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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその67
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その間も、玉城さんは「フシミーン、今度俺用にエロ本描いてくれよー」と、この場にいるやんごとなき逸般人の頂点でありますフシミンさんに声をかけます
「玉城君、酒は飲んでも呑まれるなという言葉を知っているか?」
フシミンさんも泥酔玉城さんをたしなめます
「いいじゃないかちょっとぐれーよぉ、今日は無礼講なんだからよぉ」
自分が誰に向かい口を聞いているのか、馬鹿ゆえかアホゆえか、わからない玉城さんは気にしません
世界中の貴人たちから一般市民まで幅広く知られている人物なのに、知らないからこそ玉城さんは気にしません
「無礼講といっても限度があるぞ。嶋田君やモニカさんやユフィさんが揉めたりするように絡んだり、山本君の頭をはたいたり、少しやりすぎだろう」
そんな玉城さんをフシミンさんは柔らかく注意します
酒は飲んでも呑まれるな
当たり前のことなのです
フシミンさんの背後でいつの間にか待機していた幾人かの黒い服を着た男性たちが危うく動きそうでした
でもフシミンさんが手をかざすと黒い服の男性たちは下がります
「堅いこと言うなよフシミ―――ん?」
まだまだ平気そうな玉城さんでしたが、フシミンさんに絡んだところで後ろから引き倒されてしまいました
「ふぎゃっ!」
ふらふらの玉城さんに足払いをかけながら小さな手で服を掴み引き倒したのは、白い衣服と黒いマントを着た踵にかかるほどの長髪を持つ少年でした
V.V.さん、V.V.邸の主にして今回の慰労会のホストで幹事であります
「まことに申し訳無い伏見宮でん―――フシミン殿。御貴殿が御承知の上とはいえ、この馬鹿を招いたのは私の娘です。非はホストである私に」
「いや、構いませんぞV.V.殿。彼もまたこうして縁があり我々と知り合ったわけですからな。そう、一般人である我々と」
「そう言って戴けると助かります。……おい馬鹿、あっちに行くぞ」
普段見られないV.V.さんの堅苦しい言葉遣いを見ていた玉城さんは「おっさんが変になった」と口走っていましたが、V.V.さんは気にも留めずに玉城さんを年少組の元へと引きずっていきました
「V.V.、いやV.V.殿下と玉城君か。彼らもまあまったくあり得ん不思議な巡り合わせをしたものだな」
フシミンさんは、コノミンさんに話しかけます
「ええまったく。ですがしかしそれは我々とて同様にです。この世界で玉城君と、あの玉城と縁ができるとは思い描きもできないことでしたからな」
「確かにな」
フシミンさんとコノミンさんは杯を鳴らしてご機嫌気味に飲み干しました
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