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中編以上のネタの書き込み その57

24影響を受ける人:2018/02/19(月) 22:17:03

「いかにウィッチが多いとは言っても、新兵じゃ話にならん。」
「これからは派遣した戦力が戻ってきますから、そこから・・・」
「そんなのは当たり前だ! それよりも彼女達が持てる武器の向上をだな・・・!!」
「陸軍の通常兵器は依然述べたのと変わらんが、陸戦ウィッチも増やしたい。そう思わんかね牟田口君。」
「この世界に来てからハッチャケてませんか、山下さん。」

なんだかんだで始まった大騒ぎを尻目に、山本五十六は完食して優雅に御茶を飲む。
その隣では「海保にも予算まわして欲しいな。」とか、「うち等もパイロット救助に動いたんだけどなぁ。」と言う南雲が寂しそうに一同を見回していた

「一応この世界では蛮行する輩はおらんから。無理ではないか?」
「ですよね〜・・・ はぁ。」
「だからこの世界でも海軍はいればよかったのだ。そうすれば苦労もしまい。」
「そうかもしれませんけど・・・ 御馳走様でした。」
「そういえば・・・ 嶋田については聞いているか?」
「一応は・・・」

二人はこの場にいない功労者を思う。
別働隊の侵攻。この報告に対して夢幻会はもちろん、大本営も大混乱したという。
何しろあれほどの戦力が、二つもあったとは考えられなかったからだ。
しかも、片方の一体はどう聞いても現状の戦力で倒せるかどうかという怪物。
それを仕留めた九曜葛葉に対して、夢幻会の感謝はどれほどのものになるのか。

だが同時に、一個人が持つには逸脱した戦闘力を危惧するメンバーも出ている。
こればかりはどうしようもなく。説明に来た分体に如何こうしても意味が無い。
以外に冷たい反応を示す分体に夢幻会は戸惑ったが、「辻正信を元にしていますので」と言うと一同納得。
約一名が反論したのだが、誰からも無視された。
それはともかく。それほどの力の持ち主でも負傷し、現在休眠に入っているという。

見舞いに行きたいと言ってみたが、あっさり首を振って断りを入れられた。
場所さえ教えてもらえればと言うと、こちらも駄目。
何でも昔、まだ今ほど信用されていない時期があり。九曜を快く思わない人物達が暗殺しようとした事があったそうだ。
その計画は有る事が切掛けで中止・・・と、いうか。破壊されてしまった。

「防衛本能と言える黒曜が、関係者すべて皆殺しにしたから。か・・・」
「眉唾物ですよね。」
「事実は小説より奇なりとは言うがな。」

実際、彼女が動いたという記録は無い。
しかし・・・ 彼女は存在するのだ。事実を知るのは数日後の事である。

――某日某所:某料亭――

堀井派は粛清対象になった。
その事実が知れ渡ると、離れようとする人物たちが溢れ、引き留めようとする上官が走り回った。
しかし夢幻会、九鬼大将と言った面子が全力で職権を行使。次々に逮捕しては牢屋に送り込んでいく。
それでもなお逃げ回る堀井派は、悔しさに歯を食いしばって打開の道を探っていた。
それが、国に対する反逆だとしても。

「先方の方が、先にお見えになっています。」
「そうか。」

そう言って堀井派で唯一残った重鎮が、取り巻きを連れて足早に料亭内を移動する。
この料亭は先方がよく利用する場所らしい。
先方・・・ウィッチ脅威論を展開する、扶桑皇国の中では異端と言える一派だ。
曰く・・・

※ウィッチは潜在的な人類の脅威であり、人類の発展を妨げる癌である。
※人類の発展を促すには彼女等の排除が必要。
※ネウロイに対しては人類が作り上げた技術で対抗していけばいい。




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