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中編以上のネタの書き込み その57

292影響を受ける人:2018/03/10(土) 20:32:49

※ウィッチは潜在的な人類の脅威であり、人類の発展を妨げる癌である。
※人類の発展を促すには彼女等の排除が必要。
※ネウロイに対しては人類が作り上げた技術で対抗していけばいい。

発展を妨げているというのは少しだけあっているかも知れないが、生活に根差しているウィッチを全て排除する事など不可能。
男性の遺伝子にも含まれているし、全ての人類がある意味ウィッチやウィザードの子孫ともいえる。
それに現状の解決策が全く入っていない。支離滅裂な説明に胡散臭さもあって、誰からも支持されていない。
それでも、一定の支援者がいるというのだから、人間と言うのはわからないものだ。
堀井派の男は、そんな彼等の力を利用して実権を取り戻そうとしていた。

「ここか。」

目的地に着いた男は軽く戸を叩き、到着した事を伝えた。応答は無い。
訝しんだが急いでいた男は「失礼する」と言って、勢いよく戸を開く。

「返答ぐらいしt・・・」

少々イラついていた男は、戸を開いた勢いに任せて室内に入り・・・血溜まりを踏みつけた。
男の目の前には肉塊が散らばっている。部屋中に血しぶきが新たな絵画となり、天井に着いた血と汚物が滴となっておちる。
内蔵が丁寧に飾り付けられ、部屋をより一層狂気に彩る。
へたり込んだ男を介抱しようとした取り巻きが、部屋の惨状に悲鳴を上げて胃の内容物を逆流させた。

惨状が広がる部屋の中で、黒い何かがこちらを見た。
手にしていた人物の首をへし折り、ゴミの様に捨てながらにたりと笑う。
気が付いた部下が誰何しようとすると。その場にいた全員が、わけもわからぬ力で強引に部屋に連れ込まれて戸が閉まる。

「あはぁ♪」

楽しそうな。本当に楽しそうな声で割った女は、只々黒いという印象しかない。
狂気の笑みを浮かべ。眼差しは冷たく、虫けらを見る様に見ていた。

「お、お前はいったいd「じゃぁ。生まれてきた事を後悔して。」

男が、なけなしの勇気を振り絞って問いかけようとして遮られ。

「死ね。」

宣告が下った。

ある者は頭から押し潰され。ある者は生きたまま足から輪切りにされ。
ある者は生きたまま解体され。ある者は燃やされ。
ある者は削られ。ある者は小さく、細かく千切られ。
ある者は逆さまにされて、股から裂かれ。ある者は仲間の肉を内蔵が割けるまで食わされ。
ある者は・・・ある者は・・・・・・ある者は・・・・・・・・・

最後まで生きていたのは一人だけ。

否、“一体”だけ。

身体を滅茶苦茶に破壊しては歪な形に回復させ、再び破壊しては回復を繰り返す。
出来上がったモノは生きた肉塊。肌色の球体。
部屋の中央に鎮座する球体状になったそれは、もはや人としての尊厳などなく。
何処が顔なのか、どこが手足なのか、どこが胴体なのか。わからない。
惨状は、仲居がやってきて悲鳴を上げるまでそのままだったと言う。

その光景を黒い狐が歪んだ笑顔でみていた。
取り込まれ、自我を無くしてもなお、守護という思いは残った。
主を守るという純粋な思いは歪み切っていたが、主の意向は守っているつもり。

「キュルルルゥゥゥゥ・・・」

月夜が美しい空で、黒い狐が舞う。
人々は言う。黒い狐に気を付けろ。目を付けられれば地獄に連れて行かれる。
白き狐が眠りし時。隙をついた黒き狐が得物求めてさまよう・・・と。



以上です。黒曜の異常性が伝わればいいな・・・




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