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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその64

41名無しさん:2018/02/18(日) 20:41:44

「元々そのけはあったんだけどね。クララがシンイチロウへの恋心を抱いたのが初めてあった日からの一目惚れだったとするなら、片思いの期間はもうじき10年になる。一途なんだよあの子は」

クララ・ランフランクは一途だ。誰よりも一途で誰よりも純愛に生きていて、それが故にひとつにして最大のピースが欠けてしまえば全てが揺らいでしまう危険性をはらんでいる

「そんなクララさんがただひとりライバルとして認めたマリーベル殿下へ、自ら辿り着いた事の真相を語らないはずもない。どうです?」

ライバルとは敵対関係にあり
だが敵対関係にありながらも志を同じくする同志とも取れる
クララは恋破れたとしてもその相手がマリーベルならば素直に祝福し、逆もまた然り
二人はそんな関係である。が故に二人が譲れない玉城真一郎という男性に危害を加えようとする存在は存在自体を許さないのだ

「ま、ほぼほぼそうなるね。あの独占欲の塊みたいなクララが認めたマリーベルにならシンイチロウの死の真相を話すだろう。そうさ、マサノブ。君の答えに間違いはないよ。クララはマリーベルに話す。クララとマリーベルは」

V.V.の言葉を辻が引き継ぐ

「復讐に走り、周囲の意見などに耳を傾けることなどなくなってしまうてましょう。なにせマリーベル殿下もマリーベル殿下でクララさんと似たり寄ったりな恋してますからね。青春・・・そう考えられるのは玉城くんが元気であればこそ。彼が欠けた瞬間に彼のお二人はディザスターやカラミティ、いや下手を打てばカタストロフへと早変わりです」

「はぁ、まさかあのお馬鹿が太平洋経済圏のバランサーのひとつになり得るなんて考えてもみなかったよ」

クララとマリーベルの復讐は南ブリタニアの災禍、災厄、崩壊、に繋がりかねない危険性がある

「マリーベル殿下はご自身の危険極まるギアスを用いてまで大グリンダ全軍を投じて、クララさんもまた自身の危険なギアスを駆使して、南ブリタニア諸国への無差別攻撃を開始していたことでしょう。事によってはご自身方が自ら動いて周囲の被害など顧みずに容疑有りな人物がいるかもしれないというだけでその都市を灰塵に帰したりと破壊マシンと化してしまいます。それができるだけの戦力を貴方の弟さんはマリーベル殿下個人に与えてしまっておりますので」

「アヴァロン級まで含めた浮遊航空艦艇10艦超、10個騎士団超の地上軍に天空騎士団4個、空母打撃群1個、遠征打撃群2個、補助艦艇多数。もう一国の軍隊だよ。こんなのがマリーベルのギアスを受けて無差別攻撃に動き出せば立派なカラミティだ。どれだけの犠牲が出るか」

「大都市圏も無関係で行くなら3桁の犠牲も有り得ると考えます。南ブリタニアも人口多いですからね・・・そして、そうなってしまえばユーロブリタニアがブリタニアの弾劾を始めるでしょう。南ブリタニア諸国との繋がりが一番深いのはユーロブリタニアですから。その先で対応を誤れば待っているのは日ブとユーロブリタニアの協定崩壊、南ブリタニア諸国とユーロブリタニアの同盟および神聖ブリタニア帝国への宣戦布告の可能性です。第二次北南戦争ですよ。日本側としては条約に基づきブリタニア帝国側で参戦となりますが、戦場は我々の庭と我々の本土。最終的には勝てるでしょう。ですが疲弊した日ブを見てオセアニアは北進を開始します。第二次太平洋戦争。或いはユーロピア共和国連合や大清連邦・高麗までも参戦しての第一次世界大戦の勃発となります。最後は進退極まってのフレイヤ乱れ撃ちでもしますか? 世界の終わりですよ。玉城くんが生きていたことでその心配は無用となりましたが。ま、最悪に最悪が重なって大凶を10回連続引けばそれはあり得た話でした」

「そうなる前に僕らが止めるからね。シャルルも国主としてそのくらい覚悟してるだろうし。なんにしても、なにも喪われずに済んで良かったよ・・・でも」

「彼等ペンタゴンには慰謝料の請求をしなければ、いえ払ってもらわなければなりませんね。我々を舐めてくれたツケを、ね。クララさんは真相に辿り着いたようですがマリーベル殿下にも?」

「知ってるよ。だから一気に攻勢へと転じた。ただし、周囲に被害を及ぼさないよう注意を払いながらね」

「玉城くんが生きていたから、なのでしょうね。といって変に一般人である玉城くんへ警護要員など付ければ却って玉城くんこそがマリーベル殿下の弱点であることを気取られますので警護を付けたりはしませんが」




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