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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその67
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少女祈祷ちゅ―――馬鹿無礼中…
「……っ痛、う、うう、あったま痛ぇ」
玉城さんはそう言って起きました
「あ、起きた」
「兄様大丈夫ですか?」
ぐらぐらする頭と視界
玉城さんを覗き込んできたのはピンク色の髪の少女と、紅い髪の女性です
玉城さんは彼女たちを知っています
ピンク色が玉城さんの幼なじみであるクララ・ランフランクちゃん、紅色が玉城さんと夢を語り合ったことのあるマリーベル・メル・ブリタニ―――マリーベル・ランペルージさんです
「あれ…?クララ…マリー…?俺、どうなって…?」
玉城さんの疑問にマリーベルさんが答えます
「兄様は飲み過ぎで泥酔なさってフシミン様に御無礼を働き、怒ったV.V.おじ様にルルーシュたちの、つまりわたくしたちの輪に放り込まれた後、コゥ姉様に抱き着いて殴られましたのよ?」
マリーベルさんは少し、いえかなりお怒りの様子です
怒っているのはマリーベルさんだけではないようです
「お兄ちゃんはコゥお姉ちゃんに殴られた後に気絶してたんだよ! もうっ、お兄ちゃんにはクララがいるのにコゥお姉ちゃんにデレデレして!」
クララちゃんも怒っていました
理由は明白です
クララちゃんは明確な、マリーベルさんは密やかな、玉城さんへの恋心を懐いているからです
好きな男性が別の女性に抱き着いた
これはクララちゃんとマリーベルさんにとっては面白くないことでしょう
どうして自分に抱き着いてこないのか
といった、嫉妬の感情も沸き上がってくるというものです
馬鹿に恋する馬鹿な少女たちなのです
玉城さんこんなどうしようもないお馬鹿さんなのに、実は自分も美女美少女からモテモテなのです
しかして残念なことに玉城さんにはわかりません
クララちゃんのようにきちんと言葉にしても、それでも悩める乙女心を十全に理解するには察する力が無さすぎるからです
マリーベルさんのお気持ちになど微塵たりとも気づくことはありません
馬鹿ゆえに
「全然記憶にないぞ」
当たり前です、気絶していたのですから
ですが玉城さんの気持ちは、気分はまだいいままです
ふわふわ、ふわふわ、ふーわふわ
まだ酔いが醒めていないからです
酒癖の悪い玉城さんらしい、というところでしょうか
「クララの言葉を華麗にスルーしたあ!」
「クララの妄言はスルーなさっても結構ですよ」
「なんのことだよ」
甘い流れは玉城さんに似合いません
鈍くて馬鹿な玉城さんは二人の少女を見比べてぼけーっとしております
するとそこへ
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