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架空戦記系ネタの書き込み その86

17yukikaze:2017/04/10(月) 23:19:31
17試高高度要撃戦闘機 烈風改(改正後)

全幅  14.5m
全長  11.0m
全高   4.23m
翼面積 23.50㎡
自重  4,200kg
全備  5,700kg
発動機 三菱『木星』21型(2,200hp)中島『勲』21型(2,400hp)
速度  656km(高度6,500mで『勲』搭載機は672km。高度1万メートルでは、それぞれ602kmと620km)
上昇力 6,000mまで5分50秒(『勲』搭載機は、5分20秒)
航続力 1,200km(正規) 全速30分+1,600km(増槽あり)
武装  九九式二号20mm機銃5型×6(翼内・携行弾数各250発)
    五式30mm機銃×4(計画のみ)
爆装  三式ロケット弾発射器×4(内部には、R4Mロケット弾10発が携帯)

(改正前)
ちなみにこの主翼採用により、日本海軍戦闘機としては破格と言っていい20mm機銃6門を積むという
重武装戦闘機になったのだが、その反面、翼内の燃料タンクが、翼面積の兼ね合いからそれほど
大きくとることができず、航続距離についてはある程度妥協することになる。

(改正後)
ちなみにこの主翼改正に伴い、翼面積は試作1号機の30.86㎡から23.50㎡に大幅に
削減されている。
確かに揚力は速度の二乗に比例することを考えれば、翼面荷重が高ければ高速性能を
比較的得やすくなる半面、高高度だと揚力の媒体となる空気が少なくなるので、そのぶん
翼面積を確保する必要がある点や、翼面積の減少は、機関砲を片翼3門搭載しないといけない
関係上、翼内タンクの減少に繋がり、ひいては航続力の減少にもつながることにもなるのだが
そうした懸念に対して、堀越はまるで親の仇を見るかのように翼の図面を見ては、誰もが
唖然とする速さで、翼面積を削り取っていった。

その上で彼は、翼面積の削減分の重量を上回るレベルで、機体の構造強化と重装甲を組み込んでいる。
彼が手本としたのは、トラックで撃墜され改修されたF6Fであり、胴体内燃料タンクには、ゴムによる
自動防漏式だけでなく、12.7mmに対する装甲板を組み込み、コクピットの全周や胴体付近にある
翼内燃料タンクにも、胴体燃料タンクと同じ防御構造を組み込むなど、敵重爆への徹底的なまでの
反復攻撃が可能になるよう、機体構造と防御に気を使ったものになっている。

結果的に、試作2号機は1号機と比べて自重は1t近く重くなり、航続距離は大幅に減少し、
戦闘機との空対空戦闘能力も悪化することになったが、その反面、急降下制限速度は450ノット
(833.4km/h)を軽くクリアし、武装については20mm機銃を6門、3式ロケット弾発射器を4基搭載と
当時の日本においても最強の重武装を誇り、なにより「ちっとやそっと撃たれたところで、こいつは
落ちない。こいつは空飛ぶ戦車だ」と、『最高の雷電乗り』と言われた赤松貞明中尉が、B-29要撃戦後
に絶賛するなど、対重爆用戦闘機として考えれば、充分な能力を有していた。




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