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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその67

321名無しさん:2018/09/09(日) 16:05:09


「よーう!嶋田のおっさん飲んでるかー!」

ドン

玉城さんは嶋田のおじ様の肩を付くように叩いたりします

「え、ええ飲んでますよ」
「相変わらずパツキンのネーチャン侍らして、ユフィも手込めにしてんのかーい!」

適当に思い付いたことを口にする玉城さんは、嶋田のおじ様の隣にいたストレートロングの金髪をしたお姉さん、ナイトオブトゥ…NO、モニカ・クルシェフスキーという名をした何処かの貴族と同じ名をした女性からの鋭い眼差しに気がつきません

「この無礼も―――」
「いいからいいからモニカさん、彼はお酒が入るといつもこんなだろう?抑えて抑えて」

モニカさんが腰に手をやり、しかし普段着のいまは帯剣していないことに気がついて、嶋田さんには止められて、おまけに

「ただの居候様は怒りっぽくていけませんね。玉城さんのお人柄を一方なりとご存じであるのでしたら軽く受け流すくらいのことはなさらないとまいりませんのに。ね、シゲタロウ」

モニカさんは、V.V.さんの姪の一人で長い桃色の髪をした、ブリタニアの皇女ユーフェミア・リ・ブリタニア―――に似たユーフェミア・ランペルージさん、ユフィさんという女性にたしなめられてしまいました
ユフィさんはV.V.さんの姪なだけあって、玉城さんのこともよくしっています
とくに酔ってしまった彼のことはまともに相手をしてはならないことも
もちろん、内心ではユフィさんも玉城さんが嶋田さんへご無礼を働いたことや、自分たち三人の微妙な相関関係を揶揄されたことに嫌な思いをしておりました
しかしそこを「玉城さんだからこんなことくらい平気で口走る」と、我慢したのです
そうです、お隣に悠然と座る嶋田さんのように
そうして彼女は静かにさりげなく嶋田さんの手を握ります

「くっ、わかりました。ですが、ユーフェミアさ―――んは、まずその手をお放しくださいませ。嶋田さんがお料理を食べられません」

怒りをぶつける先を喪失した何処かの騎士と似たモニカさんは、ユフィさんの手が嶋田さんの手を握っていることに気がついて慌てて引きはなそうとします

「どうしてわたくしがクルシェフスキー卿の仰ることを聞かなければなりませんの?」
「嶋田さんがお困りになるからです」

クルシェフスキー卿というのが何処の誰のことかはわかりませんが、モニカさんの言うことをユフィさんは聞きません
でもモニカさんは嶋田さんが困ると言い切ってはユフィさんを嶋田さんから引き剥がそうとします

「困りますのシゲタロウ?」

ユフィさんは上目遣いで嶋田さんを見ます
目が潤んでいます
反則です

「い、いや、困るというか」

ユフィさんの反則攻勢に嶋田さん、困っています

「困りますよね嶋田さん?」

モニカさんも上目遣いで嶋田さんを見ます
やはり反則です

「困らないというか…ぼそ(どうしろというんだ!」

モニカさんの反則攻撃に嶋田さん、困っています

手を放さないユフィさんに、引き放したいモニカさん
二人に挟まれた嶋田さんは非常に困っています
あちらをとればこちらが立たず
こちらをとればあちらが立たず
といったところでしょう

「嶋田のおっさんモテモテで羨ましいぜー!」

原因を作った玉城さんは我関せずそんな彼と彼女たちを煽りながら、ふらふらと歩いては、続いて目についた坊主頭をはたきます

パーン!

肌を打つ音が鳴り響きました

「山本のおっさんもいつものパツキンネーチャン侍らしてお熱いねー!」

次なる標的にされた山本さんは頭をはたかれたことは別段気にしないままに忠告します

「飲み過ぎではないのか玉城君」

忠告しながら山本さんは、はたかれた場所を撫でさすってきた自分の隣に座る金髪の長い髪をした女性に「ありがとうリーラ」とお礼を言います
もうなんだか二人の間には自然とした甘い香りと空気が漂っております

「もう、いっくんは甘いんだから」

山本さんの頭をさするリーラさん、リーライナ・ヴェルガモンさんという、こちらもモニカさんと同じく、何処かの貴族と似た女性は玉城さんを睨みながら言いました

「こんな方には一発強めのをお見舞いして差し上げた方が宜しいですわよ?」

ですが山本さんは「宴席では多少は無礼講ということで気にせんよ」だそうでして、特に怒ってはいない様子でした




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