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中編以上のネタの書き込み その50
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(マダダ!)
「■■■ゥゥッッ・・・!」
カット目を見開き、魔力刃を展開している尻尾を全力で振り回す。
主の意思に応じて動き出した尻尾が、黒い大地に触れては火花を散らし、進路上の敵を斬り砕いていく。
突然の意味不明な攻撃に驚き、一同の攻撃が遅れた。
その一瞬の間。その隙を生かしていまだ背中にいる敵を、尻尾で切り刻み軽くする。
(マダ、ホウムラナイトイケナイテキガイル!!)
「■■■■■■■■■■■■■ァァァァァッッ!!」
切り刻み終えると、尻尾は最後の命令をこなした。
衝突時に砕けた右肩。その先から右腕を斬り飛ばし、自分を自由にする。
そして両足だけで気絶した壁を駆けあがった。
登りきれば味方の艦隊に攻撃を放つ目標がいる。
(アイツヲ、ツブスマデハァァァ!)
「■■ィ■■■■■■ィァァァッ!」
自分は死ぬ事ができない。もう目標を見失わない。
再び駆け出した徹子。先程までの勢いはない。
しかし戻ってきた理性が、今まで培った経験が、敵の攻撃を受けるのではなく避けるように。
射線を先取りして避け、当たる物は斜めのシールドで受け流す。
接近戦を仕掛けてくる相手は適当にあしらい、小型ネウロイは尻尾で邪魔になる奴だけ相手にする。
(アトモウスコシ・・・)
前に近接型が出てきた。足払いを敢行し、体勢を崩す。
体勢が崩れたの同時に跳躍、一度足場にして更に。
(アトモウスコシ・・・!)
また近接型が出てきたうえに、もう腕を振りかぶっている。
シールドを展開し、蹴って軌道変更。やり過ごしたら前へ。
(アトモウスコシ!)
突撃型が突っ込んできた。もう此奴等の相手など出来ない。無視する。
敵が撃ち込んできた。もう味方の被害など気にしなくなったのだろう。ジグザグに、素早く移動。
(ノチ、モウスコシ・・・ィ!?)
急に力が抜け始めた。最大制限時間、20分がやってきたのだ。
能力を制限する魔道具が、強制的に能力を中断させようとしている。
殆どの流血は既に止っている。しかし、まだ目標までが距離があった。
今ここで倒れるわけにはいかない。
(もうスコしナンダ! タのム!)
涙を浮かべて必死に頼み込む。これが最後のチャンス。
両足に思いっきり魔力を注ぎ込み、最後の跳躍をした。その力に耐えきれず、両足から血が噴き出て骨が砕ける。
その跳躍速度は今までで最高の速度。敵の頭上を飛び越え・・・それでもなお距離が少し足りない。
(アト・・・)
尻尾を前方に伸ばし、先っぽに円柱シールドを展開。尻尾を巻きつけて強引に引っ張る。
(すこシィィぃぃっっ!!)
酷使され続けた尻尾が千切れとんだが一瞥しない。けど、お礼は言った。ここまで役に立ってくれた体の一部だから。
今度は左腕に残された魔力を注ぎ込み、自身の守りは最低限に。
左腕が固まった血液で、魔力で無理やり固定化され十分な硬さとなり。
艦隊に夢中になっていた攻撃していた、無防備な列車砲ネウロイの側面を穿つ。
そして、属性が違う魔力を腕の先で生成し、
(やっ・・・タ・・・・・・)
列車砲ネウロイの中で大爆発をこした。
以上です。
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