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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその64

335202:2018/03/11(日) 15:20:51




「注意されたからじゃないけどな 俺はユフィの事を一番見ていたよ キミの振り袖姿を見るのはお正月以来だからね」

「シゲタロウ……」

なにやら良い空気 良い雰囲気が醸成されてきた。
そんな空気に身を任せた嶋田は 引力に引き寄せられるようにして。
ユーフェミアも磁石に引き寄せられるようにして。
お互いに伴侶の肩を抱きながら「ハアハアっ あーっ 死ぬかと思った」「なにやってんのお兄ちゃん」「そんなお急ぎにならずともお料理はまだ」「こんな高級な酒にメシをちんたら食ってられっか!! たらふく食って食い溜めしとくんだよ!!」

二人の顔が 唇が。

静かにゆっくりと 近付いていった。

「―――」

声も音もなく重なる嶋田とユーフェミアの唇。

「―――」

湿り気を帯びながらも温かい唇の感触。

それは紛う事なき確かなる口付け。

「―――」

夫婦なのだからして何らおかしな事ではない。
嶋田の家 ユーフェミアと二人で住むあの家で夜毎愛を確かめ合っている間柄だ「あれ? なんだよもう切れちまってんじゃんよー お〜いっ! お銚子一〇本おかわりーっ!」

特にここしばらくはユーフェミアの大切な日である事も関係して 時間を懸け愛を交わしていた。
日を跨ぎ 暁を迎える手前まで愛を囁き合いながら。
互いの仕事に支障をきたさない程度に。
加減こそ無くとも程良い時間で愛しさと切なさに包まれて眠りに就く。

今更キスの一つ二つで恥ずかしがる物でも。

重ねられた瞬間のように静かに離される唇。

「キミの唇の味がとても美味しいよユフィ」

「あなたの唇からはお酒の味がしたわ」

「ユフィ」

「あなた」

離れた唇がまた戻ろうとしている。

夫婦の愛を紡ぐ その為に。

だがそれは寸前の処まで来て適わず止められた。
宴席の主催者でもあったV.V.によってだ。

「ん゛ん゛っ!」

咳き込むような声にハッとした二人は俊足を以てして身体を離した 離れたといっても肩と肩はぴったんこ「んぐんぐっ! ごくごくっ! うめー酒っっ!!」




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