さらにこの航空部隊は爆撃を終えるとそのまま妨害もなく悠々とケプラヴィーク航空基地に戻っていき、わずか1機の損害もなく作戦を完遂した。

この一連の爆撃はドイツ首脳部に大きな衝撃を与えた。

748ホワイトベアー:2019/07/23(火) 18:12:30 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
上記で述べた様にそれまでも西部戦線に近い都市は連合軍による爆撃を受けており、それに対抗する為にドイツ帝国は少なくない数の高射砲をそれぞれの都市に配置し、迎撃機も攻撃をうけしだい直ぐさま飛び立てる様にするなど執れうる限りの処置を全て取った防空体制を整えていた。しかし、それらの対策が今回の爆撃機では何ら意味をなさなかったのだ。また、この時のドイツ首脳部はケーニヒスベルクへの攻撃はロシア領から行われたと推測した。そして、この攻撃によってそれそれまで安全と考えられていた東部方面の都市や前線でもこれら以上の対策を施さなければならないと言う考えは彼らに衝撃を与えるに足る理由であった。

当然、本土防衛の役割を担っており、本来ならドイツへの空からの攻撃からドイツ本土を護る責務を負っていたドイツ陸軍航空隊の面目は完全に潰され、彼らは防空体制の刷新を急務として行うのと同時に高高度を飛ぶ連合軍の新型爆撃機に対抗可能な機体の開発に精力的に取り組んでいく。ドイツ内務省も今回の事を重く見たドイツ陸軍参謀本部の説得もあり、重い腰を上げ、爆撃によって一気に工業力を失う事を防ぐために工業力の分散化・疎開を開始すると同時に一時的に各戦線に派遣していた工兵すら呼び戻してドイツ全土の各主要都市への防空壕の作成も開始するなど以降の爆撃による被害を減らす工夫を開始する。

一方、日米では翌日の3月8日に斎藤総理大臣とタフト大統領がそれぞれ首相官邸とホワイトハウスにて今回の爆撃の成功を発表する為に記者会見を実施(無論、時差の関係で同時にとは行かなかった)、そのなかでケーニヒスベルクを爆撃した航空隊の発信地は蓬莱島(Hourai Island)と、西部方面を爆撃した航空隊の発信地を桃源郷と発表した。無論、これは完全なるブラフであったが、それを知らないドイツは中立国経由で流れてきたこの情報を基に海軍や陸海航空隊を動員してこの蓬莱島や桃源郷の捜索を開始し、貴重な時間や物資を無駄に浪費させていった。

この爆撃に味を占めた日本およびアメリカは、ドイツの工業力を割き、戦争を遂行する能力を奪うべく都市部への爆撃を実施していく事を決定。参戦から一週間単位でドイツの都市部への爆撃が行われる事になる。

それはさておき

こうして、宣戦布告と同日中にドイツ本土を攻撃すると言う衝撃的な参戦をした日米は航空隊の増強を決定。アイスランドへさらに一四式戦略爆撃機を配置すると同時にフランスやイギリスに大規模な航空隊の派遣すら開始する。この航空部隊は各種装備は艦船で運び、部隊の要員は旅客機で運ぶ(※2)と言う画期的な方法で欧州まで運ばれる事になった。これによって日米の要員は幾日も船に乗って欧州まで運ばれるのではなく快適に素早く欧州への展開を可能とした。また、この方法を取ったことによって日米のパイロットや整備員は潜水艦のよる被害を一切受ける事もな無事にフランスまで着く事ができた。

また、ドイツの潜水艦から各種装備を運ぶ輸送船の安全を確保する為に護送船団方式が採用され、欧州に向かう船団には護衛空母や護衛駆逐艦、巡防艦(フリゲート)、海防艦(コルベット)などから構成される護衛が着くようになっていき、さらに日本海軍は護衛空母を中心に丁型護衛駆逐艦、伏見型巡防艦、奄美型海防艦などの対潜水艦作戦を目的に建造された艦艇群から編成される潜水艦狩りを専門とする部隊(ハンター・キラー部隊)を数多く編成し、大西洋に派遣、ドイツ潜水艦隊への対策を急速に整えていった。

749ホワイトベアー:2019/07/23(火) 18:15:03 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
これらに動員された護衛駆逐艦や巡防艦、海防艦などの戦闘艦には全てにアクティブ・ソナーやパッシブ・ソナーが装備されており、護衛空母の艦載機とあわせて極めて大きい効果を発揮し、ドイツ潜水艦隊の損害は日増しに増えていった。また、こうした艦艇はある程度スペックを落としてではあるがイギリスやフランスにも供与されることになり、護衛船団方式の確率と同時にドイツ潜水艦は狩る立場から狩られる立場へと追いやられていく。

また、対潜水艦部隊の他にアメリカ大西洋艦隊と日本第3常備艦隊の部隊がイギリスに移動し、イギリス大艦隊と共同で北海の封鎖を開始、経済的面でもそれまで見逃していたオーストリア・ハンガリー帝国からドイツへの物資の流れも規制させるなど対ドイツを鮮明にさせていく。

こうして、日米は海軍や航空部隊は欧州(大西洋)に次々と派遣されていく一方、青島の攻略こそ行ったものの大規模な陸上戦力の欧州への派遣は差し控えられていた。

当初は陸軍の大規模派兵も計画されていたものの、その準備を行っている最中に日米の隣国であるロシアにて市民達の暴動が発生、欧州方面では軍の部隊も次々と反乱をおこしていき、最終的には革命騒動にまでなっており、日米はこの革命への対策を名目に欧州への大規模な派兵は謝辞していた。とは言っても、ある程度の派遣は関係上必要であり、日本からは18個師団+数個旅団が、アメリカからは28個師団が欧州へ向けて出発したに留まった。

この日米の部隊は同年の8月頃から順次フランスに到着、一部部隊は前線に展開するものの、この時のドイツ軍は改めて消耗戦を行うためにソンム川より撤退。新たに構築していた防衛線、通称ファルケンハイン・ライン(※4)まで部隊を下げるなど守勢に回っていたこともあって、ほとんどの部隊は再訓練と武器弾薬の貯蓄に入っていき、連合国間の協議で来年に発動することが決定した大規模攻勢に備えていく。イギリスおよびフランス軍も日米の体制が整うまでは独自に攻勢をかけることはせず、そうして、1917年の西部戦線は小規模な戦いこそあったものの比較的平穏に過ぎていく事になる。

(※1)
イギリス海軍の大艦隊(グランドフリート)とドイツ海軍の大洋艦隊(ハイシーフリート)の間でおきた第一次世界大戦最大の海戦。100隻近くの戦艦(前J級戦艦も含める)・巡洋戦艦が動員された海戦であり、イギリス海軍は戦艦4隻、巡洋戦艦3隻を対価にドイツ海軍の戦艦8隻、巡洋戦艦4隻を北海に沈める事に成功した。

(※2)
アメリカの場合は東海岸からアイスランドーイギリスorフランス本土に、日本の場合は日本本土ーアラスカーアメリカ西海岸ーアメリカ東海岸ーアイスランドーイギリスorフランスと言った航路で部隊要員が運ばれた。

(※3)
オーストラリアとニュージーランドはANZACの大損害を補填する為に派遣できる限りの陸上部隊は欧州に派遣していたため、海上部隊の参加のみであり、陸上部隊は日本陸軍を主力にアメリカ陸軍と満州連邦陸軍の三カ国の部隊から構成されていた。

(※4)
史実ヒンデンブルク線に相当するドイツ軍の防衛ライン。

750ホワイトベアー:2019/07/23(火) 18:16:17 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。 wikiへの転載はOKですが、改訂版28話をあげるまで待っていて下さい。

751New:2019/07/23(火) 19:13:48 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。WW1で既に防空に悩まされるとはドイツの資源がガリガリ削られていく・・・

752194:2019/07/23(火) 19:41:50 HOST:ai126183124117.57.access-internet.ne.jp
乙です。
対応不能な戦略爆撃・・・。
戦後、戦闘機不要論が大々的な叫ばれそう。

753トゥ!ヘァ!:2019/07/23(火) 19:52:20 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

日米参戦からいきなりこのダメージだとすると大戦も遠からず終結しそうですね。

ロシアは案の定革命騒ぎで半ば脱落したようで。

754透過の人:2019/07/23(火) 20:54:04 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>744>>746
どの程度まで分割するかはまだ、未定なので考えなくては
あとは参加兵力も

ホワイトベアー氏乙です。
日米の爆撃が猛威をふるってますね。
このまま、爆撃を続けたら封鎖戦略と合わせてドイツ人だいぶ減るのでは?
流石にアーヘンとかトーリアとかは爆撃対象から除外されそうだけど

755ハニワ一号:2019/07/23(火) 21:37:58 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
日米のドイツ本土戦略爆撃にドイツがどこまで耐えられるか見ものですね。
史実での第一次世界大戦の頃のドイツ国内では食料が不足していた話もありますし爆撃と合わさって酷い事になりそうですね。

756クー&ミー:2019/07/23(火) 21:45:43 HOST:sp49-106-217-232.msf.spmode.ne.jp
乙です。
まぁ、航空機の性能差を鑑みると当然の結果ですね。

史実日本が味わった以上の絶望(抵抗出来ない的な意味で)をドイツが味わっていきますね。


>>743
ドイツの支援を受けるとなると、手始めにマッケンゼン級を叩き台にした戦艦建造ですかね?
ヨルク代艦級かバイエルン級レベルは日墨世界の米海軍には手に余るでしょうしね。

757クー&ミー:2019/07/23(火) 22:25:46 HOST:sp49-106-217-232.msf.spmode.ne.jp
>>756追記
まぁ、弩級戦艦さえ持っていない米海軍にはマッケンゼン級レベルでさえ手に余りそうですけど(汗)
とは言え、メキシコ海軍を意識するとこれ位は背伸びしないとなぁ…。

しかし、日墨世界米海軍は主砲規格をどうするのやら…。
ドイツはcmで史実米海軍はinchですしね。


ミッテルオイロパ+アメリカで足りない資源…。
ベネズエラが居るとは言え、平時はともかく戦時は石油も(輸送路的に)危ないでしょうね。
後は、天然ゴムも輸入か。

758透過の人:2019/07/23(火) 22:29:29 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>756
マッケンゼン級よりは、亡命イタリア人の助けを借りてフランチェスコカラッチョロと考えています。
ドイツの助けは主に砲やディーゼル機関ですね。
まあ、流石に日露戦争以降ずっと戦艦作ってないのにいきなりフランチェスコカラッチョロはおかしいから、
レキシントン級(ポケット戦艦)を考えているんですが決まらない…。
一応、上の方で助言は頂いたのですが…もう、特徴だけ書いて逃げようかな…

759クー&ミー:2019/07/23(火) 22:40:08 HOST:sp49-106-217-232.msf.spmode.ne.jp
>>758
以前、フランチェスコ・カラッチョロ級の事を語っていたのをすっかり忘れていました()

760クー&ミー:2019/07/23(火) 23:31:48 HOST:sp49-106-217-232.msf.spmode.ne.jp
ポケット戦艦…
技術的にイツ海軍が三連装砲の試作を兼ねて載せるパターンを除けば三連装砲は難しい所。
となれば、主砲はドイツ製の30.5cm連装砲が堅実か。

そうなると、30.5cm連装砲2基4門(前後1基ずつ)の前弩級の大型化バージョンで、武装が少ない分を機関強化(速力25knot前後)と防御に振り分ける。
または、30.5cm連装砲3基6門(前部2基、後部1基)の(火力は列強に劣るものの)米海軍としては本格的な巡洋戦艦(28knot前後)タイプ。

12inch砲6門積んだ高速艦ならば改装次第では超甲巡的立場に立てる可能性も有るのかなぁ?

761透過の人:2019/07/23(火) 23:39:27 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>757
多分削ったりしてインチに調整し直すんじゃないんですかね>主砲

石油は備蓄でしょうね。時代が下れば西シベリアのサモトロール油田とか見つかりそうですが
ゴムは一応ブラジルも産地(というかブラジルからブリカスが盗んでマレーに植えたとか聞きましたが)なのでこちらも平時は問題ないかと
あとは、持久できなさそうなのはウランとかかなぁ

そういえば、日墨だとメキシコ出兵も南北戦争もないぶん米仏関係が史実よりも良さそうだから、
もしかしたらフラン経済圏とミッテルオイロパの中継貿易とかしてたりして
まあ、4世即位時に共和派弾圧してたりするんで、その時に関係悪化してる可能性もありますが




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