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ネタの書きこみ127

19名無しさん2:2019/05/02(木) 22:45:18 HOST:pw126245016105.16.panda-world.ne.jp
「これで獅子身中の虫の排除はひとまずうまくいったわけだ。」

「しかし、油断することはできない。何しろこの作品は、ゴジラのみならずさまざまな怪獣の手で人類文明が崩壊した作品だ。最終的にゴジラにのみ都合のいい生態系ができるという悪夢は、ごめんだ」

側近にさえも告げずに極秘のうちに国連常任理事国を構成する首脳は、ホットラインで会話を交わしていた。その中身は、かつて日本を太平洋戦争の勝者へと導いた夢幻会のメンバーである。その口調は、深刻そのものだ。

夢幻会のメンバーもこの世界に転生した当初は、史実の世界に近い並行世界に転生したのだろうと見当を付けていたが、残念ながらこの世界がアニメゴジラ三部作の世界であることに不幸にも彼らは時間こそかかっても気づいてしまったのだ。国連職員のマティアス・ジャクスン。それは、アニメゴジラの地球連合初代国家元首の名である。高名な生物学者には名前だけが明示されたゴジラ研究の一任者の姿があった。なにより日本の海上自衛隊には一流のサブマリナーとして海底軍艦の神宮寺大佐が、陸上自衛隊には権藤吾郎1佐の姿があった。余談だが、階級こそ違えど黒木特佐の姿も確認されている。

これらが導く出す結論は、この世界がアニメゴジラの世界であるということだ。そうと決めた彼らの行動は早かった。首脳会談の言動から同じ夢幻会仲間であると気づいていた彼らは、互いに連絡を取り合い事態打開に向け動き始めた。なにしろ地球の現代文明は、わずかな生き残りを残し壊滅、恒星間移民を試みた一派が帰還するも文明再建は叶わずじまい。ギドラによって惑星ごと捕食される恐れもあった。その未来を知るだけにかれらは真剣な対処を試みた。

「わかっている。まずしなければならないのは、環境の改善だ。この世界に怪獣が現れた理由は、平成ガメラやハリウッドゴジラと似たようなものだからな。」

「トップをねらえ!の宇宙怪獣や鋼の大地のアリストテレスと同じだ。環境を破壊する人類を滅ぼすために生み出される怪獣、さしずめタイプアースか」

「辻さん、経済界に納得のいくかたちて環境改善に向かわせる草案はできましたか。」

「財界も納得のいく形で環境改善に舵を切らせるプランは、作り終えました。たださすがに全世界となると・・・」

ハァっとそこで一同はため息をついた。怪獣の出現原因が環境破壊ならばと環境改善で出現を食い止めねばなれるのではと考えたが、やはり無理な考えだった。それに今からでは、1999年のカマキラスの出現に間に合わせるのは難しい。

「・・・とりあえず、カマキラスの出現に備えることにしよう。かなり経済的な混乱をもたらしたとあるから早期撃破するにかぎる。それに虫は嫌いだ。」

「怪獣の出現を完全に食い止めなくとも、その後環境改善をつづければいつか怪獣出現はやむかももしれないが、やはりゴジラの撃破を前提にしなければ・・・。」

「この世界の地球もゴジラにだけ有利な生態系を築き上げたり、人類殲滅にダガーラを使うあたりまともに環境改善してもやめるかわからないしな。」

「この作品のゴジラは、構造上の弱点をかかえている。なんとか軍事力を強化して、弱点をつく形で撃破できるようにしなければ。」

「弱点をついてもゴジラに対処されている。empハープーンみたいまものをつるべうちにするとしても、他にも対策は作っておきたい。」

「ああ、GFORCE製のメカゴジラかMOGERAを建造してみせる。最低でもNT1があれば、決戦増殖起動都市状態でも活動できる。」

「ゴジラの熱線、いや荷電粒子ビームのempにも対策をしなければ・・・」

この世界のゴジラは、なめていいわけではい。何しろ電磁バリアもあるとはいえ核の直撃に何発も耐え、火力も強力だ。しかし、明確な弱点が描かれている。ゴジラ体内の電磁波を見出せば、過電流で死に絶えるという致命的な弱点。万一ゴジラが出現したならば、その弱点で殺すつもりだったが、アニメでゴジラは電磁波の乱れによる高熱をうまく逃すことで耐え切ってみせている。

20000年進化したゆえかもしれないが、今のゴジラが可能な対処かどうかは神しか知りようがない。そのため、実写版のGFORCE超兵器の開発を急務だった。アニメではゴジラが対処のために発した数千度の熱に装甲が持たず、 致命傷を与えられる兵器の連続攻撃ができないというハメだったが、この二種類なら耐えられる。




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