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提督たちの憂鬱について その85

1名無しさん:2019/03/11(月) 23:57:22 HOST:d61-11-160-147.cna.ne.jp
提督たちの憂鬱について語るスレッドです。
提督たちの憂鬱世界における政治、経済、文化、国際情勢、登場人物など
作品内のあらゆる事柄について、書き込んでください。

次スレは、>>980が立ててください。
それができない場合は、スレ作成を依頼して下さい。

前スレ:その84
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その83
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( 中 略 )
その1 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1178968418/



・このスレは、『提督たちの憂鬱 設定スレ』及び『提督たちの憂鬱 設定スレ 艦艇編』、『提督たちの憂鬱 大和設定スレ』と統合いたしました。

提督たちの憂鬱 大和設定スレ
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1369041254/

提督たちの憂鬱 設定スレ
最新スレ:その37 ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1514188808/
( 中 略 )
その1 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1239461819/

提督たちの憂鬱 設定スレ 艦艇編
最新スレ:その15 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1402665887/
( 中 略 )
その1 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1250528523/



・提督たちの憂鬱に関する支援SS(二次創作)を投稿する場合は、『提督たちの憂鬱 支援SS』で投稿してください。

最新:提督たちの憂鬱 支援SS その04
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1459268350/
( 中 略 )
提督たちの憂鬱 支援SS
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1237622486/


・支援SS(二次創作)に対する感想、議論を書く場合は、『提督たちの憂鬱 支援SS 感想掲示板』に書き込んでください。

最新:提督たちの憂鬱 支援SS 感想掲示板 その7
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1516983029/
( 中 略 )
提督たちの憂鬱 支援SS 感想掲示板
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1306249195/

315yukikaze:2019/03/30(土) 01:50:11 HOST:166.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
取りあえず考えてみた。

HA-2110

全長:12.80m
全幅:18.2m(上翼)、14.2m(下翼)
高さ:4.10m
機体重量:3.4t
最大離陸重量:5.5t
最大速度:253km/h
巡航速度:185km/h(50km/hでも飛行可能)
乗員:1-2名
乗客:12名
エンジン:イスパノ・スイザ 12Z-17V型12気筒レシプロエンジン
最大上昇高度:4,500m
航続距離:845km

(解説)
時に1950年代、欧州屈指の名門航空エンジンメーカーであったイスパノ・スイザ社は風前の灯にあった。
戦前は、スペインでトラックなどの実用自動車を、フランスで高級車と航空用エンジン、そして航空機
関砲を製造し、いずれも欧州の業界で最大手の位置に立っていた同社であったが、スペイン内戦と
フランス敗北に、おまけに大津波による災害からくる欧州地域全体の景気の落ち込みによって高級車の
市場が冷え込むなどしたことで、一気に斜陽を迎えることになる。
何より致命的だったのが、ジェットエンジンの開発に完璧に後れを取ってしまったことで、独伊が
ジェットエンジンに狂奔しているのに対し、イスパノ社の開発できるエンジンは、1,300馬力程度の
液冷エンジンという体たらくであった。

普通ならばこの時点で終了であったのだが、なりふり構わず外貨を欲していたフランコにとっては、
イスパノ・スイザというブランド名はまだ神通力を失っていないと判断しており、イスパノ・スイザ
社に対して『何としても外貨を稼げ』という厳命を下すことになる。

この命令に対して、イスパノ・スイザ社は「無茶を言うな」と、溜息をついたとされるが、このまま
手をこまねいたら、目の前に現れるのは『倒産』の二文字でしかないのも事実であった。
故に彼らは、日英独からすれば絶望的と言っていいカードで勝負を挑むことになる。

まず彼らは、ジェットエンジンの開発については、当面諦めていた。
日本は当然のことながら、ドイツやイギリス相手にも何週差を付けられた状態であり、イタリア相手に
すら、背中がかすかに見えるレベルの差を付けられているのである。
そんな状態で新型エンジンを短期間で作れるというほど、彼らは夢想屋ではなかった。
まあそもそもの話、ジェットエンジン作れるだけの設備投資をするだけの金がないのも事実であった
のだが。

316yukikaze:2019/03/30(土) 01:50:44 HOST:166.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
故に、彼らは今持てるエンジンを以て勝負を挑まざるをえなかった。
勿論、それは絶望的な挑戦というものであったのだが。
考えてみるといい。
世界の列強空軍は、ジェット戦闘機が主力となり、2線級としてもレシプロ戦闘機の最上位機種。
中小国の場合でも、列強空軍のお下がりを格安で得ているため、イスパノ社の出る幕はない。
では、双発機ならばどうかというと、こちらも列強からのお下がりがあるし、なにより双発機は
コストの問題からして売れないのである。
フランスから逃げ出した航空技術者を囲ったとはいえ、戦闘機市場も爆撃機市場も、ついでに言えば
輸送機市場も民間旅客機市場も、彼らの出る幕はなかった。
最後の頼みの綱と思って調査した練習機市場も、枢軸国陣営では、ドイツのアラド社とフィアット社
が席巻しており、結果的に断念することになる。

もはや万策尽きた彼らであったが、そんな彼らの苦境を救うことになるのは、意外にも『昼寝』であった。
連日連夜の会議で疲弊し、消耗し尽していた彼らに対し、スペイン陸軍から出向していた将校は、
昼寝を提案することになるのだが、いらだつ重役の前に、彼はこんなセリフを言うことになる。

「寝ないと力を発揮できませんよ。青師団にいた時痛感しました。ソ連の複葉機に散々安眠の邪魔を
されましたから」

後に、イスパノ社の社史においても「何故あの一言に反応したのかまるで分らん」と記されることに
なるのだが、この陸軍将校の一言に、イスパノ社の技術者は怪訝な顔で質問することになる。

「複葉機なんて代物が、あの戦争で活躍できたんですか?」
「ああ。真正面からの戦争では使えんが、ゲリラ戦では運用次第では使えたぞ。ドイツ人も手を焼いていた」

その瞬間、イスパノ社の重役の一人が、陸軍将校の肩を掴みながら「その話を詳しく聞かせてくれ。あと
その苦労を知った面々も呼んでくれ。可及的速やかに」と、有無を言わさぬ態度を示すことになる。

そう。彼らは、寝不足であったが故に、普段ならば一笑に付したか、あるいは聞き流したであろうことに
対して大真面目に反応し、そして大真面目に行動することになる。

後に「世界で最も売れた汎用複葉機」の産声が上がった瞬間であった。

同機体は、12名の乗客を運ぶことができる旅客用のほか、落下傘部隊を運搬する軍事用、農薬散布などの
農業用といった多目的に使われることを主目的としており、未整備の滑走路で離着陸できるほか、整備性・安定性
に優れ、信頼性が極めて高いことを最重要視している。
既に航空機市場において後発組になっているイスパノ社にとっては必須と言っていい条件であったのだが、
離着陸性能や整備性を買われて、極寒地用や熱帯用などの極限の環境において運用できるタイプが作られるなど
様々な運用が可能であるように設計されている。

特に重要視されていたのが農業用と軍用であり、農業用においては、効率的な農薬散布ができるように設計され
軍用においては、通常の輸送業務以外に、低速・低高度で敵国領内に侵入し、特殊部隊を隠密裏に展開させる役目
を負っている。
この隠密性については、当初売り込みをかけられたドイツ軍の「ブランデンブルク」や「第502SS猟兵大隊」からも
高く評価されることになり、(当時のヘリの信頼性がいまいちであったこともあって)、異例のことではあったが
ドイツ軍の正式採用を勝ち取ることになる。(勿論、他国への売り込みの宣伝にもなった。)

もっとも、同機体を積極的に購入したのは、一般SSといった治安維持組織であり、彼らは同種機体を、輸送用
としてだけではなく、ガス散布用機体として配備し、ロシアやアフリカの地で『治安活動』として、ゲリラに対して
情け容赦のないガス散布や枯葉剤投下等をしている。
その為、日本領域内では同機体のプラモを売る際に『ペイルライダー』と付けることになり(勿論、プラモメーカー
の勝手な名称であり、イスパノ社は猛抗議している)それが定着することになる。

同機体は、枢軸陣営等で予想を上回る6,000機程生産され、イスパノ社を復活させる要因となっている。
なお、同機体の最大のユーザーとなったのはテキサス共和国であり、農業用として使われるほか、21世紀においても、
特殊部隊用として複数の機体が配備されることが確認されている。

317yukikaze:2019/03/30(土) 01:56:56 HOST:166.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
投下終了。
まともに戦っても日独航空産業に勝てないんだからニッチを狙うしかねえだろが
原点で、ニッチで何とかなる機体として、スペイン版An-2をでっち上げたというもの。

まあ、基本的に欧州枢軸って、植民地やソ連領内での治安維持戦が主体となるだろうから
売れ筋としては「装輪装甲車」「軽火器」「汎用航空機」になる訳で、スペインが狙えるとしたら
まあ「汎用航空機」が一番可能性あるのかなと。
欧州枢軸のモラル考えると、毒ガス利用なんてスナック菓子食う位の気安さでやらかすだろうから
農薬散布用のこの機体なんざ使い勝手良いだろうしねえ。

ちなみにエンジンですが、史実とは違って、モーターカノンは諦めて、全うな液冷エンジンと化した
代物をデチューンしたものです。(コストを安く上げる為)




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