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日本大陸を考察・ネタスレ その150

1名無しさん:2019/03/04(月) 01:16:58 HOST:ai126164077188.72.access-internet.ne.jp
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。

投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。


【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
 気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
 すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

238825:2019/03/12(火) 16:23:06 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>237
ギリシャですか、すっかり忘れてました(汗)
可能性は大いにありえると思います。

239名無しさん:2019/03/12(火) 17:06:05 HOST:sp110-163-11-218.msb.spmode.ne.jp
>>223
超弩級戦艦が登場したので発注しようかと考えていたらドイツが30cm砲で充分と言われたのでそれを鵜呑みにして造ったシロモノ。
おかげで、弩級戦艦なのに超弩級戦艦に匹敵する火力を持っており、一部では準超弩級戦艦と言われている。
なお、砲塔が多すぎて、射撃指揮装置がキャパオーバーになり、統制射撃が困難だとか。


エジンコートやエリンの購入はスペインやイタリアもあるんじゃないかな?
スペインは第一次大戦が始まって資材が調達できなくて戦艦の建造が止まってしまったし、
イタリアはオーストリアがなんちゃって弩級戦艦のテゲトフ級を4隻も発注したので、超弩級戦艦が欲しい訳だし。

240トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 17:09:35 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
あんまり良いものじゃないのねえ(汗

241名無しさん:2019/03/12(火) 17:17:01 HOST:220212249034.cidr.jtidc.jp
>>239
エリン級がジブラルタルのそばに置かれるなんて事態を
許すとは思えませんからスペインは難しいでしょう。

テゲトフ級に対抗したいイタリアとテゲトフ級コケて焦っているオーストリアの
両方に売りつけるなんて外道なことやったりしてwww。

242ham ◆sneo5SWWRw:2019/03/12(火) 17:21:42 HOST:sp1-79-85-161.msb.spmode.ne.jp
ティンと来た!
30.5cm四連装砲4基16門の弩級戦艦を造ろう!
将来的には35.6cm三連装砲塔や41cm連装砲塔に換装可能にしておくことで超弩級戦艦時代には、砲の研究開発次第で14in砲艦や16in砲艦に改装して長期運用を可能にすることで新造艦建造コストを大幅に抑えられる!
サイクルコスト?
・・・気にするな!

243名無しさん:2019/03/12(火) 17:32:53 HOST:KD119105029058.ppp-bb.dion.ne.jp
>>236
ソ連戦艦についてはそりゃそうですな、時期的にどう早くても第一次大戦後の発注で、史実エリンクラスは無いですね。
#革命の時期を完全に失念してました。

日露戦争を受けて戦備回復に必死な第一次前のロシア帝国なら買うかな?

>>237
史実サラミス級はリシャディエ(エリン)への対抗馬だもの、オスマントルコが日本製リシャディエを導入すれば、対抗上エリン相当を発注するところまではありえる話ですね。
日本は第一次世界大戦初頭に建造中の戦艦を接収する理由が無いからレシャディエは就役し、イギリスで建造中のギリシャ向け戦艦を接収すると。
となるとゲーベンの行き先が無くなっちゃうな。
#日本経由でオスマントルコがイギリスと仲が悪くなるなら、ゲーベンを受け入れる筋も無いではないが。

244トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 17:56:25 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
>>242
それ結局新型砲開発費用や改装費で新造艦並みの予算になってしまうやつだ…

245ham ◆sneo5SWWRw:2019/03/12(火) 18:31:36 HOST:sp110-163-10-108.msb.spmode.ne.jp
>>244
新型砲の運用試験艦として使えると考えれば・・・
一から艦を造るよりは短期間で済むし、新造艦へ洋上運用のデータをフィードバックできますので。

246トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 18:32:52 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
>>245
運用試験艦…だと…!?

これは試験を名目として色々な新装備と改装が行えるチャンス!!!

247ham ◆sneo5SWWRw:2019/03/12(火) 18:36:03 HOST:sp110-163-10-108.msb.spmode.ne.jp
なので、名前は摂津が良いかなぁ・・・と。

248トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 18:39:46 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
標的艦ならぬ運用試験艦摂津ですか

249名無しさん:2019/03/12(火) 18:54:07 HOST:i218-230-254-87.s42.a038.ap.plala.or.jp
今後も使うかどうかは別として史実では無かった4連装砲のノウハウ取得という意味でもありかもしれない

250名無しさん:2019/03/12(火) 18:54:30 HOST:sp1-72-3-31.msc.spmode.ne.jp
ぶっとくなるバーベットをどこにどう納めるかという問題が。
・船体を大きくする→予算と造船設備の問題。そこまでするなら最初から超弩級でよくない?
・リシュリュー方式→艦橋構造物と煙突と防御装甲と機関の配置が悩みどころ。時代的にドラスティックすぎリスキー。知見が積み重ねられてない時代なのでおそらくネルソンよりも先にネルソンになる。(意味不明)

考えたら後者はむしろおいしいかも。(英国面の深淵を覗きつつ)

251名無しさん:2019/03/12(火) 19:06:11 HOST:sp1-72-3-31.msc.spmode.ne.jp
英海軍&発注元海軍((竣工してわかったけどこの船やべえ(大汗)))

チャーチル「このような有力な戦艦は我が海軍にこそ必要だ!接収せよ!」

発注元海軍「どうぞどうぞ」
英海軍「」

などという歴史的コントが見えそうな気がしなくも。

252名無しさん:2019/03/12(火) 19:07:40 HOST:108.237.13.160.dy.iij4u.or.jp
ついでにイギリスの不義理も世界に訴えられるなそれw

253825:2019/03/12(火) 19:17:16 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
イギリス海軍「こんな中途半端な戦艦より日本やアメリカみたいなちゃんとした16inch砲搭載戦艦が欲しいです(涙)」

254ハニワ一号:2019/03/12(火) 19:51:50 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
架空戦記スレで朝鮮通信使が話題になっているが大陸世界の朝鮮が漂白されず史実通りで朝鮮通信使が大陸日本江戸幕府で無礼を働いた場合は打ち首で朝鮮に送還かな。
新井白石によれば「此方が漢語や韓語が分からぬと思ってか、好き放題に手紙で書くどころか面前で言いたい放題してくれるではないか」らしいから大陸世界でもやるんだろうなと。

255名無しさん:2019/03/12(火) 19:56:15 HOST:108.237.13.160.dy.iij4u.or.jp
史実通りだと1回目にそれやらかして涙目になって詫びでも送ってくるだろうか
史実の日本の都市の様子にも圧倒されてたからまして大陸化してたらどんだけの衝撃を通信使が受け取るか

256名無しさん:2019/03/12(火) 20:06:43 HOST:ntfkok084171.fkok.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp
史実だと圧倒されてたんじゃなくて「征服して自分たちのものにしたい」とか手紙でほざいてたような

257名無しさん:2019/03/12(火) 20:18:51 HOST:FL1-122-130-154-8.tky.mesh.ad.jp
まあ仮になんかやらかしても「豊国大明神」と唱えれば真っ青になりますしねえ。

※豊臣秀吉は、大陸に対しての先制侵攻を実施し、日本に残る最後の中華コンプレックスを払拭するという歴史的役割を担った偉人という想定。

258トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 20:20:22 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
世界線によっては何度か中華と日本の激突地になっていますからなぁ。
そういった歴史のある世界だと「征服したい」なんて寝言は吐けないと思われ。

259名無しさん:2019/03/12(火) 20:49:32 HOST:softbank220010126123.bbtec.net
>>258
非漂白の場合でも、秀吉の唐入りが発生してるなら
史実の比ではない損害が半島に発生してるはずで(日本と明に蹂躙される)
その恨みから暴言吐きそうだけど

大陸日本人は侵略者に厳しい反応するだろうから
そんな暴言吐いたら、たぶん命はないだろうなぁ、その使者

260ハニワ一号:2019/03/12(火) 21:03:31 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
朝鮮担当の対馬藩は幕府や通信使の通り道にある藩からの叱責や抗議で大変な事になっているだろうね。

261トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 21:10:55 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
>>259
なので寝言は吐けないのだと思われ。単純に死にたくないでしょうからね。

極論言葉わからなかろうとも「そういう目をしたぁ!」で斬られる危険性すらありますし(薩摩並感)

262名無しさん:2019/03/12(火) 22:32:03 HOST:ai126151089212.55.access-internet.ne.jp
>>255様。

 史実だと最初の通信使は室町幕府に送られた使節です。で、これは「高麗王朝を簒奪した輩」の使節として胡乱な扱いでした。で、次の使節が派遣されたのが対馬に李朝が侵攻した「応永の外寇」直後だったので「戦争する気か?」と詰問する幕府に「対馬は古来から朝鮮領で…」「建国したばかりの朝鮮が古来からとか愚弄するか!」「対馬の海賊を退治すれば幕府が喜ぶと思って」「対馬の島民を殺戮しておいて宣戦布告か!」等と言う問答に。
 
 それでも、時の王は三度目――王一代で三度も送ったのは唯一の例――の通信使に対馬侵攻は父王の暴走で自分は止めれなかった事などを非公式に謝罪して関係修復に努めると同時に、使節随員に「日本国内では銭が流通していて、米を携帯しなくても旅が出来る」「庶民でも読み書きできる者が少なくない」「市は地べたに物を直接置かず、筵などを敷いて器に盛って置く」「店には棚が造られ、そこに物が置かれている」等と観察させ、五山の僧侶などとも交際させて水車の製法から紙漉きの技術などの習得や、中国でも絶版になっている貴重な本の写筆を行いました。
 遺言では「対日関係を悪化させると亡国だから、親日を堅守」と宰相に申し伝えたので、現代だったら親日罪でしょうね。
 各国の言語を学んでハングルを制定させた世宗大王なのですが。

263名無しさん:2019/03/12(火) 22:47:53 HOST:108.237.13.160.dy.iij4u.or.jp
室町辺りではまともだったんですな……しかし、せっかく水車の製法を学ばせても定着しなかったのは彼の国の職人軽視ゆえか……

264トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 22:51:42 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
正に名君だったのですね。
せっかく技術を学んだのになぁ。もったいない。

265名無しさん:2019/03/12(火) 23:29:35 HOST:KD113144007126.ppp-bb.dion.ne.jp
あの国意外と王族はまともな人が多いんだよな。
両班や民になると救いようのない馬鹿が多すぎるが。

266トゥ!ヘァ!:2019/03/12(火) 23:32:20 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
一つ目の国では二つ目は異端ですか…

267ハニワ一号:2019/03/12(火) 23:37:28 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
父王の暴走で大陸日本の対馬に侵攻した時は絶望しただろうな世宗大王は・・・。
史実の応永の外寇ですら数に勝るはずの朝鮮軍の方が大敗を喫したのに対馬が人口5倍面積10倍になった大陸世界の応永の外寇がより悲惨な敗戦になるんだからw

268名無しさん:2019/03/12(火) 23:42:33 HOST:KD106158246105.ppp-bb.dion.ne.jp
まともな人ほど馬鹿を見るから現代ではまともな人ほと外に出て行ってしまう悲しみ。
蟲毒化が進んで草も生えない。

269名無しさん:2019/03/12(火) 23:53:03 HOST:softbank220010126123.bbtec.net
>大陸世界の応永の外寇
朝鮮軍を粉砕したあと、反撃で対馬水軍が倭寇するんじゃないかな?
で、その被害に耐えかねた朝鮮が通信使で和を請う流れになると思われ

270トゥ!ヘァ!:2019/03/13(水) 00:01:56 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
まあ日本本土側もやられて黙ってないでしょうしなぁ。
大規模に朝鮮や中華の沿岸付近を荒らしまわったでしょうし。

271825:2019/03/13(水) 11:17:08 HOST:om126208181251.22.openmobile.ne.jp
あの半島には太平洋、南緯47度9分 西経126度43分の海底に移動して欲しい。マジで

272名無しさん:2019/03/13(水) 12:29:19 HOST:ai126165020061.73.access-internet.ne.jp
工作隊23号「突如、悪辣なる日帝の陰謀で海底の奥深くに転移されたウリナラは、奇跡的に海底気泡の隙間に守られて滅亡の試練をくぐり抜けた。

そして過酷な環境で生存すべく独自の進歩を遂げ、遂に正統なる地上の支配者として全世界に対し大朝鮮帝国の正統なる領土である地球の即時返還を要求する!」



絵札「とりあえず、海底で水爆実験やろうと思う。意見は聞いていない」

273名無しさん:2019/03/13(水) 21:35:45 HOST:opt-101-1-157-89.client.pikara.ne.jp
ゴジラ「誰だ!!俺様の上に水爆を爆発させたのは!?」

274名無しさん:2019/03/13(水) 22:41:10 HOST:ai126149114098.54.access-internet.ne.jp
絵札「もしもしグアム基地。B2の準備はOK?」

275トゥ!ヘァ!:2019/03/13(水) 22:45:48 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
撃ち落とされるフラグ乙。

276名無しさん:2019/03/13(水) 22:48:09 HOST:ntfkok084171.fkok.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp
ゴジラvsエラオンですかw

277名無しさん:2019/03/13(水) 22:50:13 HOST:ai126149114098.54.access-internet.ne.jp
絵札「おかしいな、ゴジラって何故かJapanにしか上陸しない筈なのに……何故、USAに?」

278名無しさん:2019/03/13(水) 22:56:47 HOST:pkos016-219.kcn.ne.jp
やっぱマグロ食ってんのはダメだな。

279トゥ!ヘァ!:2019/03/13(水) 22:59:51 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
おめー怪獣総進撃の時にはニューヨークに上陸していたんだぞ。

え、あれは異星人のせいだった?

280名無しさん:2019/03/13(水) 23:08:02 HOST:i180-63-71-180.s41.a027.ap.plala.or.jp
レジェンダリー版だとハワイとサンフランシスコに上陸したじゃないかw

281名無しさん:2019/03/13(水) 23:15:59 HOST:KD106133166223.au-net.ne.jp
ルルイエの位置だと余計悪い方向に進化(退化)しそうですね。
ディープワンは年月を経つにつれて人間よりの見た目から半魚人になりますから。

282名無しさん:2019/03/14(木) 03:02:45 HOST:softbank220010126123.bbtec.net
>>281
巨大化もするゾ、深き者
飢えると縮むから、云十万年で数百メートル超えたのそう多くないらしいが

283名無しさん:2019/03/14(木) 09:03:58 HOST:ntfkok084171.fkok.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp
ダゴン「あんなの生贄にも使えんわ」

284825:2019/03/14(木) 12:44:52 HOST:om126237119050.9.openmobile.ne.jp
続きが完成したので上げさせていただきます

285825:2019/03/14(木) 12:45:31 HOST:om126237119050.9.openmobile.ne.jp
8月10日、日本の下関に到着した馬建忠は休まずに鉄道で東京に向かった。そして3日後の8月12日、東京に着くと日本政府内閣総理大臣大久保利通と面談、情報収集も開始する。

この時の馬建忠は東京で購入可能な全ての新聞を大使館の職員に購入させるなどの手段で日本の情報を集め、彼は規模の代償に関わらず日本やアメリカなどの新聞記者の取材を受け、朝鮮から伝わった情報を開示し清国の立場を堂々と主張するなど、世論を味方を敵にまわさない様にするなど、少しでも日米との交渉を有利にしようとしていた。

そうして、始まった交渉であるが、蓋を開けてみたら意外な程スムーズに進んだ。それは、日米側の要求が北洋大臣および朝鮮国王の正式な謝罪と賠償金の支払い、公使館防衛の為の兵力の朝鮮駐留権、犯人・責任者の処罰、開港場遊歩地域の拡大と言う内容であったからだ。この時の清国はこれを口実に日米が朝鮮を奪いにくる可能性が大きいと考えていただけに、彼らの予想より軽い内容から即座に合意(もっとも馬建忠はこの提案をある程度予想していた)、賠償金の金額や朝鮮に駐留する具体的な条件と言った細かな交渉に移っていった。

なぜ、これほど日米の要求が軽かったかと言うと、それは時世が清国に味方をしたからであった。

286825:2019/03/14(木) 12:46:10 HOST:om126237119050.9.openmobile.ne.jp
清国がその事を利用して日米にさらなる譲歩を迫らなかったのかと言う疑問が後世にて語られる事になるが、その理由は簡単であった。この時の清国はベトナムをめぐってフランスと対立しており、日米との事を構えることを望んでいなかったのである。

こう言った事情によって、日米清の交渉は8月26日には纏まり、翌日の27日に日本外務省にて東京条約(※1)が締結される。これによって日米清三カ国間の懸念は一応ではあるが、解消する事に成功する。これ以降、清国は暴動の主導者であった大院君の河北省拘留と兵士6,000名の朝鮮への駐留を実行、軍事力を背景に朝鮮の宗主権の強化再編に乗り出す。日米はこれを清国の問題として静閑を決め込んだ。しかし、朝鮮では日米両軍と清国軍がそれぞれ漢城に駐留する事になり、日米と清国との緊張は否応なしに高まっていくことになる。


日本はウラービーの乱が発生した直後から邦人保護を名目に1個独立混成旅団と戦艦2隻、装甲巡洋艦2隻を派遣しており、エジプトクーデター政府からスエズの権益を守っていた。しかし、イギリスが本格的に軍事介入を行ってくるとさすがに戦力不足が否めなず、増援の派兵が決定する。しかし、先に述べた仁午軍乱をめぐる清との緊張状態により増援の派兵は延期され、結局、スエズ防衛部隊の増援が派遣されるのは東京条約が締結された後まで待たなければならなかった。

東京条約が締結されるや否や日本は台湾に待機させていた部隊をスエズへ向け出立させる。途中、シンガポールやインドなどイギリス側の植民地に示威も兼ねて立ち入りながらスエズに向かい10月にスエズへ部隊を到着させる。

この時、イギリスはテル・エル=ケビールの戦いでエジプト軍を破り、シナイ半島を除くエジプト全土を軍事占領下においており、日英の緊張はピークに達しており、あわや軍事衝突かと思われるほどであった。

287825:2019/03/14(木) 12:47:25 HOST:om126237119050.9.openmobile.ne.jp
しかし、両国共に現状での軍事衝突は得策ではないと考えた。もし、日英が衝突したのならそれは史上最大の戦争となり、他の列強が付け入る隙となることなど自明の利であったからだ。そこで両国は妥協点を探る為にオスマン帝国の仲介の下、オスマン帝国首都コンスタンティノープルにて交渉を開始する。

この交渉はオスマン帝国が事前に根回しをおこなっていた事もあり、一週間と言う短期間のうちに纏まり、日英の間でコンスタンティノープル条約(※2)が締結される事になる。

この条約によりイギリスは日本のスエズでの優越権を、日本はイギリスのエジプトでの優越権をそれぞれ認めることで決着を見ることになる。また、この時、スエズ運河がイギリスの勢力圏に包囲されることを恐れた日本がエジプトにシナイ半島およびスエズ運河地帯の自治権をオスマン帝国に返上させる事をイギリスに要求、イギリスはイギリス船籍船のスエズ運河自由航行を対価にこれを認めた。

こうして、日本は中東での最悪の事態を回避する。一方のアジアでは清国との対立が浮かびあがってきてはいたものの、日清関係は破局してはおらず、世界の海はいまだに平穏を保っていた。

(※1) 日米清が仁午軍乱の事後処理として締結した条約。大まかな内容は以下の通りである。

・実行犯等の逮捕と処罰
・被害者の遺族・負傷者への見舞金5万$の支払い
・損害賠償200万$(日米合わせて)の支払い
・公使館護衛としての漢城での軍隊駐留権
 (兵営設置費・修理費の朝鮮側負担)
・謝罪使の派遣
・居留地の拡大
・市場の追加
・公使館員の朝鮮内地遊歴

(※2) エジプト問題の解決の為に締結された条約。日英土埃の4ヵ国(三カ国一自治区)が条約に署名した。内容は以下の通りである
・日本のスエズ運河の優越を認める
・イギリスのエジプトでの優越を認める
・エジプトはシナイ半島およびスエズ運河地帯の自治権および領有権を完全に放棄し、永劫にこれを要求しない
・イギリス船籍船のスエズ運河の自由航行を認める

288825:2019/03/14(木) 12:54:06 HOST:om126237119050.9.openmobile.ne.jp
日米枢軸ルート第五話は以上です。
Wikiへの転載はOKです。

289名無しさん:2019/03/14(木) 13:03:03 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
乙でした
とりあえずの緊急講和が成りましたな
正直戦争なんて大国同士じゃ損しか出ないですからなぁ…
史実の島国なら清も強気でしたでしょうが大陸となりライバル関係が発生してるでしょうし、慎重にもなりますわな


その努力と苦労の結晶ぶち壊すだろう半島の策動()に今から期待してますw

290トゥ!ヘァ!:2019/03/14(木) 13:54:32 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
乙です

スエズの件では地味にオスマン帝国の威信が上がっていそうですねw

日清関係も今のところベターな感じで並行しているようで。

291New:2019/03/14(木) 17:29:28 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。日英とも開戦回避したけど朝鮮では火種が燻ってるな。
日本は中東という世界の裏まで行って戦うのは辛いし英国はインド(心臓)
に火が付くこと確定だしどっちともホッとしてるだろう

292825:2019/03/14(木) 19:15:42 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>289
>その努力と苦労の結晶ぶち壊すだろう半島の策動()
かの国の悪癖として国内の政争に外国の勢力を巻き込むと言うものがあるのでまず間違いなくやらかすでしょう

>>290
>スエズの件では地味にオスマン帝国の威信が上がっていそうですね
オスマンですが、これによって平和の使者として称えられ、その国威を回復させていますね。

ちなみに今回のウラービーの乱での勝ち組はイギリスとオスマンです。理由ですが、イギリスは戦略目標であったエジプトとスエズの自由航行権を確保、オスマンは国威と一部領土の回復に成功していたからです。

逆に負け組はエジプトと日本ですね。エジプトはイギリスの実質的保護国に落ちてしまい、日本はスエズ封鎖と言うカードを失いましたので。

>日清関係も今のところベターな感じで並行しているようで。

現状の清国上層部は日本との力の差を十二分に理解していますからね。

>>291
日英両国の和睦がなったのはまさにそれが理由ですね

293825:2019/03/14(木) 19:36:23 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
皆さんにお聞きしたいのですが、清国フルボッコショーと清国焼き土下座ショーだったらどっちが見たいですか?

294トゥ!ヘァ!:2019/03/14(木) 19:39:54 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
ここの清は珍しく話が通じるので…焼き土下座かな?(愉悦部並感)

295名無しさん:2019/03/14(木) 19:41:37 HOST:108.237.13.160.dy.iij4u.or.jp
横に朝鮮並べて全力で顔面を鉄板に押し付けてそうだ……w

296名無しさん:2019/03/14(木) 19:45:18 HOST:ntfkok084171.fkok.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp
清国(による朝鮮三族)焼き(滅ぼしながらの)土下座ショー

297弥次郎:2019/03/14(木) 19:47:27 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
乙です
大国同士がいまだに睨み合い…
いがみ合いの関係だとしてもすぐ殴り合うかと言われると否ですねぇ
国家もまた機を見て動くものですし、ここら辺の暗闘って好きです(小並

清国は鉄板焼き土下座くらいで(黒い笑み

298New:2019/03/14(木) 19:51:05 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
清国は利根川さんレベルの見事な焼き土下座を・・・

299ナイ神父Mk-2:2019/03/14(木) 19:51:59 HOST:sp1-75-210-65.msb.spmode.ne.jp
乙です。
これでもし半島が何かやれば完全に周辺3国切れさせそうですわ・・・
それでも普通にロシア引き込む位しそうなのが怖いですが

300825:2019/03/15(金) 13:58:57 HOST:om126200120090.15.openmobile.ne.jp
皆さんの優しさに全清国が泣いて喜んでますよ()

301825:2019/03/15(金) 14:00:30 HOST:om126200120090.15.openmobile.ne.jp
と言う訳で清国焼き土下座ルートに入らせました。頑張れ清国、ここで漢を見せれば生き残れる可能性が上がるかもしれない!!

302名無しさん:2019/03/15(金) 14:11:44 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
アジア共栄圏構築ルートかな?
まあ清が忍んででも周囲やロシアが放っておいてくれない可能性高いんですが

303名無しさん:2019/03/15(金) 16:11:31 HOST:FL1-122-130-154-8.tky.mesh.ad.jp
半島という厄介者が引き起こす面倒の責任をこれから先もずーっと背負ってくれれば特に‥(外道)
というかフルボッコになったら半島が野放しになって有頂天絶頂状態になるのでむしろ損。(外道)

304名無しさん:2019/03/15(金) 16:48:43 HOST:FL1-219-107-106-168.tym.mesh.ad.jp
此処で上手く焼き土下座すれば日米枢軸と言う帝愛グループのNo.2!として中間管理職清国ルートが開けるかも知れんぞ

305名無しさん:2019/03/15(金) 22:51:36 HOST:p226094-omed01.osaka.ocn.ne.jp
漢族が満州に大挙入植する前に中華をパージして、元朝よろしく故地に帰ればワンチャン…

306名無しさん:2019/03/15(金) 23:06:09 HOST:i210-164-164-9.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>305
辛亥革命後の満州はこんな感じになるか?

オーナー:日本
大株主:アメリカ
雇われ社長:清王朝

307ハニワ一号:2019/03/15(金) 23:17:37 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
遅まきながら乙でした。
この清国には情けをかけて清国焼き土下座ショーで勘弁してやりますかw

308825:2019/03/16(土) 13:24:42 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
第5話が完成したので上げさせていただきます。
鉄板は熱い方が見ごたえがありますよね(外道スマイル)

309825:2019/03/16(土) 13:25:15 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第五話

東京条約の締結後、清国は従来の冊封関係を見直し、朝鮮とより近代的な宗属関係の構築に動き始める。

これは従来とは違い保護の名目の下、内政への積極的な干渉と軍事的圧力を伴う事を意味していた。当時、朝鮮内で政権を担っていた事大党は清国の庇護を利用して朝鮮を統治をしており、この清国の方向転換を受け入れざるを得なかった。しかし、朝鮮の内部では度重なる清国の影響力低下から清国との関係を見直そうと言う派閥も生まれており、1884年に清仏戦争で清国の朝鮮駐留軍が半減したさいには朝鮮各地で農民の蜂起がおきるなど、朝鮮の内情は混迷を極めていた。

清国は朝鮮を安定させるために駐留兵力を増大させるなど、より朝鮮にたいする干渉を強めていく。朝鮮半島の安定化を願っている日本やイギリス、アメリカもこの清国の動きを支援していくが、これによって朝鮮の反閔氏政権派がロシアに接近すると言う事態を引き起こしてしまう。

この反閔氏政権派の動きは1885年におきた日米英三カ国連合による巨文島占領によって加速し、同年には朝鮮政府が在漢城ロシア代理公使ウェーバーに宛てて、軍事的保護(軍艦の派遣)を求める旨の密函(秘密書簡)を送ると言う事件までおきてしまう。

この事件は報復を怖れた閔泳翊が、袁世凱に密告することで清当局の与り知るところとなり、清国政府は駐留軍の増強を決定、ロシアも極東で大規模な戦闘がおきることを望んでおらず、ロシア外務省は密函の受領は認めたものの、高宗の要請には応じない旨を清国に約することで事態は収束に向かう。

しかし、この事件によって清国の朝鮮での影響力が無視できないレベルで低下している事が露呈さ、イギリスや日本は清国への支援は続けているものの、最悪の場合に備えて朝鮮への出兵の準備も開始し始める。

310825:2019/03/16(土) 13:26:05 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
1893年には閔氏政権の重税政策、両班たちの間での賄賂と不正収奪の横行、そして1876年の日朝修好条規(江華島条約)をはじめとした閔氏政権の開国政策により外国資本が進出してくるなど、朝鮮の民衆の生活は苦しい状況が続き、ついに朝鮮各地で農民の蜂起が立て続けにおきる。

朝鮮は当初こそ自国での対処に成功していたが、1894年に全羅道古阜郡で東学党と呼ばれる新興宗教団体が武力蜂起すると事態は一変する。この蜂起は東学党の信者が全国で呼び掛けを行い、絶頂期には呼びかけに応じた農民で、数万の軍勢が形成されてた。

この軍勢は朝鮮政府軍を各地で打ち破り、18945月末には道都全州をその支配下におくまでに成長していた。

この事態に朝鮮政府は自らの宗主国であった清国に救援を求める。この要求を受けた清国北洋通商大臣 李鴻章は皇帝の許可を受けると援軍を送り、朝鮮総督であった袁世凱に東学党鎮圧を命令する。この命令を受け、袁世凱は漢城に駐留していた兵の8割と派兵されてきた部隊を道都全州に派遣、反乱軍の鎮圧にかかった。

これにより漢城に駐留している清国軍が低下、その隙をついた朝鮮の反閔氏政権派がロシアの支援の下、漢城でクーデターを実行する。このクーデターはよく計画されたものであり、わずか1日で朝鮮政府の主要機関は制圧され、国王・閔妃もクーデター部隊に捕らわれてしまう。そして、支援していたロシアは朝鮮での邦人保護を名目に艦隊の出撃準備を開始、さらに清国との国境に軍を集めるなど介入の準備を開始する。

ロシアの影響力拡大を防ぎたい日本・アメリカ・イギリスも清国がこのクーデター騒動を早期に解決できず、ロシアが介入した場合に備えて軍の派遣を準備し始める。

こう言った事態を重く見た袁世凱は東学党の鎮圧の一時中断を決定、鎮圧に派遣していた部隊を大急ぎで漢城に戻し、クーデター軍の鎮圧に取りかかった。クーデター軍と清国軍は昌徳宮にて激突、しかし、クーデター軍は広大な昌徳宮を防衛するにはあまりに数が少なく次第に王宮の一隅に追い込まれた。このクーデター軍は良く戦ったが、最終的には降伏する。

311825:2019/03/16(土) 13:29:10 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
しかし、このクーデター騒動はそれだけでは終わらなかった。清国がクーデター軍と戦闘に入った前後から漢城は大混乱に陥り、商店のほとんどが清国兵や朝鮮人暴徒によって破壊・掠奪された。さらに日本人家屋への略奪や日本人集団への襲撃があいつでおき、日本軍軍人や日本人居留民への死者が数十人の規模で発生、さらに暴徒化した清国軍兵士が日本公使館を襲撃し、日本軍との銃撃戦に発展するなどの大事件までおきてしまう。

これらの日本人居留民に対する暴徒達の行動は、公使館の電報によって即座に日本本地に伝わる。さすがに仁午軍乱後の粛清で懲りていたマスコミは煽らなかったが、この時の日本には仁午軍乱の記憶が未だに濃く残っており、世論は過激に反応してしまう。

日本政府もこの件については激怒し、防衛のために済州島(※1)に駐留させていた海軍第13海兵連隊(※2)第1、第2大隊と装甲巡洋艦1隻、防護巡洋艦2隻の派遣を決定、清国にその旨の通達を行う。

当然ながら、清国はこれを北京協定違反と激しく抗議をしたが、日本はこれは協定違反では無いと主張、日本の同盟国であったアメリカや日本と対ロシア戦略で協力していたイギリスも日本の行動を支持したため、清国は抗議以上の行動は取れなかった。

この部隊の派兵と前後して、日本は政変中に在留日本人が清国軍によって加害されたとされる日本商民殺傷事件に関する責任と公使館襲撃に関する責任の追及のために、前内閣総理大臣であった徳川慶喜を特命全権大使に任命し、交渉団を派遣清国に派遣した。

これを受けた清国は北京の玄関口である天津を交渉の舞台とし、北洋通商大臣であった李鴻章に全権を委ねて交渉にあたらせた。

こうして1894年7月7日に天津にて日清間の協議が開かれる。この席で徳川慶喜は漢城市街で清国軍人によって在留日本人が多数殺害・略奪されたとして清国を厳しく非難し、皇帝による謝罪と賠償金4000万円の支払い、そして関わったと思われる軍人の即時引渡し、日本主導による事件の調査を要求した。

対する清国側は、漢城における日本商民殺傷事件や公使館襲撃は暴徒化した朝鮮の軍民によって引き起こされたものであるとして清国軍の関与を否定し、日本側の要求をすべて拒否する。

当然、日本側はこの言い分に反発し、射殺した人間の装備や捕虜の証言、装備などの証拠を出すが、李鴻章はそれでも自らの言い分を変えず、交渉は開始直後から暗礁に乗り上げてしまう。

なぜこの時、李鴻章がここまで頑なに日本側に譲歩しなかったかと言うと、この時の彼の立場がこれを許さなかったからである。

この時の清国の中枢では実権を握る西太后派の勢力と自らが実権を取り戻したい光緒帝派の勢力との政争が激化しており、下手に日本に譲歩してしまうと李鴻章自身がその地位を追われかねない状況にまでなっていたのだ。

312825:2019/03/16(土) 13:30:10 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
最も、そんな事は日本とってはどうでも良く、徳川慶喜は1894年8月1日に李鴻章に最後通告を実施するも李鴻章はこれを黙殺してしまう。これを受けた日本側は交渉の中止を決断、交渉団に帰国を命じるとともに軍の動員を開始する。

一方の李鴻章はこの一連の流れによって日本との戦争は避けられないと判断し、軍の動員の許可を光緒帝に求める

清国上層部の間では、李鴻章を北洋通商大臣から解任して日本の要求を全て飲むと言う選択肢も考えられたが、西太后の強硬な反発によってこの選択肢は早々に流れてしまう。また、この際、日本との戦争で西太后派の勢力を一気に削ってしまおうと言う光緒帝派の思想も合わさり、最終的に皇帝もこれを許可する。とは言え、国境でのロシアでの睨み合いが続いていたため、北洋通商大臣の指揮下にあった軍に限って動員を許可する。

限定的とは言え皇帝からの許可を得た李鴻章はただちに北洋艦隊所属巡洋艦の護衛の下、1個師団を朝鮮に派遣、朝鮮駐留軍の指揮下に入り、朝鮮での防備を固める事を命令する。

この動きを察知した日本側は、朝鮮在留邦人および公使館職員に日本への帰国を命令、公使館防衛にあたっていた第13海兵連隊を仁川まで下げさせ、援軍として済州島で待機していた第12海兵混成旅団および第13海兵混成旅団の各種部隊と合流させる。また動員が完了していた陸軍第8歩兵師団と海軍第3陸戦師団、海軍第2常備艦隊を済州島に送り、いつでも戦争を始められるように動き始めた。

もちろん、平和への動きもなかった訳ではない。この戦争で清国が弱り、ロシアのアジアでの影響力が拡大されるのを恐れたイギリスは日清の調停に乗りだし、さらに、日本の勢力拡大を警戒していたロシアもこの動きを支援し始めた。しかし、イギリスの調停案は日本に有利すぎると清国側が拒否、ロシアもドイツとの対立からあまり派手に動けず、結局は日清の対立を緩和させることには失敗してしまう。

そして、1894年、アジアの二大大国は戦乱のへと突入していく事になる。

(※1) 北京協定によって日本に割譲されて以降、大規模な軍事拠点として整備されており、大規模な軍港や軍の物資貯蔵庫や基地が建設されるなど対馬と並んで日本の重要拠点とされている。

平時は第9警備艦隊(装甲巡洋艦1隻、防衛巡洋艦4隻、水雷艇駆逐艦3隻、砲艦2隻)と海軍第12海兵混成旅団、第13海兵混成旅団が駐留している。


(※2) 第13海兵混成旅団の中核を担っている部隊で、3個歩兵大隊で編成されている。交代で1個大隊が東京条約以降在朝鮮公使館の警備として朝鮮に派遣されている。

313825:2019/03/16(土) 13:31:01 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。
Wiki への転載はOKです。

314New:2019/03/16(土) 15:35:32 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。日清ともに「朝鮮なんぞ消えてしまえば良いのに」と心の底から
思ってそうだな

315名無しさん:2019/03/16(土) 16:11:58 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
乙でした
政治闘争の余力で戦争しなきゃならん清に合掌…
唯一の慰めは朝鮮半島で戦争が収まりそうなことだな

316トゥ!ヘァ!:2019/03/16(土) 16:46:57 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
乙です

この世界では一体何百年ぶりの日中激突になるんでしょうかねw

清も中身が政治闘争してなきゃある程度妥協できる交渉があっただろうになぁ。

317825:2019/03/16(土) 22:44:40 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>314
今回の戦争になった理由は暴徒化した《清国正規兵》の日本公使館襲撃なので清国上層部は北洋軍の兵の質の悪さを罵倒しているでしょう。

>>315
この結果史実より被害が少なくなるので、清国はむしろこの政治闘争に感謝するべきでしょう

>>316
そうですね。この政治闘争がなければそれこそ日本と清国の間では戦争はおきなかった可能性はありますよ。まあ、その場合朝鮮をめぐってロシアと殴り合う事になりそうですが…

318ハニワ一号:2019/03/16(土) 23:25:30 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
ついに日清戦争開戦。
しかし対ロシアでは日米と英国が協調して当たっているのか。
そういえば江戸時代のオランダのやらかしに対する日本の復讐はどうなったんでしょうか。

319名無しさん:2019/03/17(日) 00:35:11 HOST:sp49-98-17-98.msb.spmode.ne.jp
>>309-313
乙です。

320825:2019/03/17(日) 10:04:54 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>318
>日英関係
スエズでのゴタゴタが史実ファッショダ事件のように対立から協力への転換の
契機となり、一定ではありますが協力体制の構築を進めています。

>オランダへの報復
ひとまずはスエズ運河の使用料がオランダのみ1.5倍にすること以上は我慢しています。とは言ってもそれで済ますつもりはなく、虎視眈々とインドネシアを狙っております。

321名無しさん:2019/03/17(日) 12:24:55 HOST:p221.net042124070.tokai.or.jp
>>309
第五話ではなく第六話では?

322825:2019/03/17(日) 17:07:11 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>321
確認したところ確かに第6話でした。報告ありがとうございます

324825:2019/03/17(日) 18:50:51 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>323は削除依頼を出しましたので無視してください。

325825:2019/03/17(日) 20:05:02 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
改定版を上げさせていただきます。

326825:2019/03/17(日) 20:05:42 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第六話

東京条約の締結後、清国は従来の冊封関係を見直し、朝鮮とより近代的な宗属関係の構築に動き始める。

これは従来とは違い保護の名目の下、内政への積極的な干渉と軍事的圧力を伴う事を意味していた。当時、朝鮮内で政権を担っていた事大党は清国の庇護を利用して朝鮮を統治をしており、この清国の方向転換を受け入れざるを得なかった。しかし、朝鮮の内部では度重なる清国の影響力低下から清国との関係を見直そうと言う派閥も生まれており、1884年に清仏戦争で清国の朝鮮駐留軍が半減したさいには朝鮮各地で農民の蜂起がおきるなど、朝鮮の内情は混迷を極めていた。

清国は朝鮮を安定させるために駐留兵力を増大させるなど、より朝鮮にたいする干渉を強めていく。朝鮮半島の安定化を願っている日本やイギリス、アメリカもこの清国の動きを支援していくが、これによって朝鮮の反閔氏政権派がロシアに接近すると言う事態を引き起こしてしまう。

そして1885年にイギリス・日本・アメリカの三国連合軍が朝鮮の領土であった巨文島を占領すると言う事件が発生する。この事件はアフガニスタンでのパンジェ紛争でロシアと対立していたイギリスがロシアの伸張の機先を制するために主導したものであり、当初はイギリス単独で実行し、同島をイギリスの意のままに扱うことの出来る港として確立させることで、極東におけるロシアへの備えと自国の影響力拡大をはかろうとしていた。しかし、単独での同島の占領はアジア最大の大国にして最大の反英国家である日本に与える影響がはかり知れず同計画は断念する。しかし、ここをロシアに取られると非常にまずいことから、なんとかしてこの島を自国の影響下におきたいと考えていた。

327825:2019/03/17(日) 20:06:27 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
そこで、イギリスは日本と共同でこの島を占領すると言う構想を立てる。これを実行できたのなら、イギリスは日本との関係を悪化させず、最小限の兵力で同島を占領する事ができる。イギリスの意のままに扱うことの出来る港として確立させることはできまいが、ロシアが同島を占領する事を防げ、自国の影響力を拡大させられ、さらにもしかしたらさらなる日英関係の改善も望めるかもしれいと言う一手であり、実行に移さない理由は存在しなかった。

とは言え、エジプトでのゴタゴタによって日本の対英不信は高く(最高ではない)、そう簡単にイギリスの提案に乗ることがないのは目に見えていた。そこでイギリスは日本ほどイギリスを敵視していないアメリカを巻き込んでしまう。

このイギリスに巨文島占領作戦への参加を打診されたアメリカは一週間の間を空けてからであるが参加を表明する。この表明を受けたイギリスは本命の日本に参加を要請する。当初はかなり渋っていた日本であったが、同島がロシアの影響下におかれるのを恐れており、さらにアメリカの説得もあったため、指揮権の独立や連合軍の指揮官は日本軍の派遣部隊司令に兼任させるなどの幾つかの要求をイギリスに飲ませ要請を受諾する。そして1885年4月15日、日本海軍装甲巡洋艦浅間を旗艦とした三国連合艦隊(※1)が同島を制圧、住民を動員させ、各種軍事施設を建設し、対馬や済州島、上海電信線を敷設する。

これを受けた清国は日英米の巨文島を占領を一定ではあるが容認する事を決定し、日英米に通達する。史実では強固に反発していた李鴻章もさすがに日英米の三国が相手となるとそうはいかなかったのだ。

328825:2019/03/17(日) 20:08:15 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
この事件によりイギリスは日本との一定レベルの関係改善に成功し、日本の対英不信をある程度解消させることにも成功する。

しかし、この事件によって朝鮮のロシアへの接近を加速させてしまい、同年には朝鮮政府が在漢城ロシア代理公使ウェーバーに宛てて、軍事的保護(軍艦の派遣)を求める旨の密函(秘密書簡)を送ると言う事件までおきてしまう。

この事件は報復を怖れた閔泳翊が、袁世凱に密告することで清当局の与り知るところとなり、国際問題にまで発展、清国政府は朝鮮駐留軍の増強と国境の防備を固める事を決定、ロシアは極東で大規模な戦闘がおきることを望んでおらず、ロシア外務省が密函の受領は認めたものの、高宗の要請には応じない旨を清国に約することで事態は収束に向かう。

しかし、この事件によって清国の朝鮮での影響力が無視できないレベルで低下している事が露呈され、イギリスはロシアのアジアでの影響力拡大を防ぐために日本との一定の協力関係の構築を推し進めることになる。

1893年には閔氏政権の重税政策、両班たちの間での賄賂と不正収奪の横行、そして1876年の日朝修好条規(江華島条約)をはじめとした閔氏政権の開国政策により外国資本が進出してくるなど、朝鮮の民衆の生活は苦しい状況が続き、ついに朝鮮各地で農民の蜂起が立て続けにおきる。

朝鮮は当初こそ自国での対処に成功していたが、1894年に全羅道古阜郡で東学党と呼ばれる新興宗教団体が武力蜂起すると事態は一変する。この蜂起は東学党の信者が全国で呼び掛けを行い、絶頂期には呼びかけに応じた農民で、数万の軍勢が形成され、朝鮮政府軍を各地で打ち破り、18945月末には道都全州をその支配下におくまでに成長していた。

この事態に朝鮮政府は自らの宗主国であった清国に救援を求める。この要求を受けた清国北洋通商大臣 李鴻章は皇帝の許可を受けると援軍を送り、朝鮮総督であった袁世凱に東学党鎮圧を命令する。この命令を受け、袁世凱は漢城に駐留していた兵の8割と派兵されてきた部隊を道都全州に派遣、反乱軍の鎮圧にかかった。

これにより漢城に駐留している清国軍が低下、その隙をついた朝鮮の反閔氏政権派がロシアの支援の下、漢城でクーデターを実行する。このクーデターはよく計画されたものであり、わずか1日で朝鮮政府の主要機関は制圧され、国王・閔妃もクーデター部隊に捕らわれてしまう。そして、支援していたロシアは朝鮮での邦人保護を名目に艦隊の出撃準備を開始、さらに清国との国境に軍を集めるなど介入の準備を開始する。

ロシアの影響力拡大を防ぎたい日本・アメリカ・イギリスも清国がこのクーデター騒動を早期に解決できず、ロシアが介入した場合に備えて軍の派遣などの介入の準備を進める。

こう言った事態を重く見た袁世凱は東学党の鎮圧の一時中断を決定、鎮圧に派遣していた部隊を大急ぎで漢城に戻し、クーデター軍の鎮圧に取りかかった。クーデター軍と清国軍は昌徳宮にて激突、しかし、クーデター軍は広大な昌徳宮を防衛するにはあまりに数が少なく次第に王宮の一隅に追い込まれた。このクーデター軍は良く戦ったが、最終的には降伏する。

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しかし、このクーデター騒動はそれだけでは終わらなかった。清国がクーデター軍と戦闘に入った前後から漢城は大混乱に陥り、商店のほとんどが清国兵や朝鮮人暴徒によって破壊・掠奪された。さらに日本人家屋への略奪や日本人集団への襲撃があいつでおき、日本軍軍人や日本人居留民への死者が数十人の規模で発生、さらに暴徒化した清国軍兵士が日本公使館を襲撃し、日本軍との銃撃戦に発展するなどの大事件までおきてしまう。

これらの日本人居留民に対する暴徒達の行動は、公使館の電報によって即座に日本本地に伝わる。さすがに仁午軍乱後の粛清で懲りていたマスコミは煽らなかったが、この時の日本には仁午軍乱の記憶が未だに濃く残っており、世論は過激に反応してしまう。

日本政府もこの件については激怒し、防衛のために済州島(※2)に駐留させていた海軍第13海兵連隊(※3)第1、第2大隊と装甲巡洋艦1隻、防護巡洋艦2隻の派遣を決定、清国にその旨の通達を行う。

当然ながら、清国はこれを北京協定違反と激しく抗議をしたが、日本はこれは協定違反では無いと主張、同様の被害を受けたイギリスやアメリカも日本の行動を支持したため、抗議以上の行動は取れなかった。

この部隊の派兵と前後して、日本は政変中に在留日本人が清国軍によって加害されたとされる日本商民殺傷事件に関する責任と公使館襲撃に関する責任の追及のために、前内閣総理大臣であった徳川慶喜を特命全権大使に任命し、交渉団を派遣清国に派遣した。

これを受けた清国は北京の玄関口である天津を交渉の舞台とし、北洋通商大臣であった李鴻章に全権を委ねて交渉にあたらせた。

こうして1894年7月7日に天津にて日清間の協議が開かれることになる。この席で徳川慶喜は漢城市街で清国軍人によって在留日本人が多数殺害・略奪されたとして清国を厳しく非難し、皇帝による謝罪と賠償金4000万円の支払い、そして関わったと思われる軍人の即時引渡し、日本主導による事件の調査を要求した。

対する清国側は、漢城における日本商民殺傷事件や公使館襲撃は暴徒化した朝鮮の軍民によって引き起こされたものであるとして清国軍の関与を否定し、日本側の要求をすべて拒否する。

当然、日本側はこの言い分に反発し、射殺した人間の装備や捕虜の証言、装備などの証拠を出すが、李鴻章はそれでも自らの言い分を変えず、交渉は開始直後から暗礁に乗り上げてしまう。

なぜこの時、李鴻章がここまで頑なに日本側に譲歩しなかったかと言うと、この時の彼の立場がこれを許さなかったからである。

この時の清国の中枢では実権を握る西太后派の勢力と自らが実権を取り戻したい光緒帝派の勢力との政争が激化しており、下手に日本に譲歩してしまうと李鴻章自身がその地位を追われかねない状況にまでなっていた。

最も、そんな事は日本とってはどうでも良く、徳川慶喜は1894年8月1日に李鴻章に最後通告を実施するも李鴻章はこれを黙殺してしまう。これを受けた日本側は交渉の中止を決断、交渉団に帰国を命じるとともに軍の動員を開始する。

一方の李鴻章はこの一連の流れによって日本との戦争は避けられないと判断し、軍の動員の許可を光緒帝に求める

清国上層部の間では、李鴻章を北洋通商大臣から解任して日本の要求を全て飲むと言う選択肢も考えられたが、西太后の強硬な反発によってこの選択肢は早々に流れてしまう。また、この際、日本との戦争で西太后派の勢力を一気に削ってしまおうと言う光緒帝派の思想も合わさり、最終的に皇帝もこれを許可する。とは言え、国境でのロシアでの睨み合いが続いていたため、北洋通商大臣の指揮下にあった軍に限って動員を許可する。

限定的とは言え光緒帝から軍の動員許可を得た李鴻章はただちに北洋艦隊所属巡洋艦の護衛の下、1個師団を朝鮮に派遣、朝鮮駐留軍の指揮下に入り、朝鮮での防備を固める事を命令する。

この動きを察知した日本側は、朝鮮在留邦人および公使館職員に日本への帰国を命令、公使館防衛にあたっていた第13海兵連隊を仁川まで下げさせ、援軍として済州島で待機していた第12海兵混成旅団および第13海兵混成旅団の各種部隊と合流させる。また動員が完了していた陸軍第8歩兵師団と海軍第3陸戦師団、海軍第2常備艦隊を済州島に送り、いつでも戦争を始められるように動き始めた。

330825:2019/03/17(日) 20:10:23 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
もちろん、平和への動きもなかった訳ではない。この戦争で清国が弱り、ロシアのアジアでの影響力が拡大されるのを恐れたイギリスは日清の調停に乗りだし、さらに、日本の勢力拡大を警戒していたロシアもこの動きを支援し始めた。しかし、イギリスの調停案は日本に有利すぎると清国側が拒否、ロシアもドイツとの対立からあまり派手に動けず、結局は日清の対立を緩和させることには失敗してしまう。

そして、1894年、アジアの二大大国は戦乱のへと突入していく事になる。

(※1) 日英米三カ国連合艦隊編成
日本
装甲巡洋艦×1隻
防護巡洋艦×2隻
アメリカ
防護巡洋艦×1隻
イギリス
装甲艦×1隻
装甲帯巡洋艦×1隻
砲艦×1隻


(※2) 北京協定によって日本に割譲されて以降、大規模な軍事拠点として整備されており、大規模な軍港や軍の物資貯蔵庫や基地が建設されるなど対馬と並んで日本の重要拠点とされている。

平時は第9警備艦隊(装甲巡洋艦1隻、防衛巡洋艦4隻、水雷艇駆逐艦3隻、砲艦2隻)と海軍第12海兵混成旅団、第13海兵混成旅団が駐留している。


(※3) 第13海兵混成旅団の中核を担っている部隊で、3個歩兵大隊で編成されている。交代で1個大隊が東京条約以降在朝鮮公使館の警備として朝鮮に派遣されている

331825:2019/03/17(日) 20:12:12 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。

話数のミスや文章が途中で途切れているなどのミスがあったため、多少文を増やして再度上げさせていただきました。

wiki への転載はOKです

332トゥ!ヘァ!:2019/03/17(日) 20:48:58 HOST:FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp
改定乙です

333New:2019/03/17(日) 21:05:24 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
改訂乙

334ハニワ一号:2019/03/17(日) 22:47:45 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
改訂乙です。
>>320
水面下でインドネシアの独立派に軍事指導や資金援助・武器弾薬の援助などの支援をしていそうですね。

335名無しさん:2019/03/19(火) 18:40:15 HOST:pw126233228064.20.panda-world.ne.jp
改訂乙です、朝鮮のやらかしで戦争になってしまった日清の上層部は頭を抱えていそうですね!。

336ハニワ一号:2019/03/19(火) 23:15:42 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
日清戦争後か日露戦争後のどちらになるかわからないが戦争後に朝鮮に対して容赦ない処分が行われるだろうな。

337名無しさん:2019/03/20(水) 01:22:23 HOST:i118-21-185-243.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>336
やるなら周辺情勢が一先ず安定する日露戦争後だろうね
転生者組から見れば状況的に日清戦争後に史実通りロシアとも遣り合うことになると
判断するだろうしそうなると半島に構ってる余裕は無い




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