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「現在、上海『奪還』軍こと第9・第10集団軍は租界外延部で戦闘中です。また、未確認情報ですが日米の主力艦隊が上海に接近中であるとの情報もあります。」
「なんだと…!」
揚子江河口から黄浦江河口へ入られたら、そこから上海までは10キロほど。
ということは。
「艦砲・・・射撃か!」
やる。
横っ面をひっぱたかれたなら。列強はやる。
「撃沈艦は、日本艦だろうな?」
「残念ながら、米砲艦パナイ号。米アジア艦隊旗艦および英第5巡洋艦隊旗艦への爆弾命中も確認済みです。
なにしろ、現地宣伝放送が『轟炸機隊大戦果』を報じていますから。」
最悪だ。
このままでは祖国は、米英との全面戦争に突入する。
「お分かりいただけましたか?」
「ああ、十分に。」
そして、自分はもはやこの目の前のいけ好かない男の祖国に頼るしかないことも。
ここまでやったのなら米国からの不信感増大は決定的。
資本援助は財界から今まで通り得られるだろう。妻の宋美齢は米国上流階級に人気が高いから。
だが、軍事となるとまったくもって期待できない。
もはや、クーデターで政権を追われた蒋介石があの男を捕えることでしか事態を収拾できない。
軍事援助はこの男の祖国、ドイツ第三帝国くらいしか手を上げないだろう。
ソ連?論外だ。
つまりは。
「喜びたまえ。ファルケンハウゼン中将。君の目論見通り、ドイツはわが国第一の盟邦となる。」
「愉快痛快であります。総統閣下。」
わざわざフューラーの言葉を使い、ファルケンハウゼンは笑った。
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