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架空戦記系ネタの書き込み その86

910名無しさん:2017/05/01(月) 23:47:04
ワード解説


〇光田健輔
本邦におけるハンセン病を語るうえで恐らく避けられない人物の一人。
ハンセン病について長らく研究を重ね、研究者としては重要な発見(光田反応)への足掛かりを発見していたりするのだが、
無癩県運動の発端を担ったのでは?と推測されたり、ハンセン病患者に対して断種手術(ワゼクトミー)を行ったりと、
良くも悪くも医学的冒険者であり先駆者であった。栄光の階段を踏みしめながらも、同時に地雷を踏み抜きまくった人物。
現在における評価はどうやらかなり分かれている模様。とは言え、医学なんてのはトライアル&エラーの繰り返しなので、
そこまで責められたものでもない。詳しくはwikiなどを参照。



〇細胞透析
ハンセン病の原因であるらい菌を体外へと排出あるいは免疫系を外部から刺激して抵抗させる手法。
らい菌は感染力は意外に弱く、らい菌と接触した人の95%は自然免疫で何とかなるレベルである。
症状が進行していれば外科的な手法とあわせる必要があり、あくまで初期段階のそれを素早く治療するために使われる。
細菌そのものに作用しないため、らい菌の進化を促すリスクが低い。


〇ナノマシン投与治療
こちらはハンセン病の原因となるらい菌を特異的に認識するナノマシンを投与して治療する方法。
プロミンなどの治療薬を運ばせるキャリアーとして使う場合や、あるいは活動しているらい菌を集めて包み込み、
体外に排出させる場合がある。色々な作用を持つものが選択して使え、おまけに施術は注射器などで打ち込むだけなので、
痛みもなく時間もかからずに治療費も極めて安く済む。ただし、選択するものを誤るといきなりらい菌が進化するリスクがあるため注意が必須。


〇ハンセン病の外科手術
ハンセン病は顔の変形にとどまらず、体の各所に影響が及ぼされる。
その為に、外科的な手法によって改善をするケースもある。
日企連の場合、駄目な臓器や皮膚を患者の細胞あるいは遺伝子から培養したそれに置換することも可能と思われる。



〇ハンセン病の治療
プロミンは1943年にハンセン病に対し有効であると判明している。
それまでは大風子油による治療か民間療法などでの対処が行われていた。
大風子油を使うことも民間療法に近いのだが「使わないよりはまし」と判断されていた。
現代でも未だにアフリカ インド 南米 東南アジアを中心に発症者が出続けている模様。


〇インフォームドコンセント
ざっくりいうと、説明をして理解してもらって合意を得た上で治療を行いましょうという考え方。
似たような概念のヘルシンキ宣言は1964年に採択されたが、それまでは医者が決定していた。
説明しても拒否されたなら、それがいかなる理由のためであれ、医者はその方法を使わないほうが良い。
そう、それが200年もの時間を経て洗練された治療法であったとしても……




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