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日本大陸を考察・ネタスレ その151

1New:2019/05/02(木) 00:08:36 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。

投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。


【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
 気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
 すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

468名無しさん:2019/05/20(月) 11:05:04 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
1948年5月25日17時 ブルタイユ通り
「急げ、政府軍の連中が来る前に守備を固めるんだ。」
民兵団の男が土嚢を積みながらそう言った。進捗は芳しくなかった。当然だ。フランスの為に決起したはずなのに反乱軍として鎮圧される羽目になったのだ。その状況で士気など上がりようがなかった。
「おい、どうだ?進み具合は?」唯一まともな砲を装備した部隊である対戦車部隊の指揮官だった。といっても、オチキス25mm対戦車砲2門と例によって自由フランス時代に英国から貰ったゲテモノ兵器であるスミスガンが1門あるだけだったが、それでも男は彼の事を信頼していた。何しろ彼はあのオランダ侵攻作戦の生き残りなのだから。理由はそれだけで十分だった。
「あまり良くないな。」と言ってから男の顔が真っ青になる。彼らの目の前に4両の戦車が迫っていた。
「なんだアレは見たことない形だ。だが、こっちにはコイツがある。戦闘…」
開始、と指揮官が言い終わるまえに敵戦車が発砲し、周りの民兵共々、75mm榴弾で吹き飛ばされた。
「砲手、よくやったぞ。…全く相手がフランス人でなければもっと良かったのに…」
民兵たちを吹き飛ばした戦車の車長であり、指揮車両でもあるルノーG1、1号車で指揮をとるピエール=アルマンド=ガストン=ビヨットは若干の不満を漏らしながらも上機嫌で言った。オランダ侵攻とそれに続く対ドイツ戦を貧弱な戦車で戦わざるを得なかった彼にとって、この戦車の存在は喜びだった。
フランス陸軍は1930年代に入り流石に旧式化したルノーFTに変わる新戦車を作り始めた。ルノーシャールDと名付けられた戦車はそこそこの出来だったが、問題はその後だった。悪名高いビンソン計画の影響下で後継戦車に開発ができなくなったためである。
新型戦車開発のみならず、ルノーシャールDの改良型の生産すら出来ず(仮に改良型が生産されていたらルノーシャールDはD1と改称していただろう)、辛うじて戦前に出来たのはルノーシャールDの無線機を自国製より性能の良いアメリカ製に換装するだけだった。
これに困っていたのが軍需企業群であり、従来より圧倒的に高性能戦車を作り上げることで意地でも採用を勝ち取ろうとしたのである。
特に戦車の開発をルノーに事実上独占されていたため、ルノー以外のメーカーはその独占を崩そうと、一層新型戦車開発に力を入れた。一方のルノーもそれに対抗するように研究を進め、フランス軍内部でも後継車両に対する不安があった為、シャールG1と呼ばれる新型戦車開発計画がスタートした。
しかし、結局は余力のあったルノーしか試作車両を完成させる事が出来ず、その試作車両もフランス陥落の際に田舎の納屋に隠匿されていたのだった。
昨年その車両が発見されたのでパリ祭のパレードで部品から組み立てた残り3両とともに走る予定だったのだが、今回の鎮圧に駆り出される事になったのだ。
「このままいくぞ、全車進め。」
ビヨットはさらなる進撃を命じた。

1948年5月25日 17時 アンヴァリット
ビヨットが民兵団の部隊を撃破したのと同時刻、アンヴァリット前にはフランス救国委員会に反対する群衆が政府軍の鎮圧開始の知らせを聞いて詰め掛けていた。
彼らはアンヴァリットを警備する兵士がアルジェリア出身だとわかると差別的な誹謗中傷も交えて救国委員会を批判する様になった。
「ここはフランスだ。アフリカに帰れ」、「文明人に歯向かう蛮人めが」、「俺たちが中国兵に襲われた時は何してたんだ?役立たず共」
彼らがヒートアップしつつあったその時、兵士の一人が発砲した、群衆の中から反撃するものもいてアンヴァリット前は血の海となった。
最初に発砲した兵士ムハンマド=アフマド=ベン=ベラにとって祖国とは生まれ故郷のアルジェリアではなくフランスという国家そのものだった。
だからこそ、ベラはフランス軍に入隊し、地獄の様なオランダ侵攻作戦から帰ってきたのちも北アフリカに渡って戦い続けていたのだ。
それなのに…目の前の連中は、自分達がフランス本土に生まれたと言うだけで、俺達のことを蔑んでいる、そして終いには役立たずと言った。俺たちの戦友を殺した奴らに、フランスの敵に尻尾を振ったくせに、俺たちを侮辱するなど…許せない。
ベラは引き金引いた、周りの兵士が取り抑えようとするが、彼等の一人が群衆の反撃による流れ弾で死ぬと彼等も発砲を開始した。

後にアンヴァリットの虐殺と呼ばれる事になる惨劇は民兵団の部隊を撃破したビヨット達の到着によって形勢が逆転するまで続いた。
アルジェリア兵達は少数を除きシャールG1の砲撃で死ぬか、怒れる群衆によって殺された。
名目上は内地であり、最も同化が進んでいたはずでもあるアルジェリア出身兵士によるこの事件はアルジェリア人の信用度に疑問を抱かせることになり、
更にはのちのフランスの人種差別的な政策やひいてはFFRの成立に大きな影響及ぼすことになる。

469名無しさん:2019/05/20(月) 11:06:16 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。
加筆修正するだけなのに1時間もかかってしまった、

470トゥ!ヘァ!スマホ:2019/05/20(月) 15:22:05 HOST:FL1-118-109-207-113.kng.mesh.ad.jp
乙です
戦時中に開発された新戦車の御披露目がまさか内戦中のパリとは皮肉ですな…

そして史実では後のアルジェリア首相だったベンベラさんやらかす。
まあそうなるな…

471New:2019/05/20(月) 17:45:57 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。チャーチルの逸物・・・一番不本意なのチャーチル自身だw
フランスは血生臭くなると徹底的に血みどろになるな・・・

472ナイ神父Mk-2:2019/05/20(月) 18:59:20 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
乙です。二次大戦に参加した兵士からすれば35mmしか装甲が無いのは
陸軍国として考えれば泣くしかない現状と言う事ですもんね…

473名無しさん:2019/05/20(月) 19:52:55 HOST:KD182251107148.au-net.ne.jp
対する日蘭は和製T-55に蘭版センチュリオン&コンカラーだからなぁ……

474トゥ!ヘァ!:2019/05/20(月) 20:00:39 HOST:FL1-118-109-207-113.kng.mesh.ad.jp
ひでぇ格差である

475名無しさん:2019/05/20(月) 20:15:18 HOST:KD182251108049.au-net.ne.jp
ヨーロッパ方面で戦ったドイツはティーガーにパンター
イタリアはおそらくP43、ドナウもおそらくシュコダ製中戦車群を投入
北アフリカでエジプト轢き殺して雪崩れ込んできたオスマンは
蘭版クロムウェルやコメットのライセンス生産型あたりかな
なんにせよ惨い

476名無しさん:2019/05/20(月) 20:23:11 HOST:FL1-118-108-57-122.myg.mesh.ad.jp
北から雪崩れ込む独伊土連合軍(アフリカ軍団、リビア軍団、アラビア軍団)と
ケープを奪還してから駆け上がってくる日蘭連合軍にサンドイッチされた
アフリカ戦線というこの世の地獄

477名無しさん:2019/05/20(月) 20:25:37 HOST:KD182251108049.au-net.ne.jp
蘭独墺と土波、日露と三方面からボコられたロシア戦線も中々
……よく耐えたな

478ナイ神父Mk-2:2019/05/20(月) 20:29:24 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
アフリカ戦線は完全に崩壊してバラバラに逃げだした
英仏の兵士が暫く終戦を知らない状態に成り
ロシア戦線はソ連より少ない畑で史実ソ連かそれ以上の
動員やらかして戦線維持ですからね…

479名無しさん:2019/05/20(月) 20:41:14 HOST:i114-190-118-11.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>473
しかも当時は4カ国同盟側で最高性能の戦車がアメリカのM3中戦車という
M3自体は故障も少なく信頼性の高い良い戦車ではあるんだけど相手がなぁ…

480名無しさん:2019/05/20(月) 20:42:47 HOST:KD182251108049.au-net.ne.jp
そういや、アフリカとかで鹵獲されたり
フランスで生き残っていた工場で生産された兵器って
太平洋からの輸送船団の帰りに支那戦線に運ばれたんだっけか

描写無いだけで相当数のフランス製兵器が支那戦線では主力だった可能性が?

481名無しさん:2019/05/20(月) 20:45:22 HOST:FL1-118-108-57-122.myg.mesh.ad.jp
アフリカに関しては、英軍のクルセイダーやチャーチルがそこそこあったと思う
バベッジ卿の置き土産もあって、技術面で史実より鈍った米仏蘇に比べて
英国は一応史実と同水準の兵器が配備されていたはずなので

482名無しさん:2019/05/20(月) 20:48:14 HOST:KD182251111068.au-net.ne.jp
下手に年代縛ると格差が惨いことになりそうな日蘭世界のガルパン

483ナイ神父Mk-2:2019/05/20(月) 20:49:47 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
多分英国で最後まで頼りにされてたのはマチルダⅡとチャーチル辺りでは無いかと…

484名無しさん:2019/05/20(月) 20:52:27 HOST:FL1-118-108-57-122.myg.mesh.ad.jp
史実で要らない子扱いされたチャーチルガンキャリアが
威力だけなら対抗できるってことで救世主のような扱いをされていそう

485名無しさん:2019/05/20(月) 21:01:35 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>470
まあ、一度も活躍出来なかったARL44なんかに比べればマシなのでは?
ベンベラさんに関しては本文で書いたとおりですね。
>>471
投げ槍は要はフランス版刺突爆雷ですね。
あと、革命騒ぎで血まみれなのはわりといつものことですから
>>472
可哀想なので、改良型のルノーD2までは良しとしようかと思ってましたが、OCUの前では能力的に大差ないですし、
そもそもマスケットまで、引っ張り出してる有様で改良してる余裕あるかな?と思いまして…

486モントゴメリー:2019/05/20(月) 21:04:38 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
>>478
>英仏の兵士が暫く終戦を知らない状態に成り

確か、ケープには戦後30年経っても「部隊単位で」戦い続けている英国軍がいるんでしたね…
観光客が記念撮影していると、「遠い背景に小銃を構えた英国兵が写ってる」
なんて事例が多発したとか。

487名無しさん:2019/05/20(月) 21:05:54 HOST:KD182251111144.au-net.ne.jp
ケープからは追い散らされていたような?
ただ中央アフリカあたりには居そう

488ナイ神父Mk-2:2019/05/20(月) 21:11:30 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
>>486
まあ、あくまでも都市伝説級の話と言う感じですかね?
唯、史実でも単独で20年近く生き延びて居た小野田少尉とかの
例も有りますし戦後知らないでアフリカに潜伏していると言う可能性も
ゼロでは無い為、有る程度信憑性を持った都市伝説と言う形です。

489モントゴメリー:2019/05/20(月) 21:28:31 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
>>488
戦後、ケープに配属された新米に先輩が真先に教えるのが
「決して1人で森に入ってはならない。あの中では、戦争はまだ終わっていない」
とかになりそうですね。

…映画一本作れそうなネタですねw

490ナイ神父Mk-2:2019/05/20(月) 21:30:34 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
>>489
実際二次大戦の日本軍も部隊単位での潜伏していたらしい
ですしケープ〜アフリカの中央地域辺りまでを舞台に
取られる潜伏した同盟軍側のドラマとか映画とか各国で
撮影されてそうです…

491名無しさん:2019/05/20(月) 23:54:07 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>490
潜伏先によっては鉱山や農園などを開発して自立することも不可能ではないですからね。
事にアフリカは部族対立が激しいから、そこら辺につけ込むのもアリかもしれませんね。
…もしかしたら、BCやFFRのアフリカ領にはそうして出来た都市がいっぱいあるのかもしれない。何か起きると先祖伝来のww2期の骨董品を持ち出してくるとかw

492名無しさん:2019/05/21(火) 08:50:58 HOST:088.112137091.m-net.ne.jp
ジオンのキンバライト基地かザンジバーランドかな

493名無しさん:2019/05/21(火) 11:24:03 HOST:37.231.128.101.dy.bbexcite.jp
これでも史実より安定、発展しているのが日蘭世界アフリカだから困る

>>485
流石に蘭本土侵攻のために一線級部隊の分は用意していた、と思いたい
尤も要塞砲や列車砲との撃ち合いで負けてからの逆侵攻で
侵攻のために前線で待機していた戦車は溶けただろうが……

494825:2019/05/21(火) 12:26:09 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
乙でした。

495825:2019/05/21(火) 12:27:40 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
日米枢軸ルートの第16話が完成したのであげさせていただきます

496825:2019/05/21(火) 12:28:41 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
日米枢軸ルート 第十六話

遼陽、清国東北部の満州にある都市であり、ロシア側にとっては人口6万のハルビンに次ぐ南満州の戦略的拠点でもあった。地理的には平野で、東清鉄道が走る交通の要衝でもある

日米連合軍はシベリア鉄道などによるロシア軍の増援が到着する前に決着をつけることを望んでおり、この地は奉天・海城・鉄嶺らとともに進撃目標の1つとされていた。

ロシア側でも攻守両方の基本戦略が存在しており、守備側の戦略では遼陽に第一線を設定し兵力を集中させ、ハルビンを退路に本国からの増援を待ちつつ攻勢する作戦を構想していた。

1904年9月1日の開戦後、その後の連合軍は第1軍を北上、10月18日より始まった鴨緑江会戦を経た後に満州に侵攻、連合軍第4軍および第5軍と合流し第1軍集団を構成し北上を続ける(後に第4軍は第1軍集団から離脱する)。第2軍は大連に上陸すると東清鉄道に沿って進軍し、大石橋などでロシア軍と戦闘を繰り返しつつ遼陽に向け北進していた。第3軍も第2軍とほぼ同時に大連より上陸、遼陽を目指す進撃を開始、シベリア第2軍団が展開していた柝木城を攻略し、11月の中頃には遼陽を半包囲した。

一方のロシア軍は早々の太平洋艦隊の実質的退場やナホトカ戦隊の壊滅による制海権の喪失により基本戦略を変更を余儀なくされ、兵力を直接遼陽へ集結させており、この時には極東第1軍団、第2軍団、第3軍団、シベリア第1軍団、シベリア第2軍団の5個軍団が集結していた。

そして、11月12日、連合軍は機甲戦力を中核とした第4軍を持って奉天への退路の遮断に成功、さらに日本陸海軍の航空戦力を活かし東清鉄道を遮断させることにも成功した。

これを確認した連合軍は11月28日、ついに連合軍が行動を開始。後方にて連合軍工兵隊により作られた野戦飛行場に待機していた爆撃機群や渤海に展開していた第3常備艦隊を動員して遼陽およびその近郊に展開しているロシア軍に大規模な爆撃を敢行、特に砲兵陣地には徹底した爆撃が行われる。この時のロシア軍は航空戦力対策としてPM1900重機関銃(英国はマキシム機関銃の完全ライセンス版)の射角を高くとれるようにした現地改修の対空機関銃をいくつか用意しており、全くの無対策であったわけではなかったが、そんなもので被害を押さえられる事はできずに次々と被害をだしていった。

また、爆撃が行われているのとほぼ同時に陸上部隊からの砲撃も開始され、ロシア軍第一線陣地のほぼ全てに砲弾が降り注ぐことになった。この砲撃は三時間で終了し、その後、第1軍集団および第2軍、第3軍が第1線陣地を突破するべく全域で侵攻を開始する。

497825:2019/05/21(火) 12:29:16 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
ロシア軍の第1線陣地にいる守備部隊はこれを食い止めるべく必死に抵抗するものの連続的な波状攻撃が実施され、次第に抵抗能力を低下させていき、その対処能力が完全に飽和、次々と防衛線の突破を許してしまう。

本来なら予備部隊を送り込むことになっていた第2線陣地の部隊や遼陽の部隊は連合軍の空爆、砲撃などの攻撃やコマンド部隊による破壊工作により有機的に動けずにおり、11月29日の未明には第1線陣地は完全に陥落してしまう。連合軍の進撃は第1線陣地を陥落させても止まらず、その後すぐに第2線陣地への攻撃がおこなわれる。

また、退路遮断に成功していた第4軍がロシア軍の後方より砲撃を開始し、遼陽の包囲に成功。12月1日には第1軍所属のアメリカ海兵隊第1海兵師団が師団規模での夜襲をもってロシア軍が強固に抵抗していた首山堡陣地の攻略に成功するなど第2線陣地すら陥落しかかっており、もはや遼陽の陥落は避けられなかった。時ここにいたりロシア満州総軍司令官クロパトキン大将は奉天への撤退を決断する。しかし、この時には遼陽近郊の部隊は連合軍により包囲されており、撤退は不可能と言える状況であり、多くの幕僚は降伏を提言するが、クロパトキン大将はこれを拒否する。彼は崩壊しかかっていた第2線陣地の部隊やいまだ無傷であった第3線陣地の兵力を遼陽に集結させ、いまだほぼ犠牲の少なかった極東第2軍団を殿とし、シベリア第1軍団を先頭に連合軍第4軍の敵中突破を目的とした突撃を開始させる。無論、この動きは航空偵察を通して第4軍を含めた連合軍全体に通達されており、これに対応するべく連合軍第1、第2、第3、第5軍は遼陽への第4軍はシベリア第1軍団を先頭としたロシア軍への攻勢を強めていくが、遼陽ではクロパトキン大将が残って指揮を取り付け、激しい市街地戦に発展、第4軍は数の差や犠牲を前提としたロシア軍の攻勢によりロシア軍の突破を所々で許してしまう。

戦車や自動車による機動防御も有効に作用し、結果としてこの第4軍を突破できたのは遼陽に展開していたうちの約3割、20万人ほどでしかなかった。最終的にこの戦いでロシア軍が失った兵力の総数は40万人と言う膨大な数であり、ロシア史上最大規模の敗北を味わうことになる。この数はロシア極東・シベリア軍のおよそ半数であり、それほどの大兵力やそれ以上の重装備を失ってしまう。

498825:2019/05/21(火) 12:29:50 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
特に連合軍主力の攻撃を受け止めることになった極東第2軍団はクロパトキン大将と共に決死の抵抗をおこない、部隊の撤退の時間を稼いだ代償に壊滅的とも言える損害をだし、軍団に所属していた将兵達はほぼ全てが戦死するか捕虜になってしまう。

対する連合軍であるが、その損害は全軍あわせて死傷者3万6千程度と戦果と比べると非常に低い損害しか受けていなかった。

この戦いの結果を知ったニコライ二世は、あまりの大敗ぶりやそれまでの極東総督府の独断専行への怒りも合わさり、怒りの限界を軽々と突破、その全責任を負わせるべくアレクセーエフを解任し、その全権を剥奪させる。しかし、此の時の彼の怒りはこの程度では終わらず、アレクセーエフを国家反逆罪で拘禁する。

本来ならクロパトキン大将もその責任を追及させる立場にあったが、彼は殿として遼陽に残った極東第2軍団と共に連合軍主力の足止めをおこない、その勇戦ぶりが連合軍と共にいた各国の従軍記者を通して諸外国に広く知れわたっており、政治的に責任の追及が難しかった為、追及させることはなかった。それゆえにアレクセーエフへの処置が過激になったとも言える。

これによって極東総督とロシア満州総軍司令官と二人の指揮官を失ったロシア側はその後任としてグリッペンベルク大将を増援と共に送り込み、なんとしても連合軍に反撃をくわえるべく急速に戦力の再編を推し進めていく。

この戦いの結果は連合軍側に多くいた各国の観戦武官や従軍記者を通して世界各地にまで知れ渡ることになる。初めはその非現実的な戦果から連合軍側のプロパガンダだと考えられていたが、観戦武官や従軍記者から続報が次々と入って来ると次第にその認識も改められてゆき、最終的には連合軍の大勝が真実だと判明する。

その後の欧州列強の反応は非常にバラバラであった。連合軍寄りを公式に宣言していた英国は自らの判断が正しかったと安堵しつつ、改められて連合軍、特に日本のとんでもな軍事力を見せつけられ、関係改善に力を入れていくことになる。

499825:2019/05/21(火) 12:30:24 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
トルコは少数ではあるが義勇軍を派遣していたこともあり、この勝利に多いにわくことになる。そして、この勝利は義勇軍派遣を強固に進めたスルタンの国内での威光を盛り返していき、引き続き連合軍を支持する方針を固めていく。

一方、ロシア寄りであった各国では大なり小なり同様が広がっていた。特にロシア寄りかつアジアに利権を持っていたフランスでの同様は非常に大きく。国内の親日派は主流派であった親露派に対して政治的な攻撃を開始、親日派と親露派との政治的な内戦がおき始める。ドイツでは日本の活躍から黄渦論が公然と唱えられる。その様相は欧州各国に対日十字軍の派遣を訴える新聞が販売されるほどであった。

この敗戦によりロシア国債は大暴落していき、ロシア側は軍資金の調達に大きな障害を抱えていく。また、ロシア政府はこの戦いでの大敗を情報統制により国内では隠そうとする。しかし、レーニンを初めとした共産主義者や日本軍特務機関に利用された親皇帝穏健派を通して国民にも知れ渡り、厭戦感情がすこしずつではあるが生まれ始めていっていまう。

500825:2019/05/21(火) 12:31:12 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
以上です。wikiへの転載はOKです

501トゥ!ヘァ!:2019/05/21(火) 13:05:48 HOST:FL1-118-109-207-113.kng.mesh.ad.jp
乙です

結果的にロシアの敗北に終わったとは言えクロパトキン大将を始めとして結構な数に逃げられましたね。
ロシアの底力といった感じでしょうか。

502825:2019/05/21(火) 13:21:47 HOST:om126211113047.13.openmobile.ne.jp
>>501
わかりにくかったですけれど、クロパトキン大将は結果として連合軍の捕虜となってしまっています。

503ナイ神父Mk-2:2019/05/21(火) 13:32:49 HOST:sp110-163-217-206.msb.spmode.ne.jp
乙です。まあ、空取られたら順当に負けますよねぇ・・・
しかし、黄禍論はドイツだけで無くフランス辺りにも拡大しそうな敗北ぶりですね

504トゥ!ヘァ!スマホ:2019/05/21(火) 14:03:59 HOST:sp49-98-158-82.msd.spmode.ne.jp
>>502
あら捕まってましたか。

505名無しさん:2019/05/21(火) 16:00:25 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
乙でした。
制空権を失った軍隊は悲惨ですね。(そもそも制空権という概念が無い
そして、影響は各国へと波及しましたか、スルタンの威光が回復したら、青年トルコ人革命フラグが折れるか、あったとしても穏便な物になってしまいそうですね。
…あれ、そうなるとオーストリアの火事場泥棒的なボスニア併合がなくなるから、サライェボ事件フラグも折れるのでは(汗
あと、フランスで親日派が地位を築きつつあるようですが、これが後にどんな影響を与えるのか楽しみです。

506ハニワ一号:2019/05/21(火) 16:08:06 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
脱出に成功したロシアの部隊も突破成功後は脱出のための足を軽くするために重い重装備を大量に遺棄してそうだしな。
しかしこの世界のロシアは史実のようにバルチック艦隊を極東に遠征できるんだろうか。

507194:2019/05/21(火) 16:12:25 HOST:ai126244154032.61.access-internet.ne.jp
乙でした。
航空機の恐ろしさを、これでもかと叩き付けられてますね。ロシア軍は。
上を更迭して巻き返しを図ろうとしてますが、そういう問題ではないのですがね(汗)
これを機に、各国で爆撃機と戦闘機の開発が促進されそう。
・・・・・あ、欧州の場合「極東での出来事だから」とか言って軽んじそうな気が。

508名無しさん:2019/05/21(火) 18:39:53 HOST:KD182251105048.au-net.ne.jp
日米枢軸だと欧州方面は精々オスマンくらいにしか縁が無いから
仮に第一次世界大戦起きてもオスマン非参戦なら「欧州のことだから」で参戦スルーできそう
あるいは日蘭世界みたいに護衛付き商船団動かして売りまくるか

509New:2019/05/21(火) 18:43:37 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。ロシア相手にスチームローラーしても突破を許すとはクロパトキン有能すぎる。

510陣龍:2019/05/21(火) 18:49:14 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
乙でした。サラッと流されてるけど師団規模での夜襲を完遂したアメリカ海兵隊の大戦果。コレは間違いなくアメリカ国内で伝説になりますねぇ、
きっと映画化されますぞ、後世辺りで。そして海兵隊の誇らしき戦果がまた一ページ……

511名無しさん:2019/05/21(火) 19:39:33 HOST:pw126245215247.16.panda-world.ne.jp
乙です。 アレクセーエフ総督、ガチで不憫すぎます(悲)。

512名無しさん:2019/05/21(火) 20:36:28 HOST:i210-164-166-53.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>508
地中海に艦隊を常駐させてる以上は関わらざるを得ないんじゃないかなぁ

513825:2019/05/21(火) 21:05:29 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
皆さん、感想ありがとうございます。それと謝罪と訂正が1つ。先の第16話で連合軍の損害は3万6千ほどと記載していましたが、すこし少なすぎるかなと言う訳で死傷者あわせて5万6千へと訂正させていただきます。

以下返信です

>>503
フランスでは黄渦論を支持し、反日的な派閥と黄渦論を支持しつつ、現状では日本に勝てる見込みが無いので融和方針をとろうと言う派閥と、親日的な派閥と中道的な派閥で激しい論争が巻き起こるでしょう。

>>504
はい。遼陽で戦っていましたが、弾薬や医薬品などが尽きてしまい部下の生命の保証を条件として降伏しました。ちなみに彼らは遼陽では最後まで組織的に抵抗していた部隊であり、最期の方ではクロパトキン大将自身もライフルを持って連合軍と戦っていました。

>>505
青年トルコ人革命ですか。まあ、日米と付き合う上では憲法の無期限凍結なんて無茶は満州戦争後以降は厳しいですし、憲法の復活と選挙はおこなわれます。ただ、史実の様に武力が使われる事はないでしょう。

>オーストリアの火事場泥棒的なボスニア併合がなくなるから、サライェボ事件フラグも折れるのでは(汗

日本の本音としてはスエズが守られるならそんな辺境ご自由にと言ったところですが、たぶんおきると思いますよ。ただしギリシャ、テメー(への帰属を宣言したクレタ島)は駄目だ。

>>506
(遠征は)無理です。そもそもバルチック艦隊を受け入れられる軍港は日本海軍航空隊による攻撃によりその機能を大幅に低下させており、到底バルチック艦隊を受け入れられません。そんな状態で遠征とか命じるほどニコライ二世もバカではない・・・はず・・・

>>507
>欧州の場合「極東での出来事だから」とか言って軽んじそうな気が。

さすがに地形とかの問題ではないので、そんな馬鹿な判断は下されないでしょうw ないよね

>>508
今のところ日米も第1次世界大戦に参戦する予定です。
なぜって?

ヒント1
無制限潜水艦作戦

ヒント2
ツィンメルマン電報

>>509
クロパトキンですが日米枢軸ルートではロシアでの評価こそ低いですが、世界的にはロシア屈指の名将として評価されています。なぜなら、彼は1個軍団10万人ほどで連合軍主力60万相手に撤退までの時間稼ぎに成功しているからです(もっとも、この時の連合軍は清国との関係上遼陽ごと吹き飛ばすと言う手段がとれないなどハンデはあったが)。

>>510
アメリカ海兵隊の活躍は日本製のニュース映画(英語訳バージョン)を通してアメリカでも広く伝わり、第1海兵師団の兵士達は英雄として母国に帰ることになっていくでしょう。

すこし余談となりますが、この世界のアメリカ海兵隊は南北戦争以降から日本帝国海軍海兵隊の影響をもっとも受けており、アメリカ軍の最精鋭部隊となっております。装備も日本から輸入した最新のモノが配備されており、人員も日本海軍海兵隊方式(つまり戦後アメリカ海兵隊方式と日本軍方式の良いとこ取り)によって訓練された精鋭たちから構成されているため、この様なある意味で馬鹿げた作戦を成功指せることができました。

>>511
そもそも日米との関係を悪化させ、さらには開戦のきっかけを作ったのは彼なので、ある意味で残当としか言えないのですよねぇ

514825:2019/05/21(火) 21:06:42 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>512
其だけなら関わらずに済むかも知れませんが、ドイツが盛大にヤラカシてしまいます。

515トゥ!ヘァ!:2019/05/21(火) 21:48:13 HOST:FL1-118-109-207-113.kng.mesh.ad.jp
>>最期の方ではクロパトキン大将自身もライフルを持って連合軍と戦っていました。

うーん。これは闘将(確信)
確かに日米もこれだけ粘って戦った相手は無下にできませんわ。

516名無しさん:2019/05/21(火) 23:11:25 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>513
>そんな辺境ご自由に
まあ、たしかに日本からすればそうなのですが、オスマン的には半独立状態でも、一応は帝国の一部ですから無条件で放棄と言う選択肢はないわけで、
もし放棄しなければ、史実とは異なりサラエボ事件という事件が起こらなくなる筈です。(オーストリア国内まで黒手組が手を伸ばすのは厳しい
…まあ、オーストリアとセルビアの対立を見る限りでは何かべつのきっかけで戦争になって、それが第一次世界大戦に発展する可能性は否定できませんが

517クー&ミー:2019/05/21(火) 23:13:54 HOST:sp49-96-42-19.mse.spmode.ne.jp
乙です。
クロパトキンは後世において名将or愚将の議論が沢山されそうです。
まぁ、最後は自分も戦闘していたし勇敢な男の評価は堅そうだ。

そして、追々ドイツがお陀仏になりそうなフラグが返信で語られてますねぇ…

518名無しさん:2019/05/22(水) 12:01:34 HOST:KD182251106080.au-net.ne.jp
日蘭世界だと唯一安全に海外資源を輸入できる対象だから無制限作戦歯やらなかったが
日米枢軸だと踏み込んじゃったかー……

519825:2019/05/22(水) 14:26:49 HOST:om126212242018.14.openmobile.ne.jp
>>516
付け焼き刃な知識ではありますが、あのときの二州は実質的にはオーストリアの統治下におかれていたものと把握しております。それを名実共にオーストリア領にすると言うのはオスマン帝国も大した抵抗はないと考えております。

だいぶ考えが甘いかもしれませんが、金銭による領土売却(住民はオスマン帝国人のままか在住し続けるか、オーストリア人になるかに選択肢付き)と言う形で収まるものと思っています。

520825:2019/05/22(水) 14:30:10 HOST:om126212242018.14.openmobile.ne.jp
>>518
この世界の日米両国は英国による北海封鎖を形式上の抗議こそしていますが本心では受けて入れており、ドイツとの通商関係は表向きはともかくとして実質的には行われていません。その為、政府の反対を軍が押し退けて実行に移してしまいました。

521名無しさん:2019/05/22(水) 15:13:10 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>519
なるほど、金銭による解決ですか…
あそこは元々露土戦争の時の密約で統治権を奪われた土地ですからね…
そこを正式に譲りわたすとなると、色々と問題の火種になりかねない気もしますが、825氏の考えられた世界ですし、外野があまりうるさくするのは辞めます。
正直私ではこれほどまでに見事な世界線は構築出来そうにないですしね。

522名無しさん:2019/05/22(水) 19:59:47 HOST:FL1-118-108-57-122.myg.mesh.ad.jp
日米枢軸と日蘭世界の違いとして、蘭帝は海路で蘭本土まで物資を搬入した後に
ドイツやオーストリアの買付列車に積み込むスタイルだったが故に、北海封鎖をガン無視できたのは大きそう

なお蘭本土ごと海上封鎖をしよう日にはトラウマ刺激で
元来の反英反仏感情に着火からの中央同盟側で参戦、連合側が死ぬっていう

523名無しさん:2019/05/22(水) 20:05:43 HOST:KD182251103213.au-net.ne.jp
蘭帝相手に海上封鎖とかあらゆる意味で地雷過ぎる

524トゥ!ヘァ!:2019/05/22(水) 20:26:45 HOST:FL1-118-109-207-113.kng.mesh.ad.jp
ナポレオン戦争の頃の孤立が蘭帝が世界帝国へとなった要員の一つでしたしね。

525名無しさん:2019/05/22(水) 20:32:17 HOST:KD182251103213.au-net.ne.jp
フランスは殴りかかってくるし、イギリスはここぞとばかりに火事場泥棒の動きするし
クソ忙しい時にルクセンブルクは独立しやがるし……

526陣龍:2019/05/22(水) 20:38:24 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
そしてそんな中、傭軍と言う形ながら遠路はるばる地球の反対(に近い位遠い場所)から援軍として殴り込んだ日ノ本侍軍団と、
各植民地方から雪崩れ込んだ有色人種多数含むオランダ地方軍

527名無しさん:2019/05/22(水) 20:39:32 HOST:i218-230-255-81.s42.a038.ap.plala.or.jp
永世中立農業嘆きの牢獄国家という属性てんこ盛りな日蘭ルクセンブルク

528クー&ミー:2019/05/22(水) 20:40:55 HOST:sp183-74-192-120.msb.spmode.ne.jp
ルクセンブルクは永世農業国の刑に処された事で贖罪中だしなぁ。
そのうち、過疎で限界集落的な国家になるって言われている。

英仏は元々がデカい国だったから1回敗戦後に何とか復活できたけど、ルクセンブルクは元々の面積が小さかったのが運の尽きよね。

529ナイ神父Mk-2:2019/05/22(水) 20:46:40 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
寧ろ農業だけでも出来ている分幸運では無いかと…
他の世界線の真の嘆きの壁寄りは余程有情ですし

530名無しさん:2019/05/22(水) 21:00:34 HOST:KD182251109074.au-net.ne.jp
ルクセンブルク、セルビア、ギリシャの日蘭世界三大嘆きの牢獄国家
なおルクセンブルクがレジェンド過ぎる模様

531名無しさん:2019/05/22(水) 21:54:02 HOST:i218-230-255-81.s42.a038.ap.plala.or.jp
ルクセンブルクはレジェンドという別枠で三大嘆きの牢獄国家はポーランド、セルビア、ギリシャじゃなかったっけ?

532陣龍:2019/05/22(水) 21:59:13 HOST:124-241-072-147.pool.fctv.ne.jp
永久名誉終身刑国家:ルクセンブルグ

世界三大牢獄国家:ポーランド(独ロに挟まれ生みの出口無い)・セルビア(WW1の主犯格)・ギリシャ(覚えてない())

嘆きの牢獄脱獄犯:朝鮮王国


日蘭世界の嘆きの牢獄収監者関連となるとこんな感じだろうか

533ハニワ一号:2019/05/22(水) 22:01:17 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
ルクセンブルクって史実じゃ君主国だけど日蘭世界のルクセンブルクって君主を持っていたっけ?

534名無しさん:2019/05/22(水) 22:53:53 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
そういえば、日蘭世界の欧州共産圏はウクライナ、ベラルーシ、バルト三国とバラエティに富みすぎて内部がヤバそう。

535名無しさん:2019/05/22(水) 23:53:55 HOST:KD182251103084.au-net.ne.jp
アメリカが共同体作る方向に動かなかったらバラバラになってそうなイメージ

536名無しさん:2019/05/23(木) 04:00:12 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
寝落ちして遅くなりましたが、ビドーの憂鬱ができたので投下します。

537名無しさん:2019/05/23(木) 04:01:06 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日蘭世界妄想 ジョルジュ=ビドーの憂鬱 最終話
1948年5月25日19時
シャルル=ド=ゴールはブルボン宮殿に向かうために急いいた。
パリ警視庁こそ、すんなりと掌握できたがやはり、国家憲兵隊は強敵だった。彼ら対セクト戦で培ったノウハウをゲリラ戦に転用したのだ。そして、彼等の制圧に手間取った間に政府軍の制圧作戦が開始されてしまった。こうなれば、民兵団と合流してワーテルローでの老親衛隊の如く最後まで戦うしかない。クソ、忌々しいボッシュの置き土産さえ居なければこんな事には…
「そろそろ、コンコルド広場だ。もうすぐだ。総員…」
シャルル=ド=ゴールが言えたのはそこまでだった。
「車両1両撃破」「よし、其のまま続けろ」「了解」
部下からの報告に元フランス義勇兵、現フランス国家憲兵隊少佐ジャック=ドリオはあくまでも冷静に返した。
彼が誰をしとめたのかを知るのは全てが終わった後の話となる。

1948年5月25日20時 パリ下水道
「しくじった、いや見誤ったというべきか」
下水道の中を歩く老人がぽつりと言った。
「何がだ、何をだ、一体何を見誤ったというんだっ、書記長っ」その後をついて歩いていた若者がそれを聞いて絶叫した。MI6諜報員キム=フィルビーだった。
書記長と呼ばれた老人、フランス共産党書記長モーリス=トレーズは言うことを聞かずにぐずる子供をあやすように答えた。
「フランスという国…いや違うな、あのビドーとかいう男だな。我々、フランス人はパリを大切にする。先の大戦でOCUが容易にレジスタンスを鎮静化出来たのは、その処理の苛烈さだけでなく、彼らが文化保全について細心の注意を払うことで、やつらはボッシュだが良いボッシュだ、と思わせたからだ。もちろん中国人達の『功績』も大きいがね。」
トレーズは功績の部分に対して憎悪をこめて言った。フランス敗北後の敗戦革命によって非スターリニズムの真の共産国家樹立を目指していた彼にとっては中国人による蛮行は噴飯ものだった、数多くのフランス人が彼等の被害に遭ったというのもあるが、それをきっかけに市民がOCU占領行政の元で団結してしまい、革命の好機を逃してしまったのが一番大きかった。
「だが、先頃から始まった鎮圧は違うようだ。あの男はパリを犠牲にしてでもフランスを守る方を選んだようだな。まるで例えパリは焼けてもフランス残るから安心しろとでも言いたげにな。やれやれ、全くもってプロレタリアトの事を考えないブルジョワらしい発想だよ…」
フィルビーは震えた。動きが予想よりも早い件といい、まさか此方に気付いたのではないか?であるならばどうすれば良い?
そんなフィルビーを見たトレーズが、だがな、と言葉を続けた。
「革命の火をここで消すわけにはいかない。我々は兎も角君はなんとか逃げ切れるはずだ。そしてまた、パリに来てくれれば良い。」安心させるようにゆっくりと話していたが、手は常に銃に伸び、眼からは並々ならぬ闘志が感じられる。
これが、欧州一の武闘派フランス共産党の長か、フィルビーは思った。フランス共産党につけられたモスクワの長女というあだ名自体、合法、非合法を問わずモスクワに反発する様を見た、あるジャーナリストが「まるで反抗期の娘のようだ」と評した事から付いているのだ。
「さあ、先を急ぐぞ。」トレーズの言葉にフィルビーがうなづいた時だった。前から水音がした。「誰だ?」トレーズが尋ねる。「私ですよ。書記長。」ジャン=ムーランだった。他にも何人かいるようだ。
「同志ムーラン、作戦は失敗した。君にはこのフィルビー君の護衛を頼みたい。安全で、それでいて足がつかないように…」トレーズの言葉が止まる。ムーランの横にいる男を凝視していた。
「プロソレットだとっ、貴様裏切ったか」
「ピエール頼む。」
トレーズが叫んで銃を抜くのと、ムーランの言葉に応じて男が発砲したのは同時だった。
「書記長っ、くそ、ピエール=プロソレットだと、資料で読んだぞ。元レジスタンスにして今はパシー大佐の飼い犬だったはずだ。同志売ったな?ジャン=ムーラン」
キム=フィルビーが目の前の男達を罵倒する。だが、彼の体は震え、おまけに始めて間近で見た人の死に恐怖のあまり失禁すらしていた。
「まったく、酷いざまだなフィルビー君?だが、書記長の最期の願いは叶えるよ。」ムーランは笑いながら言った。フィルビーはますます混乱した。そんなフィルビーが見ながらムーランは囁くように言った。
「私達の狙いは書記長の亡骸と私の身柄なのだよ。」

538名無しさん:2019/05/23(木) 04:17:23 HOST:softbank126077075064.bbtec.net

1948年5月26日9時パリ ブルボン宮殿
フランス議会下院議事堂としての役割を担ってきたそこはクーデター派によって占拠されていたが、彼等が政府軍に包囲されてしまってはどうにもならなかった。民兵団の団長であるダルナンはパリ伯と共に奥の部屋に入っている。狙撃を避けるためだ。
「くそが、俺たちはどうなっちまうんだ」
民兵団所属ジャン=マリー=ル=ペンが人目をはばかることなくやけ酒をあおりながら苛立ちをあらわにしていた。
「まあ、落ち着けよ。」年上の相棒であるフランソワ=ミッテランがなだめようとする。「落ち着けだって、だいたい…」ル=ペンが不満をもらしかけたその時だった。
「臨時ニュースを申し上げます。昨日、クーデター首謀者の1人ジャン=ムーランを拘束したという発表が…」
ラジオからの一報に室内、いやフランス中に動揺が広がった、ジャン=ムーランといえば左翼系レジスタンスの大物だ。何故そんな人間がクーデターに加担していたのだ?
続く発表にフランス全土が驚愕した。今回のクーデターは裏でムーランのような極左勢力が裏で操っていたものだと言うのだ。しかし、ムーランは逃亡に失敗して捉えられトレーズは抵抗して射殺されたのだと言う。
「どう言うことだ?」、「政府側の謀略じゃないか」、室内が動揺する中、パリ伯とダルナンが姿を現した。
「諸君、これこそ卑劣な共産主義者による陰謀である、我々の戦いはまだ始まったばかり…」
ダルナンの演説を遮るようにラジオからは新たな『証人』の声が流れ始めた。「…私はアンドレ=ドゥヴァラン、パシー大佐と言った方が通りがいいかな?」フランスの誇る諜報のプロが語り始めた。曰くド=ゴールに命じられるままに、証拠の捏造をした事、クーデターの発覚を隠し通すために破壊工作を行ったこと、そして、すべて共産党と通じながら行ったこと、これらが具体的な事例を紹介しながら語られていった。
ラジオが終わると沈黙が部屋を支配した。
「俺はもう嫌だ。殺されたっていいから投降させてもらうぞ、フランスの為には死にたいがアカの手のひらに上で死ぬのはごめんだ。」
ル=ペンだった、彼は酔っ払い特有の行動力で言いたいことを言ってのけると、無謀にもそのまま外に出ようとしたのだ。
あまりの行動に唖然としていた一堂がル=ペンを取り押さえた。だが、彼は喚き続けた。「だいたい、将軍はどこにいるんだ。さっきの放送が正しければ、全ての鍵を握っているはずのド=ゴール将軍は?」
ル=ペンに集まっていた視線がダルナンとパリ伯に集中した。だが、2人ともわかるはずがなかった。
これにより更なる動揺が広がった。1人また1人と投降していった。ダルナンは銃を向けて制止しようとする。だが向けられたのは冷ややかな、あるいは猜疑心のこもった視線だった。ダルナンとパリ伯にはどうする事も出来なかった。
この後、大部分の兵士の投稿を受けたのちフランス軍が突入した時には、ダルナン及びパリ伯は死体として発見された。

539名無しさん:2019/05/23(木) 04:21:46 HOST:softbank126077075064.bbtec.net


1948年5月26日 20時 ヴェルサイユ
「反乱軍残存部隊の投降または殲滅を確認しました。無論他に生き残りがいないか念入りに調査はするつもりですが」
救国委員会の鎮圧の指揮をとっていたマキシム=ヴェイガン大将からの報告をジョルジュ=ビドーは無表情で聞いていた。
「ところで、例の放送は本当なのでしょうな?」
「ええ、私も非常に残念ですよ。」
そう言うとビドーは退出を命じた。ウェイガンに言ったことは嘘だった。
ドゥヴァランがド=ゴールの指示で隠蔽工作を行っていたのは本当だが、共産党との関係など彼は知る由もなかった。にも関わらず、彼の家族への保証と引き換えに、罪を被らせたのは『帰国』とそのあとの『仕事』を円滑にするためだった。あくまでもこの事はフランスによくありがちな革命騒ぎということにしなければならなかったのだ。
ビドーは机の中に入っている書類を確認した、それはMI6諜報員キム=フィルビーがムーランによる『説得』によって、こちら側に着いた事を示していた。彼は三重スパイとなったのだ。フィルビー経由の情報はフランスの発展に大きく貢献するだろう。
「だが、そのために君は自分の命捧げる必要はあったのかい?ムーラン?」
ビドーの問いに答えるものはいなかった。

…なんだ、急に眠く…瞼が…重い…

「…なんだ、ここは」病院の中のようだった。
「お目覚めになられましたか」
老人が隣にいた。だが声には聞き覚えがある。「…秘書官?いや、シラク君かね?」
「はい、閣下。秘書官と呼ばれるのも久しぶりですな。」
「久しぶり?昨日確かエストシナの境界地帯に…」
「まだ、記憶が混乱されているようですな。それは20年前の話でしたかな?いまは…」
「そうか、1999年10月5日だったな」
「はい」
クーデター未遂ののちビドーは挙国一致体制の整備と一時的な憲法停止による自身への権力集中によって混乱を乗り越えて、FFRへと体制を刷新した。
初代大統領に選ばれたのは誤算だったが、ビドーはそれも勤め上げた。
「失礼いたします。閣下」
「おお、君か」入室した男にビドーは顔を綻ばせ、対するシラクは渋い顔をした。
入室してきた男は現FFR大統領ジャン=マリー=ル=ペンだった。彼はシラクを破って大統領に就任したからだ。
「今日が100歳の誕生日と聞きましたので…」
「ありがとう。君も大変だったな。いや、私が言うべきではないな」
「いえ、懲罰兵としての経験も色々役に立ちましたから」
ル=ペンはクーデター事件後懲罰兵として戦地に送られた経験があった。罪状は勿論ビドーの暗殺未遂だ。ド=ゴールは戦死、パリ伯とダルナンは自決という中でスケープゴートにされた結果だった。
「なあ、ル=ペン君、フランスはFFRはどうなった?」
「…OCUにはもちろんのこと、他の2勢力にも差はつけられています。しかし、これからは我らが彼らを追い越す番です。いずれきっと…」
「そう….か、」良かった、だめだ…声が…

FFR初代大統領ジョルジュ=ビドー、享年100歳。
動乱を乗り越えFFRを築いた指導者の死をフランス中が悼んだ。
一方、ジャン=ムーランに関しては現在でも売国奴という評が一般的である。なお、彼の墓には毎年花が手向けられていたが1999年以降はそれも途絶えており、一体誰が供えていたのかもわかっていない。

540名無しさん:2019/05/23(木) 04:24:53 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です

541トゥ!ヘァ!スマホ:2019/05/23(木) 09:23:20 HOST:dw49-106-188-73.m-zone.jp
乙です
偉大なる大統領に敬礼。
そして人知れぬ愛国者ムーランにも。

それにしてもド・ゴール将軍はこれといった見せ場も活躍もなく半ば作業的に死にましたなw

そしてキム君は三重スパイとして生かしましたか。裏切らないかちょっと心配ですね。

542名無しさん:2019/05/23(木) 11:01:20 HOST:KD182251108063.au-net.ne.jp

パリ警視庁が早期に瓦解して、国家憲兵が市内で組織的に奮戦したとなると
内乱後の各組織の権限拡大縮小の材料になりそう

543New:2019/05/23(木) 12:29:58 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。終わりが実にフランス的だな

544モントゴメリー:2019/05/23(木) 14:04:16 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
乙です。
まさにフランスの意地、いや「矜持」という生涯でしたね。

545ナイ神父Mk-2:2019/05/23(木) 17:59:04 HOST:sp110-163-217-57.msb.spmode.ne.jp
乙です。フランスとしての何時もの革命騒ぎに押さえて他国の介入の口実を与えなかった訳ですか・・・
しかし、ドゴールに関しては晩年を汚した形にの評価に成りそうですかね?
対して焚き付けたキム・フィルビーに関しては赤く成ってもMI6と言う事なのでしょうね

546名無しさん:2019/05/23(木) 22:28:33 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>541
最初は、表のビドー裏のムーランで、信長協奏曲的なイメージで作っていたんですが、気が付いたらMGSのスネークとボス的ななにかのイメージになってました…
ドゴール将軍に関しては最初の案だと、裁判にかけられた時にムーランに事実を暴露されて発狂、精神崩壊と考えていましたが、描写が難しかったのと、
そういえば、ジャックドリオを出してなかったな、と思った結果あんな風になってしまいました。
フィルビーはソ連崩壊時に二重スパイとして動いていたことがバレるんじゃないかと、そのあとは何処かにでも亡命するのかなと思います。
>>542
一応、この事がキッカケになってそれまでOCU色が強くて地位が不安定だった国家憲兵隊が、フランス内での地位が確立したのでは、と妄想しています。
>>543
ありがとうございます。正直途中からフランスらしさって何だろうとなっていたので…
>>544
そう言ってもらえると、書いた甲斐があります。
>>545
はい、それでいて早期解決を図ることにより、新しいフランスを作ることに成功したという感じですね。
まあ、ドゴール将軍に関しては、大した功績もないでしょうからね…

547名無しさん:2019/05/24(金) 11:08:12 HOST:37.231.128.101.dy.bbexcite.jp
アフリカで自由フランス軍を率いて大洋連合軍に抵抗した
実際は初期はともかく自由フランス軍結成以降は終始劣勢で
単に追い回されていただけってなれば功績とは言い難いだろうしなぁ……

548名無しさん:2019/05/24(金) 18:41:47 HOST:i118-21-182-8.s42.a038.ap.plala.or.jp
しかも自由フランス政府組は中華植民地兵の狩り出しに尽力した武装親衛隊フランス義勇兵部隊を
戻ってきて早々にドイツの占領統治に協力したという理由で吊るし上げようとして大炎上してるし

549名無しさん:2019/05/24(金) 19:03:16 HOST:KD182251115079.au-net.ne.jp
ぶっちゃけ本土の人間からすると、治安戦で頑張った旧武装親衛隊フランス義勇警察師団
次点でOCU援護下で戦い続けた結果、フランス製兵器生産という雇用を産み出していた
エストシナ植民地軍の二つは評価高そうだが、自由フランス軍の評価は微妙そうだよなぁ……

550名無しさん:2019/05/24(金) 19:08:40 HOST:FL1-118-108-57-122.myg.mesh.ad.jp
比較的早期に降伏して兵員は残ってるが、下手にアフリカで自由フランスを追わせるのも合流されそうで不安ってことで
相当数のフランス兵が工場で生産された装備と一緒にOCUの輸送船団で
エストシナへ送られたりしたんだろうか

551名無しさん:2019/05/24(金) 19:15:03 HOST:KD182251115079.au-net.ne.jp
支那戦線ってかなり特殊な戦線だからね
あそこだけ四国同盟と大洋連合が疑似共闘していた

大洋連合としてもあそこに主力陸上戦力送りたくないが、決壊されると辛いってことで
戦後処理における植民地のある程度の維持と引き換えに
フランス義勇兵の派遣を暫定政府(not自由フランス)に約束させた可能性はありそう

552トゥ!ヘァ!:2019/05/24(金) 21:02:09 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
一番大変な時期に駆け付けられなかったのが自由フランスと言う感じになりそうですね。

553ナイ神父Mk-2:2019/05/24(金) 21:33:09 HOST:sp110-163-13-65.msb.spmode.ne.jp
フランス武装SS義勇兵→占領下のフランスで脱走した武装集団の取り締まり、して本土のフランス国民を助けて地方にも人気が有る。

フランス占領下暫定政府→一部がエストシナ救援にOCU監視下及び支援下で植民地住民救助に尽力

自由フランス政府→非常時に国民置いてアフリカかイギリス経由でアメリカへ脱出、戻って来たのは暫定政府がエストシナと国内安定させた後

こんな感じでしたかねぇ・・・

554トゥ!ヘァ!:2019/05/24(金) 21:49:38 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
一番必要な時期に海外に逃げて、戻ってきた時には全て解決している…
これは無能、役立たず、海外に逃げた臆病者の風潮は免れませんねえ…

555名無しさん:2019/05/24(金) 22:12:58 HOST:FL1-118-108-57-122.myg.mesh.ad.jp
さしずめ暫定政府側がパリ政府、自由側がリーブルヴィル政府って感じかな

前者は史実と違い、本土全域が占領下→分割せずに暫定政府化だからヴィシーに遷都の必要無し
後者は史実でも自由フランスを支持した仏領ガボンの首府ってことで

556名無しさん:2019/05/24(金) 22:46:42 HOST:i118-21-186-217.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>554
ド・ゴールもそこらがあって焦ってたんだろうなぁ
このまま行けば史実と違って大統領はおろか軍のトップにすらなれず
中将あたりで予備役編入かそのまま退役のどっちかだろうし

557トゥ!ヘァ!:2019/05/24(金) 22:47:54 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>556
何の功績も上げていないとなると精々お情けで大将に昇進させて即予備役か退役が御の字でしょうしなあ。

558モントゴメリー:2019/05/24(金) 22:56:14 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
>>553
下手したら自由フランス軍より、先日話した
アフリカ大陸で「友軍の反撃支援のために遊撃戦を展開し続けている」
部隊の方が人気がありそう…

559ナイ神父Mk-2:2019/05/24(金) 23:06:47 HOST:sp110-163-13-65.msb.spmode.ne.jp
>>558
まあ、散り散りに成って敗北しても尚、何時か友軍が来るまで耐えようと抗い続けるのと
さっさと逃げ出した連中、どちらが人気出るかと言いと・・・と言う感じですからねぇ

560トゥ!ヘァ!:2019/05/25(土) 00:46:59 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
まあ遠くで戦っていたんだかいないんだかわからない連中よりも身近で自分達を守ってくれていた方を擁護するのは当たり前ですわなあ…

561クー&ミー:2019/05/25(土) 09:51:51 HOST:sp183-74-192-120.msb.spmode.ne.jp
日蘭フランスはビンソン計画とマジノ線で金を使い果たして歩兵装備の一部がナポレオン時代の骨董品と云う有り様だったからなぁ。
自由フランスもこの装備では戦えないと思って英国へ逃亡したんだろうか?

まぁ、本土やエストシナの展開からフランス国民が自由フランスを国民を見捨てた連中と思うのは当然だな…。

562名無しさん:2019/05/25(土) 10:09:48 HOST:KD182251103216.au-net.ne.jp
一応第一次世界大戦までは史実通り
それからは遅れ気味だが装備は更新自体はしていたはずだから
フランス正規部隊は最低でも第一次世界大戦の装備くらいは持ってそう
多分骨董品渡されたのは、アメリカにごり押されるまで難色示していた
エストシナ植民兵部隊じゃないかなー……

結果から言うと、懸念は大当たりで骨董品でも武装持ったまま拡散されたが

563名無しさん:2019/05/25(土) 11:43:20 HOST:FL1-119-239-191-151.fko.mesh.ad.jp
戦争が始まったら武装なんて簡単に壊れるで
特に砲火力の充実してる蘭帝相手だと、砲爆撃で貯蔵庫ごと吹っ飛ばされる

補給と製造が追い付かなくなって正規部隊でも骨董品すら引きずり出さざるを得なくなったんじゃなかろうか

564名無しさん:2019/05/25(土) 12:55:57 HOST:i114-190-119-24.s42.a038.ap.plala.or.jp
戦略空軍持ってる蘭帝空軍ならフランス全土を爆撃圏に入れられるからな

565名無しさん:2019/05/25(土) 12:59:49 HOST:KD182251103216.au-net.ne.jp
初手全力ぶっぱだった蘭本土侵攻のオーバーロード作戦?が失敗してから
大洋連合軍に逆侵攻されて蹴散らされ終わるまで、ほとんど時間経たなかったみたいだからなぁ
米英本土のように、仏本土では下手に粘らなかったから戦略爆撃された描写も無かった気がする

566クー&ミー:2019/05/25(土) 13:56:28 HOST:sp49-96-35-203.mse.spmode.ne.jp
日蘭本編読み直していたけど、フランスにはアメリカ陸軍も居たのか。
なお、「火力is神」の蘭帝陸軍によって耕された模様。

そして、自由フランスは逃げただけでなく中華植民地兵を連れてきた事でもフランス国民から非難されていたのやったな。

567名無しさん:2019/05/25(土) 14:24:15 HOST:KD182251114019.au-net.ne.jp
>>566
英欧州派遣軍も居たはず
なお史実のようにダイナモ作戦とかできずに融けた模様

……いや、もしかしたら自由フランス軍になる部隊と共に
地中海経由でアルジェリアに逃げたりしたのかね?




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