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提督たちの憂鬱について その85
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イギリスの植民地に原住民が逃げ込み、冷戦崩壊後に帰郷絡みで紛争が起きそう・・・
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代行で建てよう
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次スレ
提督たちの憂鬱について その86
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1561468482/
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水陸両用トラックA型
全備重量:約6t
全長:9m
全幅:2.5m
全高:1.8m
乗員:2名
エンジン:水冷直列6気筒OHV ガソリンエンジン(出力約73馬力)
駆動形式:4×4(陸上)、スクリュー(水上)
速力:50km/h(路上)、30km/h(不整地)、5ノット(水上)
搭載量(標準):荷物約2.5t、または人員約25名(武装済み想定)
【概要】
第二次世界大戦後のスペインで設計された水陸両用車両。
旧アメリカから回収されたDUKW水陸両用トラックの資料(と言っても、概念図レベルのスケッチであるが)を基に設計された。
例によって「表向き」の製造理由は、カナリア諸島奪還のための輸送力確保である。
(このため、それまでの「標準型」シリーズ同様、予算は軍事費から捻出された)
兵士や国民からは『Pato(スペイン語でアヒルの意)』と呼ばれ親しまれたが、スペインではそれほど生産されず
むしろ、その他欧州各国で大量生産されて運用された。
【計画】
本車両は、標準型漁船A型の建造より始まる「国家再建プロジェクト」の一環として計画された。
より具体的に言うならば、標準型揚陸艇A型が目的とした「大西洋沿岸交通と物流網の再構築」に対するもう一つの解答である。
以前に述べたように、イベリア半島(というより欧州)の大西洋側沿岸は津波により壊滅的な被害を受けた。
これによりその地域の道路はいたる所で冠水・崩落し、まともに通行する事は不可能となった。
本来はそれらの道路をことごとく復旧するのが正解なのであるが、当時のスペインにはそれを行えるような
余裕は存在しなかったのである。
港湾施設代替に関しては、標準型揚陸艇A型によりある程度の目途が立っていたが道路網復旧に関しては
同船ではいささか使い勝手が悪いだろうと予測されていた。
そこで、標準型揚陸艇A型の設計と並行して「独力で道路の冠水部分を踏破できるトラック」として
本車両の設計が開始された。
設計はイスパノ・スイザ社と海軍工廠の協同で行われることとなった。
【構造】
エンジン及び(トラックとしての)駆動系は、ドイツのオペル社、その中型トラックである「ブリッツ」の物を
ほぼそのまま流用している(独自の部分と言えば防水加工くらいであろうか)。
これは、イスパノ・スイザで同車両をライセンス生産しているので部品の共通化を図ったためである。
車体形状は、ほぼ完全に「ボート型」でありその側面にタイヤが計4つ付いており
後部には水上航行用のスクリューが設置されている。
余談であるが、設計段階である役人が「これは分類上は『舟艇』である」と言ってきて
「そして舟艇であるならば、機関は統一することが望ましい」と件の焼玉エンジンの採用をごり押ししてきたので
設計チーム総出で「親『撲』会」を開かれたという逸話が残っている。
【性能】
搭載能力は、陸上ならば貨物2.5tもしくは人員約25名を輸送することが出来る。そして水上ならば各々2倍まで搭載できた。
速力は路上で50km/h、不整地で30km/h、水上では5ノットを発揮できる。
また、航続距離は約350kmである。
他にも、航洋性が以外と良好でジブラルタル海峡を独力で横断でき、地中海では問題なく運用できるレベルである。
【総括】
本車両は、設計が終了するや否や即座に量産体制が組まれ生産され次第被災地に送り込まれた。
そして、被災地の交通インフラ再建に少なくない貢献を果たすことになる。
運用する兵士や地域住民からは『Pato(スペイン語でアヒルの意)』という愛称で親しまれたと言う。
しかし、これまでの「標準型」シリーズとは違い本車両はスペインの総力を挙げて量産される事はなかった。
理由はいくつかあるが、一番は生産コストの高さである。既存品の流用などでコストコントロールには気を使ってはいたが
水陸両用ではどうしても構造が複雑となってしまい、製造コストが高止まりしてしまったのである。
当時のスペインは通常のトラックすら慢性的な不足状態であり、本車両を「標準」として量産する事は不可能であった。
また、元々の設計理由である交通網復旧も
「標準型揚陸艇A型と通常トラックの組合せの方が最終的に安上がり」で達成できてしまう事も影響している。
確かに当初懸念されていた通り標準型揚陸艇A型では使い勝手が悪かったが、運用上問題の無いレベルであった。
(これは標準型揚陸艇A型の操作性が想定を上回っていたことを示している)
標準型揚陸艇A型で達成できるのならば、リソースをそれと通常型トラックに回した方が経済的なのは明らかであった。
それでも性能自体は優秀であったので生産は継続され、国内向けとしては最終的に1000両程度は生産された。
また、独・仏を筆頭とする欧州各国に注目され河川渡河用や上陸部隊向けとして輸出やライセンス契約が結ばれて
スペインの財政状態を僅かなりとも好転させたという。
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以上です。
「スペイン応援キャンペーン」第二弾の開幕ですw
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乙です
スペインの貴重な外貨獲得手段か
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たて乙です
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>>980-981
>>2-4を忘れていますよ。
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>>982
乙です。
ジブラルタル海峡を横断出来るのが何気にスゴいw
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乙です
水陸両用挺というよりも水場でも動けるトラックといった具合ですね。
確かにあれば色々重宝しそうな車両?です。
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アイデア元のDUKWは英仏海峡を渡ることができるとか、
採用前に図らずも風速30m/s、雨天、波浪の条件下で座礁した沿岸警備隊員の救出に成功しているという見掛けによらない耐候性を持っているそうです。
#DUKWがアメリカらしいと思うのはビルジポンプを装備しており、ボディに5cm程度までの穴が開くことを最初から想定しているという辺りですね。
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皆さん感想ありがとうございます。
>>984
本来はスペイン自身が必要だったので作ったのですが、欧州各国に予想以上に売れましたw
>>987
700氏が言う通り、こいつの元ネタは英仏海峡も自力で横断できますので
ジブラルタルも行けると判断しました。
>>988
正にそのために生み出されました>「水場でも動けるトラック」
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ちなみに、こいつに目を付けたのは主にフランスとドイツです。
フランスさんは言うまでも無く「イギリス上陸作戦のため」にです。
フランス自身でテストした結果、英仏海峡横断も可能と判断されたため
大量輸入&ライセンス契約が結ばれました。
(ちなみに、標準型揚陸艇A型最大も大量導入してます)
ドイツは、新領土になった東欧は河川が多いので、そこの渡河用ですね。
今回の作品である「水陸両用トラックA型」ですが、100㎜級の榴弾砲ならば
『分解せずにそのまま輸送できる』搭載量があります。
フランスが注目するのは必然だったでしょうね。
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またフランスが地味に強化されて、イギリスが地味に頭抱える羽目になってる…w
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>>992
一応、純粋に「スペインに必要な物」を考えて作ってるのですがねぇw
「スペイン応援キャンペーン」は、主にニッチな需要を狙っていきます!!w
(なお、協賛してくださる方はこの限りにありません。思いついたものを自由に作ってください)
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フランスだと、輸送船としてイギリスが捕獲した民間船舶の返還を求めているかな?
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民間船舶は軍艦よりは脅威度が落ちるから、返還できたかな。
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>>993
モントゴメリーさん、
水陸両用トラックA型をネタにした話を思いついたのですが使わせていただいてよろしいでしょうか?
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支援SSは支援SSスレでお願いしますね。
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そういやそんなスレもあったなぁ
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>>1000なら支援SSがまた増えだす
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梅
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