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中編以上のネタの書き込み その57

492影響を受ける人:2018/03/24(土) 23:00:17
この作品にはTS要素が含まれています。
オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。
最低系である最強要素があります。というか、ほぼメアリー・スー状態です。
オリジナル設定、個人的解釈が入っています。
流血・グロイ表現が有ります。
それでも良い、という方のお読みください。



提督憂鬱×ストパン+零
第百二十八話 ―底から見上げる空は、どこまでも青く広く―

今日、坂本美緒と竹井醇子は、病院を訪れていた。
入院している親友を見舞う為に、ようやく時間が取れたのでやってきたというわけだ。
扶桑海戦後、激闘の疲れがドッと出た学兵組は、全員もれなく基地に到着した後眠りについた。
というか、寝室までどうやって歩いたのかわからない。
後から聞くと、ちゃんとに返事をしたというのだが・・・

無意識と言う物は恐ろしいものだ。
翌日の昼まで寝続けた一同は、旗本サエの怒号により飛び起き、急いで書類を作って提出した。
その書類もあまりい出来ではなかったため、旗本の怒号が再び木霊したという。
そんな事がったが、缶詰にされた北郷章香よりかはかなり良い。

「・・・思っていたよりも雰囲気が暗くないね。」
「うん。初めてきたけど、明るくて暖かい感じがする。」

初めてきたウィッチ専用の医療病院は、木造で窓が大きいと言う事もあってか明るめだ。
中にはちょっとした庭が有り、ちょうどよいサイズの木は、夏場にはよい日陰を提供してくれるだろう。
ベンチに座って日向ぼっこをしているおばちゃんもいれば、義足に慣れる為に歩いている同年代の少女もいる。
あの子は学兵だろうか? 見た事が無いので法術士学校の方かもしれない。
古くからある由緒正しい病院で、九曜葛葉が責任をもって設立した。

魔力特有の病気もさることながら、魔法を使った治療を研究する研究所の側面も持つ。
産婦人科もあったりするので、ある意味総合病院とも言えた。
清潔ながらも、木の温もりを存分に味わえる廊下を歩いて行き、目的の場所にたどり着く。
扉を叩くと、中から返事が来た。
すぐさま扉を空けると、中では若本徹子が義手を使ったリハビリをしていたる最中だった。

「あれ? 御袋たちかと思ったのに。」
「「・・・ッ!?」」

思わぬ来訪者に驚きの声を上げた徹子であったが、二人はあまりにもガラガラ声になった親友の声に驚いてしまった。
更に容姿も変わっていた。
前髪以外の髪の毛が白くなり、左目が血のように赤い。

「ようやく暇になったからね。お見舞いに来たんだよ。」
「徹子ちゃん。リハビリ進んでる?」

変わり果てた親友の姿におもわず泣きそうなった美緒であったが、何とか堪えて花束を渡す。
徹子は礼を言いつつも、醇子に対して苦笑して答えるて病院食に文句を言う。

「味が薄くってさ。食べた気にならないんだよ。」
「そうなの?」
「そうなんだよ。だからさ、売店で何か買ってきてくれないか?」

ねだって見たが、二人とも苦笑して窘めるにとどめた。
その反応がわかっていたのか、あっさり諦めてリハビリの続きを始めた。
リハビリの内容は“【念動】用いて義手を動し、折紙を丁寧に折る”事。今のところ成功したのものは無い。
以前にも述べたような気もするが、ウィッチは基本的に全ての事を行える。
全てとは、現在特殊能力と分類されている能力全般だ。

【未来視】【空間把握】【怪力】【発火能力】等々、これらの能力をウィッチは普通に行使で来ていた。古代のウィッチ、ウィザードたちは、
それを確認した九曜葛葉は、その能力を維持しつつも血統を絶やさぬようにしようとした。
不老長寿である彼女に時間は大量にあり、実行するのにも陰陽師であった事もあって、この計画はすんなり進んだ。
それでも多少の劣化は有ったものの、他国に比べれば遥かに高水準のウィッチが存在出来ている。
ウィッチの数も原作よりも増え、まさに計画通りと言えよう。

その計画の成果により扶桑皇国のウィッチは、四肢が欠損したとしても【念動】により義肢を動かす事が様に出来た。
特化タイプに比べれば、圧倒的に性能は低いのが玉にきずであるが・・・
もちろんそれ相応の訓練が必要だが。
あまり良い話ではないが、体に障害を負ったウィッチは、能力が発現したり強化される傾向が強い。
徹子もその例にもれず、身体強化の一つである強くなった【念動】を、必死に用いて腕を動かす訓練をしている。




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